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2-167 156の続き

※妖とします
※タキがかなり壊れます
※badendめです
苦手な方はスルーお願いします


Fallen Angel


167 :4レスでした。無題1/4:2010/04/19(月) 16:48:37 ID:vFUUnu6a
「こんにちは。どうしました?」
「……」
「ふふ、こちらへ」
無言のタキを促して、薄らと冷たく微笑む的場は屋敷の廊下を進んでいく。
足を止めたのは、まだ記憶の濃い部屋の前。室内には椅子が二つ。
「どうぞ」
無言のままタキは座って、向かい側の的場を一瞥してから視線を漂わせた。
「見えませんよ、あなたには」
びくり、と体を震わせたタキに的場の言葉は続く。
「何故、と一応お聞きしましょうか」
あの日、タキは夏目の背中で目を覚ました。
家に帰ると母がいるから嫌だと言ったら、夏目の部屋で甲斐甲斐しく世話を焼いてくれた。
でも。
「……抱いてくれませんでした」
何かを堪えるような夏目に、タキは抱いてくれと言ったのだ。
目覚めてからも体は疼いてしかたなかった。耐えられない程に求めている。
助けてくれた。抱きしめてくれた、ごめん、それだけ呟いては何度も。だから『夏目くんがいい、夏目くんならしてくれる』そう思って、謝らなくていいよ、と。最後までして欲しいの、と懸命に伝えたのに。
抱きしめてくれていた腕が緩んで、嬉しくて夏目の顔を見上げたら、その瞳には───明らかに怯えた色が浮かんでいた。
「抱きしめてくれたのに!何が違うの!」
「可哀想に。それでここにいらしたと」
蔑んだ笑みに、タキは何だか安堵した。的場が側の壁から子機を外してタキに差し出す。
「どうぞ?教えてあげてください。終わったら……始めましょう」
タキはまだ覚えたての番号を押して、短い嘘を吐き出して、艶然と笑った。



168 :無題2/4:2010/04/19(月) 16:49:48 ID:vFUUnu6a
座ったままショーツを下ろした。軽く脚を開いて振ったら、脱げた靴が的場の爪先まで飛んで、仕方ないですね、と呟いて拾ってくれた。
「もう、要らないでしょう?」
「お行儀の悪いお嬢さんだ、叱られますよ?……お待ちだ、存分に」
その声で、さわさわと懐かしい感触が肌を撫で始める。嬉しくてタキは声をあげる。
「うふ、ふ」
(私、壊れちゃったんだ)
急速にぼんやりしていく頭で考えた。おぞましかったものが、いとおしいなんて。
制服の中を冷たい彼らはゆっくりと移動する。触れられる前に胸の先端は固くなっていて、それを探り当てたもの達は先を争って弄ぶ。
ぐっ、と摘まれ捏ねられる。くりくりと回すように優しく触れるものもいる。幾つも伸びた彼らはタキの体が揺れる程に激しく乳房を揉み、弄る。丸みを掴み、先端を強く引かれた。
「ひあっ……!あっ!ああ……はんっ!」
同時に脇腹はじっくりとなぞられ、脇の下の窪みにはぬるりとした何かが這う。縦長の臍とお尻の谷間にもそれらが吸い付いている。
粘るような感覚にタキは身を捩った。
「は……あっ、あ、ああっ!」
「あんっ、は……あ、んん」
色っぽい声が室内に谺し、擦り合わせた太腿の間からはくちゅくちゅと水音が響いた。
彼らは順には降りず、細く締まった足首を攻め始める。勿論、幾つかは胸や脇腹の愛撫を続けた。
「は……ん、あぁん……ん」
「んん……っ、ひ、あ、あんっ」
「は……やくぅ……いや、焦らしちゃあっ……」
タキはスカートをめくり脚を大きく広げ、たっぷりと蜜の溢れた秘所を露にした。擦り合わせた内股から透明な糸が伝う。
ぐちゅん、と滑った音がして襞を押し開いた彼らがゆっくりと侵入していく。
淫靡な液体で濡れた中を蠢くのは快感。タキはその悦びに嬌声を抑えられない。
本当ならきっと激しい痛みを伴うのだろう。でも、麻痺してしまった体にも理性にも感情にも、それは訪れない。
狙いすましたように的場が口を開いた。
「そういえば、お話するのを忘れていました。あなたの体を慰めている彼ら」
言葉を切った的場を、潤んだ瞳でタキは見つめた。
「妖、ですよ。私の式達です」
絶望は一瞬だった。
何なのかなんて、とっくにどうでもよくなっていた。瞠った目を閉じたら夏目の顔が浮かんだけれど、すぐ諦めた。
「ああっ!ふ、あ、ああ、あっ!」
白い頤を、卑猥な喘ぎを、淫らな部分を、満足げな的場のの前に晒して、タキは純潔を失った。
赤い色がぱたり、と床に落ちて、染みないそれは持ち主の影を微かに映した。



