492 :Z-xp03 :2007/04/01(日) 13:56:03 ID:K5DHNkq0(7)
本来ならよく響く浴室、しかしそこはネギの魔法で外からは何も聞こえないようになった完全防音の密室。
大した量ではないが湯煙の中にはネギと古菲の二人だけ、その二人が浴室で体を寄せ合って舌が絡み合う音だけが響く。
「んん・・むー・・ぷぁ・・ネギ坊主、妙に上手いアルな・・誰かと練習でもしたアルか?」
「いえ、ただ・・くーふぇさんにいい気分になってもらいたいなって思ってやっているだけです。」
それでこれか、こっちの才能もあるんじゃないのかと思っているとネギが突然古菲の耳を一舐めした。
「ひゃっ!?」
突然のことに驚くと同時に今までにない感覚が古菲を襲う。
そんなこといざ知らず、ネギは更に舐めまわしていく。
耳周りから内部、たまに耳たぶを甘噛みする等、思うがままやっている。
「ちょっ、ネギ坊主。何を――ひゃう!?」
一言言おうとするがその時ネギが耳裏にゆっくり舌を這わすと言葉は途中で途切れた。
「はうぅ・・ふぁ・・ネギ・・坊主・・止め・・ふぁう!?」
「くーふぇさん、耳弱いんですね。まぁ確かに耳は鍛えようがありませんからね。」
「な、何言って・・はぅん。」
さっきまで自分が主導権を持っていたのにあっさり逆転されてしまった。
今はもうネギの手のひらの上で動いているようだ。
そのネギの手はと言うと、さっきまで古菲の肩にあったのにいつの間にか胸に移動していた。
古菲も知らないわけではなかったがそれ以上に耳に敏感に反応して触られるまで気づかなかった。
「はぁ・・い、いつの間に・・?」
「うわっ・・くーふぇさんの胸柔らかい・・鍛えているとは言えやっぱり女性ですね。」
「ふあぁ・・そ、そんなことより・・もう・・耳は止めて・・んあぅ・・。」
「でも、くーふぇさん。弱点を見つけたら徹底的にそこを狙えって、師匠が・・。」
余計なことを教えるな、あの吸血鬼!
いや、間違ってはいないが今は弱点突くのは止めてくれ、本当に弱いから。
ネギの愛撫に反応しながらも頭の片隅ではそんなことを考えているが、やはりバカイエロー。
口には出さないし、また耳を舐められるとすぐにそんな考えはどこかに飛んで行ってしまう。
「はぁ、あっ、あぅ・・ネギ・・坊主・・。」
「くーふぇ・・さん・・。」
互いに名を呼び合うと再び唇を重ね、舌を絡めあう。
その間にもネギの手は古菲の胸を揉みしだき、突起を指の間で転がす。
古菲も負けてられないと思いネギの股間に手を伸ばし、狙っていたものを掴むが・・。
(やっぱり、結構大きいアルな・・。)
古菲は改めてそう思った。この後これが自分の中に・・・。
そう考えるとまた心臓の鼓動が早くなっていく。
それを振り払うかのように更に舌を絡ませ、掴んだものを扱き出した。
「んむっ、んん、むむむ・・。」
(反撃・・開始アル・・。)
先ほどまでのお返しとばかりに自分から舌を絡ませ、両手でネギのモノを弄り回す。
これで形勢逆転かと思ったが、ネギも負けずと反撃に出ようとする。
左手はそのままに右手を下へ移動させる。
しかしそれは古菲の左手によって捕まり、阻止されてしまう。
ネギは一旦唇を離し、左手の動きも止めて問いかける。
「ひゃ・・あっ・・な、何で・・。」
「さっきまでいいようにヤられていたからね、年上としてはそう好き勝手にはさせないアル。」
そう返すと古菲は膝立ちのネギをイスに座らせると自分は膝立ちのまま腰を曲げて頭を下げる。
ネギにはこの後古菲が何をするのか想像がついて、鼓動が早くなる。
一方の古菲も自分がしようとしていることに緊張して同じく鼓動が早くなる。
「・・・はぁ~・・(よし・・)ちゅる。」
「ひゃう!?」
しかしそれをねじ伏せて息を大きく吐くとネギのモノを一舐めする。
ネギも始めての感覚に思わず声が出る。
