血にまみれ、灰も残さず、全ては我が罪…
「…はぁ…はぁ、はぁ…」
跳ね起きたのどかが腕で額を拭う。粗末な単衣の寝巻はぐっしょりと湿っている。
薄暗い周囲を見る。昨日と同じ、娘たちが押し込められている雑魚寝部屋。
どことも分からないが魔法世界のどこか、されるがままに押し込められた地下クラブ。
ふと思い出す。
温かで清潔な寮の部屋でハルナと共に目覚め、着替えて顔を洗って食堂へ、穏やかで平和な日々。
もう戻って来ない、そんな資格はない事は分かっている。
ドアが開き、鍋をガンガン鳴らす男を先頭に、棍棒を持った見張りの男たちが喚き散らし
娘たちが跳ね起きる。
毎朝の通り、生まれたままの姿になったのどかは、手を頭の後ろに組んで廊下に立っていた。
同じ姿の娘たちが少し間隔を開けて並んでいる。
「ちっこく見えるのに、脱がしたら結構むっちり旨そうなんだよなぁ」
「ここもちゃーんと計らないとなー、ちゃーんと皮剥いてやっから朝からおっ立てんなよー」
そんなのどかをメジャーで計測し、
素手でもベタベタ触りながら、のどかを取り巻く係の男たちがニヤニヤと笑う。
「どうしたー、もたもたしてっと朝飯抜きだぞー」
「んんっ、んっ、んっ…」
食堂では、鎖の着いた首輪一つだけを身に着けて四つん這いになったのどかが、
周囲を囲む見張りの男の前に跪き、ズボンと下着を下ろして懸命に口に含む。
「んっ、んんっ、んっ…」
「お、おっ…ひへへ、随分上手んなったなエロノドカー」
「チ○ポ大好きのエロエロノドカだからなー」
「チ○ポ大好きの淫乱のどかです、大好物のビンビンオチ○ポおしゃぶりして、
濃いぃモーニングミルク一杯ごっくんしてとっても美味しかったです、ありがとーございました」
「おーし」
三つ指をついて挨拶するのどかの前に、ボウルにぶち込まれた食料が置かれる。
床に四つん這いのまま、ボウルに顔を突っ込んでガツガツと漁るのどかの後ろから、
見張りの男がのどかのくりんとした尻を開いてその奥の果肉を弄ぶ。
「んっ、んっ…」
「自分のねばねばだぜー、飯食いながらさかりやがってよー」
のどかは、食事中の唇にねじ込まれたぬるぬるの男の指を丁寧にしゃぶっていた。
のどかが喘ぎ、よがり泣きながらもボウルに食らいついて食事を終えた頃には、
のどかの少女の秘処からは、何人分もの見張りの欲望の証がどろりと溢れ出していた。
グラウンドの真ん中で、逃げたのどかの側に小さな落雷が弾けた。
のどかが、方向を変えて走る、その後を追う様に、小さな雷が落ちる。
一糸まとわぬ姿で、年頃に程よく膨らんだ胸をぷるぷる揺らし、それでも時折前を隠そうとしてつんのめる、
そして、雷に怯え、黒く縁取られてピンク色に覗いているのをねじらせて走る姿を、
スタジアムの観衆がニヤニヤ笑って眺めている。
「ひゃっ!」
何本もの雷がのどかの周囲に弾けた時、不意に、のどかは思い出したくない事を鮮明に思い出す。
数え切れない雷、灰も残さず消えた、掛け替えの、無い
「ぎゃあああっ!」
全裸で立ち尽くし、ガクガク震えていたのどかを雷が直撃した。
空に、魔法で描かれた結果発表が映し出され、スタジアムの観衆がどっと沸く。
のどかを仕留めたプレイヤーの確定と共に、他のプレイヤーによる一斉投下が開始される。
「ぎゃあっ、ぎゃあっ、ぎゃああああっ!!」
心はどうあれ、まだ、感じる肉体、神経は残されていた。
生徒達は、そんなのどかが弾ける様に立つ姿に飽きるまで投下を続ける。
