02スレ803

803 (;´・`) ◆O/UZZY.mgg sage 03/10/04 02:29 ID:a4X8rm98

巻の三

夜中――――――

昼間、楽しさのあまりに疲れを忘れたのか、入浴後どっと寝てしまったネギと楓、
今回も一緒のテントの中で夜を迎えていた。
そんな中、ふと目覚めた楓は、母親が我が子の成長を優しげに見守るような顔でネギを見つめながら物思いに耽っていた。

(ふっ……。
 10歳そこいらでずば抜けて頭がよくて教師を務め、おまけにとんでもない魔法まで使って……。 
 線が細いながらも中々どうして頼もしく感じられるというのに、こうしていると普通の子供と変わらないでござるな。
 修行のためとはいえ、経験が少ないこの年齢では、怖いと思う事も結構多いでござろう……。
 それを、よくもまぁこの小さな体で耐え抜いて……常人とは違う環境とはいえ、
 拙者の十の頃はここまでのことが出来たでござろうか…。まぁ、怖い思いに巻き込ませた片棒担ぎが考える事ではないでござるな。
 ふふっ……。こんな事考えていると、何か、拙者がネギ坊主の母上になったような錯覚に陥っているみたいでござるな…………?)

「……あ……さん……。」

やや照れを感じつつ楽しげに考え込んでいた楓の耳に、ネギの寝言が微かに流れ込んできた。

(何か、夢でも見ているのでござるかな……いったい、どんな夢を見ているのでござろうか。
 故郷の思い出?今までの出来事の回想?……職業柄とは言えど、我ながら悪趣味でござるな…。)

自嘲しつつ、楓は、ネギの夢によって紡がれる寝言に聞き耳を立てた。そこには……

「……すなさん……あ…なさん……アスナさん……」

夢の中でも、ネギは、アスナの後ろで子犬のように尻尾を振っていたようである……


(やれやれ……夢の中でもアスナの心配でござるか……。
 学園長の奨めとはいえ寝食を共にして、そして、ネギ坊主の姉上に似ていると聞いた事があるとはいえ、
 こんな事を、ネギ坊主に夢中になっているまき絵や委員長などの皆が聞いたら、さぞ淋しがるでござろうなぁ。
 最近は、最初の頃より仲良くなっているとはいえ、まだ色々と干渉しているように見受けられるのに、良くついていけるでござるな…。
 拙者がアスナの立場だったら、人として、男子としてするべき事の口出し以外は、全て受け入れて、立派になるまで守っていたいのに…)

ずきんっ

(!?……何だ、今の感じは……?
 まさか、拙者が、アスナに嫉妬……?
 そんな……ネギ坊主の心は彼奴の方に向いているというのに……。
 それこそ、クラスの一部はその両人の雰囲気から半ば公認にしていると言うのに……。
 しかし…しかし……この感じは……ああ、胸が苦しい……ああ、淋しいでござるよ……。)

産まれて初めて、職業的に押し殺そうとしても潰えない感情に、楓は戸惑いを禁じえなかった……

(ふふ……これでネギ坊主が本当の主だったら、家臣失格でござるな……。)

この後はなるようになれ、といった感じで自嘲しながら、楓はそっと、ネギの唇に自分の唇を重ね合わせた……


「んっ……んん……んっ!ぷはぁ…。はぁ、はぁ、は……な、長瀬さん、一体何を……んんっ!」

かなり長く、熱い接吻で息苦しくなり、ネギは目を覚ました。

「んん……んっん……ふぅ。ネギ坊主に、ある件について、仕置をするところでござる♪」

いつもの笑い顔ながらも、少し頬を上気させて、楓は悪戯っぽく答えた。

「ある件って、一体なんですかああああああああああっ!!!」
「暫しの間、自分の胸に聞いてみるでござるよ♪」

意味不明且つ、心当たりが皆目見当つかない事項について問おうとした刹那、
ネギの肛門に、何かの骨らしい物質で出来た傘か杖の柄の様な物が楓の手によって挿入され、
暫くの間、その物体によってもたらされる、ペニスで得る物とは違う快楽にネギは身をよじらせ続けた……。

