02スレ151

151 81 sage 03/08/14 21:56 ID:E5caNjB4

その夜、ネギはベッドに寝かせられていた。
エヴァはそっとしなやかな指でネギの怒張を包み、舌を這わせた。
「ん・・・んぅ・・・」
ぺちゃ・・くちゅ・・・
淫靡な音が部屋に響き渡り、それに合わせてエヴァは手の動きを早めた。
「あ・・・もうっ・・」
「まだだ」
エヴァは急に手を止めた。ネギが名残惜しそうにしていると
エヴァは騎上位になり、ネギの怒張を自分の秘部に入れはじめた。
ズブブブ・・・
「ん・・・いいぞ・・ネギ・・・私の中で・・・果てろ」
「く・・うあ!」
ドクン!ビュルッ!
「ん・・・フフ・・・・凄い・・・量だな」
エヴァはネギの怒張を引き抜き、ネギに抱きつくように横になった。
「どうしてこんなことを・・・・」
唐突にネギが口を開いた。
エヴァは驚き、そして外を見て微笑った。
「そうか・・・今日は月食か・・・・」


「答えてください、エヴァンジェリンさん。そうじゃなければ僕は、あなたを許せない・・・・!」
ネギが杖を構えた。
「・・・・・・・・・・・・」
しばらく無言の時が続き
「お前の父親は・・・私と同期だった。」
不意に、エヴァはネギに聞かせるように話し始めた。
「私は・・・あいつとよく話した。あいつだけだった、真祖の私に話しかけて来る奴は・・・」
懐かしむようにエヴァは語り続けた。その表情はとても穏やかに見えた。
「だが・・・あいつは私ではなく、お前の母親を選んだ。それ以来私は荒れて、賞金首まで付き、あいつに捕まった。
それからずっとここにいた。お前が生まれたと聞いた時、そしてここに来ると聞いた時、私は復讐を思いついた。
あの女とあいつの息子のお前が憎かった。お前に絶望を与えてやりたかった・・・・だが、もう終わりだ。学園長の
じじいが嗅ぎつけた。数日以内に私は捕まるだろう。」
エヴァは自嘲気味に微笑んだ。
「僕は・・・・」
ネギはエヴァに声をかけようとした。しかしなにも言えなかった。
「結局私はあいつを呼ぶことは出来なかった。失敗だよ」
「・・・・」
かける言葉が見つからない。明日菜とまき絵を壊したのは許されることではない。しかし、彼女には彼女なりの
理由があった。
「あの二人はそこに倒れてる。連れて行け!」
ネギは二人の姿を見つけ、すぐさま抱えた。
「あなたは・・・・?」
「ここは私の部屋だ、出て行く理由はない」
そうですか、とネギは振り向いてドアに手をかけた。


「それでは、失礼します。」
ネギは二人を抱え、出て行った。多分明日になれば学園長から通達があるだろう。生徒を傷つけたのだ。
今度はもう許されない、最悪、極刑もありうるだろう。
「殺せなかった・・・な・・・・」
ネギの顔を見て思った。奴はあいつに驚くほどよく似ている。どうしても殺すことは出来なかった。
「ネギ・・・・先生か・・・」
エヴァは一人呟き、笑った。
「やっぱり、よく似ている・・・・」
エヴァはベッドに横になった。明日はこの毎日が終わる、平和で堕落した毎日が終わる。
(ちょっと・・・惜しいかもしれないな)
そんなことを考えながらエヴァは眠りに落ちていった。

次の日、エヴァは学園長の前に立ち、処遇を待っていた。
「じじい、決めるなら決めるで早くしてくれ、私は疲れている」
その言葉に彼の眉がぴくりと上がった。
「ふむ・・・ならばお前さんはどうされたいのじゃ?」
「どうでもいい・・・私はもう疲れたんだ・・・」
エヴァは気だるそうに答えた。
学園長はしばし考え、ゆっくりと口を開いた。
「では決定する、エヴァンジェリンA.Kマクダゥエル、お主を引き続き
 生徒として2-Aにおくものとする!」
「な!?」
この決定に一番驚いたのはエヴァであった。高畑やしずなも少なからず動揺している。
「何故だ!」
バンッ!
エヴァは思わず机を叩いて抗議した。
「学園長!そんなことをしたらまた犠牲者が出るかもしれません!」
「そうですわ!彼女は教員一人と二人の生徒を襲ったのですよ!」
高畑としずなも食い下がる、しかし彼は平然とし、
「まあ待て、この件に関してはな、再び同じことが起こらんようにスペシャリスト
 を呼ぶことにしたのじゃ。現在病院で生徒二人の面倒を看取る。」
「スペシャリスト・・・・?まさか・・・!」
エヴァの脳裏に一人の男が浮かんだ。そして弾けるように部屋を飛び出し、
病院に向かった。


病院に着くと、明日菜、まき絵の病室にはネギがいた。
「おい・・・!」
エヴァは息も絶え絶えにネギを引っつかむ。その時
「あ~、エヴァちゃんだ。お見舞いに来てくれたの?」
「あんたが来るとは思わなかったわね~。どういう風の吹き回し?」
二人はさも嬉しそうに答えた。
「どういう・・・ことだ?」
その答えはネギの方から発せられた
「ついさっき、お父さんがやってきて二人のあの時の記憶を消していったんです。
 中学生には辛すぎる記憶だからって・・・・」
「それでどこに行った!あいつは!」
「く・・苦しいです・・・その・・来週からここに表向きは教師として来るって・・」
「教師・・・・」
力が抜けたようにエヴァは座り込んだ
「礼など・・・言わぬからな」
エヴァは力なく言った。その目からは光るものが零れていた
「あれ?エヴァちゃん泣いてるの?」
「ちょっと、どうしたの?先生呼ぶ?」
「余計なことをするな・・・」
感情が溢れてくる。二人の言葉にもそう返すのがやっとだった。
(あいつめ・・・今度こそ私の気持ちを聞かせてやる・・・!)
病院でエヴァは泣き続けた。三人は怪訝に思いながらもそっとしておくことにした。
その気遣いが憎たらしかったが・・・少し嬉しい気がした。

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最終更新:2012年02月06日 23:54
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