ヒノエ×タキ×夏目
エロ少しあり3レスです
※ちょっと百合?
※タキが苛められてる感じかもしれません
苦手な方はスルーお願いします
123 :『夕に惑わす』1/3:2010/03/29(月) 03:55:12 ID:bH8NK5ic
『夕に惑わす』
目の前のこの光景を、黙って凝視するしかなかった少年を、誰が責められるだろうか。
「は、や…んぅ」
「へえ、可愛い娘じゃないか夏目」
着物の袖がひらひらと動くと、甘い声が切なげに変わった。
厚手の制服の胸元は不自然に盛り上がって蠢いている。
「ひぁっ」
固い衣擦れが聞こえて、皺の波が形を変えた。スカーフが頼りなげにひらめく。
男子高校生にとって刺激的過ぎる状況に、へたり込んだ夏目の爪先からは、僅かに数歩。
ヒノエの手でタキが喘いでいた。
(…どうして)
夕暮れは人を迷わす。
「あ、あっ」
さらりと流れた栗色の髪から覗く耳朶の色は、逸らした頬の色は、落ちる日の色か。
ため息の混じった声は少しくぐもって夏目に届く。
「夏目より巧いだろう?」
その背に被さった女妖はくつくつと愉しげだ。
「んっ…は…」
夏目は制服の下に潜り込んだヒノエの青白い手に、自分の指が同化したような錯覚に陥る。
最初は下着の隙間から滑り込み、ぽつりと膨らんだ先端を探りあてた。
軽く触れただけでもいやらしく尖るそれを摘んで捏ねる。
邪魔になったブラは、もう二の腕に絡んでいるだけだ。
丸みをゆっくりとなぞり、持ち上げるように揉みつつも、人差し指で敏感なそこに甘やかな痛みを与え続ける。
「んんっ…あ、やぁっ」
白い頤と背に流れた髪に夏目は囚われた。
視覚と聴覚に触発されて、刷り込まれた記憶は想像を補い、触覚と嗅覚をも蘇らせる。
(…タキが見つけた薬草、どこに置いただろう)
タキの痴態と自分の妄想の隙間の僅かな理性で、夏目はふと場違いなことを考えた。
凝っと彼を見つめる双眸には気づかず。
124 :『夕に惑わす』2/3:2010/03/29(月) 03:56:22 ID:bH8NK5ic
「…ふふ」
ヒノエの艶やかな唇が卑猥に歪んだ。
体のラインを撫でた手のひらが辿り着いた先で、白いものが露にされていた。
長い指はあてがうだけで谷間をすべて覆ってしまう。
くちゅり、と淫らな音がした。
「や、あんっ」
びくり、とタキが体を震わせた。
布の上からでも溢れた蜜が粘つくのがはっきりわかった。
タキが身を捩り、くっつきそうになった両膝は易々と開かれ、夏目の視界の白いものの面積も広がる。
淫靡な水音が続く。
その内側の小さな花芯は、すでに快感に膨らんだだろう。
桃色の襞はきっとひくひくと蠢いて、探られるのを待っている。
夏目の体はそこの感触も匂いも味も全て知っている。
ヒノエは愉悦に満ちた笑顔だけを浮かべ、執拗な指先で少女の体を苛む。
するり、と遮るものもなくそれは下着の中へと隠れた。
「ひあっ」
一瞬見瞠られた黒い瞳は、じきに諦めたような恍惚を宿した。
夏目は、タキの体が熱っぽく潤んだそこから惚けていく気がした。
秘裂をなぞると滑り、襞は指に吸いつく。
探ると粘膜は絡みつき、しっかりとくわえこみ締めつけて離さないだろう。
とろりとまた蜜の溢れだすその中に、一緒に混ざりあいたくなった。
「あ、はっ…あぁんっ」
ヒノエは手を止めない。
タキの悲鳴みたいな喘ぎはやまない。
夏目は微動だにしない。
空気が闇の割合と密度を濃くした。
甘ったるい匂いはヒノエだけが知っている。
125 :『夕に惑わす』3/3:2010/03/29(月) 03:57:36 ID:bH8NK5ic
夕暮れは人を惑わす。
「……っあ、あぁんっ!」
ざわり、と草原が揺れた。
くたり、と脱力した少女は同じように惚けた少年の腕に、重みと理性を失うだけの契機を与えた。
互いを貪る二人の周りに、甘い微かな靄が流れた。
だからそれは夕暮れのせいで、逢魔が時に妖に出会った二人のせいではない。
妖は迷った人を惑わす。
調合したての薬を何となく煙管に詰めた、ヒノエのせい。
闇の中で瞳が光った。
「…たまには惑うも良いだろう」
枷が外れて味わって絡んで貪ってそうしたら。
「忘れるのさ」
女妖は木の枝と煙管の煙を揺らし、にいと笑った。
夜が騒めいた。
126 :名無しさん@ピンキー:2010/03/29(月) 03:58:34 ID:bH8NK5ic
終わりです
独立した一編として読んでいただければ幸いです
最終更新:2010年05月03日 22:52