ばったりと倒れ込み、ひくひくと痙攣するのどかの周囲をわらわらと当たり組の観衆が取り囲む。
身を起こしたのどかは、虚ろな瞳を覗かせて、目の前に並ぶ男たちのズボンと下着を下ろし
その中でそそり立つものをしゃぶり始める。
「おらあっ、遅せーぞー」
「気ぃ入れてやれよっ」
この野外イベントでは、どの魔法プレイヤーが命中させるかを予め予測し、その予測をチケットに交換していた。
そして、そのプレイヤーを当てる事が出来た当たり券を持つ観客が、こうしてのどかの前に立っていた。
何度となく剥き出しの素肌を蹴り付けられながらも、目の前に並ぶ全員の男のエキスを飲み干したのどかは、
スタッフに引っ張られてグラウンドのステージに引き出されていた。
「あーっ、あーっ、あーっ…」
「どうだー、えーっ、青空ん下でギャラリー囲まれてってよー」
「あーっ、あーっ、あーっ…」
ニヤニヤ笑ってステージの上に仰向けになるイベントの花形、若い魔法プレイヤーの上で、
のどかは、彼のズボンと下着を下ろし、自ら繋がって上下に腰を振りながら、
その有様が時には引いて、時には接合部を直視してスパイゴーレムによって大型スクリーンに映し出されて
スタジアムやグラウンドから嘲笑と欲情に満ちた視線に囲まれても、
のどかは只、上下に腰を振り獣の様にあえぎ続けるだけだった。
「あーっ、あーっ…」
「おっ、おおっ…ふーっ…ノドカは何発ぶち込んでもいい締まりしてんなー」
「あーっ、あーっ…のどかの、のどかの腐れマ○コに、ビンビンのオチ○チン、
一杯中出汁していただいてありがとーございましたー…」
勝者のプレイヤーが悠々とステージを降り、
プレイヤー、観客の敗者がわらわらとその上に昇りのどかを取り囲んで、下半身を剥き出しにしてしごき出す。
「あのー、どうぞー…」
夕暮れの繁華街では、パンパンぴっちりワンサイズ下の体操着Tシャツにブルマと言う姿ののどかが、
腕から籠を下げ、旅人を中心にビラを配っていた。
「あのぉ…」
そして、反応の良さそうな旅商人の男に、のどかが上目遣いにおずおずと切り出す。
「今ならー、お試しサービスありますよー…」
近くの公衆便所の大便所に入った旅商人の前で、
ぺろんとTシャツをまくり上げて初々しい乳房を丸出しにしたのどかが、
跪いてしゃぶり始める。
「ん、んっ、んっ…ふーっ」
ぐぷぐぷ首を振ってピストンするのどかの前で商人はふーっと息を吐き、のどかがごくんと喉を鳴らす。
「で、今なら本当に…」
好色な笑みを浮かべた商人に、のどかがこくんと頷く。
商人から紙幣を受け取ったのどかがそれをブルマのポケットに押し込む。
「あっ、あっあっ…あっ…」
鍵の掛かった大便所のドアがのどかの背中に押されてぎしっ、ぎしっと鳴り、
ブルマの底がずらされ、そこから剥き出しにされた入口に
目の前に立つ商人の立てる男を差し込まれ突き上げられながらのどかは顎を反らし喘ぎ声を秘かに響かせる。
「はぅぅぅぅ」
「おおぉっ…」
欲望が吐き出され、商人はにこっと笑ったのどかにもう一枚紙幣を渡す。
「こりゃ楽しみだ、店にも立ち寄ろう」
「ありがとーございますぅ」
トイレットペーパーで溢れるものを拭い、公衆トイレを出たのどかが、表の見張りに紙幣を渡す。
「げっへっへっへっ、若いのー、ぷるぷるじゃのー」
「ああーん♪」
夜の営業が始まったクラブホール。そのボックス席で、きゅっとハイレグのバニースタイルののどかが、
