26スレ526

526 :Z-xp03 :sage :2007/04/07(土) 13:51:36 ID:Gjh8wfyg(14)

いつも通りだった、あの日までは・・あの日からあの人のことが頭から・・目から離れなくなった・・。
その日、私、ザジ・レイニーディはいつも通り休憩所のベンチに座ってジャグリングをしていた。
ふと頭にとまっている鳩が何かを告げるように鳴く。
気になってジャグリングを止めて周りを見ると知っている人物がちょっと離れたところを歩いていた。
ネギ・スプリングフィールド・・わずか10歳で自分のクラスの担任をする子供先生・・。
私と先生は教師と生徒、向こうはそうとしか思っていないし自分もそうだと思っていた・・。
もう一度ジャグリングをしようとすると突然、先生が倒れた。
理由は分からなかったが走って駆け寄った。
仰向けに抱えて額に手をやる・・熱い・・それに咳もしている・・。
そういえばHRのときからいつもと声が少し違った、足下もおぼつかなかった・・。
偶然、近くを通りかかった保健委員の和泉さんに手伝ってもらって先生を保健室に連れて行く。
先生は熱が38度近くあった・・それにノドも結構痛めているようだった。
同室の神楽坂さんと近衛さんが呼ばれる・・二人は朝、ノドがちょっと痛いとしか先生から聞いていなかった。
神楽坂さん曰く「どうせ風邪引いたこと隠していたのよ」だそうだ・・。
何で隠すんだろう・・先生だから?誰にも心配させたくなかったから?何のために・・?
それがどうしてもわからなかった・・・。
結局先生はそのまま神楽坂さんと近衛さんに部屋に連れて行かれた。


3日後、先生は教壇に戻ってきた。
みんなに「心配を掛けました。」と言うと保健室に連れて行った私と和泉さんに礼を言う。
礼を言われて悪い気はしない・・けどそのときの自分はいつも通り無表情で頭を下げるだけだった・・。
仮に笑ったとしても仕事でする営業スマイルが関の山・・それでは先生の礼には応えられない・・。
そんなことを考えながら授業が始まる・・いつもの自分ならすぐに切り替えられるのに今日は出来ない・・。
授業中も先生のことを考える・・しかし決して恋とかそういうものではないと思う、ふと思い出した3日前のこと・・。
何で風邪を引きながらも無理して仕事をするのか・・心配掛けたくなかったから・・。
違う・・むしろ咳をしてフラフラした足つきで普段通りのことをしている方が周りは心配する・・。
先生だから・・・違う。
先生とは言え、まだ10歳の子供・・むしろ大変な仕事なんて休みたいと考えるのが普通だ・・。
じゃあ何で先生は休まなかったの?
わからない・・どう考えてもわからない・・。
子供なのに自分より年上のお姉さんに勉強を教えて・・遠く親元を離れているというのに寂しくなさそうで・・。
仕事も手を抜くことも休むこともなくこなしている・・。
同年代の友達がいるわけでもなさそうだし、お姉さんはいるようだが一緒にいるわけでもない・・。
何でこんなにしっかりしているんだろう・・先生とは言え、子供なのに・・。
今日の授業はそんなことばかり考えていた、当てられなくてよかった・・当てられたら答えられなかっただろうから・・。
気づいたらノートを取っていない・・仕方ない、後で誰かに見せてもらおう・・。


