28スレ352

352 :315こと逆まる ◆SxlhWBJj/o :2008/03/10(月) 01:53:33 ID:ZS3U5deT

(枝ルート2)

全身、特に酷使された下半身がズキズキする。
洗った筈なのに臭いが消えない。
何より、頭の中がかあーっとなって、今まで回線越しにどれだけ盛り上がっても
それがちっぽけなものにしか思えない真っ白な感覚。
思い出される、思い出してぐるぐる回る、ノリノリでアヘアヘでぐちょぐちょで…
「君、大丈夫?」
「あ、大丈夫大丈夫、大丈夫ー」
夜道で膝を着いた千雨に声を掛けたサラリーマンは、やけに可愛い声の娘だと思って去って行った。
ふらふらと歩いていた千雨は、視線の先の漫画喫茶にふらりと足を運んでいた。

「開きました…あ、すいません、手違いです」
研究棟を訪れたネギと明日菜の前で、葉加瀬聡美は使用中のパソコンの電源スイッチを指で押すと言う
素人目にも危険な行動をとっていた。
「どういう事ですか、葉加瀬さん?」
ネギが真面目な口調で尋ねる。
「あはははー、失敗、しっ、ぱい…」
ネギと明日菜が真面目な目つきでズイと迫る。

チンピラ達から最初に強制されたオフ会から何日過ぎたか、
ルーランルージュに扮した千雨がカラオケマイク片手に拍手喝采を浴びていたのは、
カラオケボックスではなかった。
「ちうちゃん最っ高ーっ!」
「かーわいいーっ」
「あーん、もう汗掻いちゃったーっ」
まくり上げた黒セーラーでパタパタする千雨に同室した若い男たちから歓声が上がる。
「ちうちゃんもっと見せてー」
「脱いでーっ」
「えーっ、だってえー、ちうのおっぱいお見せ出来るほどおっきくないしぃー」
「そんな事ないよー」
「ちうちゃんのおっぱい見たいー」
「もうーっ、しょうがないなぁーっ」
「うおおおーーーーーーーっ」
ちょっと恥ずかしげにはにかむ千雨がぺろんと剥き出しにした美乳を前に
男たちが歓声を上げる。
「うわーいうわーいうわあーい!」
千雨は、衣装のまま部屋に備え付けられた巨大なベッドに飛び乗り、ボンボン尻で飛んで歓声を上げる。
そこに、男たちも一斉に群がった。
「ち、ち、ちうたんのおっぱい」
「ちう様のおみ足ぃ」
「あーん、もうーん、じゃあー順番決めてえー」

「んふふふふー」
千雨は、ベッドの上に立つと、スカートの中に手を入れて黒いTバックショーツの生脱ぎを始めた。
「そーれっ」
「ワウワウワウワウワウッ!!(イメージ)」
残りの男どもがそちらに殺到している間に、ベッドに仰向けになった千雨に、
ジャンケン王が覆い被さる。
黒セーラーをまくり上げて膨らみの感触を堪能した男は、
スカートをまくり上げ丸裸になった千雨の女に顔を埋めていた。
「はっはっはっはっはっ」
「あんあんあんあんあんっ」
その、最初の男が覆い被さり果てた頃には宝物を巡る死闘を終えて他の男も近づいて来ていた。
「いいよー、あーん」
「ほおおおっ!」
大きく口を開けた千雨を前にカチャカチャと慌てふためく男たち、ようやく千雨の口にも一番槍が突かれた。
「んっ、んんっ、んっ…」
「ち、ちうたん、俺、ちうたんにっ」
「んんんっ、入れて、入れてぇ、ちうにビンビンのガンガン入れてちうの中にどぴゅどぴゅしてえんっ」
「おおっ!」
男の一人が千雨を貫いた頃には、千雨の両手は出遅れた二人の昂ぶったものを掴みしごいていた。
「はんっ、はんんんっ、んんんーーーーー」
「俺、俺っ」
「ちう様ちう様あっ」
「おっ、おおっ、ルーランいくうっ!」
さ程でもない長さの戦いの末、千雨は、どろりと上と下の口から白い液体を溢れさせ、
頬や髪の毛にもぬるりと粘液を光らせてベッドの上でぐったり大の字に横たわっていた。
そんな千雨が、のっそりとうつぶせになって動き出す。
「まだいけるー?まだいけるー?ちうはいいよー、ちうはいつでもどこでもいいよー…」

