149 : ◆am/upXHX12 :2006/03/11(土) 23:26:46 ID:chD2UkGg
アルビオーニスへようこそ!
「いらっしゃいませ、ご主人様!」
「わああっ!」
教室に入ったネギは、一斉に歓迎の声をかけられた。思わず後退りしたのは、声のボリュームに驚いたため
だけではなかった。
「い、一体何をしてるんですか!?」
顔を真っ赤にして目を覆いながら、ネギは詰問した。それに対して笑いながら答える朝倉。
「3‐A有志によるメイドカフェだよ」
「えっ、でも」
「もちろんお化け屋敷もやるよ、これはクラスの出し物とは別」
「いや、そうじゃなくて……」
「まあまあ、とりあえず入ってよー、ネギ君」
「そうそう、ほら座って」
「ネギ坊主が最初のお客さまアル」
まき絵、桜子、古菲に腕を引っ張られて強引に座らされる。
「ささ、まずは一杯」
「じゃなくて!」
ジュースを差し出す手を遮って、ネギが立ち上がる。きょとんとした顔でネギを見る一同。
「それ、メイドじゃないでしょー!」
そう、彼女達の服装は一般的にメイド服と呼ばれているものではなかった。素肌にエプロンを一枚身につけた
だけの格好。……つまり、裸エプロンというやつだ。
「……ダメかな?」
「ダメに決まってるでしょー!」
「またまたー、照れちゃって」
「もがっ」
まき絵が抱きついて、怒るネギを実力行使で黙らせにかかる。頬に当たる胸の感触が柔らかい。
「あぶぶっ」
「きゃー、ネギ君真っ赤になっちゃってカワイー」
「まき絵ばっかりずるいアル」
「私も私も」
3人にもみくちゃにされて、しまいには服まで脱がされるネギ。もはや息も絶え絶えだ。
「た、助け……」
「ふっふっふっ、助けなら来ないよネギ君。明日菜とかのうるさそうなのには声をかけなかったからね」
まるで悪者のような含み笑いをする朝倉。否、もはや完全に悪者だ。もはや絶体絶命かと思われたその時、
「お待ちなさい!」
その姿はネギにはまるで救いの女神のように映った。朝倉が舌打ちする。
「げっ、いいんちょ……」
「あっ、あっ、あっ……あなたたち、何をやっているんですの!」
あやかはずかずかと大股で歩み寄り、3人からネギを引き離した。
「あっ、ネギ君」
まき絵が引き止めようとするも、あやかがキッと睨みを効かせてその手を引っ込めさせる。
「まったくもう、あなたたちときたら…… 大丈夫ですか、ネギ先生?」
「は、はい、ありがとうございます」
律儀にお辞儀をするネギ。
「まあまあ、そんな丁寧に……」
ネギに向き合って返事をしようとしたあやか。その動きが突然固まった。
「ど、どうしたんですか?」
「ネ、ネギせんせ、その格好……!」
ネギはまき絵たちに服を脱がされ、パンツ一丁になっていた。
「あっ、こ、これは……」
「ネ、ネギ、せんせ……!」
「あ、危な……」
あやかがふらっとして倒れそうになる。あわてて支えようとするネギの顔に、熱いものがかかった。
「……え?」
ネギは顔を上げ、あやかの顔を見た。……あやかは、鼻血を吹いていた。
「わーっ、いいんちょさん、大丈夫ですかっ!」
―――
「スススミマセン、ネギ先生」
「い、いえ、それはもういいんですけど……」
実際、鼻血をかけられたことはもう気にしてはいない。ネギにはそれよりも言いたいことがあった。
「何ですか、ネギ先生?」
「……何で、いいんちょさんまでそんな格好してるんですか!」
顔を拭きに行って戻って来てみると、あやかまでもが何故か裸エプロンになっていたのだった。
「似合いませんか?」
「い、いえ、そんなことないです」
「それはよかったですわ」
「じゃなくて!」
「これは、先ほどの失礼のお詫びですわ」
「えっ」
「朝倉さんが教えて下さいましたの、殿方にお詫びするにはこれが一番なのだそうですわ」