「はっ、んん、ああんっ!んんん……くうっ!な、何コレ……?
 おなかが熱いよぉ……先走りしか出ていないのに、イッちゃいそうだよぉ……ふあああんっ!」

肛門に挿入された異物によって、ネギは連続的に無射精でイカされ続けていた。
肝心のペニスは、ネギの腕並みにまで赤黒く怒張し、血管までグロテスクに浮き出ているのに、
透明な先走りだけを大量に吐き出し、己を包み込んで淫靡に光らせているだけであった……。

「拙者が今、ネギ坊主に使った獲物は、恵根鮪(えねまぐろ)(※)の骨と肝をつかった拷問道具で、
 それを尻に差し込まれた男児は、たちまち淫らな女人のように半永久的に、
 しかも最後まで男児として至らせないまま、その身を悶え振るわせるでござる♥
 もし、逸物で至らせて、現状から開放されたいのならば、先程の問いに答えるしか術は無いでござる。」
「はぁはぁ……うああああっ!そんな事言われても…本当に何が何だか……
 うわあっ!また来たああっ!うわ、うわぁぁぁぁん!!
 ……うっ、ひっく……ぐすん……な、長瀬さん…なんで、こんな事を……僕、何か怒らせるような事を……?」


男としてイキたくても、女としてしかイク事を赦されない状態が苦痛に感じたのか、
ネギは涙声で責めの理由を聞いた。楓の問いの答えになっているかどうかは二の次という心境で。
その懇願を聞いたとき、めったに開眼しない両目を開けつつ、悲しそうな顔で楓は答えた……。

「ネギ坊主……お主、水臭すぎるでござるよ……。」
「へ!?」

ますます楓の真意がわからなくなり、今おかれている状況も失念して、素で首をかしげるネギ。

「拙者……見てしまったでござる。4月の半ば頃、橋の上で、ネギ坊主と、あのこまっしゃくれ…エヴァンジェリンといったか。
 そなたら2人が、自らの信念を賭して、戦っていたのを……。
 その時……エヴァンジェリンの相棒の茶々丸というからくり人形、それの邪魔立てを防ぐための相棒として……
 ネギ坊主は、アスナを選んだのを。クラスの仲間が「パートナー」になるのを、思惑はどうあれ切望しているというのに、
 その時は、そういう話を冷ややかに見ていた、アスナを選んでいたのを……。
 拙者は、ネギ坊主から、特に何も聞いていなかったから、事の成り行きを影で見守っていただけでござったが……
 もしも、拙者があの時、パートナーだったらば、あんなもどかしい事には絶対させない、誰にも落ち込んだネギ坊主を見せない!
 もう2度とネギ坊主が悲しくなるのを見たくない!……自画自賛ではござるが、そうする自信があったでござる……。
 ネギ坊主……どうしてアスナなのでござるか?どうして、みんなや、拙者を信用しないで、アスナだけを信用するのでござるか……!!」
「!!…………な、長瀬さん……。」

穏やかで、且つ、冷静な普段からは想像も出来ない、
敗北感と、悲しみと、切なさを湛えた顔で、楓は、ありのままの心情をネギにぶつけるように叫んだ……


「すいません……長瀬さん。
 僕は、別に、長瀬さんや、アスナさん以外の皆さんを信頼していないわけではないのです。
 ただ……アスナさんは、一緒に暮らしている、お姉ちゃんに似ている、というのもそうなんですが、
 エヴァンジェリンさん、茶々丸さん以外は、ただ一人、僕の魔法の力の事を知っていて、
 今まで、その事が他の皆さんに知られないように色々と気遣ってくれていて、あの時のような
 自分の正体に関わるような緊急時には、事情を知っているあの人しか心置きなく頼める人がいなかったのです。
 それに……何より、あのような、下手をすれば全生徒まで被害が及ぶような事態に、何も知らない他の生徒を
 自分の身勝手で迷惑を被らせたくなくて……本当は全部一人で抱え込もうと考えたのですが……………………。」

切実な楓の問いかけに、今おかれている状況も省みずに、ネギは真摯に答えた。

「……本当に、優しいでござるな……ネギ坊主。昼間言ったとおり、それ故に苦しむほどに。
 関係の無い、事情も知らない連中を巻き込ませたくない……その考え、全くもって真っ当な考えでござる。
 だが……本当に苦しい時、困った時には、苦楽を共にした仲間と相談し、
 力を合わせて、その困難に打ち克とうとするというのも、また真なりでござるよ。
 日本では昔から「困った時はお互い様」という助け合いの精神が根付いているでござる。
 それこそ、魔法以外の面で、ネギ坊主には、アスナ以外にも、苦楽を共にした面々がいるではござらんか。
 同じく同部屋の木乃香、期末試験前の悪あがきで一緒に頑張った図書館トリオと、拙者も入っているバカレンジャー。
 だから、自分の手に負えないことがあったときは、もっともっと、拙者たちを頼ってもいいでござるよ。
 そして、周囲に被害が及びそうな戦闘が起こりそうな時は、躊躇せずに、拙者を頼ってきて欲しいでござる…………。」

