■ミドルフェイズ1:混乱する万色学園
シーンプレイヤー:弓月守人 登場難度:アーシェッタ、暁のみ10。 他は不可。
万色学園の中は混乱していたが、まだこちらに帝国兵は来てないようだ。
しょせん異世界の学生で、大した事は出来ないと思っているのかもしれない。
だが、それも時間の問題だ。
ノース校の制圧が終了した後、こちら側にも兵士がやってくるだろう。
GM:守人が自分のクラスに戻る途中でも、あちこちの教室で教師が生徒をなだめているらしい声が聞こえる。
そのおかげかむやみに廊下に出歩いている生徒は少ない。
守人:「流石に、軍隊が相手だと1人ではどうしようもないしな……」
GM/生徒:「この戦争が終わったら、私、結婚するの」
「犯人かも知れない奴と一緒に一晩同じ部屋でいられるかよ! 俺は自分の部屋に戻るからな!」
「ケイ……?女みたいな名前なのに、なんだ男か」
守人:「いま、明らかにおかしい会話があったろ」
夢:カ○ーユ……?
GM:「お前達は回りくどく生存を諦めてるんじゃないっ!
……あ、守人先生。
あたしもこうやってマジメに仕事してるんですから、先生も早く教室に戻ってくださいよー」
と右手に麻雀牌、左手にさきいかを持ちながら梨音先生が話しかけてきます。
守人:「いや、その両手の持ち物をどうにかしてからその発言して下さい。
お前らは早く教室戻れー、わけわからん軍隊が来てるぞー」
GM/生徒:「守人先生もやります? 役を知らないんでカッコいい打ち方をした奴が勝ちですけど」
「その時、オレに電流走る……」「あんた、背中が煤けてるぜ」「獣の匂いがする……ッ!」
守人:「麻雀は役が覚えられないからダメだ。 つーかお前ら物まねだろそれ。
とりあえず、あいつらは何が目的できてるか解りますか。
その……麻雀先生」
GM/梨音:「さあ……? ノース校の方に降りてるから、ウチ(万色学園)絡みじゃないとは思いますけど」
守人:「それもそうでしょうが、あっち側だけで済めば良いんですけどね」
アーシェッタ:# 2D6(5,2) + 4 = 11
アーシェッタ:「こちらは……異世界人の方の校舎か」
守人のシャードって見える位置にある?
守人:あまり見せびらかしてないと思う、と言うかどんな形してるかダイス振ってないな(笑)
GM:今振れっ!(笑)
守人:# 2D 6 (2,6) = 8
守人:# 2D 6 (3,1) = 4
守人:# 2D 6 (3,4) = 7
守人:「白」「6面体」「武器」……武器持ってねぇな(笑)
とりあえず懐中時計にしてしまえ。
GM:データ的には使えない護刀とかそんなんもっててもいいけど。 義妹から預かったとか。
守人:んー、懐中時計のほうが「時間を忘れやすい」から貰った理由になると思う。
と言う事でおもむろに時計取り出して時間を確認してみよう(笑)
「連中が下りてきてから、かなり時間が経ってますが……生徒を避難させるべきですかね」
GM:で、それにアーシェッタが気付いて出てくるのか。
アーシェッタ:OK、じゃあそういうことで。 「……それは、シャードか?」
守人:「ん?どちら様で?」
アーシェッタ:人間大の棺をかかえた割烹着姿の女性。
GM/梨音:「ミッドガルドの人みたいですけど……」って割烹着っ!?
アーシェッタ:変装ですよ。 割烹着は購買部から失敬してきた。
守人:「あー……葬儀屋さん?」
アーシェッタ:「……名乗っていいのかどうかはしらないが、とりあえず正義の味方だ」
ブラウズ:「あやしいものではございません(にょろにょろ)」
守人:「ははぁ……そのスライムが食材な給食のおばさんで葬儀屋な正義の味方?」
暁:# 2D6 (5,6) + 4 = 15
暁:よし、事態をややこしくしてやろう。 げっしょんげっしょんと登場。
「廊下に出てる奴はとりあえず教室に入っとけー! 妙なのがやってきてるからなあ!(がっしゃんがっしゃん)」
ブラウズ:「妙なのはおまえじゃー!?(手の形になってつっこみ)」
「……いや、たいしてかわらないし」
暁:「むむ!あやしい奴め!」
ブラウズ:「失敬な、あやしくなんぞございませぬぞ(にょろにょろ)」
守人:「ロボ君、君も生徒っぽいから教室にでも入ってたらどうですか」
暁:「……いや、俺、授業は受けたことないんだが。
それより先生よ、俺がメンテ受けてたら妙なのが来たんでとりあえず追い散らしといたぞ」
守人:「その妙なのが、どうもノース校の方にも大量に降下していてな。 もうこちらにまで来てたのか。
それからあー……ブ、ブ、ブ……ツインテール君が何やら動きが止まってしまってる」
GM:キューボールも後から登場。
「アーシェッタ、その先生はノース校にも来てるクエスターだ。
そこの……サムライか? 彼もシャードを持ってるようだが」
守人:「む、貴方は……購買の人。
一体どういう状況ですか。 そこの割烹着の人と知り合いのようですが?」
GM/キューボール:「あー、コイツはアーシェッタ。 俺の知り合いだ。
怪しいが悪い奴じゃあない」
アーシェッタ:「……あやしくない」
暁:「あの棺桶と黒いの、どう見ても、俺の次くらいにはあやしいよな?」
そのへんの生徒に言っておく。
守人:「……流石にあやしいのは否定できないなぁ」
GM/キューボール:「ちょっと今、ノース校が帝国軍に襲撃されててな。
できれば力を貸して欲しいんだが」
守人:「この状況をどうにかする為に、なら喜んで手伝いますよ」
暁:「荒事か」
アーシェッタ:「……荒事です」
GM:「廊下で立ち話もなんだ。 まず守人先生の教室まで行こうじゃないか」
というところでシーンエンドかね。
守人:と言うかツインテールはスルーされたか(笑)
GM:ツインテールじゃ誰だか解らんだろうし(笑)
守人:ここで急に名前が出てくるわけ無いじゃないですか(笑)
■ミドルフェイズ2:凍える時間
シーンプレイヤー:朽葉ケイ 登場難度:10。 ただし前シーンに登場したPCは不可
ユリエンス師に助けられるようにして魔術実験室を出たケイ。
彼が次に目にしたのは、固まったように動なくなっている魔法使いたちだった。
それこそ、彼らの時が止まってしまったように。
ケイ:「うわぁ……何が起きてるんだろ」
GM:中には、ノース校の生徒だけじゃなく、魔法の才能があると勉強していた万色学園の級友も居る。
ケイ「魔法使いが止められてる……? でもなんで僕は無事なんだろ」
GM:で、ケイの近くの教室、扉の向こう側から話し声が聞こえてきます。
ケイ:覗いてみます。
GM:帝国兵が無線を使っている。
「ノース校はほぼ制圧を完了しました。 マナカウンターは現在の所、問題なく効果を発揮しています」
ケイ:「えっと……」
GM/帝国兵:「……了解。 これより万色学園の制圧に向かいます」
ケイ:教室から出てくるかな?