169 :無題3/4:2010/04/19(月) 16:50:39 ID:vFUUnu6a
「何、を……してるんですか、的場さんっ!」
タキが首を巡らすと入り口には夏目が立っていた。走ってきたのか、肩で息をしているのが色っぽいなと思った。でもそれだけだった。
開ききった襞の内側は、最初こそ引き攣るような感覚があったけれど、今は細かく痙攣し妖を受け入れている。
痺れるような絶頂に幾度も襲われ、タキはただ喘ぐ。
引き抜かれそうになると、下肢に力を込めて締め付ける。爪先を反らせ、腰を突き出し身を揺らしてより強い刺激を求めて。
「ん……あっ!も……っと、や、あんっ!」
「あ、ん……っ、おく、もぉっ……」
「おや夏目君、どうしました?今日は珍しい来客ばかりだ」
「タキを返してください」「だ、そうですよ。多軌さん」
愉しげに笑う的場がタキを見る。軽く首を振ったら深く突き上げられて大きく喘ぐ。
「ああっ!ん、はあっ!」
ぐちゅぐちゅといやらしい音は、タキの言葉に応えて速度を増した。奥まで届く感触は叩く、に近い。
中が蠕動と収縮を始めて、タキは夏目の目の前で達した。
両腕は妖に掴まれ、椅子の背に回されている。腰が浮く程に何度も突かれ、秘所には蜜と血の混じった桃色の泡が溢れている。
妖の見えないタキには自分のそこが大きく開いて、内側の充血した粘膜が僅かに見えるだけだ。
でも、夏目と的場には自分を蹂躙するものの姿が見えている。
全部、見られている。
そう考えたら、何だかすごく楽しくなった。



170 :無題4/4:2010/04/19(月) 16:51:29 ID:vFUUnu6a
「あっ、あんっ!ふ、あんっ!」
「タキ!」
ずるり、とみたされていたタキの体から彼らが抜け落ちた。すごく残念な気分になった。
夏目が妖を引き離して、その手で肩を揺する。
「何、するの」
「ごめん、おれが。……遅くなって」
(このひとは、まだ目を逸らすんだ)
残念過ぎて、少し苛々したから教えてあげることにした。
「騙されて助けに来たって、駄目よ、夏目くん」
「……な」
「抱いてくれなかったもの。ほら、見えるのでしょう?」
夏目が痛そうな顔をして、本当に目を逸らした。
タキは、大丈夫だと言った時みたいに、ちょっとだけ笑ってあげた。
「だからね、だぁめ」
「残念でしたね、夏目君。お帰りにならないそうですよ」
「……タキに、何をした」
「私は何も?少し手は貸しましたが」
逸らした目が的場を射る。夏目は唇を歪めた笑みで見返され、睨み合った。
まだまだ愛撫も挿入も足りていないのに放っておかれて、タキは立ち上がった。夏目が腕を掴んで制止する。いやいやをして振りほどいた。
「何にも、してくれないでしょ?い、く、じ、な、し」
「……タキ」
「夏目君は、妖のご友人が大切ですからね」
「どう……いう、意味ですか」
「抱いてあげれば良かったんですよ。そうすれば、せめて」
「「初めては夏目くんだったのに」」
タキと的場の言葉に、夏目は打ちのめされたように項垂れた。本当に優しい夏目くん、可哀想なくらいにね。そう思ったタキは最後のチャンスをあげることにした。
スカートを大きく広げて見せつけるみたいに持ち上げた。
「ねえ、なつめくん」
的場がにっこりと笑って座敷牢の扉を閉めた。その音は、タキの幸せそうな声と混じって響いた。
許してあげる。くすくすと、嬉しげな笑いだけが少し長く残って。
「最後まで、ちゃぁんと、して、ね?」
ふわりとスカーフが舞った。
最終更新:2010年05月03日 23:14
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