姉ちゃんは俺の
第6話
「どう、かな?」
「綺麗やで、夏美姉ちゃん」
夜具に座ってちらっと上目遣いに尋ねる夏美に、夏美の寝間着を肩脱ぎにした小太郎が言った。
「ああんっ」
夏美が静かに夜具に横たえられ、小太郎に乳首を吸われる。
夏美の周辺が比較対象として問題大ありなだけで、
年相応に盛り上がりを見せ始めた夏美の胸はぷるぷると弾力に溢れ、
小太郎の意外な程の優しい扱いと共に夏美が悩ましい声を上げて小太郎を楽しませる。
「ああんっ、あっ、あ…」
そして、小太郎の手が下に伸び、
体力勝負の演劇部で割としっかりとした太股からじわじわと中心にその手が到達すると、
夏美は両膝を立て、声と共に小太郎の手にひくっと痙攣を伝える。
差し込んだ指にそんな夏美の柔らかく熱い肉と蜜が絡み付くのを感じながら、
小太郎は更についさっき経験で覚えた複雑な動きを加えていく。
「…可愛いなぁ、夏美姉ちゃん…」
そんな小太郎が、独り言の様にぽつりと言った。
元々、どちらかと言うと異性関係に就いてはまだまだ淡泊な方で、
夏美とは特に魔法世界以来喧嘩する程仲のいい姉弟の様な関係だった。
そんな、ちょっと素を見せてすねたり怒ったり、あの時はよく分からない事も多かったけど、
今思うとそんな夏美も可愛らしく思い出される。
そんな夏美が、小太郎の手に反応し身を震わせ喘いでいる。
見た事の無い夏美の姿だったが、その恥じらいを見せながらも隠しきれない、
そんな夏美の姿も声も、小太郎には愛しく思えた。
「小太郎君」
「ん?」
「小太郎君、お願い」
「ああ」
潤んだ瞳の夏美に言われ、小太郎は自然な流れでちゅっと一度唇を吸う。
それは、ここで今日学んだ、特に心身共に覚悟して初めて自分を迎える愛しい女性、
大げさかも知れないが自分のために死地にでも向かおうと言う女性への、
戦いの中で生きて来た小太郎なりの礼儀であり挨拶でもあった。
「あああああのあのあのあのごめんなさいっ!!」
ガクガクと震え上がり泣き出しそうなネギを前に、刀子は優しい笑みを浮かべた。
「私の方こそ、こんなオバサンなのにネギ先生がちゃんと、
紳士らしく振る舞える様に教えられずにごめんなさい」
自分でお絞りを取って始末を付けた刀子は、そのままネギに近づきうずくまった。
「あっ!だ、駄目ですっ汚いっ…」
「大丈夫、私に任せて下さい…」
「刀子先生が、こんな事…」
「ネギ先生だからですよ、こんな事…
ええそうです、例え身を許しても誰にでもしていると言う訳ではないのですからねっ!…んんっ…
…ふふっ、ほら、ネギ先生の綺麗になって又…んん、又大きく…
んんっ、んっ、んんっ…」
「あっ、ダメ刀子先生また僕またっ…」
長い髪を垂らして自分の股間に顔を埋める刀子を前に、
ネギは、ひいっと全身を反らして喘ぎ声を響かせた。
はあっと息をついたネギが、目の前でごくんと喉を鳴らす刀子を呆然と眺める。
「…こんなに一杯、さっきもあんなに出したのに、本当に元気いっぱいですねネギ先生」
「…あ、あの…はうっ!」
ぺろりと唇を嘗めて淫靡な笑みを浮かべた刀子に再びくわえられ、
その痺れる様な快感と背徳感に、ネギは抵抗する術を失う。
「あんなに一杯、白くて濃いの飲ませてもらって、ほら又こんな元気になってますよネギ先生」
「それは…刀子先生、刀子先生のお口が気持ちよくて、先生が綺麗だから…」
「嬉しい事言ってくれますね。
そんな元気で可愛いネギ先生、うちももう辛抱たまりません、ネギ先生は?」
「は、はい、僕も、僕のオチ○チンもまた、またこんなに熱くなって僕…」
ネギが自分の言葉にぽーっと赤くなるのを見て、そっと下を向いた刀子の目は白黒反転していた。
「ほならうち、うちが気持ちようなって、一緒に気持ちようなってええですね?」
「はい」
ずいと迫った刀子に言われ、訳も分からず返答したネギの唇は早速に奪われていた。
「いっ、つっ…」
「夏美姉ちゃん?」
「お願い、小太郎君」
「あ、ああ…」
目尻に涙を浮かべながら、決して引かない夏美の眼差しに小太郎も腹を決めた。
「んんっ!」
小太郎の体の下で背筋を反らし目を見開いた夏美が、小太郎が何かを言う前にぎゅっと小太郎に抱き付いた。
「へへっ、やっぱ小太郎君、逞しいんだね」
「夏美姉ちゃん、なんかすべすべして柔こうていい匂い…