隣の客にざっくりと開いた胸に手を突っ込まれ甲高い声を上げていた。
「おおーっ、もう濡れて来てるのかー、んー?」
隣に座った中年男が、既に湿り気を帯びている細長くへこんだ黒い布を指でなぞりながら下卑た笑いと共に言う。
「はいー、のどかー、淫乱なんですー」
「けしからんのー」
「ごめんなさいですーああーんっ」
「ひっひ、やらしい声出しよって、どうしてくれる、始末せんかぁ」
「はいー、ごめんなさいー」
のどかは、そのまま床に跪き、
目の前の男性客のファスナーを下ろして左手でおしぼりで包みながら右手でしごき始める。
「おっ、おおうっ、上手だなぁ」
「ありがとーございますぅ、一杯出して下さってのどかうれしーですー」
酒の相手など最初だけ、名目だけ、
ぷるんと剥き出しにされた膨らみにチップを挟まれるたびに床を這い回ってしゃぶり、
ソファーに掛けたままの客の上にハイレグの布をずらして繋がり腰を振って搾り取る。
そして、
とある客の隣についたのどかと客の腕がぶつかり、グラスが落ちる。
「冷たいっ!」
「ごめんなさいごめんなさいっ!」
「何だてめぇ、この最低奴隷がっ!!」
ざっくりと開いた背中やTバックからはみ出すお尻が蹴り付けられ、
ヘラで打たれ、黒髪にじょぼじょぼと飲物が注がれながらのどかがひたすら平伏するのを、
周囲を囲む客もニヤニヤ笑ってみている。
後で治癒魔法で強制治療に掛けられる訳だが、ストレートのスピリットを何杯も一気飲みさせられ、
死の淵を覗いてもその醜態を嘲笑され罵倒され殴られ蹴られながら
大勢の前で輪姦に掛けられよがり狂わされるのも珍しい事では無かった。
だが、この日は、もっと恐ろしいショータイムが待っていた。
「ほらー、こっち向けてー」
「結構綺麗な色してるねー」
クラブのステージ上に放り出されたのどかは、
調教済みの改良ケルベラス・クロス・イーターの触手に捕らえられ、
そのまま服を溶かされ、人形を弄ばれる様に全裸の身で様々なポーズを取らされ、
痛いぐらいに体を開かされ剥き出しにされた恥ずかしい所をアップにされて
間近やスパイ・ゴーレム映像で観客にじっくりと観賞されていた。
今更、恥ずかしい事なんて無い、見られるのなんて今更なんでもない、
ケルベラスなんて、痛い事はしないんだから、そう自分に言い聞かせていたのどかだったが、
ぬるぬるとした触手に囲まれている自分に気が付いた時、不意に脳裏に凄惨な光景が弾けた。
「やっ、や…やあああっ!!」
悲鳴を上げたのどかがもがき、逃げ出そうとするが、慣れた号令に操られた慣れたケルベラスに
簡単に捕まり、もがき苦しむのどかの体が客に向けて広げられる。
「おおー、なかなか活きがいいですなー」
「やっ、やあっ、ああんっ…」
媚薬成分粘液に包まれた柔らかな触手でぺろんと直撃で嘗められたのどかは、早くも甘い声を漏らしていた。
「やっ、ああっ、あんっ、あん…」
「おーおー、ガキの癖にエロイねー」
「バケモノの触手がそんなにいいのー?」
ケルベラス自身がどこまで分かっているのか、触手はにゅるにゅるとのどかの程よく膨らんだ乳房を囲み、
股間の上を這い、時々小さな触手がぺろぺろとこそばゆい所を刺激する。
それも、簡単に陥落させない様にじらす手順を分かっている。
もう、どうでもいい。今だけでも、あれを忘れさせてくれるなら、恥ずかしいでも淫乱でも、何でもいい。
「ああっ、いくっ、いきますっ、バケモノ、バケモノにゅるにゅるいいぃぃぃ、
