921 :リボンなナイト ◆aaJsVuiKdg :sage :2007/12/26(水) 00:39:19 ID:kp4boyQn(10)
辛うじて緩められた脚の、むっちりと力強い太股の奥からネギにその姿を覗かせていた。
「ここが、これからネギ君のものになる女の子の大切な所。
だからほら、もっとよく見て」
ネギは、雰囲気の酔いに任せてふらふらとバスタブの壁まで体を近づける。
「このね、ちょっと飛び出した所、ここが女の子が一番敏感で気持ちいい所、ほら、こうやって…」
「あっ、ゆーなっ…」
僅かな接触とアキラの声にネギはぎょっとした。
「ね。敏感過ぎるからやさしーくしてあげないと痛かったりするの。
こうやって、ここをいじりながら…」
人差し指を敏感な芽に残したままの裕奈の中指が、蜜を吐き出す源へと沈んでいく。
「ここ一番大事な所ね。女の子もね、気持ちよくなるとここからぬるぬるが溢れて来るの。
ほーら、ネギ君に見られてこんなになってるでしょー」
「やっ、裕奈、お願いっ」
アキラの目の前で指から指に粘液の糸を引かせる裕奈のお約束に、アキラがぷるぷると首を横に振る。
「お願い、何なのかなー?もっとぐちゅぐちゅしてネギ君の前でいイッちゃいたいんでしゅかー?」
「ゆーなぁ、裕奈いじわる…」
もう一押ししたら本当に泣き出しそうなアキラのか弱い姿を、ネギはぽーっと眺めるだけだった。
「ほら、ネギ君がアキラの一番大切な所、気持ちよくしてあげて」
「こう、ですか?」
「う、んっ」
「そう、そうそう、いい感じよ、ネギ君、ってアキラも言ってるし。
それでね、穴の方も指入れてあげたら気持ちいいの」
裕奈は、にっと笑ってネギの後ろの方に引っ込んだ。
「う、んっ、あっ、ネギ君…ああっ…」
ネギが一番敏感なところを人差し指で刺激しながら中指をアキラの女の奥へと沈め、
見様見真似で動かしている内にアキラの声が激しくなるのは嫌でも分かった。
「あっ、いっ、恥ずかしい…あ…」
「可愛いですよ、アキラさん」
「やっ」
ネギから素直な声が出てしまったが、アキラはぶんぶんと頭を振る。
ネギは、中指の動きでアキラの声が更に切羽詰まったものになる事に気が付いた。
「く、うっ…ネギ君、アキラ…」
ネギに急所を探り当てられたアキラの声を目と鼻の先で聞かされている裕奈は、
バスケで鍛えられた太股に右手挟み込んだ右手をもぞもぞと動かしながら荒い息を吐いている。
目の前で快楽と羞恥の間で喘ぐアキラ、真剣に目の前の女性の幸せだけを追求するネギの姿に
裕奈がたまらず目を閉じると、まざまざと瞼に蘇って来る。
その頼もしい体を窮屈なバスタブに曲げ、豊かな黒髪を垂らし広々とした背中を無防備に晒して
この可愛らしい男の子に屈服の姿勢をとる倒錯的なアキラの姿、
自分の目の前で、抱き締めると逞しい体を、
特に震源地に近い近いお尻を自分の女性の真ん前に密着させてぷるぷる震わせる感触、
切羽詰まった女の子の様な声を漏らしながらアキラの奉仕を受け容れ、
上目遣いに見られる度にうめき声を上げて暴発を耐えていたネギの眉根を寄せた切ない顔が浮かんでは消え、
裕奈の中をより熱く沸かせる。
「あうっ」
かあっとわき上がるのを感じた裕奈が、思わず左手で豊かな自分の膨らみを掴み、
突き抜ける急成長期の痛み混じりの快感にたまらず声を漏らす。
「ネギ君」
くちゅくちゅと吐息がそれぞれ二重奏を奏でるバスタブの中で、裕奈が声を発した。
「あのね、ネギ君の指もすっごい上手みたいだけど、
その、敏感な硬い所ね、そこもぺろぺろしてあげるともーっとアキラ喜ぶんだよー♪」