「ちょっとおだてりゃいつでもどこでも公衆便所ちうたんでーす」
「完全中毒だねあれー、褒められてお願いされたら誰でもオッケーのネトア中毒」
「○坊だろ、ヤバクネ?」
「大丈夫大丈夫、だって、風俗なんかより全然なんだって値段もテクもさぁ」
「末恐ろしい○坊もいたもんだな」
「ヤリマンちうのエロテクさいこー」
「ちょーっと褒めてあげたら
場所代だけでかわいこちゃんの現役手○坊手コキおフェラ生本番やりまくりのフルコース
風俗なんてばからしーって」

千雨は、ルーラン姿のまま、足取りも軽やかにラブホテルから夜の街に出て行った。
「次のオフ会次のオフ会ー♪」
「千雨さんっ!」
携帯電話をいじくっていた千雨が叫び声に振り返る。
そこには、ネギが息を切らせて立っていた。
「どうしたんですか、千雨さんっ?」
怖いほどの顔で迫るネギにも、千雨は無邪気ににっこり微笑んでいた。
「千雨さんのHPが滅茶苦茶になってて、それで色々調べて、その…」
「怒った顔もかーわいーんだー」
「千雨さんっ!」
先生としての威厳を真正面から否定する様な千雨に、ネギは本気で怒気を見せていた。
「ネギせんせーかーわいいー、
ネギせんせー、ネギせんせーもちうがー、ルーランルージュ様がー、
ちうがー、イイコト教えてあげるうー」
「あぶぶぶぶっ!!」
「なーにやってんのよこのショタコン女ああーーーーーーーーっっ!!」
間一髪、熟練の跳び蹴りが炸裂し、千雨はバッタリとその場に倒れた。

「ネギせんせー」
麻帆良大学病院のロビーで、のどかがネギに声を掛けた。
「あの人…長谷川千雨さん、なんですか?」
「何言ってるの?」
不思議な問いかけに明日菜がいぶかしげに言う。
「読んだ、んですけど…」
のどかがいどのえにっきを差し出す。
「これは…」
「幸い妊娠や性感染症は白でしたが、医師の診断は解離性人格障害です」
「葛葉先生」
「いわゆる多重人格、ですね」
夕映の言葉に、現れた刀子が頷いた。
「こちらの術者が、もっと深い所まで読みました。
彼女はひどい、その…酷い性的虐待を受けていました。
繰り返し行われる惨い虐待、その辛さから逃れたいばかりに、彼女はその事を、
性的に虐待される事を辛いと思わずむしろ喜んで受け容れる新たな人格を作り上げてしまったのです」
「それが、ちう、ですか」
のどかの言葉に刀子が頷いた。

「幸い、それは記憶操作で対処出来ます。ネットの方は弐集院先生が、記憶操作班と合同で対処しています。
まあ、学園長以下こちらの主立った者が総力を上げていますからなんとかなるでしょう」
「お世話になります」
ネギがぺこりと頭を下げる。
「元々、彼女には何等落ち度はありません。
彼女の辛い過去はバカドモの存在そのものとともに見えない闇の歴史として抹殺される、それだけの事です。
だからネギ先生も皆さんも、普通に接してあげて下さい」
最後に一瞬怒気を見せて立ち去る刀子に、刹那が改めて頭を下げた。

ピピピピ、ピピピピ、ピピピピ
「う、うーん」
ベッドの上で、千雨は大きく伸びをした。
「んー、なーんか忘れてないかなぁー…
気のせいか」
ゴキゴキ体を鳴らした千雨は、パジャマのまま洗面所に向かい顔を洗う。
いつもの一日の始まり。

「おはよー」
「おはよーございまーす」
「おはよー千雨ちゃーん」
相変わらず元気のいい奴らだと思いながら、それでもちょっと愛想良く手を振ると何か気持ちがいい。
“今日は機嫌がいいのか私?”
「千雨さん」
「おおっ」
思わず驚きの声を上げて振り返ると、そこにはネギと明日菜、木乃香、刹那が立っていた。
「あの、おはようございます、千雨さん」
にっこり笑って挨拶するまでの微妙な間がやや引っ掛かったが、いつもの清々しい笑顔だった。
「あ、ああ」
「おはよ、千雨ちゃん」
「おはよー千雨ちゃん」
「おはようございます長谷川さん」
「ああ、おはよう」
ひらひら手を振って少しうるさそうに千雨が言うが、それはいつもの癖、
それでも、ふっと千雨の顔は綻んでいた。
何故か、今日はひどく気分がいい。何か重苦しい黒い雲がまとめて消えたみたいだ。

(枝ルート2・終わり)

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最終更新:2012年01月31日 11:16
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