それからしばらくしたある日の夜・・・もうすぐ12時だというのに妙に寝付けなくて散歩に出た。
暗い夜道を歩いていると自分の前を歩いている人達がいる。
よく見るとクラスメイト達、そして先生・・。
何だろうと思ってついて行ったら着いたのは告白の名所、世界樹前広場・・。
そこにいたのは同じくクラスメイトのエヴァンジェリンさんと絡繰茶々丸さん・・。
何が始まるのかと見ていたらエヴァンジェリンさんの声が聞こえた「ボーヤ、茶々丸に一撃入れたら弟子にしてやる」と・・。
何だ、何の弟子かは知らないけど弟子入りの試験か・・暇つぶしに見ていこうと思った・・しかし、暇つぶしどころのものではなかった。
先生と茶々丸さんは闘い始め、既に1時間以上経った・・。
初めは互角に見えたがそれは最初の1、2分・・それ以降は茶々丸さんが圧倒的に押している。
既にぼろぼろのはずなのに先生は立ち上がって立ち向かう。
周りで見ているクラスメイト達は涙目になっている、見てられなくなっている、今すぐにでも止めようとしている。
私もすぐにでも止めたかった、でもそこに佐々木さんの言葉が聞こえた。
「ネギ君には覚悟がある、目的があってそのために自分の全部で頑張ると決めている。」という言葉が・・。
それを聞いてやっとあの時の答えが出た・・・。
あぁ、そうだったのか・・先生には目標があって、そのためなら多少の無茶など構わずにいるのか・・・。
でもそれは言い換えれば全てを自分で背負い込むと言うこと・・・。
何でそんなことをするの?周りには君より年上の人がたくさんいるのに・・・。
何でそんな小さな体に・・小さな心に・・全てを仕舞い込むの?周りを頼らなきゃ出来ないこともあるんだよ!
しかし先生は今回の目的を果たしてしまった・・。
周りのみんなは賞賛しているが・・私はそんな気にはなれなかった・・。
それに理由や正体は知らないけど・・心の中に何かが出来た。


「おはようございます!ザジさん!」

あれから数日・・寮の廊下で声を掛けられた・・自分はいつも通り頭を下げるだけにしようとした・・でも・・。

「・・・おはようございます・・。」

何故かは知らないけど声が出た・・授業で答える以外話すことはなかったのに・・。
先生はちょっと驚いている、しかしすぐにいつもの笑顔になるとこう言った。
「よかった、やっとザジさんに信頼された!」
疑問に思った・・普通に話せた、授業以外で声が聞けたならわかるが・・信頼された?
わからずに首をかしげていると先生はそれを察知したのか、答えてくれた。

「だって、普段で話してくれないのは信頼されていなかったからでしょ?信頼されなきゃ誰に声掛けたって相手にされませんから。」

違う・・信頼はしていた・・ドッチボールの時・・あなたは沈みかけたクラスの雰囲気を盛り上げ、勝利をくれた。
2年の期末の時・・あなたの首がかかった大事な試験で・・あなたはクラスをトップにしてくれた・・。
吸血鬼事件の時・・噂ではあなたは頼まれたわけでもなく自分から調査してくれた・・・。
でも・・ここで私は気づいた・・これは本当に信頼なの?私は本当に先生を信頼しているの?
そうだ・・ドッチボールの時・・人数のこともあったけど自分は参加していない・・。
期末試験の時・・・あなたの首が掛かってなかったらみんな真面目に勉強しなかっただろう・・。
吸血鬼事件の時・・・自分は被害者でも加害者でも目撃者でもないからって関係無いように振舞っていた・・。
ひょっとして先生は誰かに頼ることなく頑張っているのは誰かに信頼されたかったからじゃないの?
それなのに私は・・先生は誰も信用していない、自分一人で抱え込もうとしていると勝手に解釈していたんじゃ?
じゃあ・・そんな解釈したのは・・私が先生を信頼していなかったから?
そんなことを考えると急に悲しくなって・・涙が出た・・・。

「え!?あ、あの、ザジさん!僕何か悪いことでも!?」
「あっ!先生がザジさん泣かせた!!」

鳴滝(風香)さんの声が聞こえた、先生が自分を泣かせたと・・。
他の部屋からみんなも出てきて私と先生を囲む・・。

「あんた!ザジさんに何やったのよ!!」
「うえぇ!?僕何もやっていませんよ!」
「何もやってないわけないでしょ!泣いてるんだから!!」
「ネギ君、謝っときぃ。」
「う・・あの・・ザジさん・・すいませ――。」
先生が謝ろうとしている・・・先生は悪くないのに・・声!出て!先生が謝る前に!早く!!
「・・・がいます・・。」
「え?」
「違い・・ます・・私が・・悪いん・・です・・。」

