01スレ778

778 亀井ぐりら ◆83gthwEldc sage 03/07/01 07:33 ID:ZExcngxZ

根元まで埋まり、包まれたものから伝わるむず痒いほどの愉悦にネギはため息をつく。
千雨は背を反らして中で脈打つネギを感じ、腰に回された腕と、触れ合った下腹がもたらす包容感に満たされていた。
しかしそれも束の間、射精し終えたネギが腰を引き、千雨の中から自分のものを抜こうとする。
まだ余韻の中、体の震えと荒い息がおさまらない千雨は、自分の中からネギが出ていくのを感じて
ぼんやりと焦点を合わせる。
「せ、先生…?」
ネギは何も答えず手のひらを千雨の右のひざ頭に当てて左に倒す。
そして千雨の腰と、シーツとの間に手を差し入れて持ち上げ、千雨の膝を立たせる。
腕を折って四つん這いになっている千雨のパジャマをまくりあげて背中に舌を這わせる。
「ひゃっ…あ…」
千雨はくすぐったさと快感の残滓にぞくりと身を震わせ、枕を掴んで頭を埋める。
ネギは千雨の体の前にそろそろと手を這わせて胸をゆっくりと掴み、指の間で先端を転がす。
そして千雨がそれに反応するよりも速く腰を突き入れる。
「はぐっ…う…」
千雨の中がぎゅっと締まり、呼応してネギが何度も突き入れる。
再び動きに激しさが戻り千雨が声を上げる。
「はっ…うっ…ああっ…先生っ…」
千雨の丸く白いおしりと、ネギの下腹がぶつかり音を立てる。
ネギはむさぼるように腰を使い、千雨の胸をもみ込む。
そして意識をつなぎとめるために、千雨の背中に口をつけて、舌で汗ばんだ肌をなめる。
舌に伝わる微妙な塩気が、滲んでいくネギの意識にいくらかの輪郭を与える。
しかし腰を猛烈に襲いくる快感がネギを四度目の絶頂へと鼓舞する。
千雨の腰をしっかりと腕を回して抱き締め、腰だけを使って千雨の奥へと突き入れる。
ベッドが軋み、結合部が音を立てる。


「はっ…ぐっ…くぅ…うう…はっ…あっ…」
動きの激しさと、突き入れられる快感に耐えきれず、千雨は枕を掴んで顔を埋め、歯を食いしばる。
しかし口の端から垂れるよだれと、漏れる喘ぎ声はどうすることもできなかった。
「はっ長谷川…さんっ…長谷川さんっ…っ」
「せっ先生っせんせいっ」
同時に絶頂を迎える直前、快感を増幅するように、ネギと千雨はお互いの名前を呼び合った。
直後に快感のうねりがやってきて二人の意識を包む。
「はっ長谷川…さんっ…うあっ…」
意識の震動を噛み殺すように歯を食いしばり、腰を大きく引いて、掴んだ千雨の腰の奥まで一気に突き入れる。
「せんせいっせんせいっ…あぁぁぁぁっ」
突き入れられた腰の震えが、ぴくんぴくんと全身に広がっていく。
肌が粟立つほどの快感が千雨の身体を襲う。
ネギの管が開き、尿道を、だまのある液体が駆け上がる。
四度目の射精が始まる。
「はっ…はっ…」
荒い息と共に千雨のふとももの前を掴んで引き、膝を伸ばさせて、千雨の背中に自分の胸板を押し付ける。
一度脈打つごとに奥まで押し込み、液体をほとばしらせる。
千雨の背中のパジャマに顔を擦りつけて快感のおもむくままに大きく腰を打ち込んで絶頂を味わう。
そして最後の脈動と同時に腰をびくりと震わせる。
やがてゆっくりと腰を引き、千雨の中から自分のものを抜く。
まだ枕にしがみついたまま、千雨は中からネギのものがが出ていくのを感じて
ぴくっと腰を反応させていた。