「ちょっ、ゆーなっ!?はううっ!ダメッ、駄目、汚いはうううっ!!」
「あ、あんっ、あ…」
亜子が、もう臆面もなくサンタスカートの中の指を動かしながら隣を見ると、
まき絵の熱く潤んだ瞳が亜子の目を捕らえた。
まき絵が、もう臆面もなくサンタスカートの中の指を動かしながら隣を見ると、
亜子の熱く潤んだ瞳がまき絵の目を捕らえた。
「亜子…熱い、熱いよ、亜子…」
「まき絵、まき絵かわえぇなぁ…」
貪る様なキスだった。
「すごく、すっごく熱くなってるの」
「うちも、うちもや…」
「勘弁してよ、もぅ…」
報道人として、今起きている事これから起こる事を冷静に、客観的に記憶しなければならない。
トレーナーの上から胸を掴み続ける左手とクッションを挟む太股にぎゅっと力を込めながら、
朝倉は心の中で言い聞かせ辛うじてその一線は守っていると自分に言い聞かせる。
「ちょ、あっ、はっ、らっ、らめっ、らめえっ、はううぅううーーーーーーーーっ!!!」
バスタブでは、突然の噴射を正面から浴びたネギが、顎から髪からアキラの迸りの水滴を滴らせて
呆然としていた。
「あ、あの…アキラさん…」
「うわー、すっごいスプラッシュ来たねアキラー♪」
アキラは真っ赤になった顔を覆った。
「大丈夫だよーネギ君、おしっこじゃないからねー♪
女の子もね、すっごく気持ちよくなるとこんな風にぴゅーって飛び出しちゃう時あるの。
でも、ホント末恐ろしいわ、今から女の子こんなにしちゃうんだから」
「あの…アキラさん、大丈夫ですか」
「だい、じょうぶ…」
それでも、未知の経験を前にアキラの事を心配するネギの優しさに、アキラはかすれる声で答えた。
「ホントに、気持ちよかったんですか?」
「はい…ネギ先生すごい…凄い、気持ちよくて、こんなの初めてで…」
「そうですか、気持ちよかったんですか」
「えっ?あ、ち、ちょっ、ネギ先生?ねっ、あ、あっ、ああっ、ああ………!?!?!?!?!?」
バスタブの縁、物置のための僅かなスペースで空気背泳をしていたアキラの全身が甲高い声と共に突っ張る。
ネギを巻き込もうとするアキラの熱い女性から指を引き抜いたネギは、
避けるでもなくアキラの欲情の証をその顔に浴びていた。
「はぁ、はぁ、はぁ…」
「?っ、とっ」
バスタブの縁から腰掛けたアキラのヒップがずれて滑り落ち、
ネギが、左腕でアキラの腰を抱いて辛うじて支える。もう一段二段アキラを落としてから右腕で背中を抱いた。
「大丈夫ですか、アキラさん?」
目の前で自分を抱き締めるネギの顔を見て、アキラは自分の頬が熱くなるのをハッキリと感じた。
「大丈夫、です。ごめんなさい…」
荒い息を吐くアキラ、その胸の感触がネギの胸に直接伝わる。
「あっ…」
アキラが小さく声を上げ、ネギが狼狽を見せる。
狂おしく可愛らしいアキラを前に、そんなアキラを欲してはち切れそうなネギの男が
アキラの柔らかな腹に火傷しそうに触れていた。
「そろそろ、みたいね。アキラ」
「ゆーな…本当に、いいの?最初…」
アキラの言葉に、裕奈はにっこり笑って頷いた。
「いい、ネギ君」
再びバスタブの縁に腰掛けたアキラを前に裕奈が言う。
「もう、細かい事言わないからさ、指じゃなくって、
ネギ君の男の子、一番気持ちいい所、ここに入れるの。入れて、ネギ君が気持ちいい様にすればいいの。
ほら、ネギ君もこれ、アキラの中に入れてぐちゅぐちゅしたいってそう言う事なんだよ」
パンと文字通り裕奈に尻を叩かれ、ネギは前に出た。
「あの…アキラさん、いきます」
ネギの言葉に、アキラがこっくりと頷いた。