ノドカは、ノドカはバケモノにイカされるメスブタですケダモノですぅぅぅぅぅぅ」
嘲笑の中、何度となくよがり声を搾り出してステージの上に放り出されたのどかに黒服たちが近づく。
「んんっ!」
黒服は、のどかを羽交い締めにし、鼻を摘んでフラスコの液体を流し込む。
のどかの腕に注射をし、ステージに大の字に押さえ付けられたのどかの乳首に、もっと敏感な下半身の突起に、
その穴の奥に、たっぷりとクリームを塗り込んでいく。
観客にぐるりと囲まれ、ニヤニヤと嘲笑されながら、
ステージの上で後ろ手錠を填められ、
犬の檻に放り込まれた全裸ののどかは体の命じるままにのたうち回っていた。
「おかしく、おかしくなっちゃいますぅ、して、してぇ、お願い」
「してって何だよバカノドカー」
「お願いするんだったら態度で示さないとねー」
「あうっ、おかしく、おかしくなっちゃうー」
「てめぇ最初からおかしーだろー」
黒服に言われ、観客から嘲笑されながら、のどかは、後ろ手錠を填められたまま鉄格子の当たる床に座り、
ガバリと大きく脚を開いた。
「して、お願い、のどかの、のどかのオマ○コ、のどかのオマ○コに、
ぶっといオチ○チン、ガチガチのオチ○チンぶち込んでえっ!はううううっ!熱いの、熱いのおっ!!」
「ヒヒヒ、すっかりびしょびしょですなぁ」
「全く、近頃のガキはヤル事ばかりで」
「ぬるぬるベトベト、恥というものを知らないのですかねぇ」
「あううううっ、入れてぇ、オチ○チン入れてぇ、オチ○チン入れてぇぇぇぇぇ」
自分がどこにいるのかと言う事を全く無視した観客たちの嘲笑など聞いている余裕もなく、
のどかは腰を曲げてぷりんと突き出したお尻を振り、涙を流して懇願する。
檻の天井が外され金具が外されて檻の壁が四方に倒れ、黒服がのどかを捕まえる。
「してーしてーせっくすしてーおち○ちんおま○こいれてー」
「うっせーなー、自分でやれよー」
譫言の様に言うのどかの手錠を外しながら黒服が言うが早いか、
解放されたのどかが真っ先に行動に移った。
「おっ、おっおっ、おぉぉぉぉ」
「いやいや、発情ですなぁ」
「全く、人前も憚らず、ケダモノ以下ですな」
「あっ、ああっ、あうっ、あううぅぅぅぅぅぅ」
「しっかりしゃぶれよ、一番欲しいもの、考えてやってもいいんだからな」
「はひ、ありがとーございます、ぶっといオチ○チンとってもおいふいでふぅはふぅぅぅぅ」
指の動きを止めないまま、のどかはじゅぽじゅぽと首を動かし口に含んだ男を刺激し続ける。
「どーしたどーしたぁ?準備オッケーよー」
ジャンケンに勝った客がステージ上に仰向けになりズボンと下着を下ろしてそそり立たせている側で、
黒服に羽交い締めにされたのどかが爆笑の渦の中でじたばたもがいていた。
「させてー、させてー、オチ○チン、オチ○チンンンンッッッッッッ」
「ほらよっ」
「はううっ!あおっ、あおっ、あおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ」
ステージの上から獣じみた甲高い叫び声が轟き、
上級客たちにまとわり着いたお姉様や美少女たちが優雅に下の始末を始める中、
地下ショー向けに改良され隆々に発情した牡の魔獣達が、
観客の取り囲む中シューッと熱い息を噴出しながらステージ脇で順番待ちしていた。
「あおおぉぉぉぉぉぉ、バケモノのチ○ポいいっ、チ○ポいいいっ!