古菲はそのまま先っぽからカリ首、竿全体と自分の唾液を垂らしながら舌を這わせていく。
「ちゅっ、じゅる・・ちゅ、ちゅるる・・。」
「んっ・・んぅっ・・うあ・・はあぁ・・ふぁ・・あ・・・。」
ぎこちないながらも全体を舐めまわしていく古菲。
経験が無いだけにそう上手いわけでは無いが、ネギも初めての経験なだけにそれで十分だった。
息づかいが荒くなっていくネギの顔を上目づかいで見ると次に移行する。
口を大きめに開いてゆっくりと咥え込んでいく。
「うああっ!!?」
息つく暇も無く来る快楽にネギはただ溺れていく。
古菲もただ夢中で舐めしゃぶる。
顔を上下に振り、口の中ではしっかり舐めまわしている。
息継ぎが上手く出来なく、途中で何度か止まることもあるがそれでも舌による愛撫は続ける。
「あ・・あぁっ・・くーふぇさん・・僕・・・もう・・。」
「いいアルよ・・好きなだけ・・出すアル・。」
「あっ、うあぁぁぁぁ!!」
ネギの叫びと共に大量の精液が古菲の口内に放出される。
「むぐっ!?ぶあぁ、げほっ、げほっ。」
あっという間に口内はいっぱいになり、咳き込むがその間にもネギの精液は古菲の顔や髪に掛かっていく。
ようやく射精が終わるころには、古菲の褐色の肌はところどころ白い精液に染まり、どこか官能的だった。
「す、すいません・・くーふぇさん。」
「はぁー、はぁー・・へ、平気アルよ。それにしてもこんなにいっぱい出したのに・・ネギ坊主のはまだ元気アルな・・。」
あれだけ大量に出したにも関わらず、まだその姿を保つどころか逆により一層膨張している。
「あうぅ・・。」
「気にすることないアル、それよりも・・ほら・・私もよくしてくれアル・・。」
ネギを慰めると床に座り足を広げて自分の性器をネギに見せる。
そこは既に湿り気を帯びていたが、ネギは古菲が何をしてもらいたいのかを本能的に判断すると顔を近づけていく。
始めはただ触れるだけ、それだけでも古菲はちょっと声が出る。
やがてネギは両手で古菲の性器を広げるとゆっくり舌を這わせていく。
「ひゃうっ・・んあっ・・あっ・・。」
今ここにはネギによって古菲の性器から聞こえる卑猥な音と喘ぐ声しか聞こえない。
魔法によって防音されているとはいえ、それはあくまで外部の話。
さすがは浴場、よく響き二人の耳にもよく聞こえる。
「ひっ・・あっ・・あうっ・・ふぁあ・・ネギ・・坊主・・もっと・・もっとぉ・・。」
古菲は無意識のうちにネギの頭を掴み、自らの性器に押し当てる。
ネギは一瞬動きが止まるがすぐに再開し、古菲の願いに応える。
口内に流れてくる愛液を啜り、舌先を突きこむ、躍らせる。
「はあぁっ、あっ、あっ、んうぅ・・ふぁっ、うあぁ!」
古菲は先ほどよりも大きな喘ぎ声をあげ、さらに力を込めて押し付ける。
そんなギリギリ状態の古菲にネギはとどめとばかりに女の真珠を吸い込む。
「ひゃうっ!?あっ、ああぁぁぁっぁ!!」
その一撃で古菲は昇天した。
足にまったく力が入らず、後ろに手を支えにしてただ力なくその場に座って息を整える。
ゆっくり視線をネギにやると何かをうったえるような目でじっと古菲を見つめている。
「あ、あの・・くーふぇさん・・僕・・。」
「わかっているアルよ・・さ、来るアル・・。」
返事を聞くとネギは体を古菲の足を押し分けて間に入ると自らのモノを持ち、目標を探す。
さすがに初めてなだけあって焦る気持ちで中々上手く定まらないが、やっと見つけることが出来た。
「・・いきます・・。」
「うん・・。」
古菲に確認を取るとゆっくり腰を押し出し挿入していった。
「くうぅ・・つうぅ・・。」
さすがの古菲でもこの痛みは感じたことが無い、しかも今までの中で一番痛いかもしれない。
古菲はネギに余計な心配をかけまいと思いネギの首に手を回し、抱き寄せて顔を見えないようにする。
