僕はぎこちなくベッドの中で体を固めていた。
じっ…、とこのかさんと目が合う。
ある意味甘くて気まずい数秒間が僕の意識の中で長く引き伸ばされる。
やがておもむろにこのかさんが右手を僕の方に伸ばしてきた。
僕はまだ動けずにいる。
このかさんは僕の頭の後ろに手を当ててぐっと自分の方に引き寄せる。
「わ…」
ぽふっと僕の薄い胸板とこのかさんの胸が触れ合う。
そしてこのかさんが僕の背中に腕を回す。
そのまま、ぎゅっと抱きしめられる。
このかさんの胸が僕の胸板に押しつけられる。
「こ、このかさん・・・」
このかさんの目は少し笑っている。
僕もおずおずとこのかさんの胴に腕を回す。少し力を込めて。
二人の体が密着する。
心臓の音が重なる。
「あ…ネギ君の鼓動が聞こえる…」
このかさんも同じことを考えていたらしい。
そう言ったこのかさんの唇に吸い寄せられるようにキスをしていた。
「ん…ネギ…くん…」
ゆっくりと重心を移動させてこのかさんの上に乗る。
「あ…」
このかさんの顔が少しずつ上気してくる。
「…ネギ君…ウチの裸、見てみたい…?」
「え…、あ…。はい…。」
「うふふ…なんか、ネギ君にそう言われると嬉しいなー…」
パジャマのボタンに指をかけて、ぷち…ぷち…と外していく。
「…はい…」
一番下まで外し終わった。
おもわずごくりと唾を飲み込む。
「…さわってみてもええんやで…」
このかさんの下から引きぬいた右手をそっと、パジャマの合わせ目に当てる。
興味の赴くまま、するっ…と、中に滑り込ませる。
このかさんのふくらみに手が触れる。
「あ…」
ぴくんとこのかさんの全身が反応する。
「え…だ、大丈夫ですよね…?痛くありませんよね?」
「うん…大丈夫…人に触られるのって初めてやから…」
そのまま輪郭を伝って、このかさんの左の胸を一周させる。
「ん…」
このかさんの肌はつるつるしていて、お姉ちゃんの肌よりも張りが合った。
手を浮かして、このかさんのパジャマを、右手の甲の上を滑らせる。
するっ…ぱさ…
露わになったこのかさんの白い裸身。
「すごく…綺麗ですよ…」
「ふふ…ありがと…」
頬を赤く染めたままこのかさんがほほえむ。
(続く)
最終更新:2012年02月01日 13:07