02スレ099

99 夕映@座薬 sage 03/08/10 15:49 ID:pI19dcNJ

 …………
 …………
「ね、まき絵ぇ、このままでいいの? このままだと本屋ちゃんか夕映ちゃんに、愛し
いネギ先生が取られちゃうよぉ?」
「分かってるよぉ……で、でもぉ―――」
 明石裕奈に小脇を突つかれた佐々木まき絵は、ぶぅ、と頬を膨らませて、そのまま肩
を落とした。まき絵の視線の先には、草むらに座って仲良く談笑している綾瀬夕映と宮
崎のどか、そしてネギがいる。
「でも、何かにゃー?」
「でも……何の話をしてるのかぁ、さっぱり分からないんだもん」
 まき絵は頭をかかえて、まるで試験で問一からシャーペンが止まってしまったような
顔をして、そのままうずくまった。
「なんかさ、イギリスの小説と日本の小説を比べて、それぞれの考え方の似てるところ
や違ってるところについて盛りあがってるんだけどぉー、知らない名前やタイトルばっ
かりでぜっんぜん分からないんだもん!」
「…………」
(これは……図書館組の逆襲だね……。まき絵や明日菜じゃ、絶対に参加できない方法
でアプローチを開始したってわけか。うむむ)
 裕奈はあれこれと考えながら、向こうでだべっている三人を見る。
 イギリスの小説? そんなもの裕奈も知らない。


 …………
 …………
 充実した時間が過ぎていく。
 夕映はのどかと共にネギと好きな事を語り、時間を共有する。
「いやー、夕映さんも、のどかさんも、本当に物知りだなー。僕なんか先生なのに……
なんだか恥ずかしいです」
 照れたように頭を掻くネギを見て、夕映は高鳴る気持ちを押さえながら、のどかをち
らりと見て言う。
「そんなことありません。先生の頭の良さには感服するばかりです」
「そうですよー。先生、本当にすごいですー」
 夕映とのどかはお互いを見つめ、くすっと笑って、そして悲しげに目を逸らした。
 夕映はネギが好き。
 のどかもネギが好き。
 どちらの願いも現実となれば、どれほど素晴らしい事だろう。
 しかしそれはあり得ない。少なくともどちらか、下手すればどちらも気持ちも叶わず
に儚い初恋を散らす事になるだろう。
 夕映とのどかにとってこれは聖戦でもあり、自分への試練でもあった。
 しかし夕映は、今、この時間も大切にしたかった。親友と、想いを寄せる人と共有で
きる時間、夕映はそれを噛み締めていた。少なくともどちらかが泣く、それが結果とし
て待っていても、その結果に近づいているとしても、今の時間は尊い。
 本心を胸の内に隠して親友の恋を応援していれば、それはそれで辛い事もあれば楽な
事もある。しかし夕映は自分がその選択肢を選ばなかった事を、まったく後悔していなかった。
 ―――宮崎さん、ではなく、のどかさん。
 ―――綾瀬さん、ではなく、夕映さん。
 単なる呼び方の変化、それだけでしかない。しかし、たとえ小さな変化でも夕映には
それは大きい。おそらくのどかも同じだろう。
 ネギとの距離が近づいてくる、その時間を夕映は噛み締める。
 夕映は今、確かに幸せだった。