千雨が何も言わないのに気付いて心配したネギが千雨の顔を覗き込んで声をかける。
「あ、あの…大丈夫ですか…?長谷川さん…?」
目をつぶっている千雨の口が微かに動く。しかし言葉にはならない。
「…え…?」
聞き取ろうとして千雨の口にそっと耳を近付ける。
「…まだ足りないの…先生…私…」
そう発音すると少し眼を開いて片手を枕から放し、ネギの頭にそっと当て、自分の胸に引き寄せる。
「…先生…もう一回して…お願い…」
汗の匂いを嗅いでその言葉の意味を受け取り、萎えかけていたネギのものが再び痛いほどに硬くなる。
千雨の体の上に乗り、千雨の胸を愛撫する。片手で胸を包み、もう片方の胸を口で弄ぶ。
舌で先端をつつき、胸の輪郭と膨らみの肌のつややかさを舌でなぞる。
「あっ…うっ…」
快感に耐えようとして千雨が後退してヘッドボードに頭を乗せて、手でしがみつく。
「ひゃっ…あっ…」
まだネギは全身に愛撫を続けている。へそにたまった汗や、開いた脇にも舌を這わせ千雨の弱点を突いていく。
胸を両手で包んで十本の指で表面をなでる。
「…あっ…あっ…あっ…」
既に二度も絶頂を迎えている千雨の胸の先端はとがり、腰はベッドから浮き始めている。
愛撫を続けたまま、もう一度ネギは足の間に入り、下腹を自分の腹でベッドに押し付けて、
扉に押し当て、ゆっくりと中に入る。


千雨が背を丸めていたので先に進むにつれてごりごりと抵抗が生まれる。
「あっ…ぐぅ…」
千雨が短く声を漏らして目をぎゅっとつぶる。
続けざまにネギが再び奥まで突いてくる。
「せっ…先生…ごりってっ…
 気持ちいいけど…ちょっと・・・痛いよぅ…」
千雨の訴えにも構わず、ネギはごりごりと擦れる感触とそれに反応して千雨が締めつけるのを味わうために
同じ所を突く。舌は千雨の胸の先端をつつき刺激し続けている。
「先生…ごりってっ…そんなに何度もしないで…」
千雨の哀願を聞いてネギはベッドに手をついて体を離す。
「え…?」
千雨が眼を開いてネギを見詰める。するとネギは浅くつながったまま千雨の腰に腕を回して足を組もうとしている。
ネギは胡座を組んでその上に千雨の腰を乗せようとしていた。ネギは千雨の腰を支えつつ自分のほうへ引っ張る。
「えっ…ちょっ…先生っ」
つかまっている手が無理な姿勢で抵抗する。それも空しく、手と千雨の背中がヘッドボードを離れる。
ネギの頭が勢いよく千雨の胸の谷間におさまる。
千雨の腰が降って、ずんっと勢いよく奥までつながる。
「ぐっ…んっ…」
千雨がうめく。
腰と背中に回した手で千雨の体を支えると胸の先端を口でついばみ、舌でこねまわし、腰をベッドのスプリングを利用し、
上下に動かして千雨を突き上げる。


「はぁっ…あっ…んっ…ぐっ…」
ベッドがきしっきしっ、と軋む。
千雨はネギの頭を抱きかかえ、自らもネギに合わせて腰を使う。
ネギは何度も奥へ突いてくる。
ぴちゃぴちゃと音を立てて乳首を吸い、もう片方の膨らみに頬を擦りつける。
そうした愛撫に反応して千雨がぞくりと肌を粟立たせるのを、ネギは背中と腰を抱いた手のひらで、
また自分自身のものが千雨に締めつけられることで確認する。
あぐらをかいた足を伸ばす。
「長谷川さん…頭押さえてて下さいね…」
そう言うと千雨のおしりを両手でつかみ、腰を跳ね上げて千雨の体を揺すりたてる。
「あっ…くぅっ…」
急にスピードを上げたネギに不意を突かれ、千雨が大きく背中を震わせる。
ネギは大きく腰を動かし千雨の中をむさぼる。スパートをかけるつもりなのだ。
しかし、ふと脳裏をよぎった考えがネギの動きを減速させる。
「…え…?」
ネギがスパートをかけてくると思っていた千雨はとろんとした眼を開いてネギを見る。
「長谷川さん…やっぱり、頭離して」
千雨の手の間を抜けてネギがベッドに横たわる。そして思いついたことを口にする。
「動いてみて…」
それを聞いて千雨が自ら腰を動かし始める。最初は確かめるようにぎこちなく。そして徐々になめらかに。
両手をネギの脇について自分の心のおもむくままに腰を使う。
「はっ…はっ…」
息をつきながら体を揺する。
ネギは千雨のおしりに当てた手を、何気なく結合部に移動させる。
そして千雨の核を手探りで捉える。千雨の体がぶるっと震える。