GM:無線をしまって、反対側の扉から出て行った。
ケイ:「マナカウンター……なんだろ。 それがみんなを止めているのかなぁ。 どう思うユーイ?」
……って居るよね?
GM:必要な時には居る。
ケイ:ちなみに<ミニファミリア>使用ではありませぬ。
GM:それなら、ケイの周りをふわふわ飛びながら「ボクも聞いたことがないなぁ。 帝国軍の新兵器かな?」と。
ケイ:「う~ん、とにかく動ける人探さないと」
GM/ユーイ:「万色学園のほうに戻ってみようよ、ケイ」
ケイ:「うん。 夢さん、大丈夫だといいけど……」
■ミドルフェイズ3:とりあえずの生還
シーンプレイヤー:楡川夢 登場難度:10
“新開かずのドア”は、今度は万色学園の理科準備室に繋がっていた。
ダンボール(のようなもの)の箱をかぶったまま、廊下を移動する夢と慎一。
すでに学園にも帝国兵が来ていたが、数は決して多くはない。
これなら気付かれずに教室に戻る事は難しくなさそうだ。
夢:「……全く、普通は気付かないだろうかねぇ。 都合は良いんだけどさ」
GM/慎一:「なんか俺たち潜入任務してるみたいでカッコよくない?」
夢:「それはちょっと違う気がするねぇ……」
GM:そんなこんなあって、2人は無事に自分のクラスの前に戻ってこれた。
夢:「と、到着っと(がばり)」ダンボールのような箱から出て中に入る。
GM:「だからケイ君には裸ワイシャツこそ正義だと何度言えばわかるのよ!」
「バカヤロウ!季節を考えろ!下にスク水を着ないと風邪引いちゃうだろうが!!」
「その場合ブルマは下に履くのか?上から履くのか?そこが問題だ!!」
ケイ:# 2D6(5,3) + 4 = 12
夢:「……アンタら、ケイに何しようとしてるのさっ!?」
ケイ:……とんでもないところに出ちゃったかな。
GM:「うわっ!夢さんにケイ君!? 部屋に入る時はノックしてって言ったじゃない!」
「突然ですが2人とも! 今年の文化祭で披露する手品を思いついたんで是非見て感想を聞かせてください!」
「今だ!時間を稼いでる内にアニメ雑誌はともかくエロゲ雑誌だけは隠し通すんだ!(がたんばたん)」
夢:「……とりあえずさ。もう少し落ち着きなさいな」
GM/紀子:「こ、こほん。 夢さんに檜原君、無事だったのね!皆とっても心配してたのよ!」
ケイ:「にゃう……って夢さん。 無事だったんですね」抱きつき。
夢:「……うん、ケイも無事で良かった」ケイの頭を撫でる。
ケイ:この状況だと周りから視線が痛いと思う。
GM:皆、携帯のカメラで写真に収めてる。
夢:気にしない(笑)
ケイ:「みんな固まっちゃてて……夢さん無事か心配で……」
GM:「そうなんだ、ノース校に居た人たちがみんな止まってるんだ!」とユーイが。
夢:「大丈夫大丈夫、あたしだってそんな簡単に……止まっている?」
ケイ:「うん。 皆、動かなくなっちゃてるんだ」
暁:(急に生徒になって)「あ、じゃあ俺ちょっと心配だから覗いてくるわ」手にはカメラ。
GM/生徒:「バカ!そんな危険な所にオマエ1人で行かせられるかよ!」手にはデジカメ。
夢:「そこ、下手に出歩くと撃ち殺されるよ?」
暁:(また生徒になって)「おのれ!おのれ帝国軍め!突入まで間を空けるくらい空気を読むことができないのかっ! だが命は惜しいのでひとまず断念だ!」
GM/生徒:「ちくしょう……正々堂々とパンチラ写真を取れるまたとない好機をみすみす逃すとはッ!(ぐっ)」
夢:ケイに、小声で「……ワーディングじゃないわよね?」と聞いてみる。
ケイ:「(小声で)うん、違うと思う」
夢:「そう。 他にわかってる事はある?」
ケイ:「さっき帝国の兵士が、マナカウンターとか言うのがどうとかって」
夢:「マナカウンター……ねぇ。 知らないわね」
夢:「まぁ、とりあえず」とロッカーへと向かい、そこを開け放ち。
「またコレを使う事になるとはねぇ」と呟きつつ剣と篭手、それにイージィロッドを取り出して身に付けていく。
ケイ:(生徒になって)「やっぱ時代は強気姐さん×はわはわショタよね~」
GM/生徒:「いやいや。 昼間は強気姐さんに引っ張られるショタ、だけどベッドの上では立場が逆転し……やべ、ちょ、ちょっとトイレ」
ケイ:何しに行く気だ(笑)
夢:「(……転校して正解だったのかもしれないわね)」内心でそう思う。
ケイ:「?」周りの反応がわかってない。
GM:というところでシーンエンドにしておこう。 これ以上続けると凄い勢いで万色学園がダメになっていく。
暁:しまった! 生徒で勝手にボケるんが楽しくて、シーンに登場できるのを素で忘れてた!(一同爆笑)
■ミドルフェイズ4:作戦会議
シーンプレイヤー:アーシェッタ=キュノウ 登場難度:全員登場
無事にクラスに戻ってきた夢たち。
運の良い事に、その場にはミッドガルド人のアーシェッタとキューボールが居たため、まず彼らから説明をしてもらうことになった。
夢:「……エクスカリバーには前もちょっとお世話になりました(ぺこり)」
アーシェッタ:「貴女が“あの”……報告書は読んでます」「よろしくですな(にょろにょろ)」
夢:「(ど、どんな風に書かれてるんだろ……)」
GM/キューボール:「まず、ノース校に侵攻してきたのは帝国の銀十字軍だ。 いわゆる精鋭部隊だな」
暁:「……精鋭? 保健室に来た連中は臆病なもんだったがな」
夢:「まぁ、精鋭って言ってもピンキリは有ると思うけどねぇ」
守人:「なんで攻めてきたのかね?」
アーシェッタ:「おそらく学園の所有するレリクスの確保のためだろうが……まず第一は、新兵器の効果測定なのではないだろうか?」
夢:「アカデミーの連中が動けなくなったっていう、アレの事?」
守人:「……れりくすってなんだっけか」
夢:「オーバーテクノロジー、あっちでいうオーパーツですよ先生」
GM/キューボール:「まあ、今回はでっかいマナの結晶だと思ってくれ。 カバラ兵器にでも転用する気なんだろう」
守人:「あー、そうだったそうだった……いや、忘れてたわけではないよ?」
ブラウズ:「あやしいものですな(にょろ)」
アーシェッタ:「……キューボール、わかっている事を皆に説明して」
GM/キューボール:「動かない奴がいるのは、おそらく帝国で開発された新兵器『マナカウンター』の影響だろう。
マナを操る……魔法使いに対して作用があるらしい。
まだ試作段階だと聞いていたんだが」
夢:「なるほど。 魔法使い中心のアカデミーにとっては天敵か」
守人:「名前からして、魔法を使うと反応するのかね?」
GM/キューボール:「マナカウンターの中でも、同じようにマナを扱うカバラ兵器を持った帝国兵だけは動いている。
おそらくリアクターの発生させるゾーン内には効果がないんだろう」
夢:「そして、ゾーンを発生出来るのは何もリアクターだけじゃないからね」と時計を見つつ。
アーシェッタ:「……帝国軍の誤算は、異世界からの訪問者の中にもクエスターが居た、という点」
暁:「で、どうすんだ? そのナントカってのを渡して帰ってもらうのか、それともぶちのめすのか」
守人:「当然、ぶちのめすべきだろう。 生徒に被害が出ない範囲で、だが」