路頭に迷う我が子に自身を戻させつつ諭す母親のように、楓はネギに語りかけた……


「長瀬さんがそこまで考えているとは思わずに、苦しませてしまいましたね。ごめんなさい……。
 これからは、自分自身を鍛錬していくのは勿論ですが、どうにもならない時は、
 皆さんや、長瀬さんを頼って、共に困難に打ち克ち、互いを信頼し、それで得た物を自らの糧に出来るよう、頑張ります……。」

「本音を言うと、そのような事態の時以外の、まったりとした日常でも、もっと、拙者を頼ったりして欲しいものでござるが……」
「えっ?それは一体……」
「拙者に、二度も恥ずかしい思いをさせるつもりでござるか?
 それは……その……何と言ったら良いでござるか…………。
 ネギ坊主の、先生としての、魔法使いとしての奮闘を見守っている内に、好きになってしまったということでござる!」
「………………」

忍者としてではなく、一少女としての意外な告白に、ネギは言葉を失っていた。

「やっぱり……拙者では駄目でござるか?」

よほど焦っているのか、答えを待たずして落胆する楓。

「駄目なわけはありません。一教師として、そして、一個人として、誰かに慕われるのは嬉しい限りです。
 しかし、まだ、的確な答えを出すには、長瀬さんと触れ合っている時間が今の時点では十分ではありません。
 でも、以前や、今日触れ合った事で、長瀬さんがどんな人なのか、少しだけわかってきました。
 今後、さっき語り合ったように、日常から信頼し合って、長く触れ合っていった時には、
 長瀬さんの事をもっと深く知る事が出来て、今よりもはっきりとした良い答えを出せるかもしれません。
 ごめんなさい……まだ今はこんな頼りない答えしか出せませんが……でも、今の時点でも、長瀬さんを良いと思えます。」

まだ答えは出せないといったものの、そのしっかりとした態度に、楓はほっと安堵し、
同時に、自分を見捨てたわけではない事の嬉しさに、再び感情を昂らせていた……


「まだ10歳だというのに……ほんとに人間が出来ているでござるなぁ……。
 でも、せめて今だけは、今晩だけは、恋人同士同然に、若い夫婦同然に、振舞いたいでござる……駄目で、ござるか?」
「いいえ、僕でよければ……」

この時の楓とネギの間には、先ほど語り合った「信頼」が、当人が気づかない内に固く強く成立されていた。
そして、ネギに対する蟠りが消えた楓は、無限の責め苦に置かれているネギを開放しようと、既に動き出していた……

「ああん!あ、はぁん…………ら、らめぇ……長瀬さぁん……もっと変になっちゃうぅ!」
「ふふふ……もうちょっと辛抱するでござる……そうすれば、もっと良くイケるでござるよ♥」

先程の緊張から開放されてほっとしたと同時に、沈黙した「恵根鮪」製の獲物が発動し、
女性的快楽の無限ループに置かれているネギを、楓は愛しげに全身をくまなく愛撫していた。

「それにしても……本当にデカイでござるなぁ……♥」
「あ、あんまり見つめないで下さいぃ~……
 わ、あひゃあん!長瀬さん、そ、そんなに激しくしないで……♥」
「だって……大人顔負けの大きさなのに、持ち主より繊細で敏感だから……
 思わずいぢめたくなってしまったでござる……ほら、袋もこんなにパンパンに♥」
「やあああんっ!」

先ほどから、活火山のマグマのように先走りを絶えず湧出しているネギのズルムケ巨根を、
時には壊れ物を扱うように、或いは力強く勢いに任せて、カリ首を擦ったり、
握りきれない軸を先走りを潤滑油代わりに扱いたり、そして、睾丸も優しく、激しく揉みしだいた……

