189 :G・Pen上の逆襲 ◆dJdsFLhxhM :2008/02/02(土) 02:09:37 ID:RPtGTmP7
「…ひん…」
「?」
「出来、ひん、うちには、うちには出来ひん…」
震えて立ち尽くす木乃香を千草は張り飛ばした。
「ほな、あんたが代わりになりますか?」
怒気の籠もった言葉にも頷き返す木乃香を千草はもう一度張り飛ばした。
「と、言う事や」
千草は、不敵な笑みを浮かべてハルナに近づくが、口元はひくひくと震えていた。
「あんたが締めたりや」
千草がハルナに竹刀を押し付けて言った。
「そ、そんな…」
さすがに、それは、それこそ犬畜生のやる事だと、
ハルナは、女牢と言う事もあってか、何が見えるのも構わず全裸のまま腰を抜かして後じさりする。
「ほなええんやな、うちが血反吐吐くまで締めたっても」
千草に囁かれ、ハルナの目がカッと見開かれた。
「うあああああーーーーーーーーーーーーーっ!!!」
一帯に、ハルナの絶叫が響き渡った。
「うわっ、くさっ」
千草が袂で顔を覆って笑う。
雑居房の床では、背中から尻まで真っ赤な中にどす黒い棒の形を何重にも浮かべた木乃香が
失禁して痙攣していた。
「これは又手加減抜きでまぁ思う存分、あんた鬼かいな」
「ああ、ああああ、あああーーーーーーーーーっ!」
竹刀が床に落ち、ハルナは頭を抱えて絶叫と共に座り込んだ。
「よう分かりましたかお嬢様、所詮、人間なんてこんなもんですえ」
千草が薄笑いを浮かべて聞こえよがしに言っても、木乃香はチラと千草に視線を向けるだけだった。
そして、千草の目配せで他の女囚が木乃香を座らせ、両腕を後ろに両脚を大きく開かせても、
木乃香はぐんにゃりとしているだけだった。
「鬼なら鬼らしゅう、最後まで決めたりや」
千草が、冷酷な声でハルナに竹刀を渡す。
「ああ、ああーーーーーーっ!!」
「ひぎいいいっ!!」
「このか、このかっ!!」
もう、全て忘れた、自分がどうなるかも木乃香がどうなるかも。
だって、今、目の前の木乃香よりも大変な事はないのだから。
ぐいと先端を押し込まれた竹刀を木乃香の押し開かれた脚の中心から引き抜き、
木乃香はそこから鮮血を溢れさせながら、唇の端からヨダレを流してがっくりと首を折っていた。
余りのハルナの迫力に、木乃香を抑えていた女囚も思わずそこを離れていた。
「このか、このかごめんねごめんねごめんねこのかごめんねごめんねごめんね…
このか、このかごめんお願い死なないでこのかお願いお願い死なないでお願い、
ごめんねこのかごめんねごめんね…」
「痛い…」
透き通る様な声、ハルナは目を見張った。
「痛い、痛いえ、ハルナ」
目の前の木乃香は、僅かに笑みを浮かべていた。
「あっ、ご、ごめん…」
しかし、木乃香はハルナに負けじとぎゅっとハルナを抱き締めていた。
「ごめん、このか…私、私ぃ…」
木乃香は小さく首を横に振る。
「いっ!」
「ご学友同士、仲のよろしい事で。
メス同士いつまでも乳繰りおうてんと、さっさと寝るえ。
ここまでコケにしといて、分かってはるですやろなぁ?」
二人に竹刀を叩き付けにいっと笑う千草の顔には、
明らかな怒気が隠されていた。
食堂に、おおっと注目の声が上がる。
首輪を掛けられ、鎖で引かれて全裸のまま這い進む木乃香、
その木乃香の鎖を、白ビキニ姿のハルナが引いて現れたのだから。
ビキニと言っても、木乃香が死刑執行宣告で使ったもの同様、指の丸の中に収まりそうな胸当てに
指何本にもならない細さの股布、布地自体も至って薄い素材であるため、
その役割は全裸を見るよりもスイカの塩以外の何者でもない。
しかも、今度それを身に着けているのは、中学生離れした、グラマーと言ってもいいプロポーションの、
それも標準からは十分美少女と言ってもいいハルナなのだから、
紐同然の白ビキニが児童ポルノ逃れの言い訳が先に立つ様な、
少女の華奢さへの背徳感が先に立つ木乃香とはまた違った生唾を飲みたくなる迫力がある。
女囚やそこに混じっている野卑な男囚、看守たちのにやにやとした視線、
一晩で暴力的な欲望を全身に刻み込まれたハルナは恐怖と屈辱に震えを抑えられない。
最終更新:2012年01月28日 20:04