162 :ベンジャミン内村 ◆Q4Q0yKXgEE :2006/03/13(月) 22:04:44 ID:jzhKbtTu
【リクエストSS・雪広あやか流房中術髪扱き/母乳絡み 3】
夜の麻帆良学園都市を、糊の利いたスーツに身を包んだ一人の青年が歩いていた。
やけに胸を強調した服を着たコスプレをした一人の女性に背広をかけ、肩を貸して。
女性は酔いつぶれでもしたのだろうか、青年に寄り掛かったまま動こうともしない。
そんな様子を気遣いながらも、女性を連れてホテルに入っていく青年を見咎める者は誰もいなかった。
──事実、麻帆良祭の熱気のままにカップルになる例は多く。
男性にとっても、女性にとっても恋人を見つけるチャンスだったのである。
そうしてネギは誰はばかることなく、あやかを連れて寝床を手に入れたのであった。
種明かしは実に簡単なことで。
肥大化した乳房丸出しで気絶してしまったあやかの身なりをとりあえず整えてから
別に取っておいた年齢詐称薬を使い、16歳時に着ていたスーツに着替えただけなのであるが。
それでもやはり気を失ったあやかを抱えて10歳の少年が「そういうコト」に使うホテルに入るというのは
イケナイことをしている感が非情に高く、ネギの心臓は跳ねっぱなしであった。
そういう事情もあって、人と顔を合わせずにチェックイン出来るシステムはとても有り難かった。
部屋に入りあやかをベッドに横たえると、自分も脇に腰掛けてようやく一息をつくネギ。
若返る方の薬を口に含んで元の10歳の姿に戻ると、余計に疲れが増した気がした。
「……ふぅっ……」
ダブついたスーツを脱ぎ肌着とトランクスだけの姿になった所で、ようやく冷静さが蘇ってきた。
すると不意に、自分のしていることに罪悪感が沸き上がってくる。
不可抗力から始まったこととはいえ、生徒を連れ込んでしまったのである。
英国紳士としての誇りと先生としてのモラルに、改めて苛まされ始めた。
「……あ、あうっ、僕、な、なんてコトを……?」
両手を頭にあてて頭痛を抑えるような格好になり、苦悶するネギ。
──と。ネギの鼻腔に、ふわりとミルクの匂いが漂った。
「……?」
甘い香りに首を傾げるネギ。あやかは気を失っているはずである。
普通に生きている限り、味わう機会などまずないであろう母乳射精での絶頂で気絶したのだ。
それからさして時間も経っていない。
普通の人間であるあやかが、これ程短時間で意識を回復するとは思えなかった。
まだ母乳は僅かずつ漏れ出ているのは知っているが、それでもここまで匂いが届くはずはない。
どうして──? と疑問の表情を浮かべ、ネギが振り向こうとしたその瞬間。
その質問を引き取るように、背後から強く抱きしめられてしまった。
「ああんネギ先生っっ! こ、こんな所に連れ込んで頂けるなんてッ!