………そして二人はついに、告白の日を迎える。


 …………
 …………
 図書館島へと渡る掛け橋の入り口に、夕映とのどかに呼び出されたネギは立っていた。
(えぇっと、この空気は何だろう…………………殺気?)
 ネギの前に立っているのは、どこか普段より着飾った感のあるのどかと夕映だった。
しかし二人に会話は全くなく、どこかピリピリした空気が流れている。
「「ネギ先生!」!」
「は、はいっ! 何ですか?」
 綺麗に重なったのどかと夕映の声に、驚きながらもネギは応える。
「ね、ネギせんせー。わ、わたしー、せんせーの事が………す、すすすすすす好きですっ!」
「え……………………………えぇっ!?」
「私も先生の事が好きです。と言うより、愛しています」
「え。えぇぇぇぇぇっ!?」
「私たちはこれから一時間、別の場所でせんせーを待ちます……」
「あ、あの、ちょっと待って……」
「私が図書館島の西端、のどかが図書館島の東端で先生を待っています。先生は自分の
パートナーに相応しい、と思った方を迎えに来てください。では」
 そして二人は会話もせずに歩を進め、図書館島に上陸すると、左右に分かれて行ってしまった。
「あ、えーと、ど、どうしよう………」
 こんな事態は予想もしておらず、ネギは混乱する頭を整理するのに少し時間がかかった。
「でも……二人とも真剣に僕に想いを寄せてくれたんだから、僕も真剣に応えなくっちゃ!」
(それに……選ぶ人はもう決まってる)
 ネギは深呼吸を数回すると、図書館島に降り立った。


 …………
 …………
 30分経過。
 夕映はネギを待っていた。
 ネギは来ない。

 40分経過。
 ネギは来ない。

 45分経過。
 ネギは来ない。

 …………
 …………
 45分経過。
「のどかさん」
 のどかが振り向くと、そこにはネギが立っていた。

 …………
 …………
 一時間、経過。
 もしかしたら、時計が三分遅れているかも………
 夕映は淡い希望にすがりついて、ネギを待つ。
 ネギは、来ない。

 一時間十分経過。
 ネギは来なかった。
 夕映は脇の図書館の壁にもたれると、ずるずるとそのまま崩れ落ちた。
「………うっぐ、ひっく」
 溢れてくる涙を拭いながら、声を噛み殺して静かに泣いた。
 動けない、何も考えられない、ただ、無力感があった。
「………せ、先生ぇ……!」



「夕映さんっ!!!」


「え?」
 夕映が顔を上げると、そこには息を切らしたネギがいた。
「さ、立ってください」
 ネギは夕映を立たせると、頬を伝っていた涙をハンカチで拭う。
「すいません。のどかさんにきちんとお断りするのに時間がかかっちゃって……」
 呆然の態で立ち尽くした夕映を、ネギは両手でぎゅう、と抱き締めて、言った。

「僕も貴女が好きです。ずっと、ずっと好きでした。夕映さん」

 夕映の身体がびくん、と震えて、そして、夕映もネギを抱き締め返す。
 誰もいないその場所で、二人の小さな身体がお互いを抱擁する。沈みゆく夕日と、透
き通った湖の水面、美しいその光景だけが、静かに二人を祝していた。
「夕映さん………?」
 夕映が何も言わないのが気になって、ネギは恐る恐る声をかけてみる。
「先生、場所を変えましょう」
 夕映はネギの手を引いて、図書館島の中へと誘っていく。



(ネギ先生………先生を好きだったのは、私とのどかだけではないんです。いいんちょ
さんも、まき絵さんも、そして多分明日菜さんも…………そしてもう一人、『あの娘』
も…………でもあの娘は本心を隠して、先生と親友の恋を応援してましたけど………)


 …………
 …………
「やっほー、のどか」
「…………」
 とぼとぼと図書館島から帰ってくるのどかを待っていたのは、親友の早乙女ハルナだった。
「あちゃー、その様子じゃ、駄目だった?」
 こくり、とのどかは肯いて肩を震わせる。
「そっか……先生は夕映を選んだのね………そっかそっか」
 ハルナは妙に明るい声を出して、のどかの肩を叩いた。
「よぉぉしっ、のどか! 今日はお金がないから、やけ食いじゃなくてやけ立ち読みだ!」
 書店に迷惑そうな事をハルナは叫んだ。
「さっ、行こう行こう」
 そう言ってハルナは、のどかの手を引いて歩き出した。

