24スレ127

127 :ベンジャミン内村 ◆Q4Q0yKXgEE :2006/06/15(木) 01:19:50 ID:C7g1wDI


【魔法先生ネギま! 恐怖!桃色のアホウドリの恐怖】


「ネギくーん、こっちこっちー!!」

天真爛漫な笑顔の活発そうな少女が、スーツを着た少年の手を引いて学校の敷地内を駆けて行く。
いつもは多くの生徒たちでごった返す校内に、今日は人の姿が見えない。
――それもそのはず。麻帆良学園は今、ちょうどテスト期間の真っ最中であった。

小さなバッグを片手に、誰はばかることなく道の真ん中を走っていく少女。
頭の両脇に小さくリボンで結った髪が、彼女の動きに合わせて上下に揺れていた。

手を引かれるままに小走りで付いていく少年――ネギは、前を走る少女の後ろ姿を微笑ましく見やる。
(本当に楽しそうに笑うなぁ……、まき絵さんって)
跳ねるように走る少女・佐々木まき絵は、運動神経抜群の新体操部。
ただし、学力に少々難があるのがタマに瑕、のバカレンジャー・ピンクであった。
そのまき絵から、唐突に先日の放課後「勉強を教えて欲しい」と頼まれたのである。
普段から勉強をしないまき絵が『やる気』になったことに、ネギはいたく感動させられた。
そうして翌日――日曜日。
会うや否や、勉強場所への移動という名目でせわしなく走らされるはめになったのである。

(ど……、どこまで行くんだろう……っ?)
結構な距離を走った。
てっきり図書館島か教室にでも行くのだろうと思ったが、そこへ行く気配もなかった。
どこへ行くのだろうと不思議に思ったネギが、ちらりとまき絵を伺う。

するとその内心の声が聞こえた訳ではもちろんないだろうが、まき絵は不意にぴたりと足を止めた。
慌てて留まるネギを笑顔で振り返り、にっこりと笑いかける。

「えへへー、ネギ君。ここ♪」
隠していたプレゼントを差し出すように、まき絵が人差し指を立てて背後を指し示す。
指先を追って視線を動かしたネギは、その先にある建物に気がついた。
「っと……、まき絵さん、ここは……」
そこは、ネギも来た事がある場所。
中等部校舎の正面側・普段体育の授業で使っているソレより少し小さい、第二体育館であった。

「体育館、ですよね……?」
「うんっ!」
「ここで、何を?」

テストのために勉強を、個人授業でみっちりと教えて欲しい――、
……のだと思っていたネギが、訝しげに訪ね返す。
しかしまき絵はその質問に答えることなく、体育館壁際の窓を開けにかかった。

「~♪ 昨日のうちにカギ、開けといたんだよね~♪」
「あ、あの、まき絵さん……」

周囲には人がいないにも関わらず、そろそろと窓のひとつを開けていくまき絵。
開けた窓の隙間から首を入れて覗き込み、中を確認すると
背後のネギに自身のショーツが完全に見えていることにも気づかずに身をかがめ、
するすると体育館へと入っていった。
そうして今度は中から首を出すと、ネギに手招きをする。

「ネギく~ん。ハーイ、こっちだよ~」
心底嬉しそうにそう呼びかけるまき絵に、ネギは唸りながらも付き合うことにした。

手を引かれて無人の体育館へと入り込む。
シーンと静まり返った広い空間を通って辿り付いた先は、
清潔な水色のタイルが敷き詰められたシャワー室であった。

「……あれ、ここ……」
壁にかけられたプレートには「第8シャワー室」の文字。
ずらりと並ぶ個室の群れを見渡し、ネギは何かに気づいたような声をあげる。

ここはいつか、エヴァンジェリンへの弟子入りをかけた一騒動の際に連れ込まれた場所。
明日菜によってわしゃわしゃと髪を洗われた、ネギにとってはちょっと苦手の場所である。
きょろきょろと周囲を見回し、居心地悪そうに身を縮めるネギ。
洗髪が苦手であるということも理由のひとつではあるが、
基本的に女性専用である場所に踏み込んでいること――それこそが落ち着かない原因であった。
なんだか身体がムズムズし、ネギはぶるりと身をよじらせる。