「こう、かな…」
幸いにもネギの先端は一発で探り当てた。
吹っ切る様に突き進んだ次の瞬間、ネギの脳に未知の感覚が突き抜けた。
「はっ、ああ…うぅ…」
何とか踏ん張りはしたものの、ネギはアキラに覆い被さる様にしてアキラを抱き締めて、
アキラの中で放ち終えるのを待つ事しか出来なかった。
「あの…アキラさん…」
アキラは、にっこり笑ってくしゅくしゅとネギの髪の毛を撫でた。
「やーっと、私の番。今度はネギ君、ここ座って」
余韻十分の所を見計らって、裕奈が声を掛ける。
「あっ…裕奈さん…」
ネギがバスタブの縁に座ると、裕奈は、まだアキラの感触が残っている部分をすっぽり口に含んだ。
「ううっ」
裕奈が上目遣いにネギを見ると、何故だろうと思いながらもネギは声を上げてびくんとそこに勝手に
力が入る。
「ネギ君、おっぱい大好きだもんねー」
「?」
ネギは、ローションを谷間にたらし込む裕奈を不思議そうな顔で見ている。
「ああっ、ゆーなさんっ」
裕奈の口の刺激に十分硬くなった所をぎゅむっと挟まれ、ネギが声を上げた。
「ネギ君、おっぱい大好きだもんねー、こういうのどう?気持ちいい?」
「ぬるぬるして、ぷりぷりして、あっ、ゆーなさんっ、
あうっ、裕奈さんっ、ゆーなさん、駄目、駄目ですっ。
また、又出る、出ちゃう、また汚しちゃいますゆーなさんっ!…」
ぴたりと動きを止めた裕奈は、じゅるりと腕で口元を拭って立ち上がる。
「ゆーなさん?」
まだ目尻に浮かんだ涙の消えないネギがそんな裕奈を見る。
「いいの。ネギ君のなら一杯ゆーなにかけてくれても良かったんだけどー」
裕奈が、ネギの前も憚らず、今のネギの切ない顔で潤い切った部分をまさぐり眉ねを寄せる。
「こっちの方、そろそろネギ君に責任とって貰わないとさー、いい加減どうにかなっちゃいそう」
既に十分どうにかなっている裕奈が、ネギをしっかりとバスタブの縁に座らせる。
「うぷぷっ」
「ああーん、ネギくーん」
まず、ローションまみれの乳房でたっぷりとネギの顔型と困惑する声を堪能した裕奈は、
しっかりと反り返ったネギの男を掴み自分の女に深々と沈めた。
「くう、うっ」
「裕奈さん」
「大丈夫、ちょっと、痛かったけど、でも、いい、ネギ君いいっ」
「ああっ、あっ、ゆーなさんっ」
裕奈の動きが激しくなり、しっかりとした締め付けで掴まれたネギにもビンビンと刺激が伝わって来る。
それでも放出を繰り返し少し余裕の出来ていたネギもまた、裕奈が悦ぶ様に腰を突き上げ、
その度に裕奈が甲高い声を漏らして更にリズミカルに動く。
目の前でぶるんぶるんと揺れる迫力に負けたネギが、見事な動体視力で乳首に吸い付く。
それを受け容れた裕奈が動きを圧縮するが、ネギと裕奈の本能は、
凝縮された動きの中で互いの悦びを探り出し自らの悦びを貪る。
「あうっ、はうううっ、ゆーな、ゆーなさんっ、僕っ、僕またゆーなさんっ」
「いいよ、ネギ君、私、私ももう…あんっ!」
ネギが、裕奈をぎゅうっと抱き締めた。
互いの痙攣と、熱い呼吸が間近に伝わって来る。
目が合った二人は、自然と唇を交わしていた。
「ぷはっ、あんっ、亜子ぉ」
「いいっ、まき絵、ああっ、もっと、来て来てぇ」
亜子とまき絵が熱く唇を貪りながら互いのスカートの中に手を突っ込み、
熱く潤う部分にリボン越しに繊細な指を這わせ互いに互いの甘い声を貪っている。
その脇では、朝倉が、クラス№4の巨乳故に気まぐれに通販で購入した電動マッサージ機を
飽きて放り出した事を死ぬ程後悔してクロゼットを漁っていた。
「へへっ」
