626 二日目35 ◆lQS9gmV2XM sage 03/09/20 21:49 ID:N5KC7Vf5
麻帆良の闇夜をエヴァと茶々丸が飛んでいた。
「あ……飛んでる……」
茶々丸の腕の中にいる亜子は他人事のように呟いた。
バトンから解放された性器はすっかり道が広くなって、どんな男
性器でも呑み込めそうな程に裂けて伸び切っていた。愛液と血が混
ざった汁が乾いて性器の周囲に汚らしい模様を成している。
そして今も血が一筋、ちょろちょろと太ももの上を伝っていた。
性器の中から溢れてくる血だが、茶々丸はすぐに止まると言った。
バトンに中を傷つけられたらしいが、全部痛くてどこか分からない。
「ん? 坊やが上空を飛んでいるな」
エヴァが闇に目を凝らせて嗤う。
その時停電が復旧し、麻帆良は光を取り戻した。
「坊やに我々の位置を教えてやろう。向こうからも見えるはずだ」
エヴァは懐からハルナの同人誌を茶々丸に見せた。
「この書と同じように可愛がってやれ」
「了解しました」
茶々丸のスカートが突然盛り上がった。
「な、何や」
「ふふふ、私の人形はみんな男性器も備えていてね。女の賞金稼ぎ
とかを可愛がるのに使っている」
得意げに笑うエヴァだったが、亜子は蒼白になった。
勃起した茶々丸のペニスはバトンに比べたらまだ可愛かったが、
十分な破壊力を持つサイズである。
「い、いや……今そんなん突っ込まれたら本当に壊れてまう…」
上空なので暴れる事もできず、亜子はされるがままだった。
茶々丸は亜子のサッカーパンツの中に手を入れると、尻の割れ目
を指で探り始めた。
「ひゃあ! そ、そこはお尻の……ま、まさか───」
想像もしていない展開に混乱する亜子。茶々丸は指をすぼんだ亜
子の肛門に入れると、腸壁を軽く擦ってみた。
「あ、あああんっ」
初めて知った肛門の愛撫、それは一瞬だけ傷ついた性器の痛みか
ら亜子を解放した。
茶々丸は慣れた手つきで亜子の肛門に入れる指を増やす。
「あ、あっ、はぁぁ…」
寒気がするほどの快感が排泄器官から逆流する。
穴のふちをゆっくり擦られ、肛門が徐々に緩んでいく。
バトン責めで心が磨耗しきった亜子は、その快感を積極的に受け
入れた。
最早エヴァに立ち向かう勇気はなく、性器がどうなったかは考え
るのも嫌だった。
気持ち良くなる方がずっと楽だった。
その間は忘れられる。
嫌な事、全てを。
「茶々丸、前フリはいいから早く挿入しろ」
エヴァの冷酷な一声がかかる。
(挿…入……?)
亜子は氷水に落とされた気分だった。壊れる寸前まで性器を犯さ
れたというのに、今度はそのペニスを肛門にねじ込むつもりなのか?
「無理、絶対無理やって!」
ペニスの先が肛門に触れた。
「エヴァンジェリン様ぁぁっ、どうか、どうかご慈ひぐぅぁぁぁぁ
ぁ───っ!」
肛門を限界まで押し広げながら、巨大なペニスが亜子の尻に突き
刺さった。
「はっ……あ、ああ……」
「茶々丸、激しく動け」
命令通りに茶々丸は亜子の尻に、猛烈に腰を打ち付け始めた。重
い衝撃が連続して内蔵にまで響き、腸壁が摩擦で削がれていく。
「ひぎゃぁぁぁぁぁぁ───あ、ぐぅ、や゙め゙でぇぇぇ──」
腸壁が剥がれそうなペニスの運動に、亜子は全身を揺さ振られな
がら泣き叫ぶ。肛門が軋んで悲鳴を上げた。
十分にほぐさず無理矢理挿入したせいでペニスの出入りに耐えら
れず、亜子の穴が裂けて血が滲んだ。腸を奥まで抉られる度に、血
が尻の割れ目を流れ落ちる。
「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙───っ!」
「締め付け良好、いいお尻です」
自分のペニスをミチミチと締め付けてくる亜子の肛門に、茶々丸
は感心しながらペニスを打ち込む。
「マスター、射精の許可を」
「許可する。ただし口内に、だ」
「了解」
血で赤みがかかったペニスが亜子の尻から抜かれた。解放されて
力が抜けた亜子の足を掴んで、そのまま一回転させる。
逆さまになった亜子の顔の前に、巨大なペニスが聳えていた。
「あっ……これって、お尻の穴に突っ込んぐ、ううん、ん──っ!」
先程まで尻を犯していたペニスを亜子の口にねじ込み、茶々丸は
射精に向けてスパートをかける。
「んっ、んぐ、ううう──っ!」
逆さまでペニスをしゃぶらされる特異な状態で、亜子の顔が苦し
みに歪む。自分の肛門を破壊した凶器の味は最悪の不味さだった。
「飲んでください」
どぴゅるるるっ、どぴゅ、どぷっ!
「んぐぅぅっ! ぶはっ! ごほっげほっ!」
口が精液で満タンになり、気管に入って激しくむせた。
「あ、あああ……」
口から零れた精液が、逆さまの亜子の顔を滝のように流れ落ちる。
「ふふふ、どうやら悲鳴が聞こえたようだな」
正面から近づいてくるネギを見て、エヴァがぺろりと牙を舐める。
──女子寮廊下
「くーふぇちゃん!」
どこにあったのかラクロス棒を構えた桜子が、ぴたりとクーの背
中についた。
「何を!?」
「2対1じゃやっぱ不利だと思って。私も手伝う!」
ラクロス棒を風香に向けながら叫ぶ桜子。
「危ないアルよ! 私なら大丈夫アル!」
拳を構えて史伽を牽制しながら、叫び返すクー。
「まぁー、何でもいいけどね」
「そろそろクーちゃんの血を吸いたいです」
余裕の笑みのを鳴滝姉妹、そして───
カブッ!
「え………!?」
「サ、サクラコ……っ!」
クーは噛み付かれた首筋から桜子を引き離す。
「2対1じゃ不利だから、3対1ってわけー」
桜子は短い牙を覗かせてにやりと笑う。
「最初から噛まれてたんだけどねー、牙が短かったから囮役になっ
ちゃった」
「くっ……」
身体から力が抜けていく。千鳥足になってクーはその場に崩れ落
ちた。
「私たちの勝ちだ──っ!」
動けなくなった獲物を見て、吸血鬼たちが喜びの声を上げた。
「夕映ちゃんの考えた作戦、大成功──っ!」
続
最終更新:2012年02月12日 20:39