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35 名前:夏目×妖(オリ)[sage] 投稿日:2008/10/05(日) 00:17:21 ID:yquCNGpF
小さい時から時々変なものを見てきた。他の人には見えないらしいそれは

妖怪と呼ばれるものの類

今は亡き祖母レイコも同じように妖が見えたらしい。
人は忌み嫌われた彼女は妖相手に憂さ晴らしに勝負を挑みはじめた。
そうして負かした妖に子分になる証として名を紙に書かせ集めた。
持つ者に名を呼ばれればけして逆らえぬ、契約書の束『友人帳』
遺品としてそれを受けて以来、妖に襲われたり名を返したりとてんてこまいの日々を送っている。
そんなある日その妖は俺の部屋を訪ねてきた。
面をつけているため顔は分からないが、俺と同じような年齢の女の子に見える。
もちろん同い年というのはありえないだろうが。
菖蒲とだけ名乗った彼女は黙りこくっていた。
「何か用か?」
「………」
「名を返して欲しいのか?」
「……」
「全くはっきりしない奴だな。私が喰ってやろうか…イタっ!!」
「何言ってんだ先生」
今俺が殴ったブサイク猫は自称用心棒のニャンコ先生。
本来は強力な妖らしいが依代として同化し普通の人に見えるため飼い猫として共に暮らしている。
「あの…夏目様?」
俺と先生のやり取りを見ていた菖蒲が口を開いた。
「あぁすまない菖蒲」
「夏目様にお願いがあるのです」
一体なんだろう?俺に力になれるだろうか?

「夏目様に抱いてもらいたいのです」

「なんだって―――!!」
「何だと―――!!」
藤原家に一人と一匹の叫び声が響き渡った。
塔子さんたちがいなくてよかった。さもなければ先生の声はバッチリ聞かれていただろう。
「とにかく訳を話してくれないか?」
菖蒲の話はこうだった。
死んで妖になってからというものの一行に成仏出来ない。
思い当たる未練はないかと思案したところ一つだけあった。
―それは自分がまだ処女だということ―
「でも何故俺の所に?」
「夏目様は女の妖の間でも有名です。妖にも親身に相談に乗って下さると。
そしてイケメンだということも」
「コイツがイケメンだと~?お前達の目は節穴か?」
「いいから先生は黙っていてくれ」
「大体この私も本来の姿に戻ればだなぁ―!」
ふぅ…とにかくこの場ではどうしようもないか。
「少し考えさせてくれ」
とりあえずそう言うしかなかった。


36 名前:夏目×妖(オリ)[sage] 投稿日:2008/10/05(日) 00:19:00 ID:yquCNGpF
その晩夢を見た
学校だろうか、男子生徒達が話をしている。
『あいつ本当にキショイよな』
『ホントあんな奴誰が好きになるんだろうな』
『きっとまだ処女だぜ』
聞くに耐えない中傷。恐らく本人達は誰かが聞いているとは思ってもいなかっただろう。
しかし彼らはそれを遠くで聞く女生徒の存在に気が付いていなかった。

ハッと目覚めるともう夜が明けようとしていた。
―今のは菖蒲の夢か?
「――つらい思いをしたんだな」
誰からも理解されない孤独感、人が放つ言葉の暴力の痛みは俺もよく知っている。
俺で力になれるなら救ってやりたい。

「菖蒲、俺でよかったら相手になるよ」
俺が決心したその晩、菖蒲はとても驚いていた。
「夏目、お前本気か!?」
「こういうのも何ですが…無理なさらなくてもよいのですよ」
「いや、せっかく俺を訪ねてきてくれたんだ。菖蒲の気持ちを蔑ろに出来ない」
人間も妖どちらも見ることが出来る俺にしか出来ないこと。
それで役に立てるなら何だってしてやる。
菖蒲はしばらく黙っていたが掠れた声で一言だけ発した。
―ありがとうございます―

「ふふっ恥ずかしいですね」
「ああ、それと言っておくが俺も初めてなんだ、すまない」
藤原夫妻も寝静まり田畑のカエル達も鳴きやんだ深夜。
俺たち二人は布団の上で向かい合っていた。
先生は『どれどれ見届けてやろうか』と言っていたが追い出した。見られながらする趣味はない。
「そうですか、ではお揃いですね」
クスクスと菖蒲は嬉しそうに笑っている。俺までなんだか嬉しくなる。
「じゃあ始めようか」
「はい」
「でも菖蒲、一ついいか?」
「なんでしょうか?」
「よかったらその面を取ってもらえないか?」
菖蒲は未だに般若の面をつけたままだった。これでは少しばかりムードに欠ける。
「あの、構いませんが…あまりいいものでは…」
そう言いながらも菖蒲は面を外してくれた。
「菖蒲それは…!」
顔の左半分を覆うそれは見るだけで痛々しい火傷の跡だった。
「驚きました?昔まだ小さい頃でしょうか…これはその時についたものです。」
夢で見た中傷はこれが原因だったのか…
年頃の女の子にとって顔に出来た消せない傷跡がどれほどのものか。男の俺には想像もつかないが大変なことだったろう。
でも、それでも菖蒲はとても綺麗な子だった。
少女から女性へと成長する段階の幼さと艶やかさを含む顔。
月並みかもしれないが本当に綺麗な顔をしていた。