「あのー、ハルナさん…………………………………泣いています?」

「やだなー、何言ってるの、泣いてるわけないじゃない」
 ハルナはのどかの手を引いて、前を向いたまま答えた。
 のどかも何も言わずに、そのまま後ろを付いていく。

 長い立ち読みになりそうだった。


 …………
 …………
「え――――っと、どうして図書館島にこんな部屋があるんだろう?」
 服を着てベッドの上でちょこんと正座しながら、ネギは緊張してガチガチになっていた。
 その部屋は何故かベッドとシャワーが付いていた。実は図書館探検部の休憩部屋に過ぎな
いのだが、今のネギにそうは思えなかった。
「先生」
 シャワー室の扉が開いて、身体にバスタオルを巻いた夕映が部屋に入ってくる。長い髪は結われていた。
 はらりとタオルが下に落ちる。生まれたままの姿になった夕映は、ベッドのネギにゆっくりと迫る。
「約束の時間を十分も過ぎるなんて」
「ご、ごめんなさい」
「いえ、責めているのではありません」
 ネギが見た夕映の顔は、優しい微笑みだった。

「最高のタイミングでした」

 夕映の小さな口が、ネギの顔に吸い寄せられる。
「う……うぐ、先生ぇ……んっ…………んん、んっ…ん…」
「うぅ……うん、ゆ、夕映さん…………」
 夕映はネギの柔らかい頬に舌を押しつけた。
 真っ赤になったネギが夕映を横目で見たのを確認してから、そのまま舌を滑らせてネ
ギの唇を奪う。ネギの味が夕映を満たした。ネギの背中に手を伸ばして離れないよう力
を込め、夕映はネギの唇を弄んだ。
 舌を入れてくちゅくちゅと動かし、唾液の中でネギの舌と絡ませる。夕映の唾液とネ
ギの唾液が混ざる。舌を舐め合う。好きな男の子の味に酔う。夕映は夢中になってネギ
との濃厚なキスを愉しんだ。
 しかし夕映はぴくんと震えると、口から糸を引きながら仰け反る。見るとネギの小さ
な手が夕映の胸を掴んでいた。ネギと目が合った瞬間、ネギは抱きつくように夕映をベ
ッドに倒した。


「ん、んん……あっ……せ、先生ぃ、あ、ああっ」
 ネギに主導権を奪われる。ネギは顔を赤らめながらも、思いつくがままに夕映の身体
を愉しみ始める。
 オナニーの時に自分で痛いほど揉んでいた胸を、ネギの小さな手が不規則に揉んでく
る。ネギに乳首を吸われ肌を舐められる。むず痒い刺激が胸から押し寄せ、身体が敏感
になってネギと擦れ合うだけで快感になっていく。身体が熱くなって意識が霞んでくる
が、夕映は自分だけではなくネギにも満足して欲しかった。
 涼しい顔で挑発するように胸を愛撫する腕を掴むと、夕映は自分からネギの腕を乳房
に押し付けた。ネギの顔が見物だった。同時に加速度的に責めは激しくなり、乱暴とも
言える愛撫に夕映は晒される。
「あ、はぁぁあん! あ! あぁっ! あん……! ん、んむ、ん ん!」
 乳房を掴んでいたネギの手にさらに力がこもり、堪らず夕映は悶えて声を上げた。そ
こにネギの唇がいきなり押し付けられ、口をこじ開けて舌を入れてくる。快感に翻弄さ
れながら、ネギに応えるべく夕映は必死に舌を動かせる。
 夕映は自分が濡れているのを自覚しながら、ふとネギの方を見てみる。やはりネギの
ズボンの股間もはっきり分かるほど膨らんでいた。
 夕映はそっと手を伸ばすと、膨らんだネギの股間に優しく触れた。手で包み込むよう
に、ズボンの上からなので少し強めにネギのペニスを可愛がってみる。
「あっ………はうぅ、そ、そこは……」
 勃起しているのが恥ずかしかったのか、それとも刺激が良い具合にペニスに伝わって
いるのか、ネギは気持ち良さそうに声を漏らした。それが夕映をさらに興奮させる。既
に濡れていた夕映の股間はまるでネギを誘うように、濃い女の匂いを発していた。ネギ
の視線がゆっくりと夕映の股間を捉える。そして、夕映の足を開いた。


