642 亀井ぐりら ◆83gthwEldc 629の続き 03/06/02 16:43 ID:CWVXSOai
長谷川千雨の誘拐未遂から2週間後の月曜日、午後11:30.
麻帆良学園女子寮。教職員用電話にて。
「もしもし、お電話代わりました…」
「あ、ああネギ君か…夜中に電話なぞ入れてすまんのう…」
「え、あの…話って何ですか?」
「…ネギ君や、1週間前に橋の上で起こった玉突き事故を覚えておるな?」
「…ええ。」
「やはりか…。いや、確証が取れるまでは訊くまいと思っていたのじゃが…
あれは君の教え子じゃな?」
「はい、そうなんです…」
「そうだと思ったわい…ワイドショーも本当のことを言うもんなんじゃのう…
フォフォフォ…」
「すみません、あの状況では魔法を使うしかなかったんです…」
「まぁ仕方あるまいてなぁ…」
ワイドショーは玉突き事故を起こした車に乗っていた男たちの言動の異常さから、
(男達は「子供が手からビームを出した」と繰り返していたという)事故の原因について薬物乱用
による錯乱の可能性も視野に入れられたと報じていた。事実、男達が車内に薬を隠し持っていた
ことも幸いし、事件はワイドショーの小ネタの域を出ることは無かった。
しかし、前輪のタイヤの原因不明な破損(局所的に高熱で焼かれたように脆くなっていた)や、その日
河原で高速で飛ぶ物体の目撃情報もあることから「宇宙人のいたずら」という陳腐な推測をする者も若干いた。
「で、君の教え子は大丈夫だったんじゃな?」
「ええ…まぁ…」
「ふーむ…まぁ、精神的な治療は君に任すのが良いのかもしれんのう…」
「…」
「まぁ、生徒も無事というのであれば…今後職員会議でこの件は取り上げるべきではないのかもしれんの…
その子のためにもな…」
「あ、はい…そうして頂ければ…」
「むう、わかった。ではネギ君、良い夜を。」
「あ、はい。おやすみなさい…」
受話器を掛けてため息をつく。
非常灯に照らされた階段を昇っていく。しかしアスナや木乃香が眠る部屋へは帰らない。
足を向けるのは千雨の部屋だ。ノックをせずに扉を開く。そして後手に扉を閉める。
真っ暗で部屋の全てが闇に沈みこんでいる。しかし何か白いものが床をはってくるのをネギの目が捉える。
少しずつ目が慣れてくる。その白い手がネギのパジャマのズボンにゆっくりと手を掛ける。
パンツごと膝までずり下ろされる。そして暖かく柔らかく、張りのある少女の手がネギのものを包みこむ。
濡れて柔らかい唇がゆっくりとネギの先端を覆う。咥えこまれた。そして唇がゆっくりと前後に動き始める。
それに合わせてさおを握った手も動かされる。ぼんやりと闇に浮かぶ千雨の姿。
それをネギの目が捉える。自分の生徒を認識した瞬間ネギは毒々しい絶頂へ達していた。びくんと腰を震わせる。
「んっ…」千雨が初めて声を出す。千雨の喉奥へ、何度も白濁を叩きつける。
「…んっ…けほっ…」耐えられず千雨が咳き込む。しかし駆け上る衝動をこらえきれず千雨の頭を押さえて、腰を振る。
「はっ長谷川さんっ口締めてっ…」
長く続く射精。繰り返す脈動。その度に白濁が迸る。
水音と「んーっ、んーっ」という千雨の苦しそうな声が部屋に響く。少し荒くなった息をつきながら腰の動きを止める。
千雨が舌と唇を使ってネギのものを処理しているのだ。
さっき達したばかりの敏感さにもたらされる唇の柔らかさや、局所的になめる舌のくすぐったさの快感で、
再びネギのものは膨らんでいく。
「先生…私を一人にしないでよ…」
あの日そう呟いた千雨。関係に陥ったのはどちらのせいだったのか。
それがどちらであったにせよ、お互い、それぞれの理由で求め合うことになった。
最初はぎこちなく、不自然さと痛みだけ、しかし日を重ね、またネギが急ごしらえで調合した避妊薬に含まれる