37 名前:夏目×妖(オリ)[sage] 投稿日:2008/10/05(日) 00:22:48 ID:yquCNGpF


「んぁ…いや、あんッ」
お互い衣服を取り払うと、キスも疎かに俺は菖蒲の体を触り出す。もう我慢の限界だった。
控えめだが美しい胸を揉みしだく。初めて触るそれは弾力があってかつ柔らかい。触っていて心地よい。
その中でも一箇所だけ桜色をした頂は固く自己主張をしている。
「ひゃん!あぁ…うぁんっ」
軽くそこを摘むと菖蒲の声が1オクターブ上がった。
感じてくれているのだろうか?この俺の拙い愛撫で。
「あ、の…ん、夏目様そこばかりでは、なくて…」
「あ、あぁすまない」
「ふふ、夏目様は胸がお好きなんですね」
自覚はないがそうかもしれない。もしかしたら母親の温もりを求めているのだろうか。
胸を触っていた手をそっと降ろしていく薄い茂みをかき分け割れ目に指を這わす。
既にそこはじっとりと湿っていた。
「うん、あ、あ…アンっ!」
菖蒲は恥ずかしさのあまり両手で顔を覆っているが漏れ出る媚声は止めようがないみたいだ。
「んっ…いやッ、ひゃああッ―夏目さ、まっ」
ぷっくりと膨らんだ秘芽を押し込むと奥からさらに淫蜜が湧き出てくる。
同時に腰が激しく上下する。
「なっ夏目…んぁ、さまゃん…そろ、そろ」
呂律も回らなくなってきた菖蒲が潤んだ瞳をこちらに向け訴えかけてきた。
上気し朱色に染まった顔は火傷の跡など感じさせないほど美しい。
俺は菖蒲を組み敷くと限界まで勃起した自分の怒張を蕩けきった割れ目へとあてがった。
「本当にいいんだな?」
最後の確認、これ以上はもう後戻りできない。俺も理性の限界が近づいている。
「はい、お願いします」
その言葉を聞き俺は腰を前に突き出した。
誰も受け入れたことのない秘唇を肉棒が少しずつ押し広げていく。
「んんっ、いや、あッん」
俺自身も初めて感じる女性の膣内に危うく暴発しそうになるもののなんとか踏みとどまった。
窮屈な中を突き進み輪ゴムを切るような感覚がした。
「あ、ああんんッッ」
「大丈夫か菖蒲?」
菖蒲目に涙を浮かべ破瓜の痛みに耐えている。
「だ、大丈夫です…あの全て入りました、か?」
「ああ、全部入ったよ。ちゃんと菖蒲を感じている」
「よかった…私も夏目様のを感じます」
「――本当に大丈夫なのか?」
「はい、確かに痛みはありますが何よりも嬉しいです」
「そうか、なら悪いけど動くぞ。これじゃすぐに果ててしまいそうだからな」
実際かなり危ない。それだけ菖蒲の中は気持ちいい。


38 名前:夏目×妖(オリ)[sage] 投稿日:2008/10/05(日) 00:24:13 ID:yquCNGpF
「あんっ、はぁ…あぁん、アっ」
技術も何もない。ただ本能のままに腰を動かす。
でも俺はもちろん組み敷かれた菖蒲も同じく快楽を味わっていた。
「な、つめ、あんッさま…私、おかし、くっ、なりそぅ、です、んっ」
菖蒲は小刻みに腰を震わせながらも、与えられる快楽を必死に耐えていた。
「いいんだよ、このまま一緒に…」
そこまで言うと、菖蒲の膣内がより激しく収縮し始めた。こんな動きをされたら俺ももう限界だ。
「あ、あああああンッッ――」
「うっ、菖蒲ッ」
体を大きく弓なりにした後パタリと動かなくなる菖蒲。
同時に俺も菖蒲に搾り取られるかのように欲望を菖蒲の最奥へと放出した。
そして疲れからか激しい睡魔に襲われる。
朦朧とする意識の中、菖蒲がありがとうと言うのが聞こえた気がした。


「おい、夏目起きろ。遅刻するぞ」
翌朝、先生の声で目が覚めた。
服はちゃんと着ているし布団も乱れていない。
そして菖蒲のは姿はなかった。
「あの妖ならとっくに成仏したぞ、お前に礼を言ってくれと言われた。とても幸せそうな顔をしていた」
そうか…それはよかった…
俺にも誰かを幸せに出来たのか。本当によかった。
でも、この先俺は誰かを愛せるんだろうか?誰かに愛されるんだろうか?
人が苦手だったこの俺に、人から忌み嫌われてきた俺に…
その時どういう訳か頭にタキの顔が浮かんできた。それが何故かは俺にはわからなった。
「で、夏目。妖との初体験はどうだった?」
「うるさいぞ先生。先生には関係ないだろ」
「照れるな、ほれ言ってみろ」
「そんなに聞きたいってことは…もしかして先生――童貞なのか」
「何だと――!!馬鹿にするな!私だって昔は…って何だその顔は―!」
「ははっ、わかったよ信じとくよ」

ここに来て俺は沢山の人に出会った。人の温かみに触れた。
レイコさんだって誰かを愛したから孫である俺がいるんだ。
このままならもしかしたら俺はこの先誰かを愛せるかもしれないな。
そうだろ―菖蒲―


終わり

最終更新:2009年06月21日 21:13
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