30スレ058

 こんこん。こんこん。
 風邪を引いちゃって布団の中。あぁ、せっかくのお休みなのに私の馬鹿
「大丈夫?夏美」
 あ、ちづ姉が帰ってきた。私が起き上がって出迎えようとしたら、ちづ姉は肩に手を当てて
私を布団に寝かせなおした。
「無理をしちゃだめよ。まだ顔が赤いわ」
 外から帰ってきたばかりのちづ姉の冷たい手が熱っぽい私の肌に心地いい。やっぱりちづ姉は優しいなぁ。
「それより、私、夏美のためにいいもの買ってきたの」
「え?何?」
 そういえば買い物袋持ってたっけ。何だろ。プリンかな?ヨーグルトかな?
「……ネギッ!」
 しかも長ネギッ!や、止めて!良い笑顔で近寄ってこないで!それはダメッ!迷信、都市伝説!
何よりそんな分かりやすいオチ、だれも求めてないよちづ姉!
「あぁあーっ!」
 ちづ姉は私の制止も聞かずに、私をうつぶせにひっくり返して、ネギを……首に巻いた。
ネギの香りが鼻につーんとして何か気持ち良い。冷たいし。
「うふふ、びっくりした?本当の恐怖はこれからよ」
 うん、ちづ姉を信じてたよ。やっぱりちづ姉は優しいなぁ。
 ……あれ?今何かおかしな事を言われたような……
 ん?なんでちづ姉は私のパンツ下ろしてるの?恥ずかしいよぉ…あんっ、そんなトコ触っちゃダメ…
「ち、ちづ姉…何を、んっ、くすぐったいよぉ」
 ちづ姉は何も言わずに笑いながら、私のアソコをハケみたいなモノで擽ってくる。
 ちくちくした感触が凄くむず痒くて気持ち良い。
「あっ、あんっ…な、何これ…っ」
 首に巻いたネギの匂いに自分の汗のにおいが混ざって不思議な気分。ちづ姉も笑顔でその匂いを吸い込んで楽しそう。
「芽ネギよ。風邪にはネギが良いって言うでしょう」
 芽…ネギ……?良く見たら確かに私を苛めてるのはネギ。小さいネギがいっぱい、ハケみたいに束ねられてる。
「な、やだぁ、汚いよぉ!」
「大丈夫、あとで清潔にしてあげるから」

こうして、私は風邪を引いて具合悪いのにちづ姉にたっぷり遊ばれた。
それでも次の日にはけろっと風邪が治っちゃった……ネギって凄いなぁ

==終わり

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2012年01月28日 13:33
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。