27スレ527

527 :名無しさん@ピンキー :2007/09/07(金) 20:30:13 ID:fDouJ31W(3)

例えば女の子には王子様が存在する。
私にはそれが「お姉さま」だということ…



佐倉愛衣は放課後スキップをしながら歩いていた。向かう先は高音こと『お姉さま』の家である。

「今日はお姉さまとどんな練習するのかなぁ」

へへっと笑い足を早めた。大好きなお姉さまに会える日はこの上なく幸せである。

お姉さまの家につくと、ナツメグさんが先に来ていた。
「愛衣もナツメグも、今日ははやかったわね」
お姉さまがぢゃあ地下へと言い、私たちは従った。

私とナツメグさんはお姉さまと仮契約を結んでいるパートナー同士だ。
週に何度かはこうしてお姉さまを訪ね、魔法の練習をしている。

「お姉さまと二人がよかったな」
どちらからともなく相手に聞こえないくらいの声でささやく。


【そもそも私の方が先にお姉さまと契約していたのに、最近のナツメグさんは妙に張りあってくるしな…お姉さまもナツメグさんは飲み込みが早いって誉めるし…】

もやもやが心の中で渦巻き、気付くといつの間にか唱えた無永昌呪文の矢が自分に向かってきていた。

「きっ、きゃー」


とっさに屈み込んだが防ぎきれないだろうと思っていたら、ふわりと体が抱きかかえられ、目を開けるとお姉さまにお姫様抱っこされていて間一髪助けられた。
「ふぅ、やっぱり愛衣は集中力も力もナツメグに劣るわね」
姫抱きされて喜んだのもつかの間、今度は地獄へ突き落とされた気分だった。

「っ…」
泣きたい気持ちを抑えてお姉さまを見つめた。

お姉さまは少しして、私の頭を撫でると、優しく言った。
「そろそろ魔力を少し送ってみようかしらね」

「ふぇ?」

お姉さまが私の頬を包み、口が触れた。突然のことに驚いて腰をひくと、逆に抱きすくめられる。
「ん…ふっ………ぁ」
これがお姉さまの魔力供給らしかった。
なんだか体中気持ちよくなってきた。
「ぷは…ぁ」
ようやく口が離れると、銀色の糸が地下室の薄暗い電灯に照らされる。
「お姉…さま」
「これで愛衣の魔力は高まったはずよ」

まだ心臓の高鳴りはおさまらない。お姉さまとキスするのは仮契約以来だ。

キスの余韻に浸っていると、ナツメグさんがお姉さまに詰め寄ってきた。
「姉さま、もちろん私にも魔力供給してくれるんでしょう?」
するとお姉さまは一息ついて
「愛衣をナツメグと同等の力にするのに大分使ったから、今日はもう無理ね」
「そんなぁー」
「第一ナツメグは今のままでも十分よ」

お姉さまが軽く受け流したことにとても安心した。
ナツメグさんは心底悔しそうな顔をしていた。



練習が一息つき休憩に入った。お姉さまに魔力を貰った後は信じられないほど、強くなっていた。

(ナツメグさんにも追い付けたし、お姉さまにも褒められちゃった)

リビングのふかふかのソファーに座り、にこにこしながら愛衣スペシャルロイヤルミルクティー(激甘)を飲む。だがナツメグが高音にベタベタとしているのを見るのは心苦しく、目をそらす。

そんな様子を高音は見ていたが急にめまいがして目頭をおさえた。
「お姉さま!」
愛衣はすぐさまかけより、高音の手をとる。
「大丈夫よ。多分一時的に魔力を使い過ぎたせいね」「私のせいです…」
落ち込む愛衣に高音は優しく話す。
「違うわ愛衣。それに少し休めば直るから」

「私が介抱します」
ナツメグが二人を見兼ねて口をはさんだ。
「なっ…それは私が」
「ありがとうナツメグ」
「お姉さまぁ…」
「でも今回は愛衣に面倒かけるわ」

高音が力強くいい、結局愛衣が一晩泊まりナツメグは帰ることになった。

ナツメグを見送った高音に愛衣は疑問をぶつける。
「どうしてお姉さまは私を選んだんですか?」

高音は愛衣の隣に腰をおろすと愛衣を見つめて答えた。

「愛衣が私を見ていないから」


愛衣は高音が言った意味がわからなかった。
少なくとも私はお姉さまをいつも見てきたつもりだ。
困惑が入り混じった目で高音をみると、高音はポケットから一枚のカードを取りだした。
「それは…」
「仮契約の時のカードよ。私は愛衣をミニステル・マギにして後悔したことなんてないわ。なのに…」
そういうと愛衣の頭を優しく包み込み、髪に顔を近づけた。
「最近のあなたは私を心から信頼してくれてないみたいね」
「そんなことっ」
「ないって言える?カードを通じて私にはわかるわ」
愛衣はおしだまった。確かにナツメグさんが来る前ほどお姉さまを信頼仕切ることはできなかった。でも…「ぢゃあなんでお姉さまはナツメグさんが必要だったのですか!」