「せっ…先生…そこはっ…」
中指で表面をすべらせる。千雨の動きが震えて止まる。
「ほらっ」
ネギが腰を跳ね上げる。千雨の奥に当たる。
「あっ…くぅっ…」
千雨がうつむき、シーツをつかんで歯を食いしばりながら腰を上下させる。
その間もネギの指は容赦なく千雨の核を弄び続ける。
「あっ…あっ…あっ…」
核をいじられたまま千雨は腰を振る。
そっとネギのもう片方の手首をとると自分の胸に押し当てる。ネギの指がとがりきった乳首をぎゅっとつまむ。
「あっ…ぐっ…」
千雨の中が締まる。
ネギの腰に射精感が忍び寄ってくる。千雨の腰がネギのものを締めつけたまま激しく動く。
千雨の伸ばした足先がシーツに食い込む。千雨のつく息、天井に漂う闇、カーテンを透ける月明かり、
ベッドの軋む音…ネギの意識が朦朧としてくる。その間ももはや痙攣のように千雨の乳首と核をいじり続ける。
「はっあっ…せっ先生っもうダメっ、私っ…」
千雨がうつむいた顔を上げ、胸を反らせて天井を向く。ネギを締めつけて上下に擦る。
ネギの腰を絶頂が襲う瞬間、千雨の核を捉えた中指に力を入れて押しつぶした。
「あっぎっ…先生っ私っダメッ…い…くっ…!」
ネギが腰を力強く跳ね上げる。何度もぎちぎちと締まる中を通って千雨の奥に当てる。
痛痒い絶頂がネギのものを襲う。
「はっ…あっおっんんっ…」
千雨が絶頂の中で声を上げながら腰を振る。


絶頂から遅れてネギの射精が始まる。
千雨の中に、奥に大量に撒き散らす。ネギ自身の意識も散っていく。
「…はぁっ…はぁっ…」
短く息をつきながらゆっくりとベッドから身を起こし、震えている千雨の胸の谷間に顔を埋める。
断続的につく息に合わせて千雨の中がネギのものを愛しげに締めつける。
千雨の手はネギの頭の後ろへ、ネギの腕は千雨の背中へまわされ、
二人は固く抱き合ったまま絶頂の余韻に浸っていた。
やがてネギの上へ荒い息をつきながら千雨が倒れ込む。
「先生…」
千雨がネギに呼びかける。
ネギは千雨の体の下で黙っている。



やがてゆっくりと身を起こして千雨が体を離す。ネギが千雨の中から出ていく。千雨は枕元のティッシュ箱に手を伸ばす。
ベッドに腰掛けて、黙って局部を拭く。
拭いても拭いても中から精液が流れ出てくる。
ふとネギに目を戻すとネギは萎えかけたものを露出させたまま暗い天井をぼーっと眺めていた。
しかし、ネギの考えていることは察しがついていた。
ネギの側に手をつくと千雨はネギのものを口に含む。
「え…?あ…長谷川さん…」
黙ったまま千雨はネギのものを綺麗にする。ネギの精液と千雨の愛液が混じったものを舌でなめとる。
ネギのものが少し膨らむ。
そして事後処理が終わったあと、千雨は沈黙を保ったままベッドから立ちあがり、バスルームへと向かう。
千雨は汗を落とし、局部を洗いながら考えた。
先生…さっき誰か違うひとのこと考えてたな…
その人物も千雨には何故か察しがついていた。
多分ネギの頭を満たしていたのは絶頂の余韻とその人物への罪悪感…。
口をすすいで歯を磨く。新しい下着とパジャマを身に付けると千雨はバスルームを出た。ベッドへと戻る。
ネギは既にシーツの上で寝息を立てていた。
千雨はその向こう側に這って行き、ネギの側に体を横たえる。
そっと手を伸ばしてネギの唇に指を触れる。