GM/キューボール:「マナカウンターさえ破壊すれば、あとは何とかなるはずだ。
この程度の戦力なら、アカデミーの学生だけで追い返せるだろう」
ブラウズ:「つまり、ここにいるシャード所有者で、マナカウンターを破壊する」「……そういうこと」
守人:「しゃーど、ねぇ……そんなに大した物なのか?」
夢:「神様の欠片って言われてるし、実際その力には何度も助けられましたけど……」
暁:「シャード? シャードってなあなんだ?」
夢:「アンタの頭に嵌ってるソレよ(ずびし)」
暁「(無言で側頭部を触って)……うおっ!? いつの間にこんな石が!!」
ケイ:おーい(笑)
守人:「気づいてなかったんかい……」
暁:「まあ、いいか。 調子は前よりいいくれえだしな! がっはっはっは!」
GM/慎一:「そうなると、俺たちは足手まといか。 まー、しゃーない。 がんばれよ」
夢:「うん、慎一たちも大人しくしててよ」
GM/紀子:「わかったわ。 夢さんたちに任せる。 みんなを助けてあげて」
ケイ:「……」
夢:「ケイ、どうしたの? さっきからずっと黙ってるけど」
ケイ:「これから戦いなのに……みんなよく平気だなって……」
守人:「まぁ、慣れてるしな」
夢:「……うん、慣れちゃったからね。 あっちでも、こっちでも」
暁:「逆だあな。 俺ぁむしろそっちしか能がねえ」
アーシェッタ:というか、PC4以外が慣れているのはおかしいから!(一同爆笑)
暁:いや、GMが元悪の秘密結社のロボでもいいって言ったし!(笑)
守人:うむ、守人でNGと言われた事もないし(笑)
GM:面白いから許可したけどな、確かに(笑)
「クエスターが大勢いるわけでもないし、できればお前さんにも手伝ってもらいたいんだが……」
ケイ:「僕は……足手まといになっちゃうかも……」
守人:「それが普通だから気にしなくて良いだろう。 なんならニレ君の後ろに隠れてるのもありだ」
夢:「……大丈夫」とケイの頭を撫でる。 「ケイはアタシが守るから」
守人:「と本人も言ってるしな」
ケイ:「がんばり……ます」
暁:「怖いんなら別に無理に来ることもねえんじゃねえか? 実際、平気な方がオカシイんだ」
ケイ:「……そんなわけにもいきません、ユリエンス先生を助けないと」
守人:「ああ、あの人も止まってるのか……」
アーシェッタ:「闘う能力も重要だけど、闘う意志がなければ来ないで」「お嬢、ことばの選び方というものが」
ケイ:「あります!」
アーシェッタ:「……即答ね。 いい反応」
夢:ケイを戦いに引きずり込むような言い方をしていた事に気付き、ちょっと自己嫌悪。
そして、“ちょっと”でしかない事を更に嫌悪する。
暁:「おもしれえ、おもしれえな。 じゃあ頑張って死なんようについてこいや」
守人:「まず自分の命を第一に行動してくれ。 あくまで君らは生徒なんだし」
夢:「まぁ、割と丈夫ですから、大丈夫です(小声で)半分化け物だから……ね」
守人:「丈夫だろうがなんだろうが危ない時は危ないからな。 気をつけろ」
暁:命を大事に、と言われても……わし、生命体なんだろうか(笑)
GM:超ロボット生命体なんだろう。
守人:私はそこらへん全然気にしてないぞ(笑)
GM/キューボール:「まずはノース校へと潜入。 その後に魔法塔に侵入し、マナカウンターを破壊。 それが作戦内容だ」
アーシェッタ:「……了解」
GM:「それとアーシェッタ。 これを持って行け」と、剣の意匠が彫られたコインを渡します。
夢:む、エクスカリバー伝統の通信用コインだ。 ねこゆーアルシャードでは初めて出たレアな一品(※)(笑)
(※ハンターのクラスを持ったPCが今までいなかった)
アーシェッタ:1枚は持ってるけど、それとは別のモノか。
GM/キューボール:「コイツは特製で、音声だけじゃなく映像もこちらに送れるんだ。 短距離でしか使えないのが欠点だが」
アーシェッタ:「……わかった。 もらっておく……援軍は期待できない?」
GM/キューボール:「俺はクエスターじゃないから直接支援はできん。 それ以外でサポートできるようなら何かするかもしれんが」
守人:「正直、生徒を戦闘に参加させるのはあんましたくないしな」
暁:「よーし、腕が鳴るぜ!(ぐお~ん)」
ブラウズ:「文字通りなってますがなっ!(ずびしっ)」
守人:「(……実際鳴ってるよなぁ)」
夢:「……突っ込み早いねぇ」
アーシェッタ:一応確認しておくけど、≪ガイア≫でマナカウンター無効とかシナリオ崩壊するような手段はNGね?
夢:そりゃあNGでしょう(笑)
GM:シャードの神様は気まぐれなので、それには手を貸しません。
全員に「クエスト:学園を帝国から開放する」を渡してシーンエンド。
ケイ:「がんばって夢さんを守るんだ……」
暁:あー、ロボはバカもボケもぼろぼろ出来ておもしれえ(笑)
■ミドルフェイズ5:ノース校~魔法塔入り口
シーンプレイヤー:暁一号 登場難度:全員登場。
一同は帝国兵の眼をかいくぐって万色学園からノース校へと移動した。
途中、何回か見つかりそうになったが、校舎と言うのは色々と隠れる場所があるもので、なんとかやりすごす事ができた。
アーシェッタ:「……(がしゃり)」と棺を担いで廊下を歩く。
暁:「コレも掃除っちゃあ掃除ってもんか。 それで魔法搭ってなあどっちだい、先生よ?」
守人:「……」
ケイ:「……先生?」
アーシェッタ:「……どうした? まさか道を忘れたなんてことはないだろう」
守人:「いや、喉まででかかってるんだがな。 忘れてるわけではないぞ?」
PC一同:「……」
暁:「誰かわかってる奴、いるよな?」
守人:「あー、思い出した。 こっちだこっち………多分な(ぼそ)」
GM/キューボール:『……魔法塔は、ノース校で一番高い建物だ』
夢:「(溜め息を付いて)こっちですよ先生……」多分守人のOPで出たヤツだろう。
GM/キューボール:『そこで見つかってしまえば、帝国軍の最大戦力と正面衝突する事になる。 それだけは避けるんだ』
物陰に隠れながら、魔法塔の入り口をうかがう一同。
警備している兵士が数名。 マナカウンターの性能を過信しているのか数はそれほど多くない。
ケイ:「どうします?」
守人:「こっそり行くしかなかろう……」
アーシェッタ:巨大な棺を背負っているとは思えない隠密性を駆使して私は移動する。
GM:ノース校の校庭に目を移すとズィーガーやパンツァーが並んでいるのが分かる。
発見されれば、すぐにでも彼らはこちらに飛んでくるだろう。
暁:「俺と同じくらい頑丈そうなのがごーろごろいやがるなあ」
夢:「……他に連絡取られると大変ね。 ズィーガーは硬いし、パンツァーはその機動力が厄介過ぎる」
ブラウズ:「Lv4パーティであれを正面突破するのは難しいですなぁ」「……ブラウズ、PL発言PL発言」
守人:「機械相手は面倒そうだなぁ」
夢:「動力甲冑が数騎、か……まともにやったらちょっと厳しいかも」
GM:帝国兵が脇見てる隙に移動する気なら1人ずつ【反射】難度15。
誰か囮にるなら代表1人が【知覚】判定難度16に成功すれば全員で無事に塔に侵入できる。
夢:失敗したら戦闘?