バスタブの中で右腕を取られたネギは、剥き出しの腕に裕奈の乳房を押し付けられ、
それだけでも、あれだけ出しておいてもまだ恥ずかしい所が反応しそうだった。
「逞しいね、ネギ君の腕。可愛いのにあんなに強いんだもんね」
「…」
アキラが、無言でネギの左腕に抱き付いた。
“…か、可愛い…それに、おっぱい柔らかくてぷるぷるしてる…”
真っ赤なアキラの顔に、ネギは紳士的な褒め言葉も失った。
軽く体を流し、バスタオルで拭き合いっこをしてほこほこと湯気を立てながら、
両サイドを全裸の美少女に挟まれてやはり全裸のネギがリビングに戻って来た。
実際着替えを用意していなかったと言う事もあったが、もうちょっとその必要は無いと言う期待も
隠しきれなかった。
そんな三人の前に、二段ベッドの上段からまき絵が着地した。
唖然とする三人の前でまき絵はサンタ服を脱ぎ捨て、リボンコスでぴょーんと両腕両脚
180度コンパス開きで跳躍してからくるくるとビールマン・スピンを決めて見せた。
「もーっ、我慢出来なーいっ、やっぱアキラとゆーなだけなんてダメーッ!」
そう言われると、この際三人も笑うしかなかった。
「うちもや、ネギ君」
下段ベッドからサンタ服の亜子が姿を現す。
「な、ネギ君」
ネギの目の前で、亜子がスカートを床に落とし、赤い上着の前を開いた。
「ネギ君、今度は私の、私のリボン、もらってやってくださーい」
「はい、亜子さん」
苦笑したネギが、しゅるしゅると亜子のリボンを解く。
全身同様溶け込む様に薄めの色素の乳首がちんまりと可愛らしかった。
目を閉じてぷるぷると待っていた亜子は、ネギにその乳首を吸われて可愛らしくうめき声を上げる。
「あっ、ネ、ネギ君、うち、うちもう…」
ネギは、前の開いた上着の上に静かに亜子を横たえる。
ひとつなぎになっているリボンが、糸を引きながら亜子の下半身からも剥がされ、
亜子は、そこを隠そうとする心と必死に闘いながらその替わりに真っ赤になった顔を手で覆っていた。
「はっ、はひっ、はっ!あううっ!!ネギ君、うち、うちっ!…」
既に強烈過ぎる映像と自分とまき絵のもどかしい刺激で十分過ぎるほど発情している上に、
愛しの男性で天才少年にふさわしくもうコツらしきものを掴んだネギの巧みなクンニリングを前に
亜子がたまらずのたうち始めた。
「じゃ、亜子さん」
「うんっ」
覆い被さったネギにずんと沈められ、亜子は「ひっ」と声を漏らした。
そのまま、ネギは亜子の反応を確かめながら優しく、そして時に力強く動き続けるが、その動きがふと止まった。
「ネギ、君?」
すぽっと引き抜いたネギは静かに亜子を見下ろしていた。
「え?ち、ちょっ、ネギ君っ、ネギ君やっ!!」
それは、戯れではない本気の悲鳴だった。
亜子がぐったりしている間にサンタ服から亜子の腕を抜いたネギは、
そのままくるりと亜子を引っ繰り返してしまった。
「いややっ!ネギ君いやっ、いや、それだけは、それだけは許してネギ君っ!」
「亜子さん、亜子さん綺麗です…ほら、僕、亜子さんでこんなになって…」
涙を流して懇願する亜子に、後ろから再び杭が打ち込まれる。
「あっ、あ…ネギ、君、許して…」
「亜子さん、亜子さんキレーです。亜子さんの耳も、うなじも背中もすごく…」
どう言う本能なのか、思いつくままに耳にキスをしながらネギが囁く。
「嘘や、嘘や嘘や嘘や…嘘や、ネギ君優しいから嘘や…」
「亜子」
亜子の目の前に、まき絵の顔があった。
亜子と唇を重ねたまき絵は、まだ頬に伝う亜子の涙を吸う。
「大丈夫、亜子。私たちも亜子の事受け容れたの、分かるでしょ?
