01スレ687

687 三八九 ◆DLUg7SsaxM sage 03/06/08 13:21 ID:eGMjI3M5

遠くなる意識の中で、和泉亜子は思い出していた。
動かない身体を「何か」に寝かされ、「誰か」に逆光の下で覗きこまれる光景―――そ
れは亜子が事故に遭って、病院のベッドで目覚めるまでの間に存在している記憶だった。
ストレッチャーに乗せられて救急隊員に意識を確認された時なのか、手術台に乗せられ
て医師を見上げた時なのか、それは分からない。
分かっている事は只一つ、その光景の後に亜子はサッカーと、綺麗な身体と、他にも色々
なものを失っていた。。
その光景は亜子にとって、「喪失」を連想するイメージだった。
そして、今―――
力の抜けた身体を長机に寝かされ、蛍光灯の逆光の下に長瀬楓に覗きこまれている。


(今度は、ウチは何を、失ってしまうんやろ……)


覗きこんでいた楓が嗤って、何かを言った。



亜子は放心状態で、その顔からは意志を感じ取る事はできなかった。長机からはみ出し
た両手足がだらりと垂れ下がっている。
しかし股間だけは治まらず、更なる刺激を欲して愛液を分泌している。まだ薄く茂った
だけの熟していない蕾からは、むせるほどの濃い女の匂いが立ちこめていた。
「ふふふ。亜子、まだまだこれからでござるよ。まだ休んではならぬ。拙者も満足して
いないし、それにもう一人、亜子が呼んだゲストもいるでござる」
亜子の頬をぺちぺち叩きながら、楓はのほほんと嗤う。
「あうう……こんなん、身体がもたへんよ……」
力無く首を横に振る亜子に、ネギの姿が映る。そのズボンは破れんばかりに膨らんでい
て、皿に盛られた料理を見るような目で亜子を見ていた。
「せ、先生……なんでそんな、怖い目で見るん? 嫌や……こっちに来んといてっ……」
「すいません……ぼ、僕、もう……我慢の……っ、限界です!」
そう言ってネギは、引き摺り下ろすようにズボンを下げた。
「―――!?」
ズボンを脱いだネギの股間に生えたペニスを見て、亜子は絶句した。
それは「大人顔負け」というより人間離れした、皮がむけて赤黒い肉を覗かせた巨大な
代物だった。血管が浮き出てびくびく震えながら、透明なガマン汁を滴らせている。

優秀な頭脳の持ち主とはいえ、部屋に充満する女性の匂いと、目の前で繰り広げられて
いた亜子と楓の狂態を前にしてネギの思考は完全にショートしていた。
そして精神を乱し制御できなくなった、普段の身体能力を支えている魔法のエネルギー
がネギの欲求のままに股間に集中していた。

魔力で作られた恐るべき怪物が、亜子の「当初」の目的を叶えんと直立した。

「保健体育の、教科書と、全然違う……」
「ネギ坊主……………でかいでござるな」
ネギのペニスに、亜子と楓も普通に驚いた。
「まあ、亜子の「相手」として不足はないでござるな。でも「こっち」は拙者が先でご
ざるから、口の相手になってやるでござるよ」
「く、口って―――」
ぴちゃ、ぴちゃ、ちゅる……
「あ、ああ……そんなとこ、舐めたら……ああん、またイってまう……あっ、あん」
楓は机の高さまでしゃがみこんで、愛液でどろどろになっていた亜子の蕾を、丁寧に下
から上に舐め上げた。愛液は楓の舌に溜まり、そのまま伝い落ちていく。
「ふう、ふう、ああ、楓の舌や……最近、ずっとエッチしてなかったから……あ、はぁ
あ……久しぶりで……楓ぇ、もっと舐めて、もっと、もっと気持ち良く……」
先程の楓の苛烈な責めによって、亜子の心は既に折られていた。押し寄せてくる快感に
逃げも抵抗もせず、ただひたすらに享受した。
「和泉さん、そろそろこっちも……」
口先に近づいてきたネギのペニスを見て、亜子の理性が一瞬だけ復活した。


(口は……好きになった「男の子」とのファーストキスにとっときたいから、何もせん
といて欲しいんです……お願い……)


「せ、せんせぇ、ふう、ふう、くちはふむぅっ! んん、んぐ、ん―――!」
呂律の回らない口で長い台詞を言えず、亜子の口にネギのペニスが侵入した。性に関し
ては楓しか知らなかった小さな口に、男の味が強引に刻まれる。
じゅぷ、じゅぷ、ちゅぶ……
「うわぁ、ぁぁ、和泉さんの口、温かくてすっごい気持ちいいです!」
ネギの手が横たわる亜子の頭をがっしり掴んで、股間に押し付けるように動かした。

