26スレ609

609 :Z-xp03 :sage :2007/04/29(日) 14:18:27 ID:bZCtwBLu(9)

ネギ×アキラ書き終わった。良作かどうかは各々の判断しだいです。
ではどうぞ。


麻帆良学園内にある屋内プール、もうすぐ夜になろうとしているのにまだ泳ぐ水音が聞こえる。
泳いでいるのはアキラ、大会が近いとは言え練習にかなり熱が入っている。

「はぁ・・はぁ・・また落ちた・・。」

泳ぎ終わって時間を見る、どうやらタイムが落ち続けているようだ。
もうすぐ大会で、自分はエースとして期待されている。
だからこの時期にタイムを落としてしまうのはマズイ、だが現実に落ち続けている。
その原因は・・・。

「・・はぁ~・・どうすればいいんですか?・・ネギ先生・・。」

この頃のアキラの心にずっと居座っている一人の少年、ネギ・スプリングフィールド。
わずか10歳で自分のクラスの担任をしている英語教師、その少年が心から離れてくれない。
大好きな水泳をしている最中でも考えてしまう、これでは良いタイムが出ないのも当然だ。

「・・・なんでこんなに好きになっちゃったんだろ・・。」

アキラはプールサイドに座って考えてみた。
まず思い出したのはドッジボールの時、その次にエヴァンジェリンへの弟子入り試験、最近では学園祭での大活躍、そしてこの前の指輪の件。
こうやって思い出して改めて思った。

「・・本当に水泳より好きになっちゃったんだな・・。」

深くため息をつくアキラ、これまで水泳以外で好きになったものといえば小動物、だからと言ってネギを動物扱いはしていない。
実際自分より頭も良いし、勇敢だし、強い。
指輪の件ではそういう所は見られなかったが結構親密になったと自分では思っている。

「けど・・やさしいはともかく・・ちからもちって・・。」

やはりまだひきずっているのか・・書かれていたことを・・。
確かに水泳で鍛えているとは言え、普通女の子に力持ちとは書かない。
その辺りはまだ子供なネギであった。

「はぁ・・ネギ先生・・。」
「はい、何ですか?」
「うひゃっ!?」

驚いた、いきなり自分が考えていた人物が後ろにいたのだから。

「せ、先生、何でここに?」
「いや、見回り当番だったんで見に来たら電気が点いていたので消し忘れかなって思って・・。」
「あぁ、そうですか・・すいません、大きな声出しちゃって。」
「いえ、僕もすいません。いきなり声掛けて・・。」

いや、そういう意味で驚いたわけではない。
声を掛けられたからじゃなくてネギがその場にいたからである。

「それにしてもこんな時間まで練習して、大会が近いんですか?」
「えぇ、まぁ・・・。」

答えてはくれたものの、元気の無い返事と様子が気になるネギ。
すると何を考えたのか、ネギはアキラの隣に並んで座った。

「?」
「アキラさん、何かあったんですか?」
「いえ・・別に・・。」
「悩みなら何でも聞きますよ、僕はアキラさんの担任なんですから!」

あぁ、そうだ・・この子は自分の担任だ、悩みは聞いてくれる。
でもその悩みはあなたへの恋、教師と生徒の現状においてあってはならないはずの恋。
アキラは体育座りをしている脚をしっかり抱えてネギに尋ねた。

「ネギ先生・・先生はどうしても言えない悩みがあって・・その悩みの原因が自分の目の前にあったらどうします?」
「悩みの原因が目の前に・・ですか・・。」

自分は何を言っているんだと思うアキラ。
自分が解決出来ないことを教師とは言え5歳も年下の、しかも原因そのものの人物に聞くなど・・。
自分がバカバカしくなって泣きたくなってくる。
しかしネギは・・・。

「そうですね・・実は以前僕も同じようなことがあったんです。」
ネギはヘルマンとの戦いを思い出していた。
自分の村を焼き、知り合いや家族を石にしてしまった張本人が目の前に現れたときのことを・・。

「そのとき僕は・・ただ怒りに任せて行動してしまいました・・そして・・あやうく死ぬかもしれませんでした・・。」
「・・・そんな・・。」
「でも・・仲間が助けてくれました。たとえ道を誤りそうになっても戻してくれる仲間がいました、だから僕はこうして生きているんです。」
「・・・・。」
「ですからアキラさんも・・まき絵さんとかゆーなさんとか亜子さんとか、一番の友達に相談してみたらどうです?」

