248 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/31(土) 00:23:41 ID:bDm/EqU8
「これは淫魔の妖だね」
この妖は、力の強い者から精を吸い取って
生きているらしく、たまたま近くで
陣を書いていた多軌の力に惹かれて
取り憑いたらしい。
多軌に取り憑いた妖の正体を見た
名取は、そう夏目に説明した。
この妖を祓うには、力の強い者の
精を与えなくてはならないらしく
「僕か夏目のどちらかが精を与えたら
妖は多軌さんから離れると思うよ」
と、名取は夏目に説明する。
「あ…あの精を与えるって…」
「言葉通りの意味だよ。簡単に言うと
セックスをするって事かな」
名取の発言に唖然とする夏目。
精を与えるという意味がセックス
という意味であれば当然である。
「名を返すとかではダメなんですか?」
「この妖は名を奪われている
わけではないよ。純粋に力を
手に入れないと生きていけないようだ」
友人帳に奪われた名を返す為に
多軌に取り憑いているのではないかという
夏目の願いも無残に砕かれてしまい、
呆然と布団に横になっている多軌を見つめていた。
「もしやりたくないなら僕が
しようか?妖を祓うのが僕の仕事だからね」
躊躇う夏目を気遣い、名取が声を掛ける。
「そ…それは」
名取の申し出に素直に頷けない。
当然である。多軌はまだ処女のはず
それを妖の為に好きでもない男との
セックスを強要するなど夏目には
耐えられない。
249 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/31(土) 00:27:39 ID:bDm/EqU8
「夏目君…私の事なら気にしないで」
いつ目を覚ましたのか、妖に
取り憑かれた衝撃で気を失っていた
多軌が夏目を見つめていた。
心なしか、瞳が熱っぽく潤み
頬も朱に染まってきている。
「初めまして。僕は名取周一
君の事は夏目から聞いているよ」
「あ…初めまして。多軌透です」
名取に気づいた多軌は、起き上がろうと
したが身体に力が入らず、
息を荒げて布団に突っ伏してしまう。
「無理しなくていいよ。
起きているのも辛いだろうしね」
多軌の容態を察した名取は
起き上がろうとする多軌を制して
もう一度横にさせる。
「本題に入るけど、僕と夏目の話しは
大体聞いていたよね。妖から君を
解放するには、僕か夏目とセックス
するしかない。辛いだろうけれど
解ってくれるかな?」
名取の気遣う声色に、多軌はそっと頷いた。
「多軌いいのか?こんな事の為に…
好きでもない男と、せ…セックスするなんて」
多軌を見る事ができず夏目は
目を逸らせながら話し掛ける。
「夏目君、私なら大丈夫だから
そんな顔しないで…」
自分以上に辛そうな夏目に多軌は
胸がいっぱいになっていた。
「それに私…夏目君となら…」
そこまで言い掛けて多軌は我に返り
口を両手で押さえる。
250 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/31(土) 00:30:12 ID:bDm/EqU8
その言葉に夏目は顔を上げて
彼女の顔を見る。
今度は多軌が顔を真っ赤にし
夏目から目を逸らせ口をつぐんでしまう。
「多軌…今の…」
「やれやれご馳走様…」
夏目が言い切る前に、真っ赤な顔をした
二人がモジモジしているのに察した
名取が肩を竦めて二人を見る。
「じゃあ、後はまかせたよ夏目
僕も他に仕事があるから」
そう言って名取はサッサとその場を
後にするのだった。
-
部屋に残された二人が、これを機に
お互いの気持ちを相手に伝え
何のかんのとにゃんにゃんしちゃうとか…。
皆の話しでこんな電波を受信した。
エロくなくてごめんなさい。
てか名取の一人称「僕」で良かったですか?
間違えてたらすみません
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