29スレ012

逆まる
(分岐ルート1)

マンションの浴槽で、千雨がプラスチックの桶に入ったローションをマットに座るボスの背中に垂らし、
自分の体にも浴びせる。
千雨がボスに後ろから抱き付き、ぷるんと若々しい弾力がぬるりとした滑らかさを加えてボスの背中に伝わる。
抱き付いたまま千雨が体を上下させ、時々ぬるぬるとぬらついた胸にボスの腕を挟んで磨くごとに
その柔らかさと弾む感触がボスの体を刺激していく。
そうしながら、千雨は、ローションにまみれたその柔らかな掌に、正面で既に猛った男の塊を柔らかく握り、
より硬く奮い立たせる。
ボスが、頭の後ろで手を組んでマットの上に大の字に寝そべり、
その仰向けのボスの体にローションを垂らしながら、千雨はうつぶせに体を重ねる。
ボスと体を重ね、円を描く様にローションまみれの体を押し付けその弾力をボスに楽しませていた千雨は、
体を起こし、ボスの胸に跨る様に座る。
「ちうちゃんのたわしはまだまだちょびっとだからねー。
でも、大分マットプレー上手んなったんじゃないのー?」
浴槽からボスの弟分がニヤニヤ笑ってヤジを飛ばす。
「そりゃあ、俺の仕込みのたまものよ。
それに、エロエロちうちゃんの才能な。
ほらー、エロちう大好きなのビンビン準備出来てんぜー」
「ん、あっ」
千雨がローションにまみれてそそり立ったものを自らの女に沈め、腰を動かし始めると、
ボスは身を起こし千雨と対面する形になる。
声を上げ、腰を上下に動かし時にくねらせる千雨の照明にてらてらと輝く白い体を
浴槽から弟分がニヤニヤ笑って見ている。
ボスが千雨を抱き締め、そのぬるりとした中の柔らかな弾力をしっかと味わう。
それだけに、繋がった腰の動きだけが密度が濃くなる。
「んんっ、んんんんっ…」
千雨の腕もボスにしがみつき、注ぎ込まれる時の痙攣をその肌にぴったりと伝えながら自らの身も震わせていた。

体を洗い流したボスが湯を上がり、千雨は体を洗い流すと浴槽に入る。
「ひっへっへっへ…おっ、おおっ…」
二人には狭い浴槽に入った千雨は、早速、ぬるま湯から浮上したグロテスクな潜望鏡を口に含んだ。

「おう、お楽しみだったなぁ」
マンションのリビングで、チンピラの一人が、
潜望鏡からフルコースを無料堪能して風呂場を出た仲間に缶ビールを放る。
「ああ、すっかりマットプレーも様になってよぉ」
缶ビールをキャッチしたチンピラが、缶を開けながら言った。
「今度俺らの番だからなー、しっかし、ありゃ掘り出しモンだよなぁ」
「ああ、今月だけでどんだけ稼いでんのよあのヤリマ○」
「一日十本当たり前やりまくりのイキまくり、あれで○学生ってんだから末おっそろしー」
「まだまだいけるぜあのちうちゃんならよー、オフ会だけでもあんだけ稼いでんだ」
「とーぜん、あんたいい金づる誰が手放すかっつーの。
俺らの財布と公衆便所、精々使わせてもらわねーともったいねぇって」
「すっかり馴染んじまってるからなぁ、最初ピーピー泣いてたのも刺激的だってけどよぉ、
今じゃぐちょぐちょ濡れ濡れヒーヒー言ってやがる」
「お前ドSだからなぁ、今度また狩り行くかぁ」
「捕まんのだけは勘弁してくれよぉ」
「誰に言ってんだって」
「最悪そん時でも俺らの名前だけは勘弁だぜ。
俺はドスケベちうちゃん大満足でございますーってよぉ、
あのピチピチのがチ○ポおねだりでアンアンよがりまくりってのが」
「よ、ロ○野郎、いや、分かる分かる、ガキの癖に剥いたらいい体してんしな。
うるうるしてオチ○チンちょーだいちうちゃんイッちゃうーってなぁ」
リビングでどっと笑い声が起きる。
「オフ会で稼ぐだけ稼いで、後は送り迎えでイメクラから風呂屋、裏ビデオにしてさばいて…」
「ひゃははは、チ○ポしゃぶらせて骨までしゃぶるー、鬼畜のセオリーだよなー」
…ズリッ…ズリッ、ズリッ…
「…ちうがー、…これからみんなにー…」
…ズリッ…ズリッ、ズリッ…
「…新作コスをー、………おひろめするぴょ――――――んんんんんっっっ♪………」

「やっちまった…」
黒天使コスの千雨が、巨大なトゲ付き金棒をガランと床に転がして死屍累々の中に膝を着く。
「逃げ切れる、訳ねーよな…
自首、いや…」
千雨が動き出す前に、ベランダのガラス戸が粉砕された。
「…ん、んー!」


気が付いた時には、千雨の体は空にあった。
「ネギ先生っ!?」
「いいですか、これから公園に着地します。トイレで着替えて地下鉄に乗って下さい、それで…」
ネギは、呆然と聞いている千雨に着替えのバッグを押し付ける。
「いいですねっ!」
「は、はいっ!」

千雨は、言われた通り地下鉄に乗り、それから寮の部屋で再びネギと顔を合わせていた。
「一体、どう言う事なんですか?」
千雨は、恐る恐る口を開いた。
「あれから、あの周辺でちょっとした事件があって、地下鉄の防犯ビデオは全て警察に回収されます。
つまり、千雨さんがあの時間に地下鉄に乗っていた事が証明されます。
あの時間に地下鉄に乗っていた人間が、マンションで事件を起こす事は時間的に不可能なんです」
「先生…先生、自分が何言ってるか分かってるんですか?」
「ごめんなさい」
ネギが頭を下げた。
「僕は、千雨さんの苦しみを分からなかった、何も出来なかった」
「それは、私がネギ先生を本当には信用していなかったから。先生のせいじゃないです。
それより、こんな事に魔法を使ったりしたら…」
「大丈夫です、うまくやります」
「じゃなくってっ!
先生、先生が私のためにそんな、駄目だろそんなのっ!」
「あはっ、やっと千雨さんらしく、僕の事叱ってくれた。
最近元気なくって、そんな事も分からなかった駄目先生ですから…」
「…先生…どうして…」
「いいんですよ、千雨さん」
座ったまま顔を覆った千雨を、ネギは静かに抱き締めた。
「あんな奴らのために、千雨さんが傷つくなんて、そんなの許せない。それだけです。
だから、僕の事は気にしないで下さい。あんな奴ら、千雨さんに酷い事をしたあんな奴らなんて…」
千雨は、自分を抱くネギの手にぎゅっと力がこもるのを感じていた。

(分岐ルート1・終わり)

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最終更新:2012年01月28日 15:50
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