26スレ448

448 :ベンジャミン内村 ◆Q4Q0yKXgEE :sage :2007/03/27(火) 23:26:01 ID:8L99MAAh(8)

【このせつしめこみ問答 完結編】

触れるだけのキス。
そこから、閉じた陰唇をなぞりあげる舌の動きへと発展していく。
「ふぁっ、そこはっ、うぁっ――!」

確実に喜悦の混じった声をあげる刹那。
褌越しのもどかしい愛撫にかえって性感を昂ぶらされて、思考に靄がかかり始めた。

「はひ、ひっ!ひぃっ!?」
木乃香は褌の脇からはみ出た陰毛を唇で食み、
抜けない程度に引っ張りながら刹那の反応を楽しんでいた。
それをされている側の刹那もまた及び腰だったのが
みるみるうちに更なる快楽を求めて腰を木乃香の顔に擦り付けるように突きだし始め、
悲鳴は悦びの声に変わり、肌は羞恥と快感でピンク色に染まっていく。

褌の股がみにじっとりと楕円形の染みが「内側から」浮き上がって来るに至り、
刹那の昂ぶりはもはや言い訳のしようもなくなっていた。

「……ふふ、えっちなんやから、もー…」
「お、お許し下さい……ひっ」

僅かにサディスティックな笑みを浮かべる木乃香に対し、頬を朱に染めてうつむく他はなく。
そのまま玄関で仰向けに、組み敷かれるように押し倒されたときも恥じらうのみで――、
むしろ、迎え入れてさえいるようであった。

褌の布地越しであるのにも関わらず、僅かな愛撫にも跳ねるように反応する刹那。
木乃香の指が秘所の形をなぞり描くのに合わせて体奥から蜜をとめどなく溢れさせる。
最初は楕円形だった股布部分の染みはみるみるうちに面積を増し、
触れるたびにくちゅくちゅと水音をさせるまでになった。

「ひあっ、ア、ひっ!」
解剖されるカエルさながらの大股開きで体をびくびくと震わせる。
湧き続ける愛液は太股を垂れ落ち、刹那の尻たぶの狭間までもを濡らしていった。

流れる恥液で滑るように、木乃香の指が尻肉をかきわけて進む。

ぐち、ぐち…ゅ…。ずりゅ、っちゅ……!

しかし汗と愛液、二つの分泌液があるとはいえ、
ぴったりと閉じた尻肉を片手だけでこじあけるには流石に骨が折れた。
ねじこむようにゆっくりと進み、ようやく褌越しに菊門に触れる。
布地の上から、放射状に盛り上がった刹那の尻穴の襞を指先で押し込むように愛撫する木乃香。

その頃には、刹那は恥も外聞もなく快楽に喚くようになっていた。
しかし、その喘ぎは先ほどまでの喜び一辺倒のものではなく。

「うぁっ、ッ! もっとしてぇ、もっと強ぅしてぇ…! このちゃん…っ!」

性器と尻穴の二穴を同時に責められている――とはいえ、
やはり布地越しであるという事実がネックとなったのか。
最初は木乃香に触れられているという思いだけで絶頂に達してしまいそうであった刹那だったが、
少しずつ慣れていくうちに物足りなさを感じだし――欲が出始めたのである。

(お、お嬢様にち、直接私の……に触れてもらえたら…ぁっ)
(このちゃん、このちゃんッ…、ウチの…ぉ、おま…、ぁ、アソコ、舐めて…ぇっ…!)