胸元をつかんで、涙で濡れた顔で問う。
それが私が1番聞きたいことで、自分を苦しめるものだった。

「そういうことだったのね…」
高音はつぶやくと、愛衣をソファーに押し倒し、キスをする。
「ぉね…さ」
愛衣の言葉を塞ぐように、舌をからめとり、濃厚なキスをする。

酸素が足りなくてくらくらする。愛衣はとぎれそうな意識を必死にとどめていた。
「むぅ…」
ピチャっと音がして、ようやく開放された口から酸素を送り込む。

ハァハァと肩で息をする愛衣の耳を甘かみしながら高音は話す。
「私以外を気にする愛衣には調教してあげる」
愛衣は真っ赤になった顔でこれから起こることに体を震わせた。


高音は器用に愛衣の征服のリボンをはずすと、前をはだけさせ、軽く吸い付く。「お姉さま…ちょっ……やぁ」
必死によじって逃げようとする愛衣だが、思いのほか高音が力強く手首をつかんでいるため、無駄に終わる。
「愛衣。力を抜きなさい」優しく耳元で囁かれぞくぞくしてしまう。気を抜いたすきに口を開かれ舌が入ってくる。

ぼーっとする頭の中でそもそもこの行為がなぜ行われているかすらわからなくなってきた。
お姉さまがナツメグさんより私を愛してくれてるということだろうか…

不意に自分の上半身が軽くなり、見るとお姉さまが私のお腹の下辺りに馬乗りになり見下ろしていた。

「まだ信じていないのね」ぐいっといきなり顔を近付けられ、その端正な顔立ちに身震いする。
「だっ…だってお姉さま…。…ていうか私の心読んでるんですかー」
聞くと高音はあっさりと肯定する。
「私の大事なミニステル・マギのことですから」
「っ、だったらなんでナツメグさんを…」
「…学園長に頼まれて、まぁナツメグは出来もよかったし」
なんだか言い訳にしか聞こえてこず、愛衣はいいようのない思いでうるんだ瞳で高音を見る。

瞬間高音の眉がぴくっと動いた気がしたが、頬にキスされまた力が抜けてしまう。

高音の手が下着ごしに胸をなぞり、恥ずかしさにうつむく愛衣。そんな愛衣の様子を見た高音は器用にフロントホックを外すと、直にまだ発達途中の胸を触る。


「ぃやです。…っお姉さま」
「なぜ?」
ふにふにと胸の形を変えて楽しそうに高音が呟く。

「あ…やっそこわ」
いきなり突起を摘まれた。体の奥がじんわりと熱くなり、高音の目が恥ずかしくて見れない。

一通り、胸をもてあそんだ高音はスカートの下のショーツに手をかける。
さすがに愛衣も不安で高音の手を掴み制すが、高音がなにか呪文を唱えると、頭の上で手が見えないなにかにしばられたようになった。

高音が触れるとそこは隠しようがないほど湿り気をおびていた。

「愛衣は私に感じたなんて淫乱ね」
首を振り否定するが、自分の秘所は愛衣の意思を覆すように、とろとろの液体を流す。

高音が人差し指で軽くくすぐり、蜜を手にからめると愛衣の口に導いた。
「舐めてきれいになさい」有無をいわさぬ迫力にひるみ、泣きながら愛衣は高音の指ごと自分の愛液を舐める。

それを見ながら何かを考えていた高音は、すべて舐めきり不安げに自分を見つめてくる愛衣に気付く。
よくやったわと髪にキスを送り、その手を秘所へとあてがう。

お姉さまがこんなに恐ろしく見えたのは初めてだし、なまめかしく見えたのも初めてだった。
同性として欲情してしまうほどに…

ぐちゅっという音とともに高音の指が入った。
「んっ…」
内側の壁をなぞり、外では突起を弄ぶ。

「やっあああ」
その感覚はすぐにきた。体中の力が抜けて妙な脱落感が気持ちいいとさえ思った。
高音は満足そうにその様子をみると、まだ動けない愛衣の服を脱がせ、自分も裸になった。
綺麗なプロポーションの体に愛衣は息を飲む。
高音は愛衣の秘所に口を持っていき、舌で愛撫を始める。
「あっ…い……お姉さま」舌でおおきく舐めあげられると、愛衣は早くも二度目を迎えた。

「愛衣ばかりずるいわね。」
そういうと高音は自分の秘所に愛衣を導いた。
愛衣は戸惑いながらも高音に素直に従った。
「いいわ…愛衣……もっと」
お姉さまが自分の愛撫で感じていることに喜びを感じ、今は自分の意思で動かす。
高音がイくと二人はどちらからともなく、ソファーに倒れこんだ。





次の日、チャイムの音で目を覚ました高音は隣ですやすやと寝ている愛衣を起こすのが気の毒で、一人着替えて玄関へと向かう。

予想通りナツメグが立っていたが、大丈夫だから学校へ行きなさいと言って扉を閉める。

寝室へと戻った高音は優しく愛衣を抱えると、風呂場へと歩いた。

一方追い返されたナツメグは透明魔法を使って、家の中へと侵入していた。

おわり

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最終更新:2012年01月31日 12:18
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