214 :ベンジャミン内村 ◆Q4Q0yKXgEE :2006/03/20(月) 19:57:32 ID:E91fmnl1
【手抜きSS・いきなりクライマックス 木乃香髪射編】
「ひっ、いやぁあっ!? ネ、ネギ君、何す、するん……っ!?」
発現時間を最長に設定した戒めの風矢(アエール・カブトゥーラエ)に身体の自由を奪われて、
木乃香は絨毯に座した状態でいやいやとかぶりを振る。
身につけた制服は特に乱れている様子もない。
──が、木乃香は必死にその場から逃れようともがき続けた。
「ご、ごめんなさい、このかさん……っ!
でも僕、このかさんの綺麗な髪の毛を見てたら……、ガマン、出来なくって……!!」
戒められて身体を満足に動かせない木乃香の背後から、ネギが近づいてくる。
その声は劣情に満ちており、はぁはぁと荒く呼吸を繰り返していた。
「ヒッ、い、イヤぁぁっ!!」
木乃香が、正面に置かれていた姿見に映るネギの姿に悲鳴をあげる。
目を妖しく輝かせて迫るネギはスラックスの股間部分をパンパンに張りつめさせており、
一歩、一歩と近づくごとにそのチャックをジジジ……、と下ろしていく。
やがて、10歳の少年に似つかわしくない隆々とそそり立つ勃起が晒される。
鏡越しにその凶悪な牡の象徴を目にした木乃香は、恐怖に震えた。
と、身を竦ませていた木乃香の顔が痛みに歪む。
──ぐいっ!!
「きゃっ!?」
長く艶やかな髪が強引に引っ張られて、木乃香は首をのけぞらせた。
首に無理な体勢を強いるその格好に、視線だけを必死に背後に向けて痛みを訴える。
「や、いややぁっ……、ネギ君、は、離してぇっ……!!」
しかし木乃香の訴えは凌辱者と化したネギにはまるで届かず。
それどころか嫌がる反応に呼応してペニスが更に硬さを増していく。
そして、遂に。
木乃香の頭とネギの手の間で張り詰めさせられた黒髪の上を、
先走りで濡れたネギのペニスが滑り──犯し始めた。
「……ぁぁっ、このかさんの……ふぁぁっ……!!」
「や、ぁっ!? ひっ、ネギ君、そんなっ……! 髪に、こ、擦りつけんといてぇぇっ!」
ずりっ、ずずっ、ずずずっ、ずちゅううっ!!
ネギの腰が中空を泳ぎ、がくがくと前後に振りたくられる。
白く柔らかそうな肌が間近にあるというのに、それには微塵も触れる気配を見せず。
黒く光沢を放つ大和撫子そのものといった風情の絹糸のような髪に、
迸る劣情を如実に示す自身の体液を塗り広げていくネギ。
少しの風にも吹かれてさらさらとそよぎ、その流麗さを知らしめていた木乃香の髪の毛は、
そそり立つ肉茎を擦りつけられて粘液にまみれていく。
哀れなほどに汚された木乃香の髪の毛は、
しかしそれまでとは違った、妖艶な美しさをたたえていた。
と言っても、それは見る側の──と言うよりむしろ、女性を性欲の対象として見る側の見解である。
女性であるなら大切でないはずがない髪を為す術なく汚されている事実に、
木乃香は絶望的な感覚を味わった。
「こ、こんなんイヤやぁっ……、ひぃっ……!」
「うぁぁっ、このかさんっ、このかさん……ッッ!!」
ネギの腰使いが荒さを増し、びくびくと震える感覚が髪越しに伝わる。
髪の毛が焼き切れてしまうのではないかとさえ感じるほどの擦過が続く。
やがて、ネギが息を詰まらせたようなうめき声を上げた。
びゅるっ! びゅぶぶぶっ!! ぶびゅうううっ!!
「ひ──、ぃぁぁああぁっっ!?」
直後、木乃香の髪に叩きつけられる多量の熱濁。
ネギのペニスが激しく脈打ち、亀頭の先端からぶびゅぶびゅと白液を吐き出した。
髪の毛を通り抜け、それは白く細い首筋にさえ付着していく。
ねとり……とした触感と、肌を垂れ落ちる粘液の気持ちの悪さ。
首の後ろに放たれた精液から立ちのぼる性臭が、木乃香の鼻をつく。
鏡越しには後頭部の惨状を見ることは出来ないものの、その臭いに悲嘆に暮れる。
「っ……! ぐすっ……、や、ぁぁ、べたべた、っっ……!!
ネギ君、ひ、酷い……ぇ……っ……!!」
涙をこぼしながら力なく責めの言葉を吐く木乃香にもまるでかまう様子もなく、
ネギは一心不乱に射精後のペニスを木乃香の髪に擦りつける。
「ふぅっ、はぁ、っ、はぁ……っ、んっ──……」
ペニスを根元から強くしごき、輸精管に残っている精液の残滓を絞り出して拭う。
先走りとは色の濃さも粘性もはるかに違う白濁液で、
木乃香の頭には卑猥極まりないデコレーションが完成していた。
「……っ、すごく、キレイですよ……んっ……」
射精の始末をし終わったのか、ネギが木乃香の目の前に移動してくる。
「ひっ……!」
木乃香は、突然目の前に突き付けられたモノを見て恐怖に息を詰まらせた。
隆々と天に向かって反り返る勃起がそこにはあった。
男性との性的経験の少ない木乃香であっても、
男が射精をするということや、射精すればペニスは小さくなる──ということくらいは知っている。
なのに、ネギのソレは疲れを知らないかのように木乃香に矛先を向けていたのだ。
「あ、ひっ……! や、アカン、ち、近づけんといて……っっ!!」
眼前に迫る剛直。
すべてを吐き出したはずのソレからは、早くも新たな先走りが滲み出していた。
「~~っうううっ!?」
動かない首に必死に力を入れ、少しでも顔をそむけようとするが、徒労に終わる。
そうして引き攣った木乃香の顔――ちょうど、おでこのあたりに、ネギはゆっくりと腰を近づけていく。
「……次は、前髪に……、出させてください、このかさん……っっ♪」
その表情は、普段の凛とした少年の顔とは程遠い――、熱に浮かされた貌。
木乃香の顔色が、額に近づく亀頭に呼応するように青ざめていく。
――そして、髪だけを標的に据えた宴はまだ続くのであった。
おわり
最終更新:2012年01月31日 15:46