633 第五話 sage 03/06/01 15:48 ID:fVAKq26w
宙に浮いていた脚が床に付いたが、亜子はそれを認識する余裕もなかった。
「ふっ、くぅぅ……うう、ぐ、ぐぐ……」
自分の股間に潜り込み、性感と尿管に恐ろしい刺激を与えている楓の手、それを挟み込
むように内股を締め、楓の手と重ねるように両腕で股間を押さえ、亜子は容赦なく襲っ
てくる尿意に必死に耐えていた。
(あ、ああ、ウチ、漏らしてもうた…。先生の前で、おしっこしてもうた…)
先程、太股を伝った生暖かい感触と、気まずそうに目を泳がせるネギの様子が全てを物
語っていた。黄色い水溜りができているであろう足元は、怖くてとても見られない。
あまりの羞恥心で理性が火を吹きそうだった。自分の体温から出た汗と、恥ずかしさか
ら噴き出た汗と、尿意に耐える油汗を白い肌に浮かべ、亜子はぷるぷると震えて希望の
見えない苦しみに耐えるしかなかった。
(あかん……まだおしっこ出る……お願いや、止まってぇぇ、ぇ……)
漏れてから大急ぎで尿管を締めて堰止めしたが、一度出始めたそれが簡単に止まるはず
もない。締める筋肉は自然と緩んで、気を抜くとすぐに決壊しそうだった。
「亜子、中途半端にイったでござるか? 何を我慢しているでござる……亜子は小便を
我慢しながらイけるほど器用ではないでござろう?」
(あ、楓が笑ってる……)
それはいつもの糸目の笑みではなく、明らかに愉悦を感じている笑みだった。
「それに、こんなに拙者の手を秘部でぎゅうぎゅう締めて、おまけに両手で押さえて…
…そんなに拙者の手は美味しいでござるか?」
「ち、違っ…ふっ、くぅ…お願い、や……ト、トイレに……」
「裸で連れて行っても良いと?」
「そ、そんな…ああっ」
相談室の長机に亜子はごろりと寝かされた。楓は手を突っ込んだまま、ゆっくりと亜子
の横に回りこんで、そのまま見下げた。
蕾から親指を抜くと、どろりと愛液が机に流れ落ちる。
「ひっ、ぃ…ぬ、抜かんといてぇ!」
もう亜子にはどうしようもなかった。楓が指を抜かなくてはトイレには行けないが、今
の状態では抜かれた瞬間に漏れ出しそうな状態である。指が一本抜かれた瞬間の快感と、
開放感と、そして反射的な筋肉の弛緩が、亜子の気力を磨耗させる。
(も、もう、無理や……膀胱が変になってまう。出したら…楽になれる……)
そう思った瞬間、亜子は自分の股間を、向こうから凝視している担任の存在に気付いた。
「せんせどっかいってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ―――っ!」
理性が無理矢理に復活させられる。同時に楓の手が動いて、尿意が少し楽になった。
(あ、止めてくれるの?)
ずぶり、
「ひゃぁぁあああぁぁ! 嘘やぁぁぁっ! そんな所にぃ、指があぁぁぁぁっ」
楓が、抜いた親指を、亜子のもう一つの穴にねじ込んだ。楓は決して責めを緩めたので
はなく、亜子の理性を、最後の一欠片まで燃やし尽くすつもりなのだ。
「ひぅっ! ああ、あ……! 抜いて、抜いてぇ! お尻の穴がぁぁぁぁっ!」
「ふふふ、亜子はイくのは早いのに、お尻の穴で感じる変態でござるからなぁ」
甦った理性に致命傷が与えられる。亜子は確かに快楽を感じていた。それを肯定する一
方で否定しようする。相反する流れがぶつかって打ち消し、思考が乱れる。
「ふうぅぅ、もう止めてぇ!「止めて欲しくないくせに?」もう、ウチ、頭がぁ、おか
しく「なるほど気持ちいいでござろう?」ああ、なんか本当におしっこ止まって「くる
ほど感じているでござろう?」た! あかんて! 膀胱がおかしく「亜子は変態でござ
るから」ち、違ぁう! 違ぁう!「でも気持ちいい?」ふあぁ、気持ち、いい、けど…
あ、あれ?「なら変態でござろう? こんな責めで感じるなんて」違う! ちがうのぉ!
「でも乳首立っているでござる」え? なんで、た、立たないでよぉ―っ!「変態」
違うぅ!「変態変態変態。亜子は変態」ひいい、あぁ、うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ。
楓ぇ! 楓ぇ! 助けてぇぇぇぇぇぇぇっ!」
「へ?」
目が点になる楓。
「楓はあの時言ったんやぁ!「亜子を侮辱する輩がいれば拙者がやっつけてやる」って
言ったんやからぁ! 楓が、今にきっとウチを助けに来て、くれるぅ……」
「ははははは、亜子。気をしっかり保つでござるよ」
楓は、亜子の立った乳首を、がりっと噛んだ。楓はそのまま柔らかい肉を甘噛みしなが
ら、亜子の乳房をまるごと口内に納めてしまう。
「ふぎゃあぁぁぁ、痛あぁぁぁ! あ、ああ、胸を食べやんといて―――っ! ああ、
なんでっ! なんでウチ、こんなんされて、感じるんやあぁ! ひぃぃ、ひい、もっと、
もっと噛んで! もっと指動かして! 気持ちいい! もっと! もっとぉぉぉ!」
痛みと快楽が一体化した猛攻が、股間と胸から亜子の理性に突き刺さった。楓の責めに
よってボロボロになった理性が力尽きて、砂糖水のように甘い快楽に沈んだ。
指が、抜かれた。
「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああぁぁあっ!」
奇声を上げて、亜子の身体がびくんと反りかえった。股間で愛液と尿が混ざった液体が
爆発し、周囲に撒き散らされる。長机から広がった水溜りが、ぽたぽたと床に流れ落ち
る。
朦朧とした意識の中で、亜子は全てが終ったと思い込んでいた。
最終更新:2012年02月06日 22:56