GM:そうなる。
夢:(全員のキャラシートを見回して)……誰か一人囮にしてケイの≪バルドル≫を使った方が良さそう。
暁:つうか、夢OPのあの道は関係無いんだよな?
GM:あれはランダムワープなんで、期待通りの場所に出るかは運次第。
アーシェッタ:「……ブラウズを一部実体化させておとりにする」「なるほど、良い手ですな」
GM:……まあ、それでもいいが。
暁:「別に俺がやってもいいぜ」
守人:「まぁロボ君のほうが目立つっちゃ目立つが……」
アーシェッタ:<クリーチャーポッド>は、クリーチャーが死ぬとそのシーンは使用できないけど、逆を言えばシーンが変われば次のシーンでまたクリーチャーが呼び出せるつー事ですよね?
GM:たしかに「そのシーンは使用できません」と書いてあるな。
アーシェッタ:なので、囮としてつっこませて、目標値下げられないかな?
GM:【知覚】目標値は「囮と気付かれるかどうか」の目安なんであんま関係ない。 つっこませても。
アーシェッタ:ああ、なるほど。 それならいずれにせよ、成功には加護使わないとどうしようもない気がする。
ケイ:やっぱ≪バルドル≫撃ってか。
アーシェッタ:たぶん、シナリオ的にはスカウトが囮をやることが想定されていると思われ。
暁:あー、ではまあ、そろそろ止めないとロボは飛び出しちゃうよ?(笑)
アーシェッタ:……闘うとすると戦力はどれくらいになりそうですか?
GM:とりあえず見張りのゾルダート2グループは確定。
あと近くにいるズィーガーやパンツァーリッターが来るかもしれない。
ケイ:うぬう。
夢:長引けばパンツァーとか動力甲冑も来るでしょうね(汗)
アーシェッタ:とりあえず、誰か1人のクリティカルにかけて、駄目なら加護もしくは戦闘。
守人:ですな。
ケイ:うい。
GM:で、誰が囮に?
暁:「ええい、めんどくせえ! 俺が飛び出すからその間に突っ込め!いいな!?」(ぶおーん)
夢:暁ーっ!?(笑)
ケイ:すでに飛び出てますが。
暁:誰も止めないんだもの(笑)
守人:「待て、ロボ君!」
暁:# 2D6 (5,2) + 3 = 10
ケイ:≪バルドル≫!
暁:「おらー、兵隊どもー! かかってこんかー!」(がっしゃんがっしゃん)
「誰だっ!?」「……サムライか!?」「あ、そのまま逃げたぞ!追いかけろ!」
勢い余って明後日の方向に向かった暁を追って、見張り全員が魔法塔を離れていく。
暁:空を飛ぶあやしい武者鎧。
アーシェッタ:「……みんな、はやく」
守人:「仕方ない、さっさと行くぞ」
夢:「……ケイ、行くよ!」手を引いて走り出す
ケイ:「暁さん大丈夫でしょうか……」
夢:「大丈夫よ、きっと」
GM:1分と立たずに、暁だけ戻ってくる。 帝国兵を撒いてきたらしい。
守人:「って戻ってくるの早っ!?」
ケイ:大丈夫だったようで
夢たちは急いで魔法塔に入り、近くにあった道具を利用して扉につっかえ棒をかまし、帝国兵が入れないようにした。
暁:「さあ、さっさと進もうぜ。 これからが本番だろ?」……ところで。
GM:?
暁:加護って「使われた」ってPCは解るもんなんだろか?
GM:解っても解らなくてもどっちでもいいと思う。 なにかやりたい演出があるなら好きに。
暁:ん、では。 「なあ、おめえなんかやったか?」とケイにじりじりと迫る2m50cmのロボ(笑)
GM:しかも外見は武者鎧だしなぁ。
ケイ:「え……えっと僕はただ、暁さんが無事に戻ってこれるようにって……」
夢:「暁、ケイに何を迫ってるんだい……?(じろり)」
守人:「端からみると襲ってるようにしか見えんな」
アーシェッタ:「まぁ、ブラウズを見ても怖がらなかった人たちだから……」
暁:「どうも上手くいきすぎたんだよな。 気のせいかもしれんが俺はさっきおめえに助けられた気がする」
ケイ:「そんな……僕なんか」ちょっと顔が赤い。
夢:「(……なるほどね)神様の加護でもあったんじゃないの?