声が出た・・自分から出せた・・。涙目になって、たまに出す綺麗だと言われる声をかすれさせて・・。

「先生・・すいません・・・。」

そのまま私は先生にすがりついて泣くしかなかった・・・。


「・・落ち着きましたか?」
「・・・はい。」

あの後、先生は私を部屋まで連れて来てくれた。
同室の千雨さんは何かのイベントだとか何とかでいなかったので一緒に部屋にいてくれている・・。
我ながら恥ずかしかった・・突然泣き出して・・みんなの前で先生に泣きついて・・部屋にまで連れて来てもらった・・。

「突然泣いちゃうから驚きましたよ。」
「・・すいません・・。」

泣きついたときに続いてもう一度謝って先生が淹れてくれたハーブティーを飲む・・。
おいしい・・先生はハーブティーを好むことは知っていたが淹れるのも上手だ・・こんなの飲んだことない・・。
泣き止んだ後でよかった・・泣いている途中だったら味なんて分からないし、わかったとしても涙でしょっぱくなっていただろう・・。

「先生・・さっきの話ですが・・。」
「はい?何の話ですか?」
「信頼してくれたという話です・・。」
「あぁ、はい。」
「・・私・・先生のことは信頼していると思っていました・・けど・・それは違っていました・・。
私は先生の頑張りを悪いように解釈しているだけでした・・。」

先生は私の話すことをただ黙って聞いている・・。

「先生はずっと一人で何かを背負い込んでいる、誰の力も借りようとしない、自分で何とかするって思っているのかと思っていて・・。
でも・・違っていました・・先生はそうやって頑張ることでみなさんに信頼されていました・・。それに私が気づかなかっただけでした・・。」
「・・・。」
「すいませんでした・・。」

私は3回目の謝罪をした・・。先生はどう思ってくれただろう・・その時私はそれしか考えていなかった・・。

「・・気にしないでください。」

私は先生の言葉を聞いて顔を上げた。


「完全に信頼なんて・・そんなことは今の僕達に出来るはずがありません。たまに僕はザジさんに言われたように自分一人で抱え込もうとするし
周りが協力したいと言っても僕の問題なので関わらせたくないと思っていました。」
「・・先生・・。」
「でも・・それでもみんなは僕を信頼して付いて来てくれました、だから僕も信頼して一緒に頑張りました。
そうでなきゃ僕は今のような生活は出来ていなかったでしょうね。」

私は思った・・。
そうか、先生の頑張りはあくまで自分のため・・けれどそれが周りにも伝わる・・それが先生の信頼関係の作りかたなのだと・・。

「・・先生、みんなは先生の頑張りを見たから信頼したんです・・。私も・・先生のこともっと信頼したいです。」
「・・ありがとうございます、ザジさん。」

この時の先生の笑顔を見て、前に私の心の中に出来た何かの答えが出た。
自分は・・先生を支えてあげたかったんだと・・この笑顔を見たくて・・この人に幸せになってもらいたくて・・。
そしてこの気持ちの正体は・・・。

「先生・・・。」
「はい、何ですか?ザジさ――。」

先生が私を呼びきる前に・・私は先生と唇を重ねた・・。
突然のことで先生は驚いている。
先生が私を呼びきる前に・・私は先生と唇を重ねた・・。突然のことで先生は驚いている。

「え?あ、あの?」
「先生・・やっとわかりました。心の中にあったこの気持ち・・私は先生が好きだって・・。」

言った、普通なら告白が先なのだろうけど構わない。けど先生は突然のことにあっけにとられている。
それでも私は話を続けた。

「私、先生のこと支えてあげたいんです。一人で頑張る目標があって・・そのための覚悟まであって・・かっこいいですよ。
でも先生はそのためなら無茶しちゃうから・・私はそんな先生を支えて、幸せになってもらいたいんです。」

自分の伝えたいことは伝えた、後は先生からの返事を待つだけ・・。
いつもより時間が長く感じる、胸の高鳴りも止まらない、初めて舞台に立つときより緊張する。
そして先生の答えは・・・。


