01スレ842

842 v3yaa ◆d4WtKA.Zvs sage 03/07/18 01:03 ID:ERgU/Kfm

「はぁーっ…、やっぱり、運動した後のお風呂って、気持ちいいよねー、ネギ君(はぁと)」
「え? あれって、運動なんですか? 佐々木さん。」
まき絵とネギは、二人並んで、天井を見上げながら、のんびりと湯船に浸かっていた。
「う~ん、運動というか何というか…、まぁ、一種のスキンシップ、だねっ(はぁと)」
「スキンシップ、ですか…文字通り、ですね。」
セックスの意味も理解できていないネギの言動に、まき絵がくすりと微笑む。
「そういえば、佐々木さん…、ぼくがお風呂に入りに来たとき、なんであんなところにいたんですか?」
ふと、ネギがまき絵に尋ねる。
「あはは、実はねー…、アスナに頼まれたんだよ。ネギ君ってお風呂嫌いだから、もし、一人で入れなければ、面倒見てくれないか、ってね。」
ネギの顔が見る見る真っ赤になっていく。
「あ、あうぅ~…、アスナさんったら、余計なことを…、ぼ、ぼく、恥ずかしいです…」
ネギの顔が、湯船の中へと少しずつ沈んでいく。
「わたしも、アスナから聞いて、『やったー、ネギ君と一緒にお風呂入れる(はぁと)』って思ったもん。まだまだ、かわいいねっ、ネギ君(はぁと)」
まき絵の言葉にとどめを刺され、ネギは頭まで湯船の中に沈んでいった。


「あ…、おかえりなさい、アスナさん。」
「おかえり、ネギ。」
643号室に戻ってきたネギを待っていたのは、パジャマを着て机に向かって座っていた明日菜だった。木乃香は既にベッドですやすやと寝息をたてていた。
「アスナさん、ぼく、ちゃんとお風呂に入ってきましたよ、どうですか?」
やや得意げに、ネギが明日菜に話し掛ける。明日菜は、やや仏頂面をしながら、ネギを横目で見ていた。
「見りゃ、わかるわよ。そんなの…、ずいぶん、キレイに洗ってもらったのね。」
「はい、そりゃもう…、って、はうっ!!」
あっさりと誘導されてしまったネギに、明日菜が突っ込みを入れる。
「ガ・キ・ン・チョ。あんたの行動なんて、すべてお見通しなんだからね。」
「あうぅ~、ぼく、先生なのに~…」
いつもの嘆きを口にし、敗北感に打ちひしがれたネギは、すごすごと二段ベッドの上段へと退散していった。
その様子を見つめる明日菜の顔が、次第に妖しい色香を漂わせていく。
「ふふっ…、ネギったら…、今夜は、寝かさないんだから…」
明日菜の口元が、妖しくほころんだ。
(終…?)

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最終更新:2012年02月06日 23:23
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