318 :逆まる ◆SxlhWBJj/o :2008/03/06(木) 02:09:33 ID:ntDJQjH6
「ひっ!?」
「ご、ごめんなさい」
千雨の余りの驚き様に、学校の廊下で後ろから声を掛けたネギが頭を下げる。
「い、いえ、ネギ先生、こちらこそ」
「あの、千雨さん、どうかしましたか?」
「?」
「なんか、最近よく眠れていないみたいだし、それに、HPの更新も…」
「い、いや、何でもねぇよ、それより学校でHPの事口に出すんじゃねぇよっ」
千雨の口調はわざとぶっきらぼうなものとなった。
「あ、ご、ごめんなさい」
「うん、いや、心配掛けて悪かった、ちょっとその事でさ、
でかいイベントうpしてやろうって徹夜で根を詰め過ぎたんだな、うん」
「そうですか」
「じゃ」
千雨が手を振りながらにっこり笑って先に進んだ。
にこにこ笑って手を振っていたネギだが、ふと首を傾げた。
「そう、そうだよな」
寮の部屋に戻った千雨が大きく息を吐いてどすんとベッドに座る。
「そうだよ、うん、あんな奴らだってヤバイんだからそんなこれ以上なんもないだろ、
そうだよ、あんなの何でもないんだよ、ファンも待ってんだし、いい加減吹っ切んねーと」
千雨がブルブルと頭を振って立ち上がった時、携帯電話にメールが着信した。
「写メ?」
メールを見た千雨の顔色が変わった。
そこに書かれている数字は、悪夢の日時だった。
添付写真を見た千雨は、すとんと膝を着く。
携帯が鳴った。
しつこく鳴り続けた。
「もし、もし」
「よう」
あの、チンピラのボスの声。
「よく撮れてんだろ、制服おっぴろげの初体験ぶっ刺しシーンがよ。
麻帆良学園長谷川千雨ちゃんのプロフ勝手に作って張っつけよーって思ってんだけどさー」
「やめてえっ!!」
「んじゃ、ちょっと付き合ってよ」
千雨は、切れた携帯を握りしめ、うつむき座り込んだ。
「助けて…」
余り人通りの無い道で紙の様に白い顔で呆然と突っ立っていた千雨は、
言われるまま停車したワンボックスカーに乗り込み、目隠しをされた。
人形の様に座っている間も、下卑た笑いと共に胸や尻に悪さをされる。
目隠しを外されると、そこは地下駐車場だった。
ただ、促されるままに、チンピラ達に取り囲まれて歩く。
行き先は同じ建物、マンションの一室だった。
後でどら息子が「勉強部屋」として貸し与えられたと分かるのだが、
ワンルームではない、部屋数のあるフラットのリビングに通される。
「ふーん、大した事ないじゃん」
この間のチンピラのボスやその側近と共に部屋で待っていた、
十代後半あるいは二十代かと言う女が言う。
女はウイッグの金髪が入り交じり、サングラスに毒々しい程の口紅を引いていた。
「あっ!」
女がサングラスを外した時、千雨は声を上げそうになった。
「あっ、なんで、何?」
高視聴率の歌番組とバラエティーを一週間見ていればどっかで引っ掛かるであろう有名人を前に、
千雨は問う言葉を探す。
「おどろいたー?
なんかさー、うちの社長が妙な気起こしちゃってー、散々イイコトしてあげたのにねー。
あんたこっち入って来ると被るしうざいんだよねー、だからお願いしちゃったの。
やっぱー、デビュー前の付き合いは大事にしとかないと、
DQN上がりの癖にいきなしお高くとまって痛い目遭った娘とか結構いるからねー」
「…てめえっ!」
「何よっ!!」
カッと千雨が本領を取り戻し、周囲は突然の、それも片方は今や売れっ子アイドルのキャットファイトを
歓声を上げて見物した。
「がっ!」
「バーカ」
くずおれた千雨の前で、アイドルはスタンガンを手に荒い息を吐いていた。
「ちょっと、こいつに分からせてやっからさぁ」
千雨は、二人のチンピラに両腕を抱えられ立たされた。
その前で、アイドルは手早くデスクに用意されたパソコンを操作する。
「ほら見てよー、ちうちゃんの裏ホームページ、すっごいでしょ個人情報完全記載でさー。
うわー、ぐっちょぐちょのフェラ顔キモーキモスキモスキモスゥ、
こんなおっぴろげて、可愛いマ○コしてんじゃん、処女マ○からロストバージン
ぐちょぐちょズコズコのごっくんおフェラ中出汁十連発ショーまでリアル映像うpしまくりー、
さー、ネット配信しましょーねー」
「やっ、やめろっ!!」
叫ぶ千雨の顔が、パアンと音を立てて吹っ飛ぶ。
「あんた、自分の立場分かってんの?