ノドカ、バケモノにぶち込まれて何回も何回もイッちゃいますぅ、
バケモノのチ○ポずんずんっっっメスブタノドカバケモノノドカイクウゥゥゥゥゥゥゥ………」
「来たぜ」
銭湯を思わせる浴場で、そこに相応しい姿で現れたのどかを、
やはりそこに相応しい姿の同年代の少年が五人、浴槽から上がって取り囲み、エアマットの上に連れて行く。
「き、今日は一日お疲れ様でした。
どうか、このオチ○ポ大好き変態淫乱ノドカの腐れマ○コに、
ノルマ達成一番乗りの皆様の若い逞しいビンビンのオチ○ポをずんずんぶち込んで
濃いぃザーメン一杯一杯出してノドカの腐れマ○コを精液便所としてお使い下さい」
土下座したのどかが、狭いシャワーエリアに敷かれたエアマットの上に引き連れられる。
彼らは、近くの作業場の少年奴隷である。そのニンジンとして、
作業成績トップの班にこうした特典が与えられていた。
「しょうがねーなー」
班長格の少年が、もったいぶった態度でのどかの後ろに回る。
「あんっ、んっ、んんっ」
「お口が留守だぜエロノドカ」
四つん這いにされ、後ろから貫かれているのどかの口に、ビンと勢いよく反り返ったものがねじ込まれる。
「どーだおいっ、金持ちのオジンのばっかりしゃぶしゃぶしてんだろー」
「は、はひ、ビンビンチ○ポ大好きあんっ、んんっ、んっ…」
「おらっ、おらっいいぜおらっ、エロノドカの中、ぬるぬるでいいぜっ」
「ひひひ、おっぱいもぷるぷるむっちりいい感じでたまんねーなーガキでも女だ女ぁ」
「んんっ、んっ…チ○ポ美味しいザーメン美味しい一杯一杯おいふいんんっ…」
「俺の番だぜー、歯ぁ立てんなよぉ」
「んんっ、んっ、チ○ポ大好きチ○ポおいふいあふっ、あうっ…」
「おっ、おおっ…」
「おー、すっきりすっきり」
勝利確定が見えていて、そのつもりでしばらく自重していた五人の少年が
満足の吐息と共にエアマットから離れる。
そのマットの中で、上の口から下の口から好き放題に出されたものをどろりと溢れさせ
乱れた髪の毛から虚ろな瞳を覗かせてひくひくと痙攣しているのどかに、
じょぼじょぼと少年たちの排泄する満足のぬるま湯が降り注ぐ。
気を取り直し、頭を振り、身を清めたのどかの前に逞しい男がいた。
場所は同じ浴場、全裸で仁王立ちする男の体を、スポンジを手にした全裸ののどかがゴシゴシと洗っている。
周囲でも、大体似た様な事が行われている。
今日の客は叩き上げの親方らしい。
程よく膨らんだ胸にローションを塗りつけたのどかが、
後ろから抱き付いてその弾力で逞しい背中をぽよぽよと刺激してから背中を流す。
男の前に跪いたのどかが、両手で肝心なところをやわやわと刺激し、
堂々と反り返った男性にぺろぺろと舌先を這わせる。
「ガキが、小細工なんぞ覚えたか?」
「ん、んっ!」
ぐいっと喉まで押し込まれ、ヨダレがのどかの頬を伝いむせ返りそうになるのを抑え込む。
「んっ、ん…」
そのままじゅぽじゅぽと目を白黒させながらピストンし、男の荒々しいうめき声を聞きながら何とか飲み干す。
「あんっ、あっ、あんっ…」
「ふんっ、エロイ腰つきしやがって、俺もエロイから丁度いいがなぁエロノドカ」
腰掛けに掛けた親方が、
目の前で自分と繋がり初々しい乳房をぷるぷる揺らして上下するのどかににやっと笑いかける。
「はい、私、エロノドカです、逞しいビンビンのオチ○チン大好きオマ○コずんずんして
