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2-299


299 :名無しさん@ピンキー:2010/07/01(木) 22:14:56 ID:bqK8xPkO
夏目誕生日おめでとう
ということで小ネタ



タキに呼び出され、夏目は放課後の校舎裏に立っていた。
「な、夏目くん誕生日おめでとうっ!」
「うわタキっ!何だそのかっこうっ?!」
(ね、猫耳?!に、バニー服?!さらに網タイツ?!)
「西村君が『夏目は猫好きだから喜ぶぞ』って……」
「ええっ」
(西村……絶対に自分の趣味だろ……)
「どうだ夏目!多軌さんに似合うだろう!」
ガサガサと植え込みから現れたのは当の本人。
「西村!お前なあ」
「照れるなよ夏目。感謝していいんだぞ?……かわいいだろ?」
「かっ……かわいいけどな」
何故かこそこそと小声になる男子高校生二人を、頬を染めたタキが不思議そうに見ている。

髪の間からぴんと覗く猫耳。ふっくらとした胸の上部まで露わに、なめらかな体のラインが映える黒いスーツ。すらりとした脚にはこれまた黒の網タイツ。
夏目は自分でも気づかぬままに喉を鳴らす。
「……な?いいよなあ」
同意を求める西村の声ではっ、と夏目は我に返る。
「じゃなくてっ!お前……」
「『人の彼女に何やらせるんだ!』だよな、夏目」
「き、北本?!」
反対側の植え込みから出てきた北本が西村の耳を掴んだ。
「ほれ、帰るぞ西村」
「いやだーっ!まだ見たいーっ!」
「煩悩は自分の彼女が出来てから発散しような」
ひでえええーっ、と悲痛な叫びを残し、「てかどうせ着せるなら妖精にしろ」と呟く北本に引きずられ西村は去っていった。

それをぽかんと口を開けたままで見送った二人はちらちらと視線を交わす。
「ええと……その、似合う、と思う」
「そ、そうかな?すごく恥ずかしいんだけれど……」
(こういうのも……意外と)
身じろぎするタキを夏目はまじまじと見つめた。
「あの……そろそろ脱いでもいい?」
「……あ、うん」
「……また着てもいいよ?その……二人の時なら」
心なしか残念そうな夏目にそう言ってタキは俯く。
「え……じゃあぜひ」

真っ赤な顔で照れる二人を物陰から見つめていた人物はぽつりと呟いた。
「私だって着てみればきっと……っ!メガネっ娘だし……ああでもキャラ的に無理だわっ!」
悔しげに肩を落とす笹田の手には、これも西村提供のタキと同じ猫耳とバニー服があったとか。
最終更新:2010年12月08日 01:25
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