雪広あやか、幸せの絶頂ですわっっ────!!」
「うぶぶぶっ!?」
背後から大きな乳房で後頭部を圧迫しつつ、両腕が愛しげに頬に伸ばされる。
ネギの頭で柔らかに潰れた胸の先端は興奮が傍目にも容易に解るほどに勃ち上がりつつ、
母乳を再び溢れさせ始めて濃厚で淫猥な、牡の本能を刺激する匂いが鼻を通り精神を侵していく。
間違えようもない独特の声色と行動。紛れもない雪広あやかが、ネギを抱きしめていた。
「い、いいんちょさんっ!?」
「……ああっ、ネギ先生とこのような……睦言を行う場所に二人きりだなんて……!」
喜びに身震いをさせながらネギを抱きしめるあやか。
中国拳法を習い、10歳の少年にあるまじき力を身につけているはずのネギが、
まるで身動きができない。
ここで初めてネギは、自分という存在が絡んだときのあやかのポテンシャルの上昇ぶりを知った。
抱きしめられて温かいはずなのに、どこか寒気さえ感じる。
──それは、この期を逃すまいとする執心と欲望にギラついた視線が及ぼす副作用。
射すくめられて動かないネギを引き倒し、あやかはその上に覆いかぶさっていく。
仰向けになったネギに、下半身の方からその身を呑み込むようににじり寄る。
「ネギ先生……♪ ん……ッ」
白い肌着の上から、あやかの手の平がネギの身体を撫で回す。
そのこそばゆい感覚だけで、ネギのペニスはすぐに勃ち上がってしまった。
つい先程あやかの母乳を飲み、浴びて、少女が絶頂する艶姿を目の当たりにしてはいたが、
ネギ自身には微塵も愛撫が加えられていなかった。
いわば「おあずけ」状態のままでここまで来ていたのである。
望みに望んだ性的な刺激に、待ってましたと言わんばかりにひくついて天を衝くペニス。
「まぁ……っ」
「ダ、だめ……ぇっ……!」
あやかはそれに喜色満面の声を上げ、ネギは対照的に恥辱に満ちた悲鳴をあげた。
「ダメです、いいんちょさん……、は、離してくださ……っ!」
熱に浮かされた状態から脱し冷静になったネギにとって、
今の状況はあまりにもインモラルに過ぎた。
路地裏での積極さが嘘のように慌てふためき、あやかに思い止まってもらおうと声をあげる。
──が、そんなネギに対してあやかは悲しげな視線を向けた。
「……ヒドイですわ。私にはあんなことを……しかもお外でなさったのに……」
「……っっ!!」
絶句するネギ。生徒を屋外で上半身裸にひん剥いて、思うさまに乳房を嬲ったことは事実である。
罪悪感を刺激されて、言い返すことができなくなってしまった。
「あ、ぼ、僕……、す、すいません……っ……」
目尻に涙さえ溜めて、自分のしたことを悔いるネギ。
あやかの顔を見ていられず、横を向いて目を伏せた。
そんなネギを諭すように慈愛の笑みを浮かべつつ、あやかは肌着をまくり上げる。
そして円を描くように胸をさすりながら、一言ずつ噛みしめるように呟いた。
「いえ……。恥ずかしかったですけれど、嬉しかったですわ。
ですから──お返しをさせてくださいませ、ね?」
にこりと微笑みかけるあやかの顔は是非を問わせぬ迫力に満ちていて、
ネギは張り子の虎のようにかくかくと頷くことしかできなかった。
まくり上げられた肌着は脱がされず、ネギの小さな乳首を露出させたところで留められた。
トランクスは片足だけ脱がされて、もう片足の太腿の位置でひっかけられたまま。
そのまま、あやかはネギの両脚を割り広げて担ぎ上げるようにする。
「やぁっ、い、いいんちょさんっ、そ、そんなぁぁっ……!」
まだ全裸にされた方が幾分か気が楽だったかもしれない──と、
まるで乱暴をされるような格好のままでネギは身悶え、あやかの姿を見つめる。
ネギの開かれた脚の中心でそそり立つ、先走りのつゆを滲ませたペニスを前にして息を荒くしていた。
──と。覆いかぶさりながらネギに接近して来たあやかの長いブロンドの髪が、さらり……と肩口からこぼれ落ちる。
絹糸のように細く繊細なその様子に、自分が今されていることも一瞬忘れて見入ってしまうネギ。
その、何か懐かしい、愛しいものを見るような視線にあやかは気付いた。
今まさにネギのペニスにしゃぶりつこうとしていたその口を一旦留め、上目づかいに問い掛ける。
「……髪の毛が、お好きなんですか?」