確かにそうかも知れない・・でも・・出来ない、特にまき絵には・・。
LIKEかLOVEかは知らないけどまき絵がネギのことが好きなのは一目瞭然だ、わからないのはネギ本人だけ。
かと言って裕奈や亜子に相談したら自分達の仲が何かおかしくなりそうだ、イヤだ、そんなのは・・。
様々な葛藤をするアキラにネギは続けた。


「もしもそれがまき絵さん達に出来ない相談なら・・僕が乗りますよ。」
「・・・先生・・。」
「アキラさんは僕の生徒です、ですから・・アキラさんの悩みは僕の悩みでもあるんです。」

出来ればそうあって欲しいとアキラは願った。
自分同様、ネギが自分のことを好きならまさにネギの言った通りだ。
でもそんなはずは無い、確かに指輪の件で仲良くはなっただろうけどネギにそんな気があるとは思えなかった。
でも・・自分はネギが好きだ、これは誤魔化しようのない事実。
アキラは決心した、このことを打ち明けようと・・。

「先生・・どんな相談でもいいんですか?」
「えぇ、僕に出来ることなら何でも!」
「・・・好きです。」
「はい?」
「私・・ネギ先生のことが好きです・・付き合ってください。」
「・・・・。」

ネギは頬を染めて黙ってしまった。
言ったアキラ本人の頬も負けず劣らず真っ赤になっている。
しばらく見詰め合ったまま静寂が訪れる。
そして・・・。

「・・・そんなことですか?」
「え・・。」
「そんなことで・・悩んでいたんですか?」
「そ、そんなことって!私にとっては真剣な――。」
「早く言ってくれればよかったのに・・僕も同じなのに・・。」
「こと・・え?」

反論しようとしたらネギの言葉が耳に入った、僕も同じ?それはつまり――。

「僕も・・・アキラさんが好きですよ。」
「!!」


驚いた、本当にネギの言った通り、自分の悩みはネギの悩みでもあった。
今頃になってこんな展開をちっとも予想しなかった自分が恥ずかしくなった。
それと同時にネギからの返事もあって耳まで真っ赤にしている。
どうすればいいのかオロオロしているとネギが優しくアキラの手を包んだ。

「落ち着いてください、僕はここにいます。逃げも隠れもしません。」
「先・・生・・。」

本当にしっかりした子だと改めて思った。
同じ状況において年上の自分はおたついているのにこの子はそんなことはない。
なんとなく自分が情けなく思うアキラ。

(でも・・うれしい・・大好きな先生がてくれて・・同じ気持ちだって言ってくれて・・。)

アキラは無意識にネギをしっかりと抱きしめる。
ネギもそれに応えてそっと抱きしめる。
そして二人は見つめあい・・ゆっくりと唇を重ねた。



「んんむ・・ふっ、むうぅ・・はぁ・・ネギ先生・・。」
「ふぁ・・はぁ・・・アキラ・・さん・・。」

濡れた体で抱き合ってしまったので濡れてしまったネギの背広が乾くまで、アキラの汗を流すことも含めて二人はシャワー室来た。
二人共いつも纏めている髪を解き、質感でも確かめるように互いの髪を洗う。
しかしこういう狭い密室に好きな人物と一緒にいるため、二人は欲情を抑えられなかった。
何も言わずに唇を重ね、舌を絡ませあい、やがて名残惜しそうに離れる二人。
そして何故かネギは恥ずかしそうに目を泳がせる。
アキラは何となくわかっていたが確認するように目線をネギの下半身にやる。

(うわっ・・・あんななんだ・・。)

昔父親と風呂に入っているときに見たのとはまったく違う状態のネギのモノ。
初めて見るからだろうか、アキラの視線はそこに釘付けである。


「あの・・アキラさん・・。」
「あ、す、すみません。つい・・。」

ネギに声を掛けられようやく我に戻るアキラ。
曖昧な知識を思い出しながらどうすればいいのか考える。

(えっと・・確か・・こうやって・・。)

ぎこちなくネギのモノを掴むとゆっくり上下に扱きあげる。

「んっ・・・。」

これでいいのかと思いながらも手を動かし、ネギの反応で確かめるアキラ。
やがてこれでいいと判断したのか、ペースを上げる。
ネギのモノの先端から先走り汁が垂れ、アキラのもものところに落ちていく。
アキラは右手をそのまま、左手をそっちに移し触れてみる。