自身の中でエスカレートしていく欲求。内心でさえ定まらなくなる口調。
その全てを口に出せはしなかったが、かろうじて口に出せた言葉は、

「ふ、ふんどし、ほどいて…っ! お願…ぃ……しま……すっ! あひぃっ!?」

――と、いうものであった。
尻に食い込むのみならず性器にはTフロントのようにしっかりと締めこまれた越中褌は、
刹那の下半身の中心、快楽を最も得られる箇所をこれ以上無いほどに堅くガードしていたのである。
木乃香の指先がいくら強く這い回っても、あと一歩というところでイクことが出来ない――、
……そう、まるで最初からすべて計算されていたかのように。

寝転んだ玄関には、 汗と愛液でいくつもの小さな水溜まりが出来ていた。
絶頂に達せず苦しむ刹那が腰をビクビクと跳ねさせるたびにひとつ、またひとつと増えていく。
「~~ッ! あ、アァっ、ッ――! ッッ!!」

「ゴメンなー、せっちゃん。ウチ、ちょって強く締め過ぎたみたいや。解かれへんみたい」

木乃香はいつものふんわりとした物腰で、ガチガチに締め込まれた褌をなぞる。
愛液の染み込んだ箇所は更に堅さを増した感じで、くすんだ白色へと見た目を変えていた。
脇から指先さえも通らない程に固く締めこまれた褌を面白げに指先でつついて――
陰核を探しだそうとする木乃香に、刹那は絶望に似た悲鳴をあげる。

「そ……んなっ、ヒィ、私、イ、ぃっ……!」

前後不覚に陥ったように眼の焦点も合わず、涙も唾液もこぼしながら震える。

そこに訪れる、天恵。
さも今思い付いたかのように、木乃香は二穴のあるであろう場所をもてあそび
――刹那の正常な判断を奪い――ながら、これは良い考えだと認識させるように告げた。

「……けどな? せっちゃんがウチのお願い……、もう一個だけ聞いてくれるんやったら、
 イカせてあげられるかもしれへんのやけど――……」

思考する暇もあっただろうか、刹那はひたすらに首を縦に振った。
「は、はひっ、聞きます、聞きますっ…!だから、ぁあっ!」
麻薬の禁断症状さながらに取り乱すその姿に、いつもの凛々しい神鳴流剣士の面影はなく。
発情期と形容しても不足のない格好は、
普段の刹那しか知らない者ならば幻滅してしまいそうな程の浅ましさで。

――しかしそんな刹那を、木乃香はこれ以上ない笑顔で迎え入れた。

手指を褌から離し、前屈みになっていた体勢から起き上がる。
そうしてお嬢様座りをしていた脚をぐいっ、と横から持ち上げ、

刹那の股間にあてがった。

「ウチ、力あらへんしー…、せっちゃんを満足させるんやったらコレしかないと思うんえー……」

大浴場へ行くための裸足であった。五指が握って開いてを繰り返し、濡れた褌ごと恥丘を掴む。
じょり…っ!
「ひぎっ!?」
足指が収縮して、僅かな恥毛を摘んだ。
手や口でそうした時より明らかに加減を知らない動きに、ぶちぶちと数本が抜け落ちる。

「堪忍なー? 足やから強くはできるんやけど、あんまり優しくしてあげられへんかもー」
「ひ、ぃっ……! っぎ……!?」

かも、などという生易しいものではなかった。
木乃香は手始めに刹那の両足を抱え込む。

そうしてがっちりと掴み、逃げられないようにしてから、
虫を踏み潰すか、煙草を踏み消すか――という強さで、股間を踏みにじったのである。


ぐぢゅっ! ずぢゅっ! ぐりぃぃっ――!!


「ひっ、ひぃっ!ひあっ!あぁッ!!」
足先に捻りを加えたかと思うと、膝を曲げ伸ばしして縦に踏みつける木乃香。
子供のする遊びである『電気あんま』そのものである責め。
急所を踏みつけにされながら――しかし、刹那の秘所と木乃香の足の裏とは、
明らかに刹那から湧き出る銀の糸で繋がっていた。
踏みつけにするたび、水溜まりを踏んだような音と共に愛液が飛び散る。
乾いていた素足は、すぐに駄々濡れになっていたのである。

「か……ひっ!痛…ぃのにッ、ひぐぅっ!?」

傍から見て愛撫には見えようもない所業にも、刹那は確かに悦楽を感じてしまっていた。
足蹴にされているという事実に煽られた卑虐心が、切迫感に一層の拍車をかける。
ピンポイントに触れて欲しい箇所に触れられてはいないが、
それを補って余りある強い衝撃と――非日常的な背徳感があった。
日ごろから木乃香への想いとそれに伴う同姓であることへの禁忌の思いの狭間に迷う刹那にとって、
その感覚は容易に快楽へとすりかわる物で。

