第4話
「じゃ、その…やってみてくれますか? 小太郎くん。その、恥かしいかもしれないけど病気になったら大変ですから、さっきの続きをお願いしますわ」
申し訳なさげにあやかが言う。
小太郎くんは、小さく反り返ったおちんちんを指で摘む。握ると表現するには可愛らしすぎた。
小太郎くんは、しこしことおちんちんを弄る。
信じられない。少し呆れたような目線の千鶴。
あやかは、やはり少し勘違いしているのか真剣に病気にならないかとしっかり見守っている。そもそも正しいやり方を知らないのだが、使命感に燃えたあやかを止めることは誰にも出来やしない。
夏美は手のひらで顔を隠して指の間から覗いている。
「うわぁうわぁ、なんか見ているだけなのにこっちが恥かしいよ」
「これがその…男性のオナニーですか千鶴さん」
喉がカラカラに渇く。
「もっと、早くやっていたでしょ小太郎くん。さっきの続きをやるの。途中で辞めると身体に残って白いのが腐って病気になっちゃうわよ」
「ええ、それは大変ですわ。小太郎くん、もっと、もっと早くやらないと!」
「さっきみたいに、あやかの下着をおちんちんに巻きつけて、私の奴でクンクン嗅いでごらんなさい」
その変態チックな指摘を、小太郎くんは屈んで落ちている下着を、おちんちんを摘んでない方で拾って一枚をおちんちんに、一枚を鼻に当てました。
左手で下着のにおいを嗅ぎながら、右手で下着を巻いたおちんちんを弄る。
その予想以上の破壊力に千鶴は息を呑んだ。
生意気盛りの少年が、みっともなく人前で女物の下着を嗅ぎながら、なじみの無い薄い布地を巻きつける姿は卑猥でみっともない光景だった。
荒い息で小太郎くんは懸命に射精へと導こうとする。
くちゅくちぅと、粘液がこすれる音が脱衣所に響く。
激しく、しこしこしこと、時折下着の間から見えるピンク色の肉の塊。
「ほら、あやか、痛いとこが無いか聞いてあげて」
「ええ、そう、そうね」
食い入るように見ていた傍に、そっと耳元で囁くように告げる千鶴。
「小太郎くん。痛いとこ無い?」
心配そうに聞くあやか。
射精する傍から質問されれば中断せざる得ない。酷い寸止めだった。
「痛いところがあったら直ぐ言うのよ。こんなに早く動かして大丈夫なの?」
「えっとね、もう少しゆっくりやった方が良くないかな、なんかさっきぽが赤くなっているよ?」
二人はとても心配そうに話しかけてくる。
高まる射精感を中断されて、小太郎くんはプルプルと震える。
「こんな小さいのを、強くこすって大丈夫なの?」
「小太郎くん。痛くない? ヒリヒリしたりしない?」
「うふふ? ほらお姉さん達が質問しているわよ答えてあげないの?」
肩を震えるばかりで動きが鈍くなる。
「恥かしがらないで正直に言って、絶対に怒らないから」
「そうだよ小太郎くん。すごく痛そうだもん」
親身になって来るのが痛いほどわかるが、今は何よりも出したかった。
「そうだわ!」
千鶴はワンピースの脇のファスナー腰まで上げてゴソゴソとパンツを下ろして片足ずつ抜いた。
「ほら脱ぎたてのホカホカ。暖かいほうが柔らかくて気持ちいよいわよ」
とんでもないこと言い出した。
「夏美ちゃんとあやかも小太郎くんの為に脱いで上げて」
ニコニコと笑いながら脱いだパンツを丸めて小太郎くんの手に握らせる。
脱ぎたてのパンツは焼きたてのパンのような芳香と柔らかさが手に広がる。
脱ぎたて、それは今までの未使用、使用済み、脱いだ直後と徐々にステップアップし、そのさわり心地を堪能した小太郎にとって究極の進化系だった。
今までのパンツはパンツでは無い。
脱ぎたて…。脱ぎたてのパンツ。その温もりと芳香は洗濯直後のパンツを1、洗濯機に突っ込む直前パンツ10、そしてさっきまで使っていた脱いでから3時間ぐらいしたパンツは58.
しかし、この脱ぎたてホカホカパンツは1500を余裕に越える。
洗濯直後パンツ1500枚に匹敵する。
その感動の余り、躊躇せずに先ず匂いを嗅ぐ。
クンカ、クンカ。 頭がクラクラした。
最終更新:2012年01月28日 16:12