快感増幅作用で、2人は毎晩のように融け合っていた。
すぐに硬度を取り戻したネギはひざを折り、千雨の耳に口付けをする。
ネギの頭の後ろに手を回した千雨があっ…と声を漏らす。
熱く火照った耳を口に含み、舌を耳の中に入れる。耳の中も熱く、舌先に短く柔らかい産毛の存在を感じる。
「せ、先生…くすぐったいよぅ…」そう呟きながら千雨が微かに身を震わせる。
舌を耳の穴から出してそのままつつっとあごの線、首筋を通りながら降下する。
チェックのパジャマの前は既に千雨の手によって開かれていた。(ネギは部屋に入る前から、
千雨はネギを待っていたのだ。)そっとパジャマの合わせ目をつまみ、胸を露わにする。
肌に顔を近付けると千雨の香りがネギの鼻をくすぐる。
胸の先端に軽いキス。胸の間に顔を埋めて千雨の腰に手を回し、自分によりかからせる。千雨がネギの頭を抱く。
千雨のパジャマのズボンの後ろと下着に人差し指を掛けると引き下ろす。
そして再び、しこりになっている胸の先端を口に含み、舌で転がす。
「せっ…先生っ…ベッ…ベッドでしてっ…」
千雨が身をよじり、ネギの頭を押さえて喘ぎ混じりに請う。
既に露わになった千雨のおしりをそっと両手でつかむと、ネギは両足ですっくと立ち上がった。
千雨は両の手と足でネギにつかまっている。ぎりぎり二人が同時に寝ることが出来るシングルベッドへネギが足を向ける。
枕に頭が乗るように千雨の体を横たえると、自分もその上に覆い被さる。
しっとりとした内股に両手を這わせ、その部分に手を触れる。
淡く柔らかい恥毛に覆われた扉を親指で押し広げる。ぬるい愛液が指先に触れる。
自分のものを開かれた扉に押し当てて、圧力をかけて進もうとする。
ゆっくりと全てが飲み込まれていく。
「くっ…」ネギが思わず声を漏らす。内壁のぬめりと全体にからみつく圧力と摩擦で気が遠くなる。
千雨も挿入が終わるまでは歯をくいしばりネギの頭を抱きしめて声を漏らさないようにしていた。
しかし、ネギが腰を引き、2度目に奥まで突いてきたとき、その努力は無に帰した。
「…はっ…あ…うっ…?!せっ…先生っ…先生っ…せんせっ」
声を漏らすまいとする羞恥や理性はネギが突き上げるたびに意味をなさなくなる。
発情した獣のように声を上げ、ネギにからみつく。
お互いの吐息、千雨のあげる声。
くぷくぷくぷくぷ…と絶え間なく続く水音。二人の耳にはそれだけしか聞こえていなかった。
「せんせっせんせいっ気持ちいいよぉっきもちっ…きもちいいっいいいっ」
足の指でシーツをつかみ、千雨の腋の下から腕を通して枕も鷲掴みにし、意識をとどめようとするが、
絶頂があっさりと近付いてきてネギの意識をかっさらっていく。
一瞬腰の動きが止まる。しかし千雨の中で射精を始めるとさらに激しく突き上げる。
目もくらむような快感がネギの脳髄と腰を襲う。四肢の指に力を込めて気絶しないように踏みとどまる。
「でてるっ先生のがっ、なかっ中でっでてる出てるよぅっ」
千雨が狂ったように叫び続ける。精液でさらに滑りがよくなり、ますます千雨の締め付けが強くなる。
「もうダメっせんせっ…私もっダメっく…くるっ来るよっ」
その声を聞きながらネギは腰を乱暴に突き上げる。ネギ自身、2度目の絶頂がそこまで来ている。
「おっ、おかしくなるっ…先生、ぎゅってしてっ私おかしくなるっ」
ネギは突き上げながら、千雨の足に通されたままのパジャマと白い下着をまとめて抜き去り、
太ももの間に体を入れる。同時にネギのものが千雨の最奥を突き当て、千雨が絶頂に達する。
「…あ、あっ…あ…あっ…」
目が虚ろなまま天井を見詰め声を喉から漏らす千雨。その細い腰を抱きしめ、
痙攣を起こす千雨の中を一度大きく突き上げ、自らも達するネギ。
(続く…)
最終更新:2012年02月06日 22:58