「あ、はあ、あ、あ……先生、ふぁぁ…………あ、ああ」
 夕映は今度は、静かに悶えた。
 ネギが夕映の女性器を手で広げて、舌で舐めてくる感触が伝わってくる。ネギに愛液
塗れの肉を舐められ、夕映は寒気の混じった快感を覚えていた。オナニーとは比べ物に
ならない刺激に精神がぶれる。
「……だ、駄目です……そ、そんなこと、された…ら……わ、わた、し、もう……」
 これはイってしまう感覚だ、と夕映は思ったが遅かった。ネギの舌が出入りするごと
に夕映は昇っていく。ネギの唾液混じりの涎を垂らし、目を潤ませて夕映が身体をよじ
る。込み上げてくる感覚を押さえるべく、夕映は歯を食い縛る。
(もう少し、もう少し我慢すれば、もっと気持ち良くイけま………あ、ああ―――!)
「あっ………!」
 ネギの顔にべっとりと夕映の愛液が飛んでいた。夕映は絶頂の余韻と後から来る脱力
感を感じながら、そっとネギの方を見る。
 ネギは愛液塗れで気まずそうに、股間の辺りをもぞもぞとしていた。
 何となく「この方が挿入し易いだろう」と思った夕映は、ゆっくりと四つん這いの姿
勢になって性器をネギの方に向けた。
「今日は私は、大丈夫ですよ。赤ちゃんはできません」
 初めての性行為はあまり気持ち良くないとよく聞く。夕映はネギが満足する事を目的
にして、シーツを握り締めてネギを待った。
 顔を見せたネギのペニスは予想以上に長く太く、要は発育していた。本当にこんな巨
大なものが自分に入るのか、夕映は少し不安になる。
「じ、じゃあ、夕映さん……」
 入り口にぴっとりとペニスを付けて、ネギは夕映にもう一度聞く。
「どうぞ。ネギ先生」
 少し怖いが声には出さず、夕映は落ち着いた口調で言う。しっかり濡れているし大丈
夫だろう、と自分に言い聞かせる。
「い、いきます!」
 先端が夕映に挿入され、少し間を置いてネギのペニスが夕映の中に突っ込まれた。


「うっ、くぅ、ぅ……!」
 予想していたとはいえ、夕映は挿入の痛みに声を漏らした。真っ赤な血が股間伝う。
中に入り込む大きな異物に、夕映の小さな身体が悲鳴を上げる。
 それでも夕映の性器は、何とかネギのペニスを根元近くまで受け入れた。
「大丈夫です……先生、どうぞ、好きなように動いてください」
 いつもの口調で夕映は言う。
「はあ、はあ、じゃあゆっくり動きます……つ、辛かったらすぐに言ってくださいね」
 ネギは不安そうに夕映の様子を伺っていたが、やがて夕映の腰を両手で押さえて、ゆ
っくりと腰を動かし始めた。
「んっ、んっ、んっ、んっ……」
 ネギは苦しそうに声を漏らしながら、夕映をペニスで突いてくる。
 初めてのセックスにネギが興奮しているのが分かる。意識してはいないだろうが、夕
映を掴む力が強くなり、腰の動きもだんだん速くなってきている。
「あ、あ、う、うぅ……き、気持ち、いいです、先生…………うっ……」
 ネギの腰が夕映に打ちつけられる。ネギの大きなペニスが出入りを繰り返すごとに、
夕映は快感「らしき」刺激を確かに感じている。しかし、
(い、痛い痛い………! 痛いです……………)
 あまりそれを愉しむ余裕はなかった。ネギの動きに合わせて腰を動かし、夕映はネギ
が満足するのをずっと待った。ネギの方も呼気が荒く、そろそろイきそうな様子だった
が、それからも随分と長く夕映の膣の感触を愉しんでいた。
「う、うあ……夕映さん、もう僕、限界みたいです……出るぅ! 出ちゃいます……!」
 そう言ってネギはさらに強く、夕映にペニスを何度も突き入れる。
「くぅ……っ、せ、んせい! 先生! せ、……んせい!」
 気力を絞って夕映は叫ぶ。ネギのペニスが奥に当たる。
「うあっ! で、出る! 出るぅぅぅぅぅぅ!」
 ネギがうめいた。ネギのペニスが痙攣し、大きく三回に分けて夕映の中に精を放った。
 愛液と精液に塗れたペニスが、夕映から引き抜かれる。
 夕映はその身体で幼い精を受けとめ、脱力してシーツに横たわる。
「はあ、はあ、はあ、夕映さん、凄い……凄く良かったです……」
 ネギは息を切らしながらそう呟いた。しかしその表情にはどこか、満足していないよ
うな気配が見てとれる。何よりネギのペニスは、まだまだ元気そうだった。