それでもネギは声を聞いて心配になるのだが・・。
「だ、大丈夫ですか?」
「大丈夫・・・いいから・・続けるアル・・。」
顔は見えないが声からして我慢していることはわかった・・・。
でもここで止めたら古菲に悪いと思いネギはそのまま根元まで一気に挿入した。
「はぐうっぅぅ!?・・入っ・・たぁ・・・。」
「えぇ、全部・・入りましたよ・・。」
ネギはそのまま動きたいのを我慢して古菲が息を整えるのを待つ。
古菲もそんなネギの心遣いに感謝して呼吸を整える。
「はぁー・・もう平気アルよ・・動いていいアル・・。」
「はい・・。」
古菲からの言葉を聞いて少し上半身を上げるとゆっくり腰を動かし始めるネギ。
古菲も始めは痛みでわからなかったが、次第にそれは快楽へと変わっていく。
やがて古菲も少々慣れてくるとネギは動きを早める、我慢していたものを吐き出すように激しく腰を振る。
一突きする度に結合部から愛液が飛び散り、二人の下半身を濡らしていく。
「はあっ・・はぁ、はぁ・・気持ちいいです・・くーふぇさん・・。」
「ひあっ、あぁっ、はっ、わ、私もアル・・。」
浴室には音と二人の喘ぎ声が響く、防音にしなければ今頃絶対に隣の部屋の人がこの場に現れているだろう。
こうして邪魔者もなくこんなことできるのもネギの魔法のおかげと感謝する古菲。
ネギも不謹慎だが、こんなとき魔法使いでよかったと思っている。
「あーっ、はあっ、はっ、んぐうぅぅ、ネギ・・・ぼうずぅ・・。」
「あっ、はぁ、はぁ・・くーふぇ・・さん・・。」
互いに呼び合うとまたも唇を重ね、舌を絡めあう二人。
今この場にいるのは教師と生徒でも、師匠と弟子でもない、ただ愛し合う二人の恋人同士。
疲れ知らずとでも言うように幾度も腰を打ち付けるネギとそれを受ける古菲。
「んむぅ・・はぁ・・くーふぇさん・・僕・・もう出ちゃいそうです・・。」
「あうっ、はんっ、ふっ・・わ、私も限界アル・・もっと突いて、もっと頂戴!!」
もう二人の頭には他人にバレようが妊娠しようがどうなろうが関係なかった。
ただ愛する人と繋がってイきたいだけである。
「うああぁっぁぁ!くーふぇさん、出ちゃいますぅぅぅぅぅぅ!」
「わ、私もダメアル!いっぱい・・出してぇぇぇぇぇぇぇ!!」
そう叫ぶと二人は同時に果てた。
行為が終わった後、二人は向かい合って風呂に入っていた。
今更ながらやっていたことに恥ずかしがって俯くネギと頬を染めてどこか大人な笑みを浮かべる古菲。
「ふふ・・こんなに出して・・本当だったら妊娠するアルよ・・。」
「うぅ・・すみません・・。」
「ま、安全日だったから気にすることは無いアルよ。」
そうは言っても生徒にこんなことしてしまったと落ち込み気味のネギ。
古菲も何と言っていいか困るが、ネギは何かを決意したかのように顔を上げた。
「くーふぇさん・・絶対に僕を強くしてくださいね。」
「おぉ?どういう意味アルか?」
「くーふぇさん、弟子入りを頼んだとき「十分強くなったら私のムコになるアルよ。」って言いましたよね。」
確かにそうは言ったが、それがどうしたと言うのか・・。
「僕・・強くなって絶対にくーふぇさんをお嫁さんにしますから・・・。」
「ネギ坊主・・・。」
突然の宣言に顔を真っ赤にして沈む古菲二人の幸福はここから始まる・・・。
おまけ
とある建物にネギと古菲の様子を隠しカメラでみている人物がいた。
超鈴音、自称ネギの子孫という天才・・。
「ふっ。古め、ネギ坊主を部屋に呼ぶと言ったからどこまでいくかと思えば・・。」
そう言って手元にあるコーヒーを飲むと・・。
「ま、あの二人がくっつかなきゃ私は存在しないことになるネ。」
そう言い残すと録画したこの映像を消し始めた。
(このことは心の中にしまっとくヨ、ご先祖様・・・。)
終わり
最終更新:2012年01月31日 13:17