(わぁ・・男の人もこういうの出るんだ・・。)

アキラも自慰の経験が無いわけでは無いので見たことはあるが男からも出るとは知らなかったようだ。
まるで初めて見たように感触を確かめ、指の間で繋がっている透明な糸が切れるまで見る。
その間に右手は止まってしまったが、先端を軽く握った状態なので経験の浅いネギには十分だ。
やがてアキラは左手に付いている粘液を舐め取りながら膝を床につけ、ネギのモノを間近で見ながら再び扱き始めた。
興味津々に見ているが他人の視線もあってかネギの限界は近くなって来る。

「あぅ・・アキラさん・・そろそろ・・僕・・。」
「え?」
「ダ、ダメです・・イッちゃ・・うあぁぁ!」
「ひゃっ!?」

アキラは何のことだがわからなかったが、ネギが限界に達して何が言いたかったのかようやくわかった。
ネギの言葉に上を向いたので顔や髪にはかからなかったが、ネギの精液はアキラの胸や腹部を伝って床に滴り落ちる。


「あぁ!す、すみません。」
「いえ・・気にしないでください。それより先生・・私にもしてください・・。」

そう言ってアキラはネギを抱き寄せる。
ネギは心臓の鼓動が早くなりながらアキラの胸に手を伸ばし、触ってみる。
しかしまだ子供、力加減が分からずつい手に力が入ってしまう。

「んっ・・先生、ちょっと痛いです・・。」
「は・・はい・・。」

アキラに言われて力を抜こうとするがそう簡単に出来ないネギ、力はほとんど抜かずそのまま触り続ける。
頭はぼんやりとしているにも関わらず本能的にやることを判断するネギ。
またアキラも最初は妙な感覚だったが今はどこか心地よい感覚を味わっている。
やがてネギも触るだけでは飽き足らず、片方の突起を口に含んで吸ったり舐めたりする。

「ふぅん・・んっ・・はぅ・・。」

こういった経験が無いだけにネギの稚拙な愛撫でも十分快感を得るアキラ。
愛撫だけでこれなら最後ではどうなるんだろうと胸の鼓動が早くなる。
一方でネギも一心不乱に愛撫しながらも下半身のほうは先ほどのように膨張している。

「んっ・・ア・・アキラさん・・・。」
「ふぅ・・はぁ・・先生、ちょっと待って・・。」

アキラはネギを止めると壁に手をつけて尻をネギの方に向けて足を少し広げる。

「先生・・こっちも・・どうぞ・・。」

その言葉を聞いてネギはアキラの下に膝立ちして性器に触れる。

「あっ・・。」
アキラは触られて声を漏らし、ネギは思い通りに触っていく。
触ってみて確信したがまだそれほど濡れていない・・やはり緊張しているのか・・。
ネギがそっと舌を這わすとアキラは背筋に何かが走るような感覚に襲われる。
アキラの性器から水音が響く、誰もいないとは言ってもやはり気になってしまう。
ネギはアキラに気づかれないように魔法を使い、防音にする。
一方のアキラは頭の中にそんなことは無く、ネギからの快感に溺れていた。


「はあぁ・・あぁっ・・はっ・・先・・生・・・。」
「ちゅっ、じゅる・・アキラさんのここ・・エッチな汁がたくさん出てきましたよ・・。」
「やぁ・・言わない・・でぇ・・。」

とは言うもののそれを聞いて自分の性器がどうなっているのかつい想像してしまう。
足にも力が入らなくなってきて少し震えてきた。
ネギはそれに気づいたのか、腰元を支えてゆっくり位置を下げてやる。
アキラは床に手を着くと足は膝立ちのまま頭を床に着けて息を整える。
そのアキラにネギが訴えてきた。

「あの・・アキラさん・・僕・・もう我慢が・・。」

その言葉にアキラが視線をやるとネギは自分のモノを掴んで息を荒くしている。
アキラは軽く微笑むと自分の性器を広げてネギを誘う。

「はい・・先生の・・たくさんください・・。」

ネギは生唾を飲み込むとアキラを引き寄せ標的を探す。

「あっ・・先生・・違う・・・もっと下・・。」
「えっと・・ここですか?」
「はい・・。」

ようやく見つけるとネギはどこで覚えたのか自分のモノを擦り付けて潤滑油を纏わせる。
その行動にアキラは上手く入らないのかと気になったが、ネギが挿入を開始するとそんな考えは吹き飛んだ。