それより急ぐよ、扉が何時破られるかわかんないしね」
暁:「ありがとうよ、借りとくぜ」
守人:「うむ、これが“しゃーど”の力ってのかもしれんな」
暁:というわけで、今後わしはケイの言うことはちょっとだけ聞きます(笑)
夢:なるほど。
ケイ:フラグが立った(笑)
■ミドルフェイズ6:封じられたドラゴン
シーンプレイヤー:朽葉ケイ 登場難度:全員登場
ほとんど窓がなく、マナカウンターの影響で魔法の灯りが消えた魔法塔の中は薄暗かった。
急ぎたい気持ちを抑えつつ、ケイ達はその場にしばし留まる。
暁:(ぐぽーん)
守人:「目が光ると便利だな」
暁:いや、光るけど人間くらいしか見えてないぞ(笑)
夢:ん、それじゃ……ごそごそと腰に差していたイージィロッドを取り出して。
「灯りよ」と、指定していたキーワードと共に<マジックキャンドル>。
GM:ケイ達の眼に飛び込んできたのは、イージィロッドの灯りに照らされた巨大なドラゴンの姿だった。
ケイ:「えっ……!?」
暁:「うおっ!なんだこのデカイトカゲ!」
守人:「ドラゴンだと!?」
夢:「……校長ね」以前アンジェラさんみてるからなぁ。
守人:「……校長?」
夢:「うん、校長さん。 アカデミーの生徒たちも校長はドラゴンだって言ってたし、わりと居るんじゃない? 帝国にも1人居るし」
守人:「あぁ、思い出した。 そういや校長居たな」
ケイ:「そうなんですか……みゃう」
GM:彼女もまた魔法を使おうとして、マナカウンターの影響を受けたらしい。
アーシェッタ:「こちらは、そちらの世界の言葉で言えば『ファンタジー世界』だ」
守人:「なるほどなぁ……」
暁:「こらー、来るなら相手してやるぞ! このトカゲめ!(話を聞いてない)」
守人:「落ち着けロボ君。 どうも校長らしいこの人」
暁:「……ん、良く見たらちっともうごかねえな。 流石に焦ったぜ」
GM:『ドラゴンをも封じる事ができるのか、マナカウンターは……』とコインからの映像を見たキューボールが驚愕している。
夢:「確かにとんでもないカバラ兵器だね。 “煉獄の炎”(※)より質が悪いわ」
(※[[ブライトナイト]]EX1で出てきた誘導ミサイル。 夢はこれの発射阻止のため戦っていた)
守人:「よくわからんが、洒落にならんな……名前忘れたが」
暁:つうか、異世界に一番驚いてるのがロボなのはどーなんだ?(笑)
夢:アンジェラさんと煉獄の炎見てしまったので割と驚けないんですよー。
GM:夢の場合はそれ以外にもダブルクロスの方でいろいろ見てるしなぁ(笑)
夢:うぃ、邪神さまに乗っ取られた女の子とか有りましたからのぅ……。
暁:でもまあ、「いきなり目の前にドラゴン」には驚いてもいいと思うぞ?
守人:ですな。私も驚いたとりあえず。
アーシェッタ:……私は冷静、かなぁ。ブラウズはこーいうところでは驚かない。
ケイ:驚きまくり。
夢:うぬ……「まぁ、前回も色々と有ったんだよ色々……それこそこれを上回るようなレベルの出来事が……うぅ……」
暁:なんか夢、月光みたいに解説役になっとる気がしたんでな?(笑)
守人:月光だと最後死ぬからやめた方がよい(笑)
暁:というわけで、虎丸役は任せろ!(笑)
マナカウンターの影響を受けている以上、ケイ達に出来る事はない。
アシュレイ校長を後に残し、一同は魔法塔を登り始めた。
この先にマナカウンターがあるはずだ。
■ミドルフェイズ1:混乱する万色学園
シーンプレイヤー:弓月守人 登場難度:アーシェッタ、暁のみ10。 他は不可。
万色学園の中は混乱していたが、まだこちらに帝国兵は来てないようだ。
しょせん異世界の学生で、大した事は出来ないと思っているのかもしれない。
だが、それも時間の問題だ。
ノース校の制圧が終了した後、こちら側にも兵士がやってくるだろう。
GM:守人が自分のクラスに戻る途中でも、あちこちの教室で教師が生徒をなだめているらしい声が聞こえる。
そのおかげかむやみに廊下に出歩いている生徒は少ない。
守人:「流石に、軍隊が相手だと1人ではどうしようもないしな……」
GM/生徒:「この戦争が終わったら、私、結婚するの」
「犯人かも知れない奴と一緒に一晩同じ部屋でいられるかよ! 俺は自分の部屋に戻るからな!」
「ケイ……?女みたいな名前なのに、なんだ男か」
守人:「いま、明らかにおかしい会話があったろ」
夢:カ○ーユ……?
GM:「お前達は回りくどく生存を諦めてるんじゃないっ!
……あ、守人先生。
あたしもこうやってマジメに仕事してるんですから、先生も早く教室に戻ってくださいよー」
と右手に麻雀牌、左手にさきいかを持ちながら梨音先生が話しかけてきます。
守人:「いや、その両手の持ち物をどうにかしてからその発言して下さい。
お前らは早く教室戻れー、わけわからん軍隊が来てるぞー」
GM/生徒:「守人先生もやります? 役を知らないんでカッコいい打ち方をした奴が勝ちですけど」
「その時、オレに電流走る……」「あんた、背中が煤けてるぜ」「獣の匂いがする……ッ!」
守人:「麻雀は役が覚えられないからダメだ。 つーかお前ら物まねだろそれ。
とりあえず、あいつらは何が目的できてるか解りますか。
その……麻雀先生」
GM/梨音:「さあ……? ノース校の方に降りてるから、ウチ(万色学園)絡みじゃないとは思いますけど」
守人:「それもそうでしょうが、あっち側だけで済めば良いんですけどね」
アーシェッタ:# 2D6(5,2) + 4 = 11
アーシェッタ:「こちらは……異世界人の方の校舎か」
守人のシャードって見える位置にある?
守人:あまり見せびらかしてないと思う、と言うかどんな形してるかダイス振ってないな(笑)
GM:今振れっ!(笑)
守人:# 2D 6 (2,6) = 8
守人:# 2D 6 (3,1) = 4
守人:# 2D 6 (3,4) = 7
守人:「白」「6面体」「武器」……武器持ってねぇな(笑)
とりあえず懐中時計にしてしまえ。
GM:データ的には使えない護刀とかそんなんもっててもいいけど。 義妹から預かったとか。
守人:んー、懐中時計のほうが「時間を忘れやすい」から貰った理由になると思う。
と言う事でおもむろに時計取り出して時間を確認してみよう(笑)
「連中が下りてきてから、かなり時間が経ってますが……生徒を避難させるべきですかね」
GM:で、それにアーシェッタが気付いて出てくるのか。
アーシェッタ:OK、じゃあそういうことで。 「……それは、シャードか?」
守人:「ん?どちら様で?」
アーシェッタ:人間大の棺をかかえた割烹着姿の女性。
GM/梨音:「ミッドガルドの人みたいですけど……」って割烹着っ!?