「あ、朝倉さーんっ」
振り返ると、朝倉は離れた位置で笑いながら「ごめんね」と頭を軽く下げた。その横ではまき絵が不満そうに
唇を尖らせている。どちらも助けてくれる気はまったくなさそうだ。
「さあネギ先生、精一杯ご奉仕させていただきますわ」
「だだだ誰か助けてーっ!」
悲鳴を上げるネギを、容赦なくあやかが裸に剥いていくのであった。
「うわー、いいんちょ積極的アルなー、こんなことして本当にいいアルか?」
「まあ、いーんじゃない?」
ちょっとだけ心配顔になった古菲に、明るく笑い飛ばす桜子。
「いいんちょばっかずるいー!」
「まあまあ、順番順番」
そして嫉妬を隠さないまき絵を、朝倉がなだめる。
「ネギ君は若いんだから……さ」
不満そうな顔をしながらも、ひとまず納得したまき絵はいいんちょに声をかける。
「いいんちょー、早くしてよねーっ」
「まっ、ネギ先生に失礼ですわよ、まき絵さん。ねえ、ネギ先生」
ネギのパンツを脱がそうとしながら同意を求めるいいんちょ。
「な、何がですかー!」
「何がって……」
ぽっ、と顔を染めるあやか。その顔を見て思わずドキッとした隙を突かれ、ついにネギのパンツがはぎ取られた。
「まあ……」
充血したネギのペニスがぴょこんと顔を出すと、あやかは顔を真っ赤にしながらもそれをまじまじと見つめた。
あやかの鼻息が荒くなっていく。今にも鼻血を吹き出しかねない様子だ。
「いいんちょ、よだれ拭きなよ」
朝倉の突っ込みにあわててよだれを手で拭うあやか。ただし、その視線はネギのペニスに釘付けのままだ。
そのプレッシャーに耐えかねて、ネギがか細い声で訴える。
「あああの……恥ずかしいので、そんなに見つめないで下さい……」
「まあっ!」
そんなネギの様子を見て、感極まったあやかががばっと抱きつく。薄布一枚隔てただけの双つの膨らみを
顔に押しつけられて、ネギは情けない悲鳴をあげた。
「ひゃあっ、い、いいんちょさん!」
「ああっ、何て可愛らしいんでしょう! 全てが完璧ですわ! ここも……」
「だだだ、駄目ですよっ、そ、そんなところ触っちゃ、やめっ」
「ネギ先生のものはこんなにも可愛らしくて、それでいてりりしくて、ああっ……」
あやかの暖かく柔らかい指がネギのペニスを優しく包む。ネギは未知の感触に全身をびくっと硬直させて、
もはや抵抗も出来ずにされるがままだ。緊張のあまり、心臓がばくばく言っている。
「あっ、あの……」
実は緊張しているのはあやかも同じであった。これからどうしたらいいかわからず、ネギのペニスを右手で
握り締めたままネギと正面で向き合い、彫像のように固まってただ心臓だけをドキドキさせていた。
「……」
そのままお見合い状態が何分も続いて、ついに見かねた朝倉が立ち上がった。
「もう、何やってるのさ」
朝倉がいいんちょの背中を軽くはたくと、あやかはばね仕掛けの人形のようにびくんっと背筋を伸ばした。
「はひいっ! あ、朝倉さんっ」
あっちの世界から急に引き戻されて、あやかは驚きを隠すことが出来ない。照れ隠しか、必要以上に
怒った顔をしてあやかが振り返ると、正直ここまで驚くとは思っていなかった朝倉が軽く手を合わせ謝った。
「いやー、ごめんごめ……あっ」
「えっ?」
朝倉がネギのほうを指差す。つられて振り向いたあやかの顔に、何か熱いものがかかった。
「きゃっ!」
大量の白濁液に、みるみるあやかの顔がべっとりと汚されていく。驚いた拍子に、あやかがネギのペニスを
しごいた形になって、ネギは思わず射精してしまったのだ。びゅくびゅくと吹き出すほとばしりは、未だ
止むことを知らない。たちまちあやかの右手や顔、髪がべとべとになり、胸の谷間に白い液が水溜まりを作った。
「あっ……あ……あ……」
やっと射精が治まった。その後も、しばらくの間放心状態に陥っていたネギだが、あやかの視線に気が付くと、