「お気持ちは嬉しいです、でも僕まだそういうのよくわからなくて・・ですから・・お友達からでいいですか?」

その返事を聞いて私はちょっと残念に思ったが、先生らしいなと思った。でも・・。

「わかりました・・でも一つだけわがまま聞いてくれますか?」
「はい?何ですか?」
「あの・・・せめて・・今日だけは・・恋人として・・一緒に・・。」

先生は少し考えたが、すぐに笑顔で答えてくれた。

「・・・えぇ、でも・・今日だけですよ・・。」

嬉しくなった私は先生と抱き合い、もう一度キスをした・・。



「あの・・本当にいいんですか?」
「はい、今日は誰もいませんから・・。」

あの後、私は先生と抱き合っているところをいいんちょうに見つかって先生と逃げて来ました。
キスしているところは見られなくてよかった・・・見つかったら命が危なかったかも・・。
そして私達が逃げついたのは曲芸手品部の部室、今日は活動日では無いので誰もいない。
けれど前日の鍵当番は私だったので鍵はあるから扉を開けることは出来た。
内側から鍵を掛ければもう誰も入って来られないし、活動日では無いから入ってこようとはしない。
しかしここで私は気づいた、密室に(今日だけとは言え)恋人同士・・しかも曲芸の練習用のマットまでご丁寧に敷いてある。
ここでそんなことを考えてしまった自分に反省したい、先生とはいえ10歳、本来ならまだ小学生である・・。でも・・・。


「・・先生・・。」
「はい?」
「・・失礼します・・。」

そう言って私は先生を抱きかかえてマットまで連れて行き、座らせる・・先生は意味がわからないように困惑している・・。

「あの・・何か?」

先生が聞いてきた、でも私は軽く微笑むだけ・・そしてもう一度キスをする・・。
今度はさっきみたいに触れるだけじゃない・・大人のキス・・私から舌を絡ませていく・・。
先生は最初こそ逃げるようだったが今は受け入れてくれたのか、自分からも積極的に来てくれる・・。
私は先生の唇を十二分に堪能したら今度はそのまま首筋に口付ける、時には舌で舐めてもあげた。

「ひゃっ・・あっ・・。」

先生は感じてくれている・・私も経験が無いからわからないけど気持ちいいのかな?
私は首筋への愛撫を一旦止めて先生の上着とシャツを脱がす・・真っ白な綺麗な肌・・お風呂嫌いだというのに・・。
私はその真っ白な肌の・・鎖骨の辺りに赤い跡を一つつけた・・。

「あの・・これは・・。」
「・・私から先生への愛です・・。」
そう告げると先生は顔を紅くして俯く・・かわいい・・今なら雪広さんの気持ちがわかる・・。
私は先ほど同様首筋への愛撫を再開する・・先生は両手共後ろ手にして自分を支えている・・それなら・・。
そう思った私は先生のズボンと下着に手を掛ける。
先生は何か言いたそうだったが私はその口を自分の唇で塞ぐ・・そして先生のモノに手をつけた・・。
うわっ・・もうこんなになってる・・やっぱり子供なんだな・・それにしても10歳でこのサイズ?
横目で見てもそう思った・・先生のは特別大きいわけじゃないけど10歳とは思えない大きさだった・・唇を離して先生のを扱く・・。


「んっ・・ひゃぅ・・あぅ・・。」

先生気持ちよさそう・・他人に触られるといつもよりいいって聞いたことあるけど本当なの?じゃあ・・これは・・。
私は先生のを口の中に入れていく、突然のことに先生は驚いてるけど私が舌で舐めてあげるとさっき同様喘ぎ声を上げた。

「ふぁっ・・くっ・・はぁっ・・・。」

私だってこんなの初めてだ、でも不思議といやじゃない・・・。
むしろ私も何かいい感じだ・・胸が高鳴る・・変な気分になる・・。

「ザジさん・・僕・・もう・・・。」

先生はもう限界のようだ・・私は先生のを口から離してさっきより激しく扱く・・・。
先生の息が荒い・・・先生のモノは先生の先走り汁と私の唾液でびちゃびちゃ・・。
それを扱いているから卑猥な音が部室に響く・・。