アーシェッタ:変装ですよ。 割烹着は購買部から失敬してきた。
守人:「あー……葬儀屋さん?」
アーシェッタ:「……名乗っていいのかどうかはしらないが、とりあえず正義の味方だ」
ブラウズ:「あやしいものではございません(にょろにょろ)」
守人:「ははぁ……そのスライムが食材な給食のおばさんで葬儀屋な正義の味方?」
暁:# 2D6 (5,6) + 4 = 15
暁:よし、事態をややこしくしてやろう。 げっしょんげっしょんと登場。
「廊下に出てる奴はとりあえず教室に入っとけー! 妙なのがやってきてるからなあ!(がっしゃんがっしゃん)」
ブラウズ:「妙なのはおまえじゃー!?(手の形になってつっこみ)」
「……いや、たいしてかわらないし」
暁:「むむ!あやしい奴め!」
ブラウズ:「失敬な、あやしくなんぞございませぬぞ(にょろにょろ)」
守人:「ロボ君、君も生徒っぽいから教室にでも入ってたらどうですか」
暁:「……いや、俺、授業は受けたことないんだが。
それより先生よ、俺がメンテ受けてたら妙なのが来たんでとりあえず追い散らしといたぞ」
守人:「その妙なのが、どうもノース校の方にも大量に降下していてな。 もうこちらにまで来てたのか。
それからあー……ブ、ブ、ブ……ツインテール君が何やら動きが止まってしまってる」
GM:キューボールも後から登場。
「アーシェッタ、その先生はノース校にも来てるクエスターだ。
そこの……サムライか? 彼もシャードを持ってるようだが」
守人:「む、貴方は……購買の人。
一体どういう状況ですか。 そこの割烹着の人と知り合いのようですが?」
GM/キューボール:「あー、コイツはアーシェッタ。 俺の知り合いだ。
怪しいが悪い奴じゃあない」
アーシェッタ:「……あやしくない」
暁:「あの棺桶と黒いの、どう見ても、俺の次くらいにはあやしいよな?」
そのへんの生徒に言っておく。
守人:「……流石にあやしいのは否定できないなぁ」
GM/キューボール:「ちょっと今、ノース校が帝国軍に襲撃されててな。
できれば力を貸して欲しいんだが」
守人:「この状況をどうにかする為に、なら喜んで手伝いますよ」
暁:「荒事か」
アーシェッタ:「……荒事です」
GM:「廊下で立ち話もなんだ。 まず守人先生の教室まで行こうじゃないか」
というところでシーンエンドかね。
守人:と言うかツインテールはスルーされたか(笑)
GM:ツインテールじゃ誰だか解らんだろうし(笑)
守人:ここで急に名前が出てくるわけ無いじゃないですか(笑)
■ミドルフェイズ2:凍える時間
シーンプレイヤー:朽葉ケイ 登場難度:10。 ただし前シーンに登場したPCは不可
ユリエンス師に助けられるようにして魔術実験室を出たケイ。
彼が次に目にしたのは、固まったように動なくなっている魔法使いたちだった。
それこそ、彼らの時が止まってしまったように。
ケイ:「うわぁ……何が起きてるんだろ」
GM:中には、ノース校の生徒だけじゃなく、魔法の才能があると勉強していた万色学園の級友も居る。
ケイ「魔法使いが止められてる……? でもなんで僕は無事なんだろ」
GM:で、ケイの近くの教室、扉の向こう側から話し声が聞こえてきます。
ケイ:覗いてみます。
GM:帝国兵が無線を使っている。
「ノース校はほぼ制圧を完了しました。 マナカウンターは現在の所、問題なく効果を発揮しています」
ケイ:「えっと……」
GM/帝国兵:「……了解。 これより万色学園の制圧に向かいます」
ケイ:教室から出てくるかな?
GM:無線をしまって、反対側の扉から出て行った。
ケイ:「マナカウンター……なんだろ。 それがみんなを止めているのかなぁ。 どう思うユーイ?」
……って居るよね?
GM:必要な時には居る。
ケイ:ちなみに<ミニファミリア>使用ではありませぬ。
GM:それなら、ケイの周りをふわふわ飛びながら「ボクも聞いたことがないなぁ。 帝国軍の新兵器かな?」と。
ケイ:「う~ん、とにかく動ける人探さないと」
GM/ユーイ:「万色学園のほうに戻ってみようよ、ケイ」
ケイ:「うん。 夢さん、大丈夫だといいけど……」
■ミドルフェイズ3:とりあえずの生還
シーンプレイヤー:楡川夢 登場難度:10
“新開かずのドア”は、今度は万色学園の理科準備室に繋がっていた。
ダンボール(のようなもの)の箱をかぶったまま、廊下を移動する夢と慎一。
すでに学園にも帝国兵が来ていたが、数は決して多くはない。
これなら気付かれずに教室に戻る事は難しくなさそうだ。
夢:「……全く、普通は気付かないだろうかねぇ。 都合は良いんだけどさ」
GM/慎一:「なんか俺たち潜入任務してるみたいでカッコよくない?」
夢:「それはちょっと違う気がするねぇ……」
GM:そんなこんなあって、2人は無事に自分のクラスの前に戻ってこれた。
夢:「と、到着っと(がばり)」ダンボールのような箱から出て中に入る。
GM:「だからケイ君には裸ワイシャツこそ正義だと何度言えばわかるのよ!」
「バカヤロウ!季節を考えろ!下にスク水を着ないと風邪引いちゃうだろうが!!」
「その場合ブルマは下に履くのか?上から履くのか?そこが問題だ!!」
ケイ:# 2D6(5,3) + 4 = 12
夢:「……アンタら、ケイに何しようとしてるのさっ!?」
ケイ:……とんでもないところに出ちゃったかな。
GM:「うわっ!夢さんにケイ君!? 部屋に入る時はノックしてって言ったじゃない!」
「突然ですが2人とも! 今年の文化祭で披露する手品を思いついたんで是非見て感想を聞かせてください!」
「今だ!時間を稼いでる内にアニメ雑誌はともかくエロゲ雑誌だけは隠し通すんだ!(がたんばたん)」
夢:「……とりあえずさ。もう少し落ち着きなさいな」
GM/紀子:「こ、こほん。 夢さんに檜原君、無事だったのね!皆とっても心配してたのよ!」
ケイ:「にゃう……って夢さん。 無事だったんですね」抱きつき。
夢:「……うん、ケイも無事で良かった」ケイの頭を撫でる。
ケイ:この状況だと周りから視線が痛いと思う。
GM:皆、携帯のカメラで写真に収めてる。
夢:気にしない(笑)
ケイ:「みんな固まっちゃてて……夢さん無事か心配で……」
GM:「そうなんだ、ノース校に居た人たちがみんな止まってるんだ!」とユーイが。
夢:「大丈夫大丈夫、あたしだってそんな簡単に……止まっている?」
ケイ:「うん。 皆、動かなくなっちゃてるんだ」
暁:(急に生徒になって)「あ、じゃあ俺ちょっと心配だから覗いてくるわ」手にはカメラ。
GM/生徒:「バカ!そんな危険な所にオマエ1人で行かせられるかよ!」手にはデジカメ。
夢:「そこ、下手に出歩くと撃ち殺されるよ?」
暁:(また生徒になって)「おのれ!おのれ帝国軍め!突入まで間を空けるくらい空気を読むことができないのかっ! だが命は惜しいのでひとまず断念だ!」
GM/生徒:「ちくしょう……正々堂々とパンチラ写真を取れるまたとない好機をみすみす逃すとはッ!(ぐっ)」
夢:ケイに、小声で「……ワーディングじゃないわよね?」と聞いてみる。
ケイ:「(小声で)うん、違うと思う」
夢:「そう。 他にわかってる事はある?」
ケイ:「さっき帝国の兵士が、マナカウンターとか言うのがどうとかって」
夢:「マナカウンター……ねぇ。 知らないわね」
夢:「まぁ、とりあえず」とロッカーへと向かい、そこを開け放ち。
「またコレを使う事になるとはねぇ」と呟きつつ剣と篭手、それにイージィロッドを取り出して身に付けていく。
ケイ:(生徒になって)「やっぱ時代は強気姐さん×はわはわショタよね~」