あやかの言葉に、ネギはこれ以上ないと言う程にビクリと身体を強張らせた。
「……あ、い、いえ。……その……、いいんちょさんの髪、あの……。
お、お姉ちゃんに……似てて……」
そこまで言って、恥ずかしそうに顔を逸らした。
けれど、その後も何度も伺うようにチラチラとあやかの方を盗み見ている。
『お姉ちゃん』というワードが出てきたことで、ネギの頬にさす赤みはにわかに増し、
また、あやかも母性本能を強烈にくすぐられたか喜悦に満ちた表情をした。
ネギの姉に似ている──髪だけであっても──という事実が、自尊心を満たしていく。
「…………それじゃあ、こういうのは……どうでしょう……?」
まだ細い太腿を抱えあげ、ネギのペニスが眼前に来るところまで進み出るあやか。
同時に、首がくいと傾げられた。股間に垂れ落とされる髪の毛の束。
さわっ……。
「ふぁっ……!!」
くすぐったい感触に、ネギが身をよじらせる。
その眼には、自身のペニスが照明に照らされて光るブロンドの髪に絡みつかれているさまが見えた。
「は……うっ、っ……!!」
あやかの長い髪の毛が、次々とネギのペニスに丁寧に巻きつけられていく。
その様子を、ネギはぷるぷると身体をおののかせて見守る。
綺麗な髪が汚れてしまうことへの罪悪感と、汚したいという劣情の板挟みで神経がすり減っていった。
「はぁ、ぅぁっ、やぁぁっ……!」
やがて、肉色のほとんどがブロンドに覆い隠される。
わずかに亀頭の先端だけが、ピンク色の恥肉を覗かせていた。
緩く巻かれた髪の毛が少し食い込んで擦れただけでも、敏感に反応してしまうネギの身体。
更なる刺激を欲してペニスはひくついていたが、ネギは精一杯の抵抗を試みた。
「か、髪が……、汚れちゃいま……すっ……、だ、だから……もう……」
「──いいえ。ネギ先生の無言の要求を汲み取るのは生徒の役目ですもの。
ここで止めるわけにはいきませんわ。
……ええ、それに。──ネギ先生の為でしたら、この雪広あやか。
どんな汚辱も恥辱も、凌辱も! すべて喜んでお受け致しますわっ……!」
しかし、必死に先生であろうとするネギの努力はにべもなく一蹴される。
あやかの細く長い指が、自身の髪の毛でぐるぐる巻きにしたネギのペニスに添えられる。
そして未知の快楽に怯えて腰が引け気味のネギを押さえつけると、絶妙の力加減でそれをしごき始めた。
ぎちゅっ、ぢゅっ、ずりゅっ……!!
「ひぁっ!? あっ、うぁぁっ!! ひっ、いっ、ああっ!!」
綺麗に巻かれていた髪の毛は、少し手を動かしただけでバラバラと千々に散っていく。
ペニスの幹に、亀頭に絡んで外れなくなるもの、手から落ちてただ落下するもの、
あやかの指に絡んでプツン、と切れてしまうもの──と様々であったが、確実にネギに快楽を与えていった。
ペニスの先端から次々と迸る先走りにどんどんと汚されていくあやかの髪。
「あひぃっ、ひ、ぃ、いいんちょさんの髪、ぃっ、あぁっ!」
脚を大股開きにされたまま、ネギは腰を浮かせて引きつった叫び声をあげる。
快楽に我を忘れて喘ぐネギの姿につられて、あやかはどんどんと手の動きを早めていった。
じゅぷっ、ずりゅっ、ずちゅぷっ!! ぐちゅっずちゅっ、じゅぷっっ!!
「っ……! ネ、ネギ先生、もっと、もっと喜んでくださいな……♪」
両手を包み合わせるようにして、自分の髪の毛がぐしゃぐしゃになることも厭わずに髪でペニスを嬲る。
髪の毛は細いが、そうして手で強く圧迫することでわずかな凹凸となってネギの快楽中枢を激しく刺激した。
「はぅぅ、くぅっ!! や、ふぁぁっ!?」
「ン……、そろそろ、ですのね? ネギ先生、イくんですわね……?」
ふるっ……! と、ネギの身体がそれまでと違う震えの兆候を見せた事に、あやかは絶頂がもうすぐと確信する。
「フフ……。それでは、ネギ先生、イってらっしゃいま、せ……♪」
そうしてペニスを包んだ髪の毛を引っ張って、亀頭を中心にして強く擦り上げる。
ぎぢゅっ――! と、濡れた亀頭に張り付き、強く食い込む髪の毛。
さらに、とどめとばかりにびくびくと震えて透明な液を吐き出す鈴口に舌先をねじりこんだ。
「――っぐゥゥ!?」
搾り出すような絶叫。喉を反らせて、堪えようとネギは歯を食いしばる――が、徒労に過ぎず。
びゅくっ、びゅっ――、びゅるるるぅっ!!