「……ハッ! ご、ごめんなさいっ、ボクっ」
あわてて詫び、手であやかの顔を拭おうとする。あやかはその手を取ると、
「お気になさらないで下さい、ネギ先生」
そう言って、ネギの唇に自らの唇を重ねた。舌と舌が絡み合う、濃厚なキスだ。ネギの鼻腔にあやかの匂いと
自分の精とが混ざりあったむせかえるような匂いが立ちのぼり、息苦しさに頭がぼうっとなる。あやかが
ゆっくりと唇を離すと、二人の間に透明な糸が下向きに細いアーチを形作った。
「ほら、ネギ君のをきれいにしてあげないと」
「あっ、そ、そうでしたわね」
放心状態から立ち直ったあやかが、朝倉に促されてネギの股間に屈み込んだ。やや遅れて意識を取り戻した
ネギは、あやかが自分のペニスをくわえようとしているのに気が付き、あわてた。
「い、いいんちょさん、ダメですよ、そんな、汚っ、ふわあっ」
ネギの制止もお構いなく、あやかがひと思いにネギの一物を口に含む。精を放ったばかりで敏感になった粘膜が、
柔らかくて熱い感触に包まれて、ネギは思わず情けない声を出した。
「ひゃあっ、ふあ、あぅ、……ふわあっ」
くちゅくちゅと音を立ててあやかが一心不乱に吸うと、ネギのペニスはあっという間に元気を取り戻した。
ビクンビクンと脈打っているそれは、かえって射精前より大きいくらいだ。
「裏筋の縫い目にそって舌を這わせて」
「カリ首を重点的に、傘の裏を舌でこそげ取るように舐めて、歯を立てないように」
「次は玉をしゃぶって、柔らかく、優しくね」
「ほら休まない、その次は鈴口を舌先でくすぐる」
「両手がお留守じゃない、おちんちんをおっぱいで挟んであげなよ」
あやかは朝倉が出す指示に従って、無心で奉仕する。あやかの舌技が上手いのか朝倉の指示の賜物か、
ネギの喘ぎ声はどんどん激しく、大きくなっていった。
「ああっ、いいんちょさんっ、ダメっ、で、出るっ、出ちゃいますぅっ!」
「ほら、いいんちょ、こぼしちゃ駄目だよ」
ネギのペニスがひときわ大きく脈打ち、あやかの喉奥にびゅるるるるっと精液を放った。
「むっ……ぐっ……」
あやかは懸命にそれを飲み込む。こぼすななんて朝倉に言われるまでもなかった。ネギが吐き出す端から、
バキュームのようにごくごくと喉を鳴らし吸い込んでいく。
「んっ……むっ……」
とは言えあまりの量にあやかの口の端から雫が滴れる。なおも懸命に飲み込み続けるあやかだったが、
それももはや限界かと思われたとき、やっと射精が止まった。
「ごくん。……けほっ」
あやかが半勃ちのネギのペニスから口を離し、軽くむせる。そして唇の端からこぼれた精を舌で舐め取ると、
立ち上がりネギにまたがろうとした。、
「……ああっ、ネギ先生……」
「はいそこまでっ」
ネギの先端があやかの秘部に触れたところで、朝倉があやかを突き飛ばした。
「あ、朝倉さん、何をっ」
「順番、順番」
見ると、まき絵がもうネギの前にスタンバイしている。
「へへへー、次は私の番だよっ」
「その次は私の番アルね。中国4千年の秘技を見せてやるアルよ」
「ちょっ、皆さんっ、お待ちなさいっ」
「まあまあ」
あっという間に端に追いやられて、憤りを隠せないあやかを朝倉がなだめる。その間にネギはまき絵の愛撫で
見る見るうちに絶頂に昇りつめる。
「ま、まき絵さん、僕もうっ!」
「きゃー、ぬるぬるー!」
「次は私アルね」
「やっぱりお待ちなさい、あなたたち!」
「いっそのことみんなでやらない?」
「いーねそれ」
「だ、誰か助けて……」
「ぬるぬるがー……」
「……!」
こうしてネギは、いつまで経っても帰って来ないのを心配して迎えにきた明日菜に救出されるまで、半日近くも
精を搾り取られ続けたのであった。
(了)
最終更新:2012年01月31日 15:45