ネギ君だって、ね。ネギ君信じて、嘘つきなんて、悲しい事言わないで」
「まき絵…ああっ!」
「あっ、亜子さん、亜子さんっ」
「すごっ、ネギ君、こんな、こんなのうち、あっ、あああっ!!」
「ひゃうっ!」
「まき絵ー、リボンの上から分かるよこれー、こう言うぬるぬるならいいのー?」
リボンの上からも分かる一番気持ちのいい部分を指一本で撫でながら、裕奈がからかった。
「ああっ、ゆーな、ゆーなそんなっ、あうっ、そんな我慢出来ないっ」
「いいのーまき絵ぇ?私がプレゼントリボン開けちゃっていいのかなー?」
「ああうんっ、裕奈のいじわるぅっ!ひゃうっ!!」
「あああっ、うち、うちもううちいっ!!」
体の中から突き上げるものに任せ、嫌な事も何も忘れてひたすら腰を振る事しか出来なかった亜子は、
床を掴む様に指を這わせて静かに床にキスをした。
「すっごいねー、ネギくーん。
さ、お待ちかねだよ。お次はまき絵、召し上げれ。それとも、もうお腹いっぱいだったかなー?」
前のめりに床に伸びた亜子に上着を掛け、半ばターミネーター化したネギが、
裕奈の横で無防備に横たわるまき絵に歩み寄る。
「へへっ、ちょっと恥ずかしいな、胸もぺたんこのお子ちゃまだし」
「まき絵さん、あんなに綺麗に踊れるじゃないですか、キレーですよ」
リボンを解いたネギとまき絵が笑顔で唇を交わす。
もう、言葉もいらなかった。
「ひゃっ、ネ、ネギ君、ネギ君こんななの、すごい、すごーいっ!」
ねじ込まれ体の中から突き上げるものの表現が分からず、まき絵はひたすら喋りまくる。
「んんっ、まき絵さんっ、まき絵さんの中、いいですっ」
もう一度唇が重なり、雰囲気がリセットされた。
何がどうなってそうなったのか、気が付いた時には、ネギは床に仰向けに横たわり、
その上では、幼さを残しながらも目覚めた肉体の求めるままに、まき絵の体が自由自在にはね回っていた。
すらりとした上体がピンと反り返り、迎えたフィニッシュはかつてなく美しく、
そしてネギの上に覆い被さるまでの流れからは少女からその先に踏み出す色気に溢れかえっていた。
ゴゴゴゴゴゴゴと言う効果音と共に、そんなまき絵の背後で裕奈がじゅるりと腕で口元を拭っていた。
「はにゃー」
「ふにゃー」
「へにゃー」
いかに暖房が効いている室内でも、全裸で床に伸びている親友三人にやはり自分も服を着そびれていたアキラが
適当に上着を掛けていると、ネギが姿を現した。
腰にタオルを巻き付けバスタオルでゴシゴシと髪の毛を拭う姿は、明日菜であれば不審に思う筈だった。
「あ、ネギ先生…って、ちょっ…」
「カントゥス・ベラークス…」
しゃがんで見上げていたネギにお姫様抱っこをされて、アキラの声はあからさまに狼狽していた。
そして、アキラの頼もしい程に大柄な体は、ふわりと下段ベッドに横たえられる。
「ネギ、先生?」
「綺麗です、アキラさん。
アキラさん、さっき窮屈そうだったし、それに、その、僕、すぐ終わっちゃったし…
だからアキラさん、もう一度…嫌ですか?」
目をぱちくりされていたアキラは、静かに微笑み首を横に振った。
ネギは、交わされた唇を話しながら、掌に余りそうな乳房を包もうとする。
「あっ…」
「アキラさん、おっぱい感じるんですね。
僕も、アキラさんのおっぱい柔らかくて気持ちいいです」
