71 :「便器」 ◆FePZUCQ9Q6 :2006/06/09(金) 21:35:00 ID:sTCaHUNa
深夜、とある公衆便所(男)に行列ができていた。その辺りで屯している少年グループやホームレスの男たちが大挙して集
まっていたからだ。もちろん全員が腹痛で順番待ちというわけではない。彼らを並ばせているのはその便所にある特製便器
を愉しむことなのだ。その便器の名は椎名桜子という。
なぜこうなったか気にする人もいるだろうから、5行ほどで簡単に説明しておこう。
彼女、椎名桜子は非常にギャンブル運が強く、それは自他共に認めることであった。彼女はヤクザの違法賭博にも手を出
していたが連戦連勝で、毎日のお小遣いに困ることもなかった。しかし、彼女を嫉む者たちが彼女を罠にはめた。イカサマに
より桜子はボロ負けし、借金を背負うことになる。その額は700万円であり、とても中学生に払える額ではない。イカサマで勝
利した彼らは桜子への復讐とばかりに、とんでもない方法で700万円を稼ぐよう強制したのである。ちなみに、桜子に勝った
のが何者であるか、またどんな勝負をしたのかは話とあまり関係のない情報なので、ここでは省略させてもらう。
桜子は両腕を鎖で天井に吊るされ、生臭い精液を滴らせながら、これからの陵辱と妊娠の恐怖に震えていた。MAHORAと
プリントされた蜜柑色のチアガールコスを着せられ、両手には黄色いポンポンまで縛り付ける念の入れようである。しかし、秘
部を隠しているアンダースコートは既に剥かれ、代わりにローションと男たちの欲望が塗り込められている。さらに、撃墜マー
クのように「正」の字が油性ペンで書かれていた。ぷるりとした尻から陰毛の生え際辺りまで、小さな字で濃密に書き込まれて
いるそれは、桜子がトータルで受けた射精の数である。
「……もう、嫌ぁ……だ、誰か……た、たしゅ、け……」
太陽の笑顔を曇らせたのは、最初の男たちの拳だった。切れた唇から流れる血と、腫れた左目が物語るのは、容赦のない
暴力のそれである。生温い環境で育った少女1人の抵抗は、2回殴られるとすぐに崩壊した。それでも桜子は許しを乞うのは
止めれないし、もしかしたら、帰りが遅いのを心配した円や美砂たちが探しに来てくれるかもしれない。それだけが桜子にある
唯一の希望だった。もちろん、ここは普通に探して発見できる場所ではないが。
「よう、俺のこと、覚えてるか?」
「へっ? あ、あなた、誰だっけ?」
「この前、お前に賭けで2万円とられたんだよ! それでどれだけ苦労したか……もう忘れたのか、畜生!」
どこで話を聞いたのか、桜子に大負けした者まで集まってくる。
男の肉棒が桜子の陰裂に押し込まれると、前の男たちの精液が逃げ場を失い溢れ出す。昨日まで男知らずの桜子の性器
はあまりに凶悪に充血し、雄を食おうとする魔物の口のようだ。男は桜子の腰を乱暴に掴み、ずぬっ、ずぬっ、ずぬっ、と激し
いピストンを開始した。配慮などなく、憎悪さえある。
「うぐっ! うあっ! はあっ! ご、ごめん……でもっ……勝負に、勝ったのは……、私、だよね…… それを……」
「うるせえっ! 立場分かってんのか、お前!」
「きゃああああっ! 痛い痛い!」
髪を乱暴に引っ張られ、桜子は悲鳴を上げる。もう無敗伝説の賭博師などおらず、無力な少女がただ泣き叫ぶだけだった。
「ほらよっ、ガキを孕めやっ!」
「はあ……ああ………」
子宮に種がまたしても植えられる。桜子は脱力しながら、次の男までに少しでも休むことしか頭にない。
料金は1回に付き10000円、男は桜子の横にある箱に札を入れようとして、ふと手を止める。箱にはもう10000円札が山積
み状態である。男が歪んだ笑みを見せた。
「永遠に便所してろよ。溜まった頃にまた来てやる」
そう言って男は、桜子が一日で貯めた分の返済金を全てカバンに押し込み、悠々と便所から出る。
「――――っ!」
簡単にお金を奪われてしまうというシステムの落とし穴に気付いた桜子は、号泣して鎖をガチャガチャと揺すった。
桜子を待っていたのは、お金を自由に奪われながら貯めるという分の悪い賭けだった。
しかも、すぐに男たちはお金を払わなくなった。公衆便所に料金は要らないというわけだ。
これが都市伝説、どこかにあるという「無料の花園公衆便所」の始まりである。
そこを探し当てた少女もまた、必ず複数いる男たちにより、便器にされてしまう。
しばらくぶりに訪れると、チアガールが3人に増えていた。
最初の娘を探しに来たらしく、2人とも男たちの便器にされて、今では泣いて喜んでいるという。
最終更新:2012年01月31日 15:18