どくどく一杯ザーメン大好きのエロノドカですぅはうぅぅぅぅ」
血にまみれ、灰も残さず、全ては我が罪…
「…はぁ…はぁ、はぁ…」
跳ね起きたのどかが腕で額を拭う。粗末な単衣の寝巻はぐっしょりと湿っている。
薄暗い周囲を見る。昨日と同じ、娘たちが押し込められている雑魚寝部屋。
「はい、お薬」
「ありがとーございます」
「これも、数増やしても段々効かなくなるんだけどさー。大体カウンセラーが薬出すのもあれなんだけど」
ぺこりと頭を下げるのどかの前で、浅黒い亜人の女性カウンセラーが嘆息する。
「えーと、読心術データによると、
あなたを捕まえた賞金稼ぎに初めてを奪われ、
役所に引き渡されるまでの間彼らの慰み者として性欲処理をさせられ、
その後もテロ主犯格とされて重罪監獄で役人からも役人につるんだ男性囚人からも好き放題にされても
事実上人権ゼロの重罪人では訴え出る方法も無し。
本当なら死刑になる所を予算の都合やら何やらで永久最低性奴隷の刑でここに売り飛ばされて来た…
重罪人とは言え、15歳の女の子にはキツイだろうね。
カウンセラーなんて言っても、私の場合機械メンテみたいなもんで根本的に役に立つ訳じゃない。
前の娘なんて三日でパーになって始末されたからさ、
生かさず殺さずのために雇われてる私の立場じゃまずいんだけど、
そっちの方がずっと楽なんだよね…」
「いいんです…」
「ん?」
「いいんです…そんな事、私の事なんてどうでも…私は…
私が出会った人、大切な仲間、私のために全て…どうでもいいんです…」
青空の下、のどかは生まれたままの姿でグラウンドのトラックのゴールに立つ。
「コケコッコー」
がに股で腕を振ったのどかの足下で、両脚の間に置かれた籠にぽとりとピンク色のカプセルが落ち、
籠の中でブーンと震動を続ける。
「ほらほらー、二番へばってんなよーっ」
「ビリケツはお仕置きだべーっ」
観客席からヤジの飛ぶ中、のどかは別の籠からたっぷりと媚薬を塗ったローターを押し込み、
手を当間の後ろに組み、先ほどまでスタートだったゴールへと進み始める。
「コ、コケコッコー…」
早くも全身が熱く、朦朧とし始めた意識の下、ゴールで腕をばたつかせ押し込んだものを足下の籠に絞り出し、
次のローターを手にしようとしたその時、そんなのどかの体がふっと持ち上がった。
「?…!?…ネギ、せんせー?…はううっ!」
そこには、二度と会えない、会う資格の無いと思っていた最愛の人の、優しい笑顔。
やはり、自分の心に嘘はつけない。
「…はううっ!…はっ、私はだっ、はっ…」
「あうううっ!暴れないでっ!!」
「ふーっ」
一息ついた魔法医師の目の前では、ベッドの上でのどかが懇々と眠っている。
「第一次処置、終わりました」
医師が、背後の高畑とドネットに言う。
「あの事件以来、ずっと眠り続けています。とてもあの現実には直面出来ない、精神的な防衛措置なのでしょう。
そして、罪悪感、自らを罰し続け、汚し続けている。
だから、まずは悪夢をいい夢に誘導しました。
ここから根治処置に入ります。最終的には、のどかさんはあの事件、彼女たちとは無関係だったと言う事で、
その様に記憶を、そして記録を作り替えて別の人生を…そうしないと、彼女の心はすぐにでも…」
「…いら…ない…」
「!?」
ぎょっとした医師が振り返ると、そこでは、身を起こすのどかと言う言うあり得ないものが視界に入っていた。
「そんなの、いらない…
