01スレ366

366 DT60V ◆tsGpSwX8mo 03/04/24 17:26 ID:CRwBWtGs


アキラ&まき絵

春休み前のある夜・・・・・。
学園のプールは比較的最近建てられたもので第2体育館と呼ばれるところとの合造
施設で、1階にプール、2階に体育館がある。
この時期ならいつもは19時には暗くなっているはずなのだがこの日は全館灯りがついていた。


カラーン・・・
「あ・・またやっちゃったあ。」
一人居残りでリボンの練習をしていたまき絵がリボンを拾いにいく。
白ベースにピンクのVネックのレオタードが白い灯りに美しく輝く。
「ふう・・」
―どうしちゃったのかな・・・あたし―
まき絵の顔は冴えない。
「ねぎ君たちと一緒に無事進級できるのはうれしいんだけど・・・。」
まき絵は図書館島の一件以来、ネギとアスナの距離がさらに縮んだ事を気にしていた。
―アスナ・・ねぎ君くれるって言ってたじゃん・・・―
ところが実際ネギは部屋を出ようとはしなかった。
「あたしだってねぎ君のこと・・・。」
そういってまき絵は今度はこん棒の練習をはじめた。が、
ガ―ン☆!
キャッチに失敗したこん棒はまき絵の頭を直撃した。
「ふぇええん!もおやだぁ・・。」まき絵は鳶座りで泣き出してしまった。
「もお帰るぅ!。」
まき絵は器具をもって1階にあるシャワー室に行った。



同じ頃・・・下のプールでは・・。
パシャ・・
「ふう。」
2年A組の大河内アキラが一人練習を続けていた。
進級とともにエースになることの決まっていた彼女は
それに答えるべく練習を重ねていた。
「アクアブレード着てもタイムが伸びないな・・このままじゃ・・。」
アキラはあせっていた。
頭は悪くないのだがネギからの印象が薄い事をを気にしていた。
「おっ、もう8時か・・今日はもう帰るか。」
アキラはプールから上がりシャワーのある更衣室に行った。



ばったり

「あ・・。」
「!」
競泳水着のアキラとレオタードのまき絵がシャワー室で出くわした。
「アキラさん。」
「まき絵・・・今帰りか・・なんだぁ?そのコブ。」
まき絵の頭にはコブが出来ていた。
「これは・・こん棒が・・。」
「ハハッ、当ったってか?。」
「も―、笑い事じゃないよ、痛かったんだからぁ。」
「運動神経いいまき絵が珍しいじゃん。」
「そ、それは・・・。」
「なに?ねぎのことを考えていたのか?。」
「え!?・・・・。」
まきえの顔は一瞬で真っ赤になった。
「図星か・・。」
「・・ウン。」
「ふ・・ねぎはいいよなあモテモテで。」
「・・・どうして?。」
「あたしなんかバカレンじゃなきゃ、秀才組でもない・・中途半端だ・・相手にもされない。」
「そんなことないよ!あきらさんだって・・すごく・・。」
まき絵は真っ赤になって叫んだ。
「すごく・・なんだよ?。」
「きれいだよ・・今だって・・。」


「胸も大きいし・・くびれもきちんとしてるし・・。」
生地の薄い水着はセクシーなアキラの体をよく表していた。
「こ、こんなの泳ぐのに邪魔なだけだよ!。」
「そうかな・・あたしは好きだけどなあ。」
まき絵はそういってアキラの脇腹に手を伸ばしそっと撫でた。」
「す、好きぃ?。」
まき絵突然の行動にアキラは一瞬ひいた。
「うん・・体だけでなく全部・・。」

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2012年02月01日 13:09
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。