「うぶぅ、むう、ん、んん、うぅぅぅ……」
ぺちゃ、ちゅうぅぅ、「亜子のここ、ヒクヒクしているでござるなぁ…」はむっ…
「うむぅぅ、ん! んん――! ぷはっ! はぁあっ! か、噛ま…くっぅぅぅ…はあ
ぁあ、感じ過ぎでま、うぅ……あ、ああ……ああん……」

(ファーストキス……もうどうでもいいわ……気持ちええし………)

亜子の思考は麻痺しつつあった。ただ、気持ち良くなりたい―――、それだけが意識の
全てを塗り潰して、楓の蕾とネギのペニスの映像が脳内で延々とループする。
「もっと、もっと……あ、ああ、はあ、んっ、んん、はあ、胸も、もっと……」
ネギのペニスを舐めて楓に蕾を舌で弄ばれながら、亜子は自分で胸の乳首をこりこりと
弄り始める。歯型が付いた赤い乳房から、痛みと快感が同化して押し寄せてくる。
「和泉さん、途中で止めないで……」
ぷにっ、とネギのペニスが亜子の頬を突ついた。
「んっ……」
亜子は深呼吸をして、再びネギのペニスを咥えこんだ。
「んんんん………!」
「ひぅっ! い、和泉さ、ん、そんなに吸わない、で……!」
思わぬ亜子の反撃にネギの背筋が反りかえった。
「ごめんなさい出ちゃいます―――っ!」


どぴゅるるるるるる、どぴゅ、どぷっ!


「うぶ、ん、んんん―――っ! ふぐ……ぶはっ! は、ぁあ……はあ、はあ、はあ」
異常に多い精液が噴き出されて、亜子の口が一杯になった。亜子はごくり、ごくり、と
喉を動かすが、端整な唇から精液が溢れてどろりと零れ落ちる。


「はあ、はあ、あ、ああ、あっ、ふっく、ぅ」
楓は優しく、また残酷に、亜子の蕾に甘い刺激を送り続けている。
「は、ぁあん! あ、ああ――っ! ま、また、もうこれ以上は、無っ、理やぁ……っ
ああ、きゃぁあぁ、あ……あは…あ、あ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ……無理や無
理無理ぃ、ひぐぅ、ふうふうふうふう、うっ、あ、ああぁ――――――――っ!」
亜子の身体は電気が走ったように震え、愛液が雨のように楓の顔に飛ぶ。
楓の責めは甲賀の仕込みの「10回イく責めで1回イかす」特異なものだった。
2回イかされた亜子は実質20回分の責めを受けた事になり、普段のエッチで3~4回
しかイかない亜子は、天国の快感と地獄の苦痛に真っ二つにされていた。
「あ……あ、……死んで、まう……壊れ、て、まう……」
恍惚とした表情で、精液混じりの涎を垂らして、亜子は呟いた。
「亜子、ごめん……辛いでござろう? 苦しいでござろう? でも拙者、この責め方で
ないと、エッチしている気分になれないでござるよ」
「………ううん、大丈夫。ちょっと怖いけど、ウチ、楓にやったら壊されても、いい」
楓はぐったりした亜子を抱き締めて、そのまま床に転がした。
そして手際良く、関節技をかけるようにお互いの両足を絡め合った。
ぴとっ
「あ、あぁ……」
亜子の秘所と楓の秘所がぴっとりと密着した。これまでではなかった優しい刺激に、亜
子から甘い声が漏れる。別の口でキスを果たした二人の少女は、そのままお互いの感触
を味わっていた。

「では、いくでござるよ、亜子」
じゅりゅりゅ、じゅりゅりゅ、
楓の腰が器用に動き、秘所同士が上下左右に激しく擦れた。潤滑油のように双方から愛
液が分泌されて混ざり合い、濃厚な香りが漂い始める。
「あっ、あっ、すっ…ごい、熱いぃぃ…」
「うっ、亜子、気持ちいいでござっ……あっ、あん、んん」
呆然の態になるネギの前で、傷物の少女と忍の少女の股間が擦れ合い、愛液が散り、声
が重なり、まるで一つになっているように身体をくねらせる。
「あ、あぁあぁっ!」
亜子の身体がびくんと震えて、威勢良く愛液を噴いた。同じ行為をしていても、やはり
亜子の方が早く達してしまう。
しかし亜子は止まらずに、自分から押し付けるように楓の股間を、ひたすらに責めた。
「あ、亜子…」
「だい、じょ…ぶぅ、ウチが、ぜったい楓を、イか、せて、ぇ、ぁ、あっ……!」
亜子の身体だけが達し続け、愛液を噴いた。楓はイけないままだった。
しかし亜子は行為を止めなかった。全身の力が抜け、意識は朦朧とし、イき過ぎて感覚
が麻痺し、それでも止めなかった。
「うう、ふうっ、ぅう、あ、亜子、あ、ああ、拙者、イけそうで、ご、ざ……」
「イって、かえでぇ! ウチでイって! ウチで、ウチで、ウチでぇ――っ!」
亜子は無我夢中で、狂ったように身体を動かして、叫んでいた。好きな人をイかしたい
―――その一心だった。
そして、
「あ、亜子ぉ、拙者、もう、う、うあ、あ、はあああ――――――――っ!」
楓の巨躯がぶるりと震え、愛液が散った。
亜子が初めて、楓をイかした瞬間だった。