ホントだったらさー、さっさと公開しちゃえば私の用済んだの、
それがこの私が直々に修正しまくりのネトア風情に会いに来て遊んでやってんだから感謝してほしーよねー、
私の温情のお陰であんた、今学校通えてんの、わ、か、っ、て、る?」
顔を伏せてぶるぶる震える千雨を前に、もう一人の少女はテレビでは決して見せない
踏みつける事の快感に酔いしれた笑顔で千雨に迫った。
「でも、あんたのフツーの学園生活もフツーの人生ももうすぐ終わり、
これもうすぐこのまんまネットにうpされるプログラムんなってるからさー、
そしたらネットアイドルちうちゃんの隅から隅までこの大文豪様が作りまくったセックスライフまで大公開、
学校にも実家にもリアル遭遇しまくり
ちうちゃんおかず丼百杯キモオタ抜きまくり乙乙乙乙うぅうーーーーーっ!!!」
「や、やめて…」
「ん?」
「やめて、下さい、お願いします…」
「口の利き方だけは覚えたんだねー、じゃ、態度で示してもらおっかー」
両腕を開いてケラケラ笑っていたアイドルが、にっこり笑って屈辱に伏せる千雨の顔を覗き込む。
チンピラの男どもがニヤニヤ笑う中、好感度急上昇と言われるアイドルの笑みが最も醜かった。
「なんだよー、ランジェリーじゃねぇのか?」
「駄目よー、見えないトコのオシャレが大事なんだからー」
リビングに立ち、水色のブラとショーツ姿になった千雨にチンピラボスのヤジが飛びアイドルがケラケラ笑う。
「ほらー、早くしないとタイムアップで私のプログラムちゃん作動しちゃうよー」
アイドルの甲高い声を聞きながら、千雨は目を閉じてブラを外し、ショーツを脱ぐ。
「はい、ポーズポーズ!」
アイドルの指示で、千雨は手を後ろに組んで震える脚でその場に立つ。
「ぷりぷり綺麗なおっぱいしてんなー」
「お毛々見えてんぜお毛々ー、もっと脚開いて脚ー」
デジカメの作動音が千雨の心を絶望に切り刻む。
「ふん、そろそろいいでしょ」
千雨は、身をよじり両手両腕で必死に身を隠しながら、仁王立ちするアイドルを前に土下座をしていた。
「わ、私、私長谷川千雨は、長谷川千雨はお姫様の忠実な奴隷です、
決してお姫様に逆らったりはいたしません、絶対服従いたしますので、
どうかこの目障りな長谷川千雨をお許し下さいませ」
千雨は、ふんぞり返って見下ろすアイドルとぷりんと突き出された尻に今にも突っ込みそうな
チンピラどもの眼差しの中、絨毯に涙を染み込ませてひたすら床に額をこすりつけていた。
「ほらー、ちうちゃーん、あんたがそのエロイ尻振り振りして誘惑してっからー、
みんなうずうずしちゃってるじゃないのー、責任取んなよねー」
千雨は、ビニールシートを敷いた上に座らされ、
言われるままに目の前に立ったチンピラボスのズボンと下着を下ろしてビンと反り返ったものを口にする。
「おっ、へっ、へっ、いい感じだいい感じ」
じゅぽじゅぽと出し入れされ、ボスがうわずった声を聞かせる。
「何?実はもう経験済み?おしゃぶり一本いくらで抜いてたのちうちゃーん?」
「わ、私、そんな事っ…」
「さぼんなおらっ!」
「んっ、んんっ!」
「おっ、おっお…」
「キャハハー、メガネにどぴゅぴゅってパターン杉ー」
「やっ、やめっ…て、下さいっ…」
千雨の弱々しい懇願に構わず、アイドルは喜々としてデジカメで撮りまくる。
「どんどん後つかえてんぞー」
「おらっ、こっちも…おー、さすがちうちゃんのお手々は柔らかいでしゅねー」
「んっ、んんっんっ…ぷはっ…」
二人目も直前に引っこ抜き、更に、千雨が両手に握らされた熱い塊からも一斉に噴射したため、
千雨の視界はほとんど効かなくなっていた。
「でもよー」
「あっ」
「見ろよ、こっちも結構いい感じだぜおいー」
ボスが眼鏡を取り上げて言った。
「やっ、返して、っ…」
思わず取り返そうとした千雨が、ボスと目が合って顔を覆って泣き出した。
「何こいつー、キモッ、ほらっ、どんどん抜いちゃってよ、
あんたらのデコレーションで芸術しちゃうんだからさー」
「やっ、や、やっ…んんっ…」
千雨の狼狽など相手にもされず、次々と千雨の口と両手は男たちの欲望を吐き出すために、
千雨の震える素顔をその行き先として使い倒される。
千雨は、剥き出しにされた素顔が生温かく気持ちの悪い感触に覆われるのに、
そして、その醜態が刻一刻と消える事の無い記録とされるのを、啜り泣きながら耐える事しか出来ない。
「またビンビンして来たぜおいっ」
「早くしろよっ」
「じゃーさー、自分でしちゃいなよー、結構美乳だしー」
「おおっ、とーぜんっ!」
「おっ、おおっ、おっ…」
胸から上は最早元の色すら分からぬ程に汚し尽くされ、シートの上にぐったりと横たわる千雨の太股を抱え、
チンピラの一人がこれまでの仲間同様千雨の中に突き入れ絞り出す。
その有様をデジカムで撮影していたアイドルは、男が欲望を果たすと、
それまで通りどろりと溢れ出すズームアップを撮影した。
「分かってるよね」
ほぼ全員が満足した辺りで、微動だにせず横たわる千雨にアイドルが言った。
「事務所何か言ってきても絶対断るの絶対、ちょっとでもあんた見かけたら
ソッコーヤリマン映像流出で強制引退させちゃうからねー」
「はい…お姫様…」
「よろしい。あんたの事気に入っちゃったしさー、最後これで止め刺しちゃってよ、
二度と変な気起こさないよーにね」
アイドルはバケツを用意してからザラザラと大量のイチジクとデジカムを用意して言った。
最終更新:2012年01月31日 11:13