671 二日目45 ◆lQS9gmV2XM sage 03/09/23 21:43 ID:/+trNY4w
噛まれたクーの目は虚ろで息は荒く、涎で床に絵を描いている。
褐色の肌に汗が浮かび、胴着に擦れて感じるほど敏感になっていた。
「か、身体が、熱い………燃えそうアル……」
しかし身体は痺れて動かない。自由を奪われた肉体が、本人の意
志に反して欲情していく。
「これが吸血鬼の唾液の威力ですよクーちゃん」
「危ない成分たっぷりだぜ」
「普通は血といっしょに唾液も吸い戻すから問題ないんだけど」
吸血鬼たちはクーの服を破りながら、くすくすと嗤う。
「早く血といっしょに吸い出さないと、発狂しちゃうよ」
「ふはぁあ──っ! や、止めてっ! お願いアル、あ、あっ」
弱々しく首を振るクーの褐色の肌を、桜子と風香の舌が這い回る。
胸の谷間や乳首まで丁寧に舐めて汗を拭き取り、代わりにとろりと
した唾液を塗り付けていく。
「ひぃ、ひぃ…し、死んじゃうアル…感じすぎるアル……」
史伽はクーの性器にキスをして、ちゅるちゅると愛液を啜る。
「アイヤァァァァァ───っ!」
鍛えぬかれた幼い肉体が官能に蝕まれる。
勇猛な拳士の仮面が剥がれ、欲情した少女が泣き狂う。
クーは頭の中が真っ白になった。
吸血鬼の唾液が原因で、責められてイき続ける状態が続く。
「はひぃ、もう、や、あ、ああっ、許し、て…私を、吸血鬼に、し
て、くださいアル…」
「ふふふ、最初からそう言えばいいのに」
桜子たちがクーの身体に貪りつく。
「あっ…あっ…」
クーは快楽にびくびくと身体を震わせる。
表情が弛んで、笑顔に変わった。
「あ、す、凄いアル……あは、は、はははははは───」
クーが見ているのが天国か地獄なのか分からない。
確かな事は、
その口から牙が……
「ひぃ、ひぃ、ひぃ あ、あんなに強いなんて、予想外ですっ!」
夕映は走って逃げながら携帯のリダイアルを押した。
「ゆえー、囮作戦は成功した? 長瀬さんゲット?」
裕奈の声、ただし携帯はまき絵のモノだ。
「失敗しました! パル達は全滅です──」
「そっか…じゃあもう一つの作戦に切り替えだね」
「そうです──」
夕映が足を止めると、後ろの楓も立ち止まった。ハルナたちを素
手で全滅させた恐るべき実力者は、いつもと変わらない微笑を浮か
べ、ニンニンしていた。
「……長瀬さん、貴女にお電話です」
「もしもし、楓ちゃんけ?」
木乃香の声、ただし震えている。
「い、今な、ウチの部屋なんやけどな…お願いがあんねん…」
「お願い?」
「まず、其処におる夕映ちゃんに手ぇ出したらアカン」
「……」
木乃香は人質のようだ。
「それから、15分後に、一人で、ウチの部屋に、ドアから入ってき
て欲しいねん。窓も天井もアウトや、ええかな?」
「もちろんいいでござるよ」
即答する楓。
「…………や、やっぱり来たらアカン! これは罠や! 早く逃げ
て「余計な事言うな!」来たらあかん! きゃあっ───」
「まあ、そういう訳です。ぶっちゃけ罠ですけど、来るか来ないか
は自由です」
楓を見て、夕映はくすくす嗤う。
「行くでござるよ」
「優し過ぎですよ」
「装備は自由でござるか?」
「裸で来いとは言いません」
「主らの目的は?」
「仲間を増やし、先生を確保する事。主人自ら先生と交戦している
今、生きている命令は前半だけですが」
夕映はそう言って、走って去っていく。
「……」
夕映の言う事が正しいなら、寮で暴れている勢力に目的はない。
無意味。
「………」
楓は無言で、無人の廊下を歩いていく。
──643号室
「余計な事言っちゃ駄目だよー」
「ひゃあっ!」
まき絵に突き飛ばされ倒れた木乃香に、人形たちがペニスを突き
付ける。髪の毛を引っ張って顔を上げ、半開きの唇にペニスをねじ
込む。
「はむっ、むう、むぶぶ…」
どひゅるるるっ、どぷぷっ
成分不明の人形の精液が、木乃香の口に注がれた。
「ん、んん……」
ペニスが口から抜かれない。木乃香は仕方なく精液をこくん、こ
くん、と飲んでいく。顔中にペニスを擦り付けられ、長い髪から精
液の白いシャンプーが滴れ落ちている。
どぴゅるるっ
「───! ぶはあぁあっ!」
鼻孔に別の人形が射精した。木乃香は口と鼻から精液を撒き散ら
して、顔を真っ赤にして訴えた。
「み、水ちょうだい…コップ一杯でええから」
「木乃香が悪いんじゃん。楓ちゃんを素直に呼ばないから」
裕奈は木乃香の性器を広げて、指を三本突っ込んだ。ぐちゅぐち
ゅと愛液を掻き混ぜながら、尿管も穿り反応を見る。横ではチャチ
ャゼロが興味深そうに指を肛門にねじ込んでいた。
「いやぁぁぁぁぁぁ────!」
「素直に楓ちゃんを呼べば本番は勘弁してあげたのに…」
「コラ逃ゲルナヨ!」
『本番』と聞いて腰を退こうとする木乃香の陰毛を、チャチャゼ
ロが掴んで引っ張る。
ブチブチブチッ
「あああ───っ!」
「ゴメン!」
むしり取った陰毛を見て頭を下げるチャチャゼロ、そしてそのま
まペニスを出して木乃香の中に突き入れた。
「ひぐぅぅぅ、うあ、あすなぁ助けてぇぇぇ───!!」
チャチャゼロに貫かれた木乃香の性器から、赤い血が伝う。
「あ、勿体ない!」
すかさず裕奈がそれを啜る。
「そうだまき絵! 水欲しがってる木乃香に、アレやりなよ」
亜子にかけたのが気に入ったのか、まき絵は嬉々として黄金水の
シャワーを木乃香に浴びせた。
「ぶはぁ、あ、ふぅぅぅ」
木乃香が呻き声を上げて頭を振る。長髪は濡れて肌にべったり張
りついている。
その時、ドアが開いた。
皆の注意がそちらに向いた一瞬の隙をついて、木乃香はドアに向
けて走りだした。
「くーふぇちゃん助けてぇぇぇ───!」
木乃香はドアから現われたクーに泣き付いて、
「きゃあああああああ───!」
そのまま押し倒されて牙を突き立てられた。
続
最終更新:2012年02月12日 20:41