02スレ489

489 二日目17 ◆lQS9gmV2XM sage 03/09/14 22:01 ID:DXZvZHai

「えー、もう時間?」
 まき絵が不満そうにバトンを亜子の性器から引き抜いていく。バ
トンに染みついた愛液と血が混じった汁の匂いをくんくん嗅ぎなが
ら、まき絵は責めから解放され安堵する亜子を見て嗤い、再び手に
力を込めた。
「ひぐぅっ!」
 バトンが亜子の中に戻っていく。膣を押し広げて快楽と痛みを肉
の壁に覚えさせ、内蔵に響くほどの力で子宮をゴツゴツ突いて亜子
の肉体をなぶる。
「もう許して! お願いや! 身体がバラバラになりそうなんやぁ!」
 縛られた亜子は頭を狂ったように振って泣き喚いた。


「ぐぅ、う、あっ…がぁ…」
 成人のペニスよりも大きなバトンが、自分の指の味しかしらない
性器を連続して抉る。亜子は涙と涎と鼻水を出して喉が潰れたよう
な悲鳴を上げながら、バトンの一撃一撃を意識を失う寸前で耐えて
いた。
「あはははは、ガンバレ亜子!」
 嘲笑するまき絵の声は既に亜子には聞こえていない。助けは期待
できず友人にも声が届かない今、亜子が頼れるのは一つだけだった。
(頑張って……サッカーで鍛えたウチの身体……)
 亜子は辛かった練習を思い出し、




 そのまま、過去の夢に意識は消えた。


「まき絵、もう限界。エヴァ様が復活なされる時間だよ」
 裕奈が呆れた声でまき絵を止めた。まき絵は亜子をバトンで犯し
て興奮したのか、バトンについた亜子の汁をぺろぺろ舐めている。
 亜子は目を半開きにしてピクピクと震えている。まき絵は亜子が
「ユニホームはウチの戦闘服なんや」と話していたのを思い出した。
「ま、仕方ないね。ゲームじゃないんだから」
 ユニホームを着たその少女は彼女なりにエヴァと戦おうとして敗
れ、性器を犯し尽くされた。
 それは戦闘の敗者の、哀れな末路の一つだった。


 ──学園・運動場
「現時刻でマスターの魔力は20%戻りました」
 ハルナの持っていた同人誌を読んでいたエヴァは、ゆっくりと立
ち上がって下僕たち──絡繰茶々丸、佐々木まき絵、明石裕奈、鳴
滝姉妹、早乙女ハルナの前に進む。亜子は朦朧とした意識で、エヴ
ァの足元で縛られていた。
「ふふふ、始めるか」
 エヴァが壮絶な笑みを浮かべる。

「リク・ラク・ラ・ラック・ライラック!」

(いったい、何が始まるんや……)
 亜子には見当もつかず、ただ黙って真祖の宣戦布告を聞いていた。


 ──学園都市某所
 その建物の屋根には避雷針を模した『アンテナ』が設置されていた。
「ヤッタゼ御主人! チャチャゼロ復活!」
 茂みの中に隠されていたソレは、力を得て再び動きだした。最初
の任務は、エヴァを縛る結界の破壊である。
「アレガ結界ノ『核』カ! カクゴシロ!」
 軽々とジャンプし、鈍色に光る短刀でアンテナを切り倒す。

 ボシュ!

 周辺の電気系統がショートして、配線が焼け落ちた。学園都市の光が消える。

───停電。

 学園都市は、まるで塗り潰されたような圧倒的な闇に包まれた。


 ──女子寮周辺
「もう、いったいどうなってるのよ!」
 亜子を探していた明日菜とカモは、突然の停電に困惑を隠せない。
杖で上空を飛んでいるネギも、この暗さではお手上げだろう。
「ネギ、これからどうする?」
 ネギの携帯に電話する。
「危ないですから明日菜さんは寮に戻ってください。僕ももう少し
探したら一旦戻ります」
「しょーがないわね。準備して出直しましょ」
 通話が切れる。
「俺っちに任せな! 姐さん」
 カモのマグネシウムを燃やして松明にしながら、明日菜は女子寮
に帰っていった。


 ──女子寮643号室
「あ、電気ついた」
 ベッドの中で木乃香は安堵した。
「嫌やなぁ、明日菜たちはよ帰ってきてや…」
 停電は五分ぐらいだった。予備の電力供給システムが作動するの
で、停電は長くは続かない。



「奇襲イクゾオマエラ!」
 エヴァの兵隊の先陣であるチャチャゼロは六階の、ある部屋の窓
を見上げていた。周りにはピエロや包帯ウサギなど、チャチャゼロ
と同じ『生き人形』の兵隊が数体いる。
「ターゲットハ643号室ダ! 突撃ィ!」
 人形たちは器用に壁をよじ登り、標的の部屋に迫っていく。


 ──学園運動場
 停電が復旧する数分前。
「15年は永かった…だがもうすぐ会える。《千の呪文の男》よ」
 暗黒の中でエヴァは謳う。周囲を取り巻く下僕はまき絵たちを含
めて30人は下らない。オモチャから大学生までの混成部隊、エヴァ
が今夜の為に増やした兵隊が今、主人の下に集結していた。
「……」
 亜子は呆然とその光景を見ていた。
「マスターに自由を!」
 茶々丸の一言で、その集団は人外のスピードで跳ね、闇に消えた。

 主人を解放すべく、真祖の軍勢が女子寮に進攻を開始する───

to be continued

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最終更新:2012年02月12日 20:33
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