「うあぁ!ダメ、で、出ちゃうぅ!!」

そんな悲鳴みたいな声を出して先生はイッた・・。
先っぽをこっちに向けたいたから精液が私に掛かる・・熱い・・それにベトベトする・・。
顔を伝って口の中に入った・・苦い・・噛み切れない・・。
飲む人もいるらしいけど・・今の私には無理・・でも・・もっと変な気分になる・・。
そう思うと私は服を脱ぎだした、ズボンも・・下着も・・全部脱いで先生の前に膝立ちになる。

「先生・・私にもしてください・・・。」

自然にそんなことを言った・・先生はとろんとした目で体を起こして私の元に近寄る。
私が軽く抱くと先生は胸を掴んできた・・でも決して乱暴ではない・・優しく・・暖かく・・。
気持ちいい・・確かに自分でするのとは違う・・。そんなことを考えていると先生が胸に吸い付いてきた。

「ひゃっ!」

驚いて思わず声が出る。
でも最初だけ、すぐに不思議な感じが私を包む・・こんなの感じたことない・・。


「ふぁっ、あっ・・うぅん・・はあぁぁ・・。」

先生が私の胸の突起を舐め回している・・その感覚に体がビクッと震える・・。
さっきのキスのときから感じていたけど先生は舌使いが上手い・・。
でもさっきからの反応を見る限り、少なくとも誰かとしたことはなさそう・・これが英国紳士の血なの?
しかも10歳でこれ・・大人になったらどんなに凄いことになるだろう・・。
ふと感じた・・下半身の妙な感覚・・片手を自分の性器に伸ばして触れてみた・・。
もうこんなに濡れてる・・欲しい・・先生のアレが・・・。
私は先生をそっと体から離す・・先生はちょっと残念そうな表情をするけど大丈夫、もっとイイコトするから・・。
私は先生をマットに寝かせて先生を跨ぐ。
下にはさっきイッたばかりだというのにもう元気になっている先生のがある・・・。
先生は私が何をしようとしているのかわかったのか・・息を荒げながらもじっと待ってくれている・・。

「・・・ふぅ~・・。」

私は大きく息を吐くと自ら性器を広げて先生のに近づける・・。

「んっ・・。」
「あっ・・。」

先っぽが当たると私も先生も声が出る・・何となく以心伝心した気分になって少し嬉しい。
私はそのままゆっくりと腰を落として先生のを受け入れていく・・。

「痛っ!」

初めてだったから・・膜が破れた痛さに声が出てしまう。

「ザジさん・・・大丈夫ですか?」
「うん・・大丈夫・・です・・。」

先生が心配して声を掛けてくれた、私は我慢して笑顔を見せようとしたが・・出来なかった。
これ以上・・先生の前で作り笑いはしたくなかった・・。
だから言葉とは逆にちょっとつらそうな表情してたかな?それは先生しか知らない・・。
痛みがある程度治まったので私はさらに腰を落とす・・・根元まで全部入った・・今、私は先生と繋がっている。
私は先生の上に寝そべって先生を抱く・・先生も私をそっと抱いてくれた・・。

「・・先生・・もっと気持ちよくしてあげます・・。」

余韻を味わい、先生に一言言って私は少し体を起こし、体をゆっくり上下に動かす。


「ふぁ・・ふっ、はぁ、はぁ・・。」
「あぁ、あん・・はあぁ・・・。」

まだちょっと痛かったからそんな激しくは出来ないけど先生は十分気持ちよさそうだ・・。
私も気持ちいい・・今まで感じた気持ちよさのどれとも違う・・。
徐々に慣れて来たのか、私は動きを早くする・・先生もそれに合わせて腰を突き出してくれている。
幸せ・・先生が私のために一生懸命になってくれている・・。

「はあぁ・・はあぁ・・ザジ・・さん・・。」
「はうぅぅぅ・・・。」

先生は私の胸に手を伸ばし、また揉みだした。
ただでさえ下からの刺激で火事場みたいになっているのに上までされると壊れちゃうかも・・。
気持ちよすぎる・・先生より先にイッちゃうかも、やだ・・先生と一緒にイきたい・・。
ぐっと我慢しようとする、けれど初めてだから上手く我慢出来ない・・・。