アキラは、胸の谷間で頬ずりするネギの頭を優しく撫でる。
「ちょっと待って、ネギ先生」
「?」
アキラは、その豊かな谷間にちょっとベビーオイルを垂らしてから、
ベッドの上に座らせたネギの前に身を伏せる。
「あっ、アキラさん」
「ネギ先生、こう言うの、気持ちいいの?」
「あっ、アキラさんのおっぱい、柔らかくて、温かくて、はあっ…」
柔らかな膨らみに急所を挟み込まれたネギが、アキラが静かに動くごとに熱い吐息を漏らして
不作法に至らぬ様に堪える。
「あっ、ああっ、アキラさんっ」
「んんっ、なんか、私も、気持ちいい…」
「アキラさん、おっぱい気持ちいいんですよね。
それから、ここも…」
くちゅっと音が響き、アキラの頬がかあっと赤くなる。
ネギが手を忍ばせた先には、ネギと親友三人が馬鹿騒ぎをしている間、
堪えきれず自分の指で慰めていた余韻が残っていた。
「あっ、ネギ、せんせぇ…」
好手逆転、ネギの反撃を前に、力の抜けたアキラはネギの膝枕に上半身の体重を預ける。
「あの…アキラさん…」
ネギが何かを囁く。
「アキラさんの背中、やっぱり広いです」
ネギが、言われるまま目の前でうつぶせになったアキラの、広々とした背中に頬ずりをしながら言った。
「うん…肩幅あるからちょっと女の子っぽくないかも」
「アキラさんの背中、すごく綺麗ですよ、アキラさん。それに…」
「あっ、だめっ、ネギ先生っ」
ネギがアキラのヒップを割ってその奥にキスをして溢れる蜜を吸い始めた。
「恥ずかしい…」
どんな恥ずかしい姿勢なのか、自分でも見えない事がよりアキラを震わせていた。
「ほら、アキラさん、アキラさんこんなに…」
ネギの指と舌が、激しい音を立ててそこをまさぐる。
アキラは快感と恥ずかしさにユデダコの様な顔をしているが、当のネギが天然だから始末に負えない。
「お待たせしました、アキラさん」
ネギが、こっくり頷くアキラの腰を抱え、一気に突き入れた。
激しく腰を使いながら、ネギの手は時に乳房を掴み、時に繋がっているその上を刺激する。
真面目なネギはアキラを喘がせる術を決して怠ろうとはしなかった。
乱れきってベッドに垂れる豊かな黒髪の向こうで、あのしっかり者のアキラがどんな顔をして
こんなにも可愛らしい声を上げているのか、
パン、パンとアキラのヒップに叩き付けながら、広々と頼もしいアキラの白い背中を見下ろすネギは、
その全てがそうやって自分の手の中で起きている事、その事は、
ネギに秘められた狂気とすら言えるものを目覚めさせようとしていた。
「あああっ、あ、んんっ、いいっ、ネギ君…待って、お願い待ってネギ君っ!」
「えっ?」
「ごめんね、あの、ネギ先生、凄く気持ちいいんだけど、
なんか私、私だけ放り出されそうで、凄く、怖い」
「あの…ごめんなさい、僕だけ夢中になっちゃいました」
一度引き抜いたネギがアキラに覆い被さったまま、アキラが仰向けの体勢を取る。
「アキラさん、Merry X’mas」
「Merry X’mas」
そしてゆっくりと唇が重ねられる。
唇が離れ、再び、深く沈められるのを感じて、アキラはその腕にぎゅっとネギを抱く。
「あっ、アキラさん、アキラさんまた、僕また来ますっ!」
「うん、私も、ネギ先生私もああっ、来てっ」
「アキラさん、アキラさん凄く、凄くきれいかわいい…」
「嬉しい、嬉しいネギ先生ネギ…は、あああっ!!」