(ウチが、楓をイかせられた……)


ぼんやりした頭の中で、亜子は歓喜に震えていた。
嬉しかった。もう、ただ、嬉しかった。
楓とエッチしている時は、捨てられる不安がずっと付き纏っていた。
自分の歪みに気付いてからは、孤独になる恐怖に苛まれた。
そんな過去が、怯えていた全てのモノが、まるで嘘のように消え去っていく。

亜子は数年ぶりに、心の底から喜んでいた。

心が温かいもので満たされていく。それは自信だった。
自信は勇気に変わる。自分を信じる勇気に、人に好かれる勇気に、好きになる勇気に。
遠回りしながらも、亜子は自分の手で、それを遂に手に入れていた。
病んだ心が癒されていく。自信が亜子を強くする。

(ウチ、今まで、何考えとってんやろ……)

考えてみればバカな話ではある。担任の教師を脅迫して、無理矢理抱いてもらおうとし
ていたのだから。
大切な処女をそんな事で失うなど、愚かとしか言いようがない。
そして―――


「じ、じゃあ、いきますよ」
ネギが亜子の尻を、恐る恐る持ち上げる。
「………亜子が望んだ事でござる。拙者はもう、満足でござる。悔いは…ないでござ…」
楓が震えながら後を向き、耳を閉じる。
―――えっ?
亜子の頭がすっきり晴れた、と同時に痛みが来た。

ずぷ……
「い、痛あぁぁっ! あ、ぐぅぅ、せ、せんせ、抜いて! 抜いて、ぇ……! 痛いぃ
ぃ! あ、はぁ! あ―――っ! あああ―――っ!!!!」
へばっている亜子の手前で楓と交代したネギは、「当初の亜子のリクエスト」通りに、
亜子の中に挿入した。拒否すれば大声を出すと言われ、口で奉仕までされた今となって
は、ネギのストッパーも完全に崩壊していた。
巨大なペニスが亜子の蕾にねじ込まれ、真っ赤な血が流れて愛液と混ざっていく。
「和泉さんがしてくれっていったんですからね! く、凄い、締め付けられて!」
「ちがうぅ! もうええねん! かはっ、ぐっ、ふっ……はあぁ…ひぐぅぅぅ」
ずん、ずん、と、亜子は予想もしていなかった怪力で奥まで突かれた。身体がバラバラ
になりそうな衝撃を、腰を必死に動かして和らげようとする。
「はあ、はあ、ああ、あ、あ、先生、お、願い、やから、はなしを……きいてぇ……、
か、楓ぇ―――っ! 先生を止めてぇ―――っ!」
楓は耳を塞いで後を向いていた。光景を見たくないらしい。
「ふぅっ! ふぅっ! ふぁああ、あ、ああ、あ、あ、あ、あ、はあ、はあ」
しかし楓によって限界までほぐされた亜子の蕾は、しっかりとネギのペニスを受け入れ
ていた。愛情の存在しない性行為でも、快感は容赦無く亜子に襲いかかってくる。
「か、感じてまう! いやや! こんなん、い、いや、あ、あっ―――!」

どぴゅるるるるる……どぴゅ、どぴゅ、どぷぷぷ……

「――――――っ!」
自分の中に注がれたのを感じながら、亜子は再びイってしまった。
抜かれた後、亜子は脱力しながら、自分の股間を軽く指で撫ぜた。
指には、白い液体と、血が付いた。
それを見た亜子は

「い、和泉さん!?」「亜子!」

気を失って崩れ落ちた。




「長瀬さん……」
「じゃあネギ坊主、後始末は頼むでござるよ」
失神した亜子を横目に、楓は寂しげに微笑む。


「まあ、拙者は、まだする事はあるでござるがな……」


「え? それってどういう―――」
ネギが問う前に、楓は天井裏に消えてしまった。
「…………」
後にはネギと、亜子が残された。


こうして、和泉亜子と長瀬楓の恋愛関係は終焉を迎えた。


―――第五話・完

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最終更新:2012年02月06日 23:00
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