それに、夏美姉ちゃんの中、俺…」
夏美がこくんと頷き、部屋にうめき声が重なり響く。
「ああっ、刀子先生っ!」
目の前の刀子の見事な裸体、長い髪をなびかせての躍動感に、
ベッドに仰向けに横たわるネギは早々にダウンしそうになった。
だが、これまで数度をこなした余裕もあり、何とか意志の力で耐えようとする。
何故ならば、こうして刀子がネギの上でネギと繋がって飛び跳ねている事、
その事自体が刀子にとっての喜びなのだと言う事は、刀子の顔も、声も物語っている。
「あっ、ああっ、先生、刀子先生っ、僕、僕もうっ…」
だからと言って、最早有無を言わさぬ勢いで初めての時を迎えた年端もいかぬ男の子が
それをしようとしても限度と言うものがあった。
「ええよ、ええよっ、ネギ先生っ、ええようちの、うちの中に一杯、
ネギ先生のビンビンので一杯一杯うちに出してええよっ
うちもうちもはあああっっっ!!」
「…僕のが…溢れてるんですね…」
「はいっ!?」
ようやく頭の中のピントが繋がったと言う感覚で、刀子が素っ頓狂な声を上げる。
刀子の体はぐったりとベッドに横たわり、ネギが緩く開いた脚の奥、
熟れた花びらからとろりと溢れたものにお絞りを当てていた。
「は、ああ…うち、恥ずかしい…」
ついさっき、ぐったりと重い肉体が覆い被さって来た後、うめき声と共にその中に絞り出したネギは、
取りあえずお疲れらしい刀子をベッドに横たえ、
残っていたお絞りで自分の汚れの後始末をしてからこうしていた。
こんな可愛らしい男の子を貪るだけ貪った挙げ句無防備な姿で委ねた自分の事が思い出され、
刀子の顔が見る見る内に赤面し目が白黒反転する。
「はううっ!」
そして、優しいお絞りの感触が一番敏感な所から脳天に突き抜ける。
「はい、中に残ってるかも知れませんけど、刀子先生のここ、綺麗になりました」
にこっと笑ったネギを前に、
恥じらいの余り決戦奥義で部屋ごと焼き払う寸前だった刀子が目をぱちくりとさせた。
そして、毒気を抜かれた勢いのままにくすっと笑う。
優しく微笑んだ刀子が、ネギをきゅっと抱き締めた。ネギの顔が見る見る赤くなる。
刀子がネギの髪の毛を解き、優しく撫でる。
「おや」
「あっ…」
「あんなにしたのに、ネギ先生まだこんな熱いんですね」
「刀子先生、綺麗で柔らかくていい匂いで、だから僕の…」
「そうですか」
にっこり笑った刀子とネギが唇を重ねる。
円が愛衣に笑いかける。
その目の前では、小太郎の下から手を伸ばしている夏美が、小太郎の黒髪を優しく撫でている。
「あーあー、小太郎君幸せな顔しちゃって」
「やっぱり仲いいんですね、なんか、きょうだいみたいです」
円と愛衣がひそひそと言葉を交わす。
小太郎と夏美がむっくり体を起こし、夜具の上に座る。
「何で付いて来んね?」
「いいでしょ」
「まあええけど」
浴室に入り、シャワーを浴びながら小太郎と夏美が憎まれ口を交わす。
「やっぱりちょっと汗くさいねー、頑張ってたもんねコタロー君」
献身的に磨かれながらそう言われると、腰掛けに掛けた小太郎も笑うしかない。
「ま、あれや、あんくらいなーんて事あらへんて」
「良かったわーコタロー君♪」
二人がハッとそちらを見ると、湯気の前にダイナマイトマウンテンが見えた。
「ち、ちづ姉ぇ?」
「なーつーみーちゃん、コタロー君のお世話終わったかしら?
夏美ちゃんも他のみんなも小太郎君と一杯一杯頑張ってるんだもの、私の目の前で。
だからもう、私も元気な小太郎君見てたら体が中から熱くなって、特にお腹の下の方が、ね、コタロー君」
千鶴が、ぺろりと唇を嘗めて近づいて来る。
「あ、ま、マテちづる姉ちゃん、
やっぱりほら、あれや、何せほら一人で色々してくれた嫁はんもいた訳やしな、
ちょっとそのこっちの準備つうか…」
「大丈夫よ、小太郎君」
千鶴がにこっと笑った。
「男の子もね、ちゃんと、直接刺激してあげればすぐに元気になる奥の手があるんですって」
「ち、ちょっと待てちづる姉ちゃん、その、でかいおっぱいの前でクロスしてる、
上の方が緑色の瑞々しい白い棒…ひいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ…」
最終更新:2012年01月28日 16:41