30スレ479

リボンなナイト10 第三話


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「ま、待ってっ、萌さんっ!あっ、あああんっ!!」

ネギの切羽詰まった声と掌の中の一際の熱い膨らみに、萌は本能的に手を止めた。
気が付いた時には、萌が頬に残る熱い感触を覚えながら目をぱちくりさせ、
ネギが荒い息を吐きながらくてっと下を向いていた。

「あ、あの萌さん…」
「ふふっ、元気元気。男の子ってこんな風になるんだね。ね、メイ」
「はい」

ネギから見えない部分もあるが、泣き出しそうなネギの声に、
二人の美少女はにっこり微笑んで応じていた。
萌がばしゃばしゃとシャワーで顔を洗い、メイに何やら耳打ちをする。
メイは、ここの所毎回だが最初は嫌々していて、
その内押し切られた様にネギの前に腰を下ろす。
前を隠していたネギだったが、メイがやけに真っ剣っな表情でそこを凝視していたので、
後ろに回った萌にされるがままに腕を取られた。

「はうっ!メイさんっ!?何を?…」
「どーう、メイ?」
「なんかぐにゅぐにゅ、すっごく変な味…んっ、む、むっ…」
「ネギ先生?やっぱり、男の人ってこういうの気持ちいいんですか?」
「は、はい、凄く気持ちい、あでもあのっメイさんのお口にっ…」
「ん。きれいきれいで元気になった所で、お預けにしようか。
どうだった、メイ?」
「うん、口の中でそのあれが段々大きくなって、その…」
「ネギ先生。
ネギ先生の可愛いおち○ちんがお口の中で成長して大きくなってビンビンに硬くなって感動したってメイが」
「そ、そこまで言ってないって!」
「ふふっ、本当だったらね、あのやわらかーいおっぱいにも挟んだりしちゃったりするんだって」
「えっ?」
「ふふーんっ、反応してる。ネギ先生おっぱい大好きみたいだし。しちゃいますか?」
「あ、あの、その…」
「ふふっ、意地悪はお預けです」


もごもごと葛藤するネギを嬉しそうに覗き込みながら萌が宣言した。

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「きゃーっ、似合ってるーっ」

リビングで萌が嬌声を上げ、愛衣も思わず手を叩いていた。
ユニットバスを出たネギは、ほこほこと湯気を立てる体を二人がかりで拭いて貰い、
先にリビングに移動した。
そこで、言われるままに着用したのが肩出し腕出しのミニスカサンタ。
それを見た二人の感想は、反則、以外の何物でも無かった。

「それじゃあ何はともあれサンタが三人メリー・クリスマス」
「メリー・クリスマス」

三人が戻ってテーブルについた所で、スパークリング・ジュースで乾杯をする。
ネギを挟む形でその両サイドに座っている愛衣と萌は、
ブラックサンタ姿だった。

「あのー、こういう服ってどこで?」
「ああ、ネットで麻帆良向けのレンタルサーヴィス見付けたもので。
こちらで裏取った所、メイの学校の先輩に当たる人がメモリ増設に予算食い過ぎたとかで
串刺して臨時の副業を始めたそうです」
「そうですか」

スパークリングで喉を潤し、にこにこ笑って解説する萌の方を見て返答したネギは、
その視線をつつーっとあらぬ方向へと変更する。

「あれあれ、ネギ先生」

目敏く気付いた萌がにっと笑みを浮かべた。

「どーしたんですかぁネギ先生?」

そう言いながら、萌は、
胸元を両方の肘の上で挟む様な形を取りながら、ネギの方向へと体勢を緩める。


「あ、いえ、その…」

そのまま愛衣の方を見たネギに、愛衣がにっこり微笑みかける。

「どうしましたか、ネギ先生?」
「い、いえ、それはその…」

愛衣は、ほんのり頬を染めながら優しく微笑みかけ、さらりと尋ねる。
その瞼は半ば閉じて、そこから見える瞳は何かとろりと熱い光を帯びていた。

「ふふっ、ネギ先生。又、見て見たくなっちゃいましたか?」
「そそ、そんな事…」

優しく問いかける愛衣を見ると、下を向いたネギがもごもごと口を動かす。
そんなネギの横で、愛衣はむしろ誇示する様に体をネギへと傾ける。
ネギがちょっと横を見ると、愛衣は萌とお揃いのミニスカブラックサンタ姿。
ハーフカップの胸元からは綺麗な半球が半ば溢れ、
ほんのり赤みがかった白い丘から谷間へとつーっと汗が伝い落ちていた。

「ふふっ、ネギ先生」
「は、はい」
「うーん、どうしようかな?
ネギ先生が本当に何を見たいのか口に出して言ってくれるんなら、
私もサンタさんですから、ちゃーんとプレゼントして差し上げますよ」

人差し指で顎を差しながら、上を向いた愛衣が言う。

「どーします、ネギ先生?」

愛衣はにっこり優しく微笑みかけ、その横で下を向いたネギの
ミルクの様な頬は真っ赤に染まって顔中にだらだらと玉の汗が浮かんでいた。

「見たい、です?」
「え?」
「僕、メイさんの裸、見たいです」
「…ホントに言っちゃった…」

きょとんとした愛衣とぽつりと言った萌に挟まれ、ネギはガタガタ震えだした。

「あああのっ、ごめんなさいそんな女の人にじじじ冗談ですよねもちろんあのうぎゅう…」

猛烈に何かを言っているネギの両方の頬が、愛衣の両手に挟まれた。


「私が一度自分で口に出して約束して、
あの真面目で無欲なネギ先生が正直に口に出して言ってくれたんです。
私も女です、二言はありません」

そう言って、愛衣はぴとっとネギの額に額を合わせる。
ふふっと笑ってネギから離れた愛衣は、ネギの前にふらっと立ち上がった。

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最終更新:2012年01月28日 15:08
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