GM/生徒:「いやいや。 昼間は強気姐さんに引っ張られるショタ、だけどベッドの上では立場が逆転し……やべ、ちょ、ちょっとトイレ」
ケイ:何しに行く気だ(笑)
夢:「(……転校して正解だったのかもしれないわね)」内心でそう思う。
ケイ:「?」周りの反応がわかってない。
GM:というところでシーンエンドにしておこう。 これ以上続けると凄い勢いで万色学園がダメになっていく。
暁:しまった! 生徒で勝手にボケるんが楽しくて、シーンに登場できるのを素で忘れてた!(一同爆笑)
■ミドルフェイズ4:作戦会議
シーンプレイヤー:アーシェッタ=キュノウ 登場難度:全員登場
無事にクラスに戻ってきた夢たち。
運の良い事に、その場にはミッドガルド人のアーシェッタとキューボールが居たため、まず彼らから説明をしてもらうことになった。
夢:「……エクスカリバーには前もちょっとお世話になりました(ぺこり)」
アーシェッタ:「貴女が“あの”……報告書は読んでます」「よろしくですな(にょろにょろ)」
夢:「(ど、どんな風に書かれてるんだろ……)」
GM/キューボール:「まず、ノース校に侵攻してきたのは帝国の銀十字軍だ。 いわゆる精鋭部隊だな」
暁:「……精鋭? 保健室に来た連中は臆病なもんだったがな」
夢:「まぁ、精鋭って言ってもピンキリは有ると思うけどねぇ」
守人:「なんで攻めてきたのかね?」
アーシェッタ:「おそらく学園の所有するレリクスの確保のためだろうが……まず第一は、新兵器の効果測定なのではないだろうか?」
夢:「アカデミーの連中が動けなくなったっていう、アレの事?」
守人:「……れりくすってなんだっけか」
夢:「オーバーテクノロジー、あっちでいうオーパーツですよ先生」
GM/キューボール:「まあ、今回はでっかいマナの結晶だと思ってくれ。 カバラ兵器にでも転用する気なんだろう」
守人:「あー、そうだったそうだった……いや、忘れてたわけではないよ?」
ブラウズ:「あやしいものですな(にょろ)」
アーシェッタ:「……キューボール、わかっている事を皆に説明して」
GM/キューボール:「動かない奴がいるのは、おそらく帝国で開発された新兵器『マナカウンター』の影響だろう。
マナを操る……魔法使いに対して作用があるらしい。
まだ試作段階だと聞いていたんだが」
夢:「なるほど。 魔法使い中心のアカデミーにとっては天敵か」
守人:「名前からして、魔法を使うと反応するのかね?」
GM/キューボール:「マナカウンターの中でも、同じようにマナを扱うカバラ兵器を持った帝国兵だけは動いている。
おそらくリアクターの発生させるゾーン内には効果がないんだろう」
夢:「そして、ゾーンを発生出来るのは何もリアクターだけじゃないからね」と時計を見つつ。
アーシェッタ:「……帝国軍の誤算は、異世界からの訪問者の中にもクエスターが居た、という点」
暁:「で、どうすんだ? そのナントカってのを渡して帰ってもらうのか、それともぶちのめすのか」
守人:「当然、ぶちのめすべきだろう。 生徒に被害が出ない範囲で、だが」
GM/キューボール:「マナカウンターさえ破壊すれば、あとは何とかなるはずだ。
この程度の戦力なら、アカデミーの学生だけで追い返せるだろう」
ブラウズ:「つまり、ここにいるシャード所有者で、マナカウンターを破壊する」「……そういうこと」
守人:「しゃーど、ねぇ……そんなに大した物なのか?」
夢:「神様の欠片って言われてるし、実際その力には何度も助けられましたけど……」
暁:「シャード? シャードってなあなんだ?」
夢:「アンタの頭に嵌ってるソレよ(ずびし)」
暁「(無言で側頭部を触って)……うおっ!? いつの間にこんな石が!!」
ケイ:おーい(笑)
守人:「気づいてなかったんかい……」
暁:「まあ、いいか。 調子は前よりいいくれえだしな! がっはっはっは!」
GM/慎一:「そうなると、俺たちは足手まといか。 まー、しゃーない。 がんばれよ」
夢:「うん、慎一たちも大人しくしててよ」
GM/紀子:「わかったわ。 夢さんたちに任せる。 みんなを助けてあげて」
ケイ:「……」
夢:「ケイ、どうしたの? さっきからずっと黙ってるけど」
ケイ:「これから戦いなのに……みんなよく平気だなって……」
守人:「まぁ、慣れてるしな」
夢:「……うん、慣れちゃったからね。 あっちでも、こっちでも」
暁:「逆だあな。 俺ぁむしろそっちしか能がねえ」
アーシェッタ:というか、PC4以外が慣れているのはおかしいから!(一同爆笑)
暁:いや、GMが元悪の秘密結社のロボでもいいって言ったし!(笑)
守人:うむ、守人でNGと言われた事もないし(笑)
GM:面白いから許可したけどな、確かに(笑)
「クエスターが大勢いるわけでもないし、できればお前さんにも手伝ってもらいたいんだが……」
ケイ:「僕は……足手まといになっちゃうかも……」
守人:「それが普通だから気にしなくて良いだろう。 なんならニレ君の後ろに隠れてるのもありだ」
夢:「……大丈夫」とケイの頭を撫でる。 「ケイはアタシが守るから」
守人:「と本人も言ってるしな」
ケイ:「がんばり……ます」
暁:「怖いんなら別に無理に来ることもねえんじゃねえか? 実際、平気な方がオカシイんだ」
ケイ:「……そんなわけにもいきません、ユリエンス先生を助けないと」
守人:「ああ、あの人も止まってるのか……」
アーシェッタ:「闘う能力も重要だけど、闘う意志がなければ来ないで」「お嬢、ことばの選び方というものが」
ケイ:「あります!」
アーシェッタ:「……即答ね。 いい反応」
夢:ケイを戦いに引きずり込むような言い方をしていた事に気付き、ちょっと自己嫌悪。
そして、“ちょっと”でしかない事を更に嫌悪する。
暁:「おもしれえ、おもしれえな。 じゃあ頑張って死なんようについてこいや」
守人:「まず自分の命を第一に行動してくれ。 あくまで君らは生徒なんだし」
夢:「まぁ、割と丈夫ですから、大丈夫です(小声で)半分化け物だから……ね」
守人:「丈夫だろうがなんだろうが危ない時は危ないからな。 気をつけろ」
暁:命を大事に、と言われても……わし、生命体なんだろうか(笑)
GM:超ロボット生命体なんだろう。
守人:私はそこらへん全然気にしてないぞ(笑)
GM/キューボール:「まずはノース校へと潜入。 その後に魔法塔に侵入し、マナカウンターを破壊。 それが作戦内容だ」
アーシェッタ:「……了解」
GM:「それとアーシェッタ。 これを持って行け」と、剣の意匠が彫られたコインを渡します。
夢:む、エクスカリバー伝統の通信用コインだ。 ねこゆーアルシャードでは初めて出たレアな一品(※)(笑)
(※ハンターのクラスを持ったPCが今までいなかった)
アーシェッタ:1枚は持ってるけど、それとは別のモノか。
GM/キューボール:「コイツは特製で、音声だけじゃなく映像もこちらに送れるんだ。 短距離でしか使えないのが欠点だが」
アーシェッタ:「……わかった。 もらっておく……援軍は期待できない?」
GM/キューボール:「俺はクエスターじゃないから直接支援はできん。 それ以外でサポートできるようなら何かするかもしれんが」
守人:「正直、生徒を戦闘に参加させるのはあんましたくないしな」
暁:「よーし、腕が鳴るぜ!(ぐお~ん)」
ブラウズ:「文字通りなってますがなっ!(ずびしっ)」
守人:「(……実際鳴ってるよなぁ)」
夢:「……突っ込み早いねぇ」
アーシェッタ:一応確認しておくけど、≪ガイア≫でマナカウンター無効とかシナリオ崩壊するような手段はNGね?
