俺達は暗闇を歩く

【文章】
文章としてはある一定のレベルはある。
しかし、アクションシーンを書き切るにはいささか文字数が足りていないかもしれない。
戦闘シーンから感じる若干の淡白さはおそらくそれが原因かなと。

【設定】
平和な町に蠢く異形。今日も今日とて主人公たちは能力を武器に
化物共を倒しに街を駆け抜ける。のだが、現在6話までなので
これから組織の背景や、「無」の詳しい存在理由、彼らの能力の説明などが
語られていくのだろうというところ。そこの整合性次第で
この作品は大きく評価がわかれるだろうと思います。

【キャラクター】
ネーミングに西尾臭。能力の内容と名付けセンスはちょっとわかり難い。
というか読みにくい。もう名前はシンプルにしたほうが読者に分かりやすいと思います。
キャラクターに魅力があるかも今後のイベント待ちでしょう。
今のところどこかで見たことあるキャラクターと性格です。

【構成・内容】
あらすじと本文がスムーズに繋がっていない気がします。
第一話を見るかぎりループ世界のフラグが経ってますが、
まだ序盤なのでにんともかんとも。

【総括】
展開が序盤なので、総括としては弱いのですが、
未だ読み気を加速させてくれる要素がほとんど無いのが残念なところです。
世界観の説明と掴みの戦闘は終わったので、次のイベントで組織なり
無なりのある程度の設定ばらしをしつつ、物語が動くことを期待します。
現実から非現実への転換がお好きな方にオススメです。
今の時点で回避の有無は判断できません。
最終更新:2011年10月01日 15:37