02スレ171

171 Ⅶ資産 sage 03/08/16 21:31 ID:s6HSsU/K

ネギが先生になってから何年かが過ぎた夏休みのある日のことである
いきなり、明日菜がドアを開けてやってきた。
「うわー、明日菜さん。どうしたんですか?」
「『どうしたんですか~』じゃないわよ、いい加減エアメールを警戒しなさいよ」
「すいません、明日菜さん」
「で、どんな内容なのよ?」
ポウッ♪
「ネギ~元気にしてる~?アーニャが久しぶりに帰ってきたよ~。ネギも休みもらって帰ってくれば~」
アーニャは、魔法学校の同期である。そのあーニャが帰ってきたというなら、僕も帰してくれるかもしれない。
「明日菜さん。ちょっと学園長先生のところに行ってきます」
「何なのよ、あいつ」
タッタッタッタッタ  ガチャン
「ふぉっふぉっふぉ、どうしたんじゃネギ君」
「学園長先生、お願いがあるんです」
「ふぉっふぉっふぉ、故郷に帰りたいんじゃろ、いいだろう、その代わり、休み明けまえには帰ってくるんじゃぞ。」
「ハイ、ありがとうございます」
ネギは急いで支度をして飛び出した。
「新宿まで、子供1枚」
そして、故郷に帰ってきた。
そこには、大きく変わったアーニャの姿と、変わっていないお姉ちゃんの姿があった。



「あ、お姉ちゃん。久しぶり~」
「ネギ~、まさかとは思ってたけど本当に帰ってくるなんて・・・こんなに大きくなって帰ってきて、びっくりだわ」
「お姉ちゃん、隣にいる人誰?」
「失礼ねネギ、もうチビでドジなんていえないけど、気づかないとは思わなかったわ」
「冗談だよ、アーニャ(^^)、久しぶりだね。すごく大きくなったじゃん」
「ネギもね、このまま駅でずーっとはなすのもなんだし、家に向かいましょ」
「そうね、ネギ、行きましょ」
「うん、うわー懐かしいなぁ~。エアメールさぁ、僕、生徒のところに居候してて、大変だったんだからね。いつ、見つかってもおかしくなかったんだよ。」
「えっ、ネギ、生徒のところに住んでたの?」
「うん、全寮制でね、学園長先生のおかげで済ませてもらってたんだ」
「でも、皆年上で大変だったでしょう?」
「うん、もっと大変なこともあったけど」
「え?」、とアーニャ
「そうなの?」、とお姉ちゃん
「うん、実はね、あ、変わってないなぁ」
家に帰ってきた、何年ぶりだろうか・・・ネギは久しぶりに家に帰ってきた

ガチャ、バタン。
「今、ハーブティー入れるね」
「じゃあ、手伝ってあげるよ」
「ありがとう、アーニャ」
「僕も手伝うよ」
「いいのよ、ネギ、座ってなさい、疲れてるんでしょ」
疲れているのは本当だった。しかし、なんか不自然なことに気付き始めていた。
そして、3人分の、ハーブティーを持ってやってきた。
「ハイ、ネギ、」
「ありがとう、お姉ちゃん。うん、この香りも変わらないよな~」
「当たり前でしょ、ネギ、お茶の香りが変わるわけないでしょ。」
、とアーニャ お姉ちゃんがくすくすと笑っている。
「うん、おいしい、最高だよ・・・・・・・・うーん、やっぱり疲れてるのかも、眠くなってきたよ。」
「じゃあ、今日は休みなさい、まだ時間はあるんでしょ?」
「うん、わかった。」
ネギはこの時点で、睡眠薬だと気づいていた。しかし、もうひとつの薬が何かまではわからなかった。
そしてネギはベットに倒れ、深い睡眠へ落ちていった。
「薬利いてるかな?」
「利いてるはずよ、アーニャ、さ、準備に取り組みましょ」
「そうだね、」
アーニャと、お姉ちゃんは、ポチッとボタンを押して、地下にもぐっていった。

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最終更新:2012年02月06日 23:55
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