夢:そりゃあNGでしょう(笑)
GM:シャードの神様は気まぐれなので、それには手を貸しません。
全員に「クエスト:学園を帝国から開放する」を渡してシーンエンド。
ケイ:「がんばって夢さんを守るんだ……」
暁:あー、ロボはバカもボケもぼろぼろ出来ておもしれえ(笑)
■ミドルフェイズ5:ノース校~魔法塔入り口
シーンプレイヤー:暁一号 登場難度:全員登場。
一同は帝国兵の眼をかいくぐって万色学園からノース校へと移動した。
途中、何回か見つかりそうになったが、校舎と言うのは色々と隠れる場所があるもので、なんとかやりすごす事ができた。
アーシェッタ:「……(がしゃり)」と棺を担いで廊下を歩く。
暁:「コレも掃除っちゃあ掃除ってもんか。 それで魔法搭ってなあどっちだい、先生よ?」
守人:「……」
ケイ:「……先生?」
アーシェッタ:「……どうした? まさか道を忘れたなんてことはないだろう」
守人:「いや、喉まででかかってるんだがな。 忘れてるわけではないぞ?」
PC一同:「……」
暁:「誰かわかってる奴、いるよな?」
守人:「あー、思い出した。 こっちだこっち………多分な(ぼそ)」
GM/キューボール:『……魔法塔は、ノース校で一番高い建物だ』
夢:「(溜め息を付いて)こっちですよ先生……」多分守人のOPで出たヤツだろう。
GM/キューボール:『そこで見つかってしまえば、帝国軍の最大戦力と正面衝突する事になる。 それだけは避けるんだ』
物陰に隠れながら、魔法塔の入り口をうかがう一同。
警備している兵士が数名。 マナカウンターの性能を過信しているのか数はそれほど多くない。
ケイ:「どうします?」
守人:「こっそり行くしかなかろう……」
アーシェッタ:巨大な棺を背負っているとは思えない隠密性を駆使して私は移動する。
GM:ノース校の校庭に目を移すとズィーガーやパンツァーが並んでいるのが分かる。
発見されれば、すぐにでも彼らはこちらに飛んでくるだろう。
暁:「俺と同じくらい頑丈そうなのがごーろごろいやがるなあ」
夢:「……他に連絡取られると大変ね。 ズィーガーは硬いし、パンツァーはその機動力が厄介過ぎる」
ブラウズ:「Lv4パーティであれを正面突破するのは難しいですなぁ」「……ブラウズ、PL発言PL発言」
守人:「機械相手は面倒そうだなぁ」
夢:「動力甲冑が数騎、か……まともにやったらちょっと厳しいかも」
GM:帝国兵が脇見てる隙に移動する気なら1人ずつ【反射】難度15。
誰か囮にるなら代表1人が【知覚】判定難度16に成功すれば全員で無事に塔に侵入できる。
夢:失敗したら戦闘?
GM:そうなる。
夢:(全員のキャラシートを見回して)……誰か一人囮にしてケイの≪バルドル≫を使った方が良さそう。
暁:つうか、夢OPのあの道は関係無いんだよな?
GM:あれはランダムワープなんで、期待通りの場所に出るかは運次第。
アーシェッタ:「……ブラウズを一部実体化させておとりにする」「なるほど、良い手ですな」
GM:……まあ、それでもいいが。
暁:「別に俺がやってもいいぜ」
守人:「まぁロボ君のほうが目立つっちゃ目立つが……」
アーシェッタ:<クリーチャーポッド>は、クリーチャーが死ぬとそのシーンは使用できないけど、逆を言えばシーンが変われば次のシーンでまたクリーチャーが呼び出せるつー事ですよね?
GM:たしかに「そのシーンは使用できません」と書いてあるな。
アーシェッタ:なので、囮としてつっこませて、目標値下げられないかな?
GM:【知覚】目標値は「囮と気付かれるかどうか」の目安なんであんま関係ない。 つっこませても。
アーシェッタ:ああ、なるほど。 それならいずれにせよ、成功には加護使わないとどうしようもない気がする。
ケイ:やっぱ≪バルドル≫撃ってか。
アーシェッタ:たぶん、シナリオ的にはスカウトが囮をやることが想定されていると思われ。
暁:あー、ではまあ、そろそろ止めないとロボは飛び出しちゃうよ?(笑)
アーシェッタ:……闘うとすると戦力はどれくらいになりそうですか?
GM:とりあえず見張りのゾルダート2グループは確定。
あと近くにいるズィーガーやパンツァーリッターが来るかもしれない。
ケイ:うぬう。
夢:長引けばパンツァーとか動力甲冑も来るでしょうね(汗)
アーシェッタ:とりあえず、誰か1人のクリティカルにかけて、駄目なら加護もしくは戦闘。
守人:ですな。
ケイ:うい。
GM:で、誰が囮に?
暁:「ええい、めんどくせえ! 俺が飛び出すからその間に突っ込め!いいな!?」(ぶおーん)
夢:暁ーっ!?(笑)
ケイ:すでに飛び出てますが。
暁:誰も止めないんだもの(笑)
守人:「待て、ロボ君!」
暁:# 2D6 (5,2) + 3 = 10
ケイ:≪バルドル≫!
暁:「おらー、兵隊どもー! かかってこんかー!」(がっしゃんがっしゃん)
「誰だっ!?」「……サムライか!?」「あ、そのまま逃げたぞ!追いかけろ!」
勢い余って明後日の方向に向かった暁を追って、見張り全員が魔法塔を離れていく。
暁:空を飛ぶあやしい武者鎧。
アーシェッタ:「……みんな、はやく」
守人:「仕方ない、さっさと行くぞ」
夢:「……ケイ、行くよ!」手を引いて走り出す
ケイ:「暁さん大丈夫でしょうか……」
夢:「大丈夫よ、きっと」
GM:1分と立たずに、暁だけ戻ってくる。 帝国兵を撒いてきたらしい。
守人:「って戻ってくるの早っ!?」
ケイ:大丈夫だったようで
夢たちは急いで魔法塔に入り、近くにあった道具を利用して扉につっかえ棒をかまし、帝国兵が入れないようにした。
暁:「さあ、さっさと進もうぜ。 これからが本番だろ?」……ところで。
GM:?
暁:加護って「使われた」ってPCは解るもんなんだろか?
GM:解っても解らなくてもどっちでもいいと思う。 なにかやりたい演出があるなら好きに