249 :47:2008/02/16(土) 03:54:17 ID:ORsUdBv3
「あっ、おはよ~くぎみー♪」
「くぎみーっていうなっ!!」
「じゃあ釘男くん?」 「それもだめぇ!!」 「まあまあちょっとくらいいいじゃないのくぎみー♪」
「だからくぎ(ry」
また今日も騒がしい一日が始まる。
「皆さんおはようございます!」
「おはよ~ございまーす!」
「…………………… 」(……見てるね…) (…めっちゃ見てる) 何もかも上の空といった感じで一人の少年を見つめる少女。
その背後では彼女の親友柿崎美砂と釘宮円が妖しく目を光らせている。
「な~にずっとネギ君の事見てんのよ?」 ずっと見ているので焦れったいとばかりに美砂が茶々を入れる。 「んひゃっ!え、いや見てないよ~」
とぼけようとする桜子。
「嘘はいけないな~」 更に追い討ちをかける美砂。
「ネギ君の事、好きなんだ」
円が続く。
「そ、そんなことーな、ないよ―……」 顔を真っ赤にし、小学生でも嘘とわかるような言葉を返す。
(いつもの桜子じゃないね)
(まさに恋する乙女って感じ!ぐふふふふー)
(笑い方危ない…) 桜子はそんな二人をよそに再びネギの方に目をやる。
いつものように何人かの生徒に囲まれている。休み時間や放課後は常にネギの周りには生徒がいる。
それだけ3-Aの生徒に慕われているのだろう。
ふと桜子が思いを馳せる。
(私は、ネギ君の心の中ではどんな存在なんだろう?やっぱりアスナや本屋ちゃんとかの方が大事なのかな?)
“やっぱりアスナや本屋ちゃんとかの方が大事なのかな?”
次々とクラスメイトの顔が浮かぶ。
いつも脳天気でポジティブな桜子ではあるが考えれば考えるほど悲観的な思考へと近付いていく。
ーズキッー
“何で、何で胸が痛むの?アスナや本屋ちゃん、いいんちょ達は大切な友達なんだよ?それなのに…なんで…”桜子はこの胸を痛め付けるようなものが“嫉妬”であることに気付き始めていた。
“やだ…こんな事思っちゃいけないのに…”涙が溢れそうになる。 「ちょっと桜子、どうしたの?」
桜子の変化に気付いた二人が声を掛ける。 「えっ?な、何でもないよ…ちょっとトイレ行って来るね」
そう言い残して、足早に教室を出て行く。 「あれ?桜子、どうしたのよ」
「あ、アスナ……ううん、なんでもない!」 そう言うと桜子はトイレの方に駆け込んだ。 (なんか泣いてたような…でも桜子だからな~そんなわけ…一応あいつに言っとくか。)
「桜子大丈夫かな?」 「まあ…あの子は意外と自分の事になると悩んじゃうみたいだね…明日には忘れてそうだけど…」
「確かにね…でも泣いてなかった?」
「大丈夫だって!桜子は運いいじゃない!」 「それとこれとは違う気が…」
「はあ…はあっ…」 嫉妬、自分への責め、ネギへの愛情など様々な事が渦巻いている。 “嫉妬なんてしちゃ駄目だよね…羨ましいとは思っても…まだまだ私が弱い証拠だね”
少し頭が冷えたのか、落ち着きを取り戻す。 “私はネギ君が大好き。だからもっと頑張らなくちゃ!”
教師として授業をする姿、クラスの皆と過ごす日常、生徒のピンチに見せる逞しい姿。 それらを想い浮かべるだけで一度冷えた体が再び熱を帯びる。先程のものと違う熱さが。 「ネギ君…」
手を胸に当てると、鼓動が速くなっているのを感じ、そのまま手は操られたかのように膨らみを撫でる。
“こ、こんなことしちゃ…ひ、人いるし…” そう思いながらも、既にブラウスのボタンを外し、下着越しに胸への愛撫を続ける。徐々に体が疼きだし、更なる刺激を求める。 “こ、声でちゃう…聞かれちゃ…う”
ブラをも外し既に固く尖り始めている桃色の蕾を指で弾く。
「ふぅぅ…んっ…」 口を固く閉じ、必死に声を殺そうとする。 押さえ切れない性欲を慰めようとするが更に行為をエスカレートさせて自分自身の理性を奪ってゆく。
次は乳房を手で持ち上げ舌で先端を舐める。舌先がそこに触れる度に体がじんじんと熱くなる。
「んんんっ…あっ…」 もう押さえきれない。ひどく湿った自らの花弁に手を伸ばすとくちゃり、という淫らな音を立てる。
「あ、や…うっん!」堪え切れず声が出てしまう。
既に人のいないトイレでは、桜子が自らを慰める淫美な音と、時折漏れる喘ぎ声しか聞こえない。
指の動きが速くなり絶頂へと近付いていく。 「んやっ、あっ…も、もうだめぇっ…」 左手で乳房を揉みしだき、右手で秘所を激しく弄ぶ。
「ね、ねぎくぅん…あ…んああああっ!」 愛する人の名を叫びながら、絶頂を迎え意識が遠のいていった。
「ごめん待った~?」 「いいけど…さっきネギ君が探してたよ?あっちの方に行ったよ」 「わかった~行ってみる」
「じゃ私達先帰ってるね…ネギ君とよろしくやってね♪」
桜子の顔がぼっと赤くなる。
「はいはいバカ言ってないで行ってきな。ネギ君探してるよ?」 円がそう言うと桜子はわかった、と返事し再び教室を出ていった。それを見送り、二人も帰路についた…かに思えた。
「…尾けるしかないよね」 「うん」 円も悪乗りし、二人は後を尾けることにした。
「ネギ君!」
「あ、桜子さん探しましたよ」
「ごめんね~それで何のようなの?」
「立ち話もなんですからそこで話しましょう」 二人は部屋へと入る。
「相談室に入ってった…何しちゃうのよ!」 「何もしないと思うけど…なんなんだろね」二人は例の如く、ドアに耳を立てる。
「あんた達…そこでなにをしてんのよ?」 たまたま通りかかった明日菜が不審に思い声を掛ける。
「あっ、アスナ聞いて!ネギ君と桜子がこの中に」
「ああ、私がネギの事呼んだのよ。桜子の様子おかしかったからね」
「そういうことか!」 「だから盗み聞きはやめましょうね~♪」 明日菜は二人の襟元を掴んで引きずっていく。
「これからがいいとこなのに~」
そして桜子とネギは二人きりになった。
最終更新:2012年01月28日 21:11