「木乃香から能動的に迫られているから逆らえない」という免罪符を掲げ、
一直線に絶頂に向けて駆け上がることとなっていたのである。

そして、刹那が卑虐に翻弄されているのと対になるように、
木乃香もまた自身を守るべき対象を自ら踏みつけているということに征服感を感じ、
深い愉悦を覚えていた。

頬は紅潮し、唇が渇くのかしきりに舌で潤しにかかる。
先の刹那と同調したように全身にじっとりと汗をかき、
秘所はまったく触れられぬ状態で潤み、とろとろと涎を流し下着を汚していた。

「せっちゃん……! コレがええの…? 足で踏まれて、蹴られて! 
 こんなんが気持ちええん……!?」

「ッ!ぎひっ、ひ、はいぃっ、気持ちひ……!ヒッ!ひ、イ、いきそ……!」

笑い声をあげて更に体重をかけられ、刹那がついに限界を訴える。
その声に応え、木乃香は最後の一押しを思い付いた。

「せやったら、遠慮なんてせんでもいいんやえー? ……今ウチが、イカせてあげる…!」

足の裏から、爪先へ。
一瞬だけ刹那の秘所からその足を離した木乃香は、足の指先を握り締めてグーを作る。
そうしてトーキックを見舞うかのように、刹那の急所へと――それを突き立てた。

ぐに゛ゅうぅっ……!

ぬかるみを思いきり蹴りあげたような音と共に、刹那の股間に深々と埋没する足先。
それによって褌は刹那の胎内へとめりこむように押し込まれ膣襞を擦りあげた。
一瞬の後に、脳髄を電撃が駆け抜ける。

「――ひぎぃぃぃっ!? ひぁアァァぁ――!!」

ばたばたばたッ……!
ビクンッ! ビクゥゥゥッ!!

電気椅子の囚人とさえ例えられそうな悲鳴と痙攣を発しながら、刹那は目を限界まで見開く。
痛みに涙がつたうが、膣内の入り口にわずかだけ侵入されたつま先に擬似的な挿入感を味わったか、
唇の端には喜びを表すように悦楽の笑みがかすかに浮かんでいた。

「ぁ……ぁ、ぁ……」

びくびくと痙攣を繰り返しながら、糸の切れた人形のように仰向けのまま動かなくなる刹那。
呆けたように口を開け、涎まで垂らしながら絶頂を迎え、そのまま意識を手放す。

「――……」
くちゅ……、くちゅ、くちゅ……。――ちゅぷ……っ。

ぐったりと脱力する刹那の秘所を足先で掻き回しながら、木乃香はくすくすと笑い声を漏らした。
ゆっくりと足を引くと、とろりと水飴のように糸を引く。

「まだウチのお願い言うてへんのに、せっちゃんてば。堪え性がないんやから……」

愛液でぐしょぐしょに濡れた足を刹那の肌に擦り付けるようにしながら、
木乃香は意識を失った刹那に呼びかける。
聞いていないと解っているが――刹那が約束を違えることはないと知っているからか、
それとも自身の言うことに逆らうことはないと確信しているからか。


「ホントはちゃんとした水泳用のも準備できたら良かったんやけど……。
 越中褌も水行に使われるて言うから、問題あらへんと思うんえ?
 ――せやから、せっちゃんにコレで……泳いでもらいたいなって思うとるんよ――……」


折りしも夏休みを迎えた一日のこと。
翌日に海へ行く――その予定を控えた夜のことであった。

眼を覚ました刹那が改めて木乃香に『お願い』を伝えられて、
今度は不特定多数にまであられもないふんどし姿を晒すことになるまで……あと、十数時間。
木乃香はそのときに刹那がどう恥らうかということに思いを馳せ、笑みを更に深くした。

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最終更新:2012年01月31日 13:14
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