私の、大切な人、学校で、この、世界で出会った人達…私の、ために私を守る、助ける、ために…
辛くても、悲しくても、私のせいで、それを忘れる、楽になる…
そんなの、いら、ない。辛くても、悲しくても、苦しくても、絶対に忘れない。
そんな仲間がいてくれた事、だから私がここにいる事、絶対に、忘れないっ!」
「隙間が出来ましたっ!」
「うっらあぁぁぁぁーーーーーーーーーっっっ!!!」
“…刹那さん?…アスナさん?…”
聞き覚えのある絶叫にのどかがハッと周囲を見回すと、全身が硬いものでギチギチ締め付けられていた。
「本屋ちゃんっ!」
明日菜の大剣一閃、のどかを締め上げていた巨大な木の根が緩みバラバラと崩れる。
「白き雷っ!」
背後の大木が不気味な悲鳴を上げたかと思うと、不気味な樹液にほとんど服を溶かされていたのどかは
ひょいと持ち上げられ宙を舞っていた。
「ネギせんせーっ!」
「良かった、間に合って」
のどかを抱え杖に乗ったネギが、ほっと優しい笑顔を見せる。
へし折れた大木から、丸で空中に見えない床があるかの様にひょいとそこに立つフェイトを
ネギがぐっと睨んだ。
「驚いたね」
のどかを見たフェイトは薄い笑みを浮かべた。
「「樹」の魔力を自力で跳ね返すとは、そんな強い娘だとは、
いや、そんな強さが今の人間と言うものにあったとはね」
「このっ…」
ハルナの羽を付けた明日菜が詰め寄ろうとするが、その視界に靄が掛かり始める。
「呪いの毒煙!危険です退避して下さいっ!!」
刹那の叫びと共に、パーティーは全速力で離脱した。
「ここまで来たら、大丈夫でしょう」
「あのー、あの樹は…」
のどかが、近くを羽ばたく刹那に尋ねる。
「あれは、一種の魔法樹です。弱い所から入り込んで、人の心に寄生し悪い夢を見せてその養分を吸い尽くす、
彼が改造した様ですが、恐ろしい魔法生物です」
「そうなんだー、そうですよねー、刹那さんも、皆さんも、あの時、助かったんですよねー…」
「え?はい、この通り、今度、又あの皆さんとも…あの時それこそ死ぬ程ケガしたのにすっかり元気に、
愉快な皆さんで…」
「良かったー…」
「ふふっ、お疲れだったんですね」
「ホント…って、本屋ちゃん、ネギ何見てるのよっ!」
「はううううっ!」
騒がしい空中で、のどかは静かに寝息を立て、安らかな寝顔を見せていた。
おしまい
・おまけ・第二ルート・もう一つのオチ
「斬魔剣・弐の太刀っ!」
エロノドカの前で刹那が一刀両断の太刀を振るい、悲鳴と共に何かが弾ける。
「えーと、どう言う事?」
夕凪を鞘に納める刹那の側で明日菜が尋ねる。
「やはり魔法世界と言う事でして、ゴーレム固定能力を持つ精霊が実験稼働中のゴーレムに取り憑いて、
そのまま逃げ出して奴隷商人に捕まったと言う事で…」
ネギが言う前で、ハルナがエロノドカに抱き付いた。
「ごめんね、ごめんねエロノドカ、私がふざけて呼び出したりしたから、だから、だからあんな目に…
えぐっ、ぐすっ…」
「いえ、仕様ですから、一杯一杯気持ちいい事していただきました。
でも、私、嬉しかったです。まがい物の私に、命懸けでも助けに来て、迎えに来てくれる友達がいてくれた。
ほんのごまかしの作り物が、こんなに嬉しい事はありません。
だからハルナ、泣かないで、私の分まで、のどかの、事、お願い、友達、として…」
-了-
最終更新:2012年01月28日 16:19