「あう、ぅぅぅぅっっ!?」
真上に向けて勢いよく放たれる、ネギの精液。
どれほどその中に詰まっていたのかと詮索したくなるほどに強く飛び、
舌先を出していたあやかの口内や顔、前髪を白く染め、そして中空へも弧を描いて飛んでいく。
「ア……んっ、こんなにっ……、髪が、ぁっ、汚れてしまいますわ、ぁぁっ……」
言葉とは裏腹に、あやかの声色は歓びの色が濃く。叩きつけられる白濁を甘んじてすべて受けようとする。
長い、長い射精は、あやかのみならずネギ自身をもべとべとに汚していった。
※ ※ ※
――はっ、はァっ、はぁ……、はぁっ……。
朧な視線で天井を見たまま、ネギは荒く呼吸を繰り返す。
酷く過酷な運動を繰り返しでもしたかのように。
それも無理のないことであった。髪の毛で気持ちのイイことをされる――などという概念は、
ネギの中には今まで欠片も存在していなかったのだから。
それを姉と似た髪の毛の持ち主にされたことで、ネギの中で何かが壊れ、同時に何かが生まれてきた感覚があった。
脱力感で身体を動かす事もままならず、絶頂したときと同じ大股開きのままでぐったりとするネギ。
すると。
――つぅっ。
「ヒッ!?」
突如ペニスに走った痛みとも快楽ともつかない奇妙な感覚に、ネギは甲高い声をあげてしまう。
首だけを起こしてあやかを見ると、
ネギのペニスにこってりとまぶされた精液で取れなくなった髪の毛を爪の先で丁寧に取っている最中であった。
「っ! い、いいんちょさんっ……、そ、そんなに、し、しないで……ッッ!?」
ビクンッ!!
あやかの爪の先が亀頭に触れ、髪の毛を一本一本引き剥がしていくたびにネギのペニスが跳ねる。
敏感な粘膜に粘液で癒着してしまった髪の毛を剥がす行為は、射精直後の少年には過ぎた快楽で。
長い射精で萎えきったはずの欲望が再び、ゆっくりと鎌首をもたげ出していた。
「っ、ち、違うんです、これは、っあッ――――!!」
慌てて言い訳をしようとしたネギを遮り、あやかは自らの胸に在る大きな乳房を両手で掬い上げる。
力が入らない身体で必死に後ずさろうとするネギに重しをかけるように、ペニスを挟み込んだ。
――恐らくは今、この大きさならばクラスNO.1の座は固いであろう、その乳球で。
「ふぁ、ぅぁぁっ!!」
手とは段違いの柔らかさに包まれて、ネギがまた嬌声をあげてしまう。
びゅるっ……!
挟み込んだ衝撃で乳首の先から母乳が飛沫き、ネギの胸に放出された精液とわずかに交じり合った。
その細かな水圧にさえ、快楽が走る。
触れられていないのにネギの乳首も固くなり、自らが悦楽を感じている事を外界に示す。
後退の動きが止まった事を満足げに確認したあやかは、
さっき髪コキをしたときと同じように――今度は逆にだが――首を傾げた。
さらさらと音をたてて、まだ汚れていない髪の毛が再度、ネギの股間に流れ落ちていく。
ペニスと巨乳で出来た渓谷の溝に。
「せっかくこんなに大きくなったんですし……、ネギ先生♪ 大きな胸はお好きですわよね…?」
あやかの微笑みが淫蕩に歪む。
ペニスに感じる、柔らかいのに弾力に富んだ感触には覚えがあった。
(ま、マシュマロ……っっ!?)
しかし、それは顔で感じたときとは段違いの気持ち良さを生み出し、ネギの正常な思考力を奪い。
――そして、再び快楽へと耽溺していく。
つづく
最終更新:2012年01月31日 15:42