愛する男性の喜びが肌から肌に直に伝わる喜びを噛み締めながら、甲高い声を放ったアキラは、
その腕の中に最愛の男性を思う存分抱き締めた(死ぬかと思いました・N君後日談)、
「くすぐったいですか?」
ベッドに仰向けに伸びたまま、ぴくんと動いたネギの反応に、
彼のまだ幼い程の下腹部に顔を埋めていたアキラが言う。
「はい、ちょっと…気持ち良くて…ごめんなさい」
アキラは、静かに笑って再びそこにキスをして舌を這わせる。
「あっ…」
「あ…」
ネギが、頬を染めて顔を伏せた。
「すごい…みんなとあんなに、したのに…」
「ははは…」
「もしかして、まだ出来るんですか?」
アキラは、自分の声に熱い期待がこもるのがたまらなく恥ずかしかった。
「正直、ちょっとキツイですけどね。アキラさん綺麗ですから、アキラさん見てるだけで僕…」
「嬉しい…」
「あっ、アキラ、さん」
アキラは、ネギをベッドに寝かせたままでその腰にまたがる。
「いい、かな…」
「はい、アキラさんが、気持ちいい様に…」
「はっ、んんうんっ、あっ、ネギ先生、ネギ先生も動いてる、あうっ!」
“…綺麗だなぁ、アキラさん…”
アキラの動きに合わせて豊かな黒髪が乱れ、ぷるんぷるんと質感のある乳房が震える。
時折ピンと上体を反らし、真っ赤な顔で眉根を寄せる表情。
生まれたままの姿で惜しげもなくその恵まれた肉体を晒し、ネギの体の上で上下に動きながら
誰憚る事なく愛しい相手の熱いものを貪り喘いでいる。
そんなアキラの圧倒的な迫力、そしてひたむきさに溢れる美しさを前に、
ネギもまた腰を動かし、アキラに喜んでもらおうとしながら、ぽーっと全てを忘れそうになる。
「あああっ、ネギ先生、ネギ先生、ネギ君、ネギくうぅぅん!!!」
「あうううっ!くうっ…」
アキラの甲高い叫びと共に、そのほれぼれとする様な上背が、
豊かな乳房その頂きに咲く乳首をつんと上に向けながらピンと反り返った。
ぶるぶると二人の震えが伝わり合った後、
愛する王子様と共に泳ぎ切った美しきマーメイド、そんな爽快さすら感じさせるアキラは、
重たいばかりに頼もしくも柔らかい体でネギに覆い被さる。
ベッドの柵に掛かる30本の指と爛々と光る6の瞳の事は、
ネギに全てを委ね至福の表情でしばしまどろむアキラが気に留める事ではなかった。
「あー、いたいた、ネギくーん」
「あ、朝倉さん」
とんとんと腰を叩きながら廊下を歩いていたネギの前に、朝倉がタタタと駆け付けて来た。
「ねえ、ネギ君。今、ちょっとクリスマス初体験体験取材ってのやってるんだけど、
ネギ君ちょーっと手伝ってくれないかなー」
「クリスマスの取材ですか?面白そうですね、いいですよ」
走って来たためか、にっこり笑って答えるネギの前の朝倉は、
私服トレーナーをこんもりと盛り上げる胸を上下させ、息は荒く頬を上気させて小鼻を膨らませていた。
その夜、部屋パーティー巡りをやり遂げ、文字通り杖に縋り付いてクラス・パーティーに辿り着いた勇者ネギが
到着早々真っ白な灰となって前のめりにどうと倒れて目を回し、
その瞬間一斉に横を向いて口笛を吹いた運動部と報道部とチアと図書館が
明日菜とあやかの手で心ゆくまでブラッディ・クリスマスを満喫した事は又別のお話。
Merry X’mas
-end-
最終更新:2012年01月31日 12:40