26 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/10/01(水) 21:21:59 ID:0HheGk2P
母様は、わたしをおのこだと言っていた。
物心つくころにはわたしもそれを信じきっていた。
わたしには、夏目という友人がいる。
母様が亡くなって程なくして、わたしを助けてくれた人の子だ。
よく遊びに行くが、それとは別にこっそりと様子を見にいったことがある。
夏目は風呂に入っていたのだが、その姿を見て少し驚いた。
わたしには無い物が、その股の間に付いていたのだ。
わたしの場合、そこには一つ筋が通っているだけなのだけど、夏目のそこには、亀の首を伸ばしたようなものが付いていた。
あれは一体なんだったのか。
おのこであるわたしに付いていないものが付いている夏目は、おのこではなかったのだろうか?
それとも、おのこには本来あれが付いていて、わたしが変なのだろうか?
27 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/10/01(水) 21:22:32 ID:0HheGk2P
いくら考えてもわからなかったわたしは、本人に聞いてみることにした。
「夏目。その股にあるものはなんなんですか?」と。
訊ねたときの夏目の顔は、暫らく忘れられないだろう。
一瞬あっけにとられた後、ギョッとしたような顔になり固まったのだ。
場に流れる妙な沈黙を粉砕したのは、夏目の傍らに座っていた巨大な猫――否、にゃんこ先生の爆笑だった。
一頻り笑った後、にゃんこ先生は固まったままの夏目を置いて、わたしを家の裏に連れこんだ。
まさか、そのまま人の姿をとったにゃんこ先生に下を引きずり降ろされるとは思っても見なかったけど。
すじが入ったわたしの股をみたにゃんこ先生は、少し意外そうな顔をして言った。
「お前、女だったのか」と。