「ネギ先生、もっとしたいんでしょう?」
 夕映はからかうようにネギに言った。
「え、ま、まあ……でも―――」
「………ならどうぞ」
 夕映はベッドに横たわると、そっと目を閉じた。
「で、でも…………夕映さん、無理してませんか?」
「…………………………女の子が、やらせてあげるって言っているんですよ。もっと喜んでください」
「でも、僕ばっかり……」
 夕映は身体を起こすと、ネギをそっと抱き締めた。
「ネギ先生……私は先生の事が好きです。だから、先生に満足して欲しいんです。先生
も私の事を好きって言ってくれて、私すごく嬉しかったです。だから、私も先生に応え
たい……先生、私の前で我慢なんてしないでください」
 抱き締める手に、力が入る。
「私は、先生のものです……」
 その言葉がスイッチになったように、ベッドを中心に光の粒子が噴き上がった。
「え、ええ? 何ですこれ? 」
 夕映も驚いて周囲を見る。ベッドの周りから溢れる光は魔方陣のように奇妙な図形を
成し、不思議なことにその光に包まれると、処女喪失の痛みが嘘のように和らいで消え
てしまった。
「先生……これは一体?」
「夕映さん……」
 ネギは真剣な表情で夕映を見る。

「夕映さん! 僕のパートナーになってください!」

 その後のネギの話は、流石の夕映も驚きを隠せなかった。
 ネギが魔法使いであり、修行の為に日本に来た事、学園で起きた事件の真相、エロい
オコジョの事、そして魔法使いのパートナーシステムの事。
 全てを聞いた夕映の返事はしかし、既に決まっていた。


 夕映はネギと、契約を結んだ。
 温かい光に包まれて、夕映とネギは交わる。
 処女喪失の痛みも光に癒され、夕映はネギの上に乗って喘いでいた。
「うぅぅ、あっ、はあぁっあ、あ、あ、あ、先生っ……!」
 ネギのペニスが夕映を突き上げる度に、痺れるような快感が襲ってくる。
 あまりの激しさに結ってあった髪がばさりと解け、夕映は長髪を振り乱して悶え乱れた。
「先生、は、あ、激し………あ、ああっ―――っ!」
「夕映さん、はあ、はあ、い、いきますよぉ――っ!」
 ネギは夕映の胸を揉みながら、ペニスを動かして夕映の想いに応える。
 夕映をあらん限りの力で奥まで突き、ペニスを奮い立たせて何度も射精する。
「せ、んせ、あ、ああ、あ、はぁああああっ!」
「夕映さぁぁぁん! うっ…あ……!」
 ネギの精が、さらに夕映に注がれる。
 魔法の空間で二人は何度も何度も、お互いを確かめるように交わっていた。

 やがて、二人は深い眠りについた。
 お互いを守るように身体を寄せ合い、すやすやと穏やかな表情で眠っている。
 二人はこれから魔法使いとその従者として、様々な試練に立ち向かわなくてはならないだろう。
 しかしそんな不安を吹き飛ばすほど、二人は今、固い絆で結ばれていた。
 その気持ちがあれば、何にも負けない。
 二人は、二人で新たな一歩を踏み出していた。

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最終更新:2012年02月06日 23:51
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