【文章】
文末の謎の空白には目をつぶる。携帯用かもしれません。
地の文中で句点を多用し、擬似的に体言止めの様な役割を果たしていてちょっと新鮮。
でも少ししつこい部分もあり、あまり文章を書き慣れていないだけかもしれない。
【設定】
ちょっと能力に無理がある。
時空干渉系の能力はSFにとって上手く料理できれば光り輝くが
少しでも失敗すると致命的な傷跡となってしまう。今作は傷跡の方がデカイか。
物語のネタは悪くないだけに残念だ。レベル概念も一緒。
【キャラクター】
天然のほほん我が道をゆく主人公と、それを世話役相方。
好物ではあるのだが、如何せんあと少し描写をしてくれると
具体的な想像ができる。ホントに惜しい。
【構成・内容】
プロローグから始まり、物語の起がようやくついたという所ではあるが
やや急ぎすきた感があり、置いてきぼり感が出てしまったことは否めない。
【総括】
脳内映像は文章の細部に宿るということ逆の意味で実感してしまう作品でした。
扱うネタは悪くない。個人的にはwktkしたいのだが、描写不足が
もう一歩先に読み進む気力を削いでしまうのだ。あと場面ごとにあと2行でいいから書いて欲しい。
最終更新:2011年10月01日 15:39