「しかし……これほどデカイと、こんな事も出来そうでござるな……えいっ!それそれ~!」

ずぷっ!じゅぶっじゅぶっじゅぶっ……

「はううううううんっ!ゆ、指、指入れちゃ駄目ぇぇぇん!!」


楓はネギのペニスの尿道に指を一本入れてかき回し始めた。
尋常ではない大きさだからこそ出来ると踏んで嬉々としてかき回しつつピストン運動を行い、同時に左手は外側を扱き続けていた。
ネギは、常識で考えられない事にかなり驚いているが、それとは裏腹にペニスは鮮烈に楓の指に感じていたようである。

「尻穴で感じて、おまけに尿道で感じるなんて……前後の穴で感じるなんて言うと、ふしだらな女人と変わらないでござるぞ♪」
「いやぁん、言わないで……あぁ、長瀬さん、僕、もう……」
「イキそうか?イキそうでござるか?…………なら、えいっ!」

すぽん!

楓は、ネギの尿道から指を抜き取った。離れた指と尿道からは、いやらしく先走りで出来た糸が引いていた……。

「ええっ、そんなぁ……。」
「ちょっとお預け喰らっただけで腰振って身悶えるなんて……ネギ坊主はエッチで可愛いでござるな♥」
「………………(ぼっ)」
「そんなエッチで可愛い先生には、これでイカせてあげるでござる……それ!」

ぼふっ
ぱくっ

「!!」

漢の夢・パイズリ+フェラがフィニッシュブローに決定したようである……

ぐにゅっぐにゅっ……ちゅぱ、ちゅぱ……ぎゅっぎゅっ……ちろちろ……

「んっんふっふぐ…………ぷはぁ、拙者の胸、気持ちいいでござるか……?」
「は、はい……あったかくて柔らかくて、適度に固く挟まって、凄く……いいです……あん、そこダメェ!」

先走りのぬめりをフルに活かして、楓は自慢の「ボイーン♥」級の胸でネギのペニスを
挟んで扱きあげ、同時に亀頭の敏感な場所、カリの継ぎ目や先ほど激しく責めた尿道などを下や唇でほどよく刺激していた……。


「あ、ああっ!長瀬さん、僕、僕、もう、駄目です……くふぅ!」
「今まで良く我慢したでござる……さぁ、遠慮なくぶちまけていいでござるよ!」
「きゃああああああんんっっ!!」

どぴゅるるるるるるるるるる、びゅるっびゅるっびゅるっ、びゅる、びゅる、びゅ、びゅ……

ネギの泣き叫ぶような喘ぎ声と共に、ペニス同様、規格外の量の精液が、今まで開放されなかった分、
待ってましたと言わんばかりに弾け出し、楓の口の中に注ぎ込まれた。
楓も、先程まで苦しめた侘び代わりにしているかのように、その大量の迸りを、一滴残らず飲み干した……

にゅぽん

それと同時に、発射で力んだのか、ネギを悶え苦しめた恵根鮪も、肛門から排出され、床に転がり落ちた……

「はぁー、はぁー、はぁー……」
「うっぷ、げふ、げふ…………。」
「だ、大丈夫ですか長瀬さん!ごめんなさい、気持ちよさが溜りに溜まって、つい……」
「ん…………ごくんっ……謝る事無いでござるよ。好きで全部飲み込んだでござるから。
 …………不思議と、エグイ感じがなく、むしろ……ほんのり甘くて、美味しかったでござるよ♪」
「………………(ぼっ)」
「さて、こんどは、ネギ坊主が、拙者を良くして欲しいでござる。さぁ……」

巻の三・完





812 巻の三おまけ ◆O/UZZY.mgg sage 03/10/04 02:40 ID:a4X8rm98
※恵根鮪(えねまぐろ)
古来から、鮪を多く消費していた日本にあって、食用以外でも珍重されていた希少な鮪の一種。
その食用以外の用途の主立った物が肝や骨髄に含まれる催淫物質である。
その骨髄液が染み込んだ骨で作り、内部に骨髄液や肝を漉した液を封入したり、
その液を塗りこんで作った器具や、その液自体の効能は、
男性をも女性のような永続的快感をもたらす事から、男性障害の治療や、
忍者などのスパイを拷問するための手段として有力な諸藩に広まっていったという。
ちなみに、米国で勃起障害のリハビリ道具として生まれ、一般人でも
特殊なアナルオナニー器具として入手できる「エネマグラ」の機能と名前はこれに由来しているのは有名な話である。

民明書房「世界拷問史」より

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最終更新:2012年02月12日 20:50
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