気付いたネギが目を開ける。
「…あ…長谷川さん…」
千雨はネギの唇からあごの線を伝って頬に手を当てる。
ネギが千雨の目を見詰める。
しかし、千雨の顔の向こう側にある、現実のものではない何かに焦点がずれていく。
それを思い出したように、ネギがおもむろに身を起こす。
「…僕…部屋に帰らないと…」
そう呟いてベッドから降りようとするネギの手首を千雨の手が捉える。
「…長谷川さん…?」
ネギが振り向く。
「先生…」
千雨のうるんだ瞳がネギの目を捉える。
ネギの心が揺れる。
「今日は朝までいて…」
千雨の輪郭が月光に照らされている。去っていく夜の存在を感じる。
ネギの目が千雨の瞳に吸い込まれる。
「お願い…」



「じゃ、また…後で…長谷川さん…」
朝焼けと共にそう言い残して、ネギは千雨の部屋を出ていった。
ネギが置いていった、黒い丸薬が包まれた小さな薬包紙と水が入ったコップ、
そして同じデスクの上に乗っている埃を被ったパソコンを千雨はベッドの上からぼんやりと眺めていた。
あれからパソコンには触ろうともしていなかった。
どちらが「下僕」だったのか思い知らされたからだ。


最初から愛されてなんかいなかった。
彼らの空想の中で慰み者になっていただけなのだ。
舞い上がっていたのは私のほうだった…。
でもネギ先生なら…と千雨は思う。
ネギ先生は私を好きになってくれるかもしれない。
大体、誰かを好きになったことなんて一度も無かったのだ。
それが、あの日から千雨の中でネギの存在がウェイトを増し続けている。
でも…
分かってる。
ネギ先生は私じゃない…。
多分…神楽坂。
私は、きっと容姿が似ているから…
でも本物を傷付けるわけにはいかない。
傷つけられないほど大切だから。
好きだから…。


思考に浸るのを止めて身を起こしてベッドから降りる。
フローリングの冷たさが伝わり、歩く足の裏から千雨の体へと広がる。
デスクの上の薬包紙を手に取る。
ふと、ある考えが千雨の脳裏をよぎる。
これをもし飲まなかったら…私は……ネギ先生に……
軽く目を瞑り浮かんだ考えを頭から振り払う。
そんなことをすれば先生に必要の無い迷惑がかかる。
責任を取ることを余儀なくされるに違いない。
中の丸薬をつまんで、口の中に放り込み、水で喉の奥へと流し込む。
苦い…味がした。
けれど…と千雨は考える。
これがネギ先生と私の唯一の接点なのだ。
今は……それでいい。

コップをそっとデスクの上に戻し、窓へ近付く。
カーテンを開けると光が空を飾り、静かな朝がそこにはあった。
たくさんの雲が光に映えて自らに影を落としている。



これから先に何度繰り返されるのか分からない朝と夜。
私は…また次の夜がめぐってくることを望む。
夜の間しか私は先生に触れていられない。私はやってくる朝を祝えないのだ。
それでも…もしかすると、その先に涼しい朝の光に包まれて微笑み合う先生と私がいるのかもしれない。
その情景を思い描きながら、千雨は静かな光の中で祈るようにそっと目を閉じた。

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最終更新:2012年02月06日 23:19
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