「ああぅぅ・・・ザジさん・・僕・・もう・・。」

え?先生も?・・よかった、一緒にイける・・それならもう我慢しない・・。

「私もです・・先生・・一緒に・・。」

私がそう伝えると互いにスパートをかけた・・先生は更に腰を突き上げ、私も更に激しく上下に動く。

「あぁぁぁ、ダメです、出ます!出ちゃいますぅぅぅ!!」
「わ、私も、イクぅぅぅぅぅ!!」

私たちはそう叫ぶと抱き合って、ほぼ同時に果てた・・・。


あの後も何回か体を重ねた後、私たちは部室から出た・・外は綺麗な夕日。
全てが終ってから、部屋を換気して・・敷いていたマットをある程度乾かして・・二人でこっそりシャワーを浴びて汗を流して・・。
証拠は残らなかったと思う、あるとしたら私と先生の記憶の中・・。
本当なら先生とこんなことしたらダメだって知ってる、もちろん先生も・・。
でも私は後悔していない、先生が好きだから・・でも先生はどうなんだろう?
そんなことを考えていると先生が笑顔でこっちを向いて話しかけて来た。

「もうすぐ今日が終わっちゃいますね・・。」

そうだ、先生と恋人してられるのは今日だけなんだ・・明日にはまた教師と生徒に戻る。
私が生徒じゃなくなってからまたこんな関係になるなんてわからない、あんなことするのもあれが最初で最後かも知れない。

「じゃあ、僕はちょっと用事があるのでこれで!」
「あ・・はい・・。」
「大丈夫ですよ、後で部屋に行ってあげますから、長谷川さんにも説明しといてくれませんか?」

あぁ、そうだ。今日はまだ終わっていない・・まだ時間はある・・まだ先生と一緒に今日を過ごせる。
何をするか話す・・長谷川さんがいるということで外で星でも見ようということになった。
その後、走ってどこかへ向かう先生を見ながら手を振っていると、突然先生がこっちを向いて何か言った。

「それと、卒業するまで待っていてくださいね!!」
「え?」

突然何を言うのかと思ったけどその時は何のことかわからなかった。
その後寮に帰って雪広さんにお説教されたけど、何を言われたか覚えていない。
覚えているのは部屋に来てくれた先生と外に出て一緒に星を見て、別れ際にキスしたことだけ。
翌日から私と先生は元の関係に戻った、けれどあの日先生が言ってくれた言葉の意味はわからないままだった・・。
それを知ったのは中学の卒業式の後、自分の生徒じゃなくなったからと以前の告白を受け入れてくれたときだった。
その時の私の顔を、彼はこう言った。今まで一番綺麗で、自然な笑顔ですねって・・。

その後彼は色々話してくれた・・自分が魔法使いであること・・父親を探していること・・。
そして・・私に正式なパートナーになってもらいたいということ・・・。
あれから15年。今、私は夫婦となった彼と彼との間に出来た子供と一緒に彼の故郷、ウェールズで過ごしている。
彼の今の仕事は魔法学校の教官、私はその補佐をしている。
その前はAAAで活動していたけど子供が出来たのを機に前線を退いた。
しかも彼はエヴァンジェリンさんの別荘だか何だかで私の何倍もの時間を過ごし、気が付けば同年齢になっていた。
だから住民票とかは色々大変だったけど彼のお義姉さんや、やっと再会したお義父さん、私の家族も協力してくれた。
結婚式のときも・・当時のクラスのみんなが祝福してくれた・・あの日がなかったら私はこんなに幸せにはなっていなかっただろうな。

「・・どうかしたのか?ザジ。」
「ううん、ちょっと思い出していただけ・・15年前のことを・・。」
「あぁ、あのときのことか・・。」
「そのときはまだ私が年上だったのにね。」
「ははは、仕方ないよ、師匠の別荘で長いこと過ごしたんだから。」
「ふふふ、でもいいの、あなたと一緒にこうして過ごせることが出来たから・・。」
「・・僕もだよ、ザジ・・。」
「ただいま~、ママ!!」
「父さん、魔法教えてよ!」
「はーい、お帰り。」
「おう、わかった。今行く!」

こんな幸せがずっと続きますように・・・ザジ・スプリングフィールド。

終わり

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最終更新:2012年01月31日 13:18
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