「んん~・・痛っぅ・・・。」
「だ、大丈夫ですか・・アキラさん・・。」
「だ、大丈夫・・です・・。」

こうは言っているが歯を食いしばっていて、声は震えている。
ネギはわかっていながらも自分を抑えられず残りを一気に突き刺す。


「あうぅ!・・うぅ・・・。」
「はぁ・・はぁ・・動きますよ・・アキラさん・・・。」
「はっ・・あの・・ゆっくり・・・お願いします・・。」

アキラはそう言うが、ネギはそんなこと聞いていないのか聞いても出来ないのか最初から勢いよく腰を振る。

「つぁ!うぅ~ん・・あふぁ・・せ、先生・・ちょっ・・激し・・。」
「はぁ・・すいません・・・アキラさんのここ・・気持ちよくて・・我慢・・出来ません。」

頭ではそうしたいと考えはしたがやはり欲情には勝てないのか最初から全力で動いてしまうネギ。
アキラもその気持ちはわからないこともないがまだ痛みがあってそれどころではない。

「あっあぁぁ・・ふっ・・ひゅぁ・・ああぅ・・。」
「はぁ・・はぁ・・アキラさん・・アキラさん!」

ネギはアキラを呼び、ペースを変えることなく動き続ける。
一方のアキラもだいぶ痛みが引いたからか、苦痛よりも快楽が頭を支配し始めた。
シャワー室には二人の体がぶつかる音と、卑猥な水音、ネギの荒い呼吸、アキラの喘ぎ声が響く。
魔法で音は消しているものの仮に誰かに聞かれて見つかったら間違いなく学園追放処分だろう。
でもそんな考えは二人の頭の中に無い、というか考えようともしない。
ただ二人でいるこの時間を過ごしたいだけである。

「ふぁぁ・・せ、先生・・もっとぉ・・。」
「は・・はい・・。」

さっきまでは痛いとか言っていたのも関わらずアキラはもっとネギを求めてきた。
ネギもそれに応えてより一層腰の動きを激しくした。

「ああぁぁっ・・あくぅぅ・・んはぁ・・。」
「はあぁ・・アキラさんのここ・・きつくなってきました・・。」

どうやらアキラも無意識のうちに下半身に力が入っているようだ。
それによってネギのモノは締め付けられ、ネギを刺激した。
それでもネギのペースは落ちるどころか逆に早くなって来た、息づかいからして限界も近いようだ。


しかしそれはアキラも同様、何かが来そうな感覚が近くなってきた。

「せ、先生・・私・・もっ・・イキそう・・。」
「僕も・・です・・だから・・一緒に・・。」

ネギはアキラに圧し掛かってそっと手を握る。
アキラも朦朧とした意識でネギの手を握り返した。
そして二人に限界が訪れる。

「あうぅ・・イク・・イキます!」
「はあぁ・・出して・・先生のいっぱい・・出してぇ!」
「っつ・・あぁぁぁっぁぁぁ!!」
「あぁぁぁぁ!出てる、先生のいっぱい出てるよぉ!!」

二人は絶頂に達するとそのまま脱力した。
息を整えながらアキラがネギに話しかける。

「先生・・。」
「?」
「・・大好きです・・。」
「・・・僕もですよ・・アキラさん・・。」

互いの気持ちを聞くと二人は笑ってもう一度キスをした。
真夜中の学園から寮への帰り道、仲良く手を繋ぐネギとアキラの影があった。
二人共至福の笑顔を浮かべ、互いを離さないようにしっかりと相手の手を握っている。

「すっかり遅くなっちゃいましたね。」
「えぇ、帰ったら明日菜さんに怒られるかも。」
「私も・・先生と一緒に帰ったらいいんちょうに何て言われるだろ・・。」
「大丈夫です・・僕が守ってあげますよ・・今も・・そしてこれからも・・。」
「・・・ありがとう・・ネギ君。」

この時を境に、二人は教師と生徒から一恋人同士として歩んで行くこととなった。

終わり

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最終更新:2012年01月31日 13:21
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