「ほら、こっちこっちー」
そんな感覚など知らない――むしろ意図的に無視するかのように、殊更に明るい声をあげるまき絵。
ネギの手を強引に引いて一番奥の個室の観音開きの扉を押し開けた。
戸惑うネギをそこに押し込み、背後の壁に押し付ける。
「ま、まき絵さんっ、ちょっと――……んぐっ!?」

どうしてと訪ねる間も与えずに、まき絵の唇がネギのそれに重ねられる。
「んっ、んんんっ!!」
「ン……っ、ん…………」
ぐちゅぐちゅと食むように貪られる唇。
果実を噛み潰したように、そこから二人の唾液がぼとぼとと垂れ落ちてネギの胸元を濡らす。
まき絵の舌が軟体動物のように這いまわり、唇を離れて頬に、首筋に唾液のアトを残していく。
そしてそのたびに、ネギはぞくぞくと背すじを這い登るような悪寒を感じさせられた。

「――っ、ぷは……っ!」
額から首の横までも。現状で露出されているネギの肌を余すところなく舐め尽くしてから、
ようやく口を離すまき絵。
自身の唾液に塗れた口元を手の甲で拭いながら笑う少女の姿に、ネギは戦慄を覚えた。
「っ、……何で、こ、こんなこと……っ……?」

顔中を汚され、惨めさにまなじりを下げつつもまき絵に問い掛ける。
――が、ネギのその反応に対してまき絵はきょとん、とした顔をするだけであった。

「えー? ……だってネギ君、勉強に付き合ってくれるっていったじゃないー」
「ぇ――……?」

確かにそう言った、とネギは心の中で反芻する。
しかし、まさか。そんな安直な。いくらなんでも。ネタがないからって。
「あ、あの、勉強、って……」
思考が凍結しかけて硬直するネギに、まき絵が恥ずかしそうにはにかんでみせる。

「やだなーネギ君。こーいうところでするのなんて、――『オトナ』の勉強しかないじゃない♪」

頬を桃色に染め、少女らしい恥じらいを見せて。
しかし、まき絵の手は淀みなくネギの背広のボタンを外していく。
素早い手つきで服を次々と脱がされる。事ここに至って、ネギは強烈に身の危険を感じた。

「え、ぇぇぇえぇえっ、ダ、ダメですよっ、そんなぁっ!!」
「だいじょぶだよー。10歳くらいでもおっきくなるって知ってるからっ」
「そういうことじゃなくてぇ――っ!?」

――いかに天才少年、いかに魔法使いで、中国拳法の使い手であれ。
自身の生徒である女性に荒っぽい手出しが出来ようはずもなく。
詠唱が必要な魔法をこっそりと唱えようとするたびに、思い返したように触れる唇に口を塞がれて。

眼鏡も髪留めのゴムも取り去られ、少女と見紛うような細身の身体が露わになっていく。

程なくして、シャワー室の個室に追い詰められた一人の、哀れな全裸の少年が出来上がった。

脱がされたときに見られてしまってはいるものの、ネギは必死に股間を隠しながら説得しようとする。
制服姿の生徒の目の前で自分だけが裸であるという状況に緊張してか、声をうわずらせながら。

「だっ、誰か来たらどうするんですかっ……! すぐに、外して下さいっ……」
「大丈夫だよー。誰も来ないって」

もう間もなくテスト当日を迎えようというこの時期には、さすがに運動部も活動を停止する。
その上、今日は休日であった。
職員室や図書館島などにごく少数の先生や生徒たちは居るだろうが、
元より施錠されているこの体育館に人は来ない。

……と、まき絵は言いたかったのだろう。……が。
いかんせん言葉が足りず、逆にネギの狼狽を煽る結果となってしまうだけであった。

「見られちゃいます、あぅっ、っ!!」
「だから大丈夫だって言ってるのにー」

そう言うと持参して来たバッグから取り出したリボンを器用に操ってネギを拘束し始めるまき絵。
リボンはしゅるしゅると蛇のように蠢き、股間を隠す両手を縛り上げる。
更にそのまま持ち上げ、シャワーヘッドの固定部に繋いでしまう。

「あ……っ!!」
ふるんっ、と揺れて露わになるペニスを眼下に認め、ネギの顔が恥辱に染まった。
手の拘束を解こうともがくが、随分とキツく縛られてしまっているらしくビクともしない。
仕方なく自由になる両の脚を内股にして、露出してしまったペニスを挟みこんで隠そうとする。
――その腰を左右に振るような仕草が、更に眼前の人物を昂ぶらせてしまうとも知らずに。

ごくり、と唾を飲み込むまき絵。
秘部を慌てて視線から隠そうとする無駄な労力に、愛しさと同時に滾るような劣情をもよおした。
「……えーっと――、こっちもっ!」
にやけるような笑顔を隠しきれないまき絵の手元から、二本目・三本目のリボンが舞い踊る。
「ひっ――や、あうぅっ、っっ!?」
凄まじいスピードで宙に弧を描き、それらはネギの片脚ずつを絡め取った。
それぞれが両脇の仕切りにぴったりと巻きついて、そのまま両足を別の方向に持ち上げていく。

「あっ、や、ひっ、だめ……、み、あうぅっ! ああぁ――!!」

クレーンのようにぎりぎりと自分の脚が持ち上げられる様に、ネギはなす術を持たなかった。
すべてを見られる恥辱に、ただ赤子のように叫ぶだけ。
それでどうにもならないことは判っているが、あまりの恥ずかしさで独りでに喉が叫びを搾り出す。

耳障りに過ぎないはずのその騒音に、まき絵は喜悦の笑みを見せた。
手早く制服を脱ぎ捨てると、まだ起伏の少ない裸身を教師の前に晒す。
足元でくしゅくしゅになって丸まったショーツの股布の部分は色濃く湿り気を帯びていて、
小指の先ほどの大きさの乳首はこれからの期待だけで固く尖っていた。

「えへへ、ネギ君の大事なとこ丸見えだよ?」
まき絵の容赦のない視姦に晒されて、ネギの太腿がぶるぶると震える。
緊縛されたせいで動かせない両足に代わるように、窄まりの皺がきゅっと収縮した。
「ネギくーん、緊張してる……?」
「そ、そっ……」

上目遣いに話し掛けてくるまき絵の吐息が、だらりと垂れ下がっていたペニスを撫でる。
「うぁっ……!」
それだけの刺激でも、僅かずつ頭をもたげ始めるペニス。
まき絵の目に、好奇心旺盛な輝きが一層激しく灯っていく。

ゆっくりと空気を入れられていく風船のように勃ち上がっていく陰茎の動きを追って、
まき絵の顔がどんどんとネギの陰部へと近づいていく。

「ぁ、そ、そんなところに顔を、ち、近づけないで……っ、く、くださ」

歯をガチガチと鳴らしながら懇願の言葉を吐いていく。途切れ、つかえを繰り返しながら。
それに気づいたまき絵はこぼれそうな笑みを堪えながら唇を窄ませると、
勃起していくペニスをその目で追い続けながら息を吸い込み――蝋燭を吹き消すように吹き出した。

ふぅっ……。

「ぁはひぃぃっ!?」
剥き出しにされた尻の穴に息を吹きかけられ、ビクビクッ、と腰を上下に跳ねさせる。
尻肉の間に秘められた粘膜を暴かれ、熱い風で凪がれのたうつネギ。
「ッ~~、っ、はぁ、ぁっ、はぁ、はァッ……」
その衝撃に、まき絵の顔が恥部と数センチも離れていないという事実を再認させられ、
ネギの全身に痺れが走った。
――恥ずかしい箇所をすべて見られているという、屈辱混じりの快楽の。


「ネギ君。さっきキスしたときなんだけどね、ちょっとほっぺしょっぱかったよ?
 またお風呂、入ってないんでしょ? ……洗ってあげる♪」

きゅ、っ……。
言葉と同時に、引き絞られるような高い音がする。
次の瞬間。
空中での大股開きを強制されたネギの頭の上から、雨に似たシャワーの奔流が降りかかった。

つづく

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最終更新:2012年01月31日 15:21
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