28スレ341

341 :315こと逆まる ◆SxlhWBJj/o :2008/03/09(日) 02:33:16 ID:a38e6M+Y

「…さん…長谷川さん…」
「!?」
「長谷川さん、次、読んで下さい」
「あっ、あのっ、ごめんなさい分かりませんっ」
「そうですか」
教室に笑いが起こる中、ネギも少し困った笑みを浮かべて先に進んだ。

「千雨ちゃん」
廊下で千雨に声を掛けたのは明日菜だった。
「あ、ああ」
「あのさ、最近なんかあった?」
「いや、別に何にも。どうかしたか?」
「なんか…元気なさそうだし寝てないみたいだし…ネギも心配してるし」
「あ、ああ、何でもない、ちょっと寝不足なだけだ。
心配かけて悪いな」
「そう。何かあるんだったら相談してね、あんまし役立たないかも知れないけどさ」
「ああ、分かったよ」

笑みを作って手を振って明日菜と分かれた千雨は、寮の部屋でベッドを叩いていた。
「私は…信じてないのか?」
思い知る、自分が小ずるい人間だと言う事を。
ネギが、その仲間が、バカみたいな所はあってもどれだけ誠実で綺麗な人間なのか、
一緒に戦った筈の自分には分かっている筈なのに、
みんななら分かってくれる、千雨が被害者で苦しんでいる事を分かってくれる筈なのにと。
分かっている筈なのに信じられない、それは、自分が小ずるく弱い人間だから。
だから、他人の事を信じられない、本当は自分の事しか考えられない、
そんな人間だから本当には仲間の事を信じられない、そんなの仲間じゃない。
結局リアルな長谷川千雨は、ネットにも魔法にも居場所の無い長谷川千雨は、たった一人。
腕で涙を拭った千雨は、虚ろな瞳で身支度を始めた。

「んっ、んんっ、ん…」
たまり場マンションのリビングを訪れた千雨は、ソファーに長座するボスの股間に全裸で顔を埋め、
反り返ったものを口に出し入れしていた。
「んんんっ」
千雨が、白い喉を反らして粘っこい噴出物を飲み干す。
「ちょっとの間に随分上手になったなぁ、こっちも…」
「んっ、あんっ」
千雨の尻から女の奥に突っ込まれたボスの指が激しく動き、千雨が声を上げる。
「○坊の処女マ○がすっかり馴染んでよぉ、ちょっといじくったらスケベ汁だらだらってなぁ」
ボスは、千雨が溢れさせたものに濡れた二本指を千雨にしゃぶらせる。

「あっ、ああっ、あっ…ご主人様、ご主人様の当たってるぅ…」
「いい腰つきだぜおい、ぐいぐい締まってくねくねうねって、
とんだエロエロ女子○生ネットアイドルがいたもんだなおいっ」
「は、はい、ちう、ちうはエロエロです、ちうはチ○ポ大好きのエロエロ女子○生ネットアイドルですぅ」
「おーおー、すっげぇなぁ、上ん乗っかってズッコンバッコンかよぉ」
「ヤリマ○一直線いってんなぁおいー」
形のいい乳房をぷるんぷるんと揺らしながら、黒髪を乱して男の上で腰をくねらせ
全裸で貪り続ける千雨を前に、ぞろぞろと到着したチンピラたちがニヤニヤとヤジを飛ばす。
「おっ、出るぞ、また出すぞっ」
「は、はい、ちうの中に一杯一杯ご主人様のミルク出してぇ」
痙攣が治まり、男の裸の胸板の上ではあはあ息をつく千雨が、
何人もの男に床に引きずり倒される。
「んっ、んんっ、ん…」
虚ろな瞳で口を犯され、尻を抱えられ貫かれる千雨を眺めながら、ボスは一つ算段をしていた。

「おおーっ」
「ちうちゃんだー」
「リアルちうキタ―――――――――」
ビルの地下、貸し切られた小さなステージ、どことなく雰囲気とはそぐわない
オタ臭溢れる観客の前にフリフリコスのネットアイドルちうが降臨した。
「あ、あの…えっと…」
「ちうだー」
「ちうちゃーん」
「ちうだぴょーーーーーーーーん」
ステージ上からの裏返った一言に店の中がどっと沸いた。
「はーい、徴収します徴収しまーす」
愛想良く笑ったチンピラが参加料を回収する。
最近更新が止まっていたHPで、
財政ピンチによる臨時イベントとして呼びかけられたのがこのステージだった。
些かややこしいので詳細は割愛するが、学校関係も閲覧していると言う千雨の懇願に、
メールを使って限定的に呼びかけられてはいた。
ポーズを取りながら、本当はデジカメの作動音を聞くだけでも吐き気がする、泣き出したく逃げ出したくなる。
それでも笑顔を作り続ける、昨日までも今日からもそうする様に。
「はーい、お色直しだぴょーん、ちょーっと待ってねー」
その声に隠れた震えに気付く鋭さなど、求めるだけ無駄、分かったとしても無駄。
「出来ない、許して、お願い」
「おいー、今更何言ってんだー?箱代だって掛かってんだぞー」
奥で泣き出しそうな声で懇願する千雨にボスは余裕の声で言った。

「だって、こんな事したらバレる、学校にもみんなにも、そんな事になったら…」
「大丈夫だって、写真なんて意外と分かんねーんだからよー、
何かあってもそっくりさんで通せばいいんだって、それとも今バラすかー?
ネットアイドルちう麻帆良学園長谷川千雨の本番上映会おっ始めるかー?
何ならお持ち帰りのおみやげに映像データ二十枚から用意してんぞー。
今更ぐじぐじしてんじゃねーよ、客待ってんぞオラー」
ボスが、顔を覆ってしゃがみ込んでしまった千雨の腰を蹴りつけた。

「おいおい、あれがさっき泣いてた根暗オタかよ…」
「おおーっ、14話伝説のポーズー」
「こっち向いてちうたーん」
「貴様、誰に物を言っている」
「ぐはっ!」
裏方でチンピラが呆れ、オタが手を挙げてのけ反る中、
ステージから杖を向けるルーランルージュに向けて一斉にシャッターが切られる。
ステージの照明の色調が変わった。
それとともに、千雨が観客を右手に見る形で、長座に近い形で膝を緩く曲げて座る。
千雨が右手の観客に少しけだるい表情を見せる中、元々ミニの黒いスカートが腰近くまで下がる。
右膝を立て、その結果右の太股を丸出しにして観客を正面にうずくまっていた千雨は、
身を起こすと黒セーラーの上着が胸板のそのちょい上までまくれていた。
「敵幹部ルーランルージュ様の秘密の一時、こっから先は五百円追加ー」
スタッフが追加料金を回収して回る。ここでは何の問題もなかった。
「はいー、今のは予告今のは予告これから本番マジほんばーん」
「はあー?」
「何だそりゃー?」
出された値段にブーイングが飛ぶ。
「ちうリストなら絶対損はさせねーって、なぁー」
「ほらほらぁ、今更生に退く事知らずだろおいーっ」
「マジでこの先ありありかぁ?」
「とーぜんっ!」
「ぜってーいいの見せろよーっ」
「おっしゃー、買ったー」
「俺もぉーっ」
今一つ分かっていないのか、それでもスタッフとサクラが異様に熱いやり取りをする中、
追加チケットが次々購入される。
ステージ上では、合図と共にセーラーを腕までめくり、スカートも逆方向までまくり上げた千雨が、
黒いランジェリー姿で様々にくつろいだポーズを撮っていた。

「色っぽいちうちゃーん」
「ちう様ついて行きますぅーっ」
歓声の中、千雨はブラのホックを外し、千雨はぺろりと唇を嘗めながら左腕一本で形のいい乳房を隠した。
隠しながら千雨は観客に挑発的な眼差しを向け、
絶叫と共に、杖一本で中心を隠した美乳に一斉にデジカメが向けられた。
更に、左腕で先だけを隠しながら、観客に顔を向けて体を倒す。
当然、観客の視線は谷間に集中する。
また、うおおーっと歓声が上がる。
ステージの黒子がスカートをずらし、ヒップが半ば剥き出しになっていた。
左腕で胸を隠しながらステージに座った千雨は、既にランランとした視線を感じながらごくりと息を呑む。
「ちうちゃーん」
「もうー、じらさないで脱いじゃってよちうちゃーん」
「おっぱい見せてちうちゃーん」
「おいっ、やめろって困ってるだろー」
「まずいだろそれー」
「だって誘ってんだろあれー」
「み、みんなー、ちうの事好きぃー?」
「おおーっ!」
「ちうのおっぱい見たいー?遠慮しなくていいのよー、
ちうもねー、ホントはすっごいエッチな事興味ありありなんだからー、
じゃーもう一度ー、ちうのおっぱい見たいー?」
「おおーっ!」
「おおおーーーーーっ!!」
数人のサクラの叫びに呼応する歓声が響いた。
「でもぉー、秘密基地の財政ピンチでルーランルージュ財務大臣また怒られちゃうー、
また泣いちゃうのー」
両腕で巧みに胸を隠しながら、千雨は両目の前で両手を握った。
「だからねー、ちうのぷりぷりおっぱい見たかったらー、
ルーランルージュ様の秘密口座にぃー」
千雨が、掲げた右手で指を一本立てた。
「おっしゃー一本ー」
「万券一枚って安いってぇー」
「見せて見せてー」
「こんなチャンスねーって、黒字んなったらまたネットから出て来ないんでしょー?」
「そうよー、ルーランルージュ様は本当はプライド高くて恥ずかしがり屋なんだからー、
新兵器買いまくりの財政ピンチで泣く泣く帝王様にステージに売り飛ばされちゃったのグスン」
「はーい、借用証オッケーよー、携帯見せてー」
本当に泣きたい状態、頭の中ぐちゃぐちゃ、なりきるしかないやりきるしかない。
「オッケー、きょうもちうは…」
「うおおおーーーーーーーーっ!!キタ―――――――――――――――ッッッ!!!」
「元気だぴょーーーーーーーーーーんっっ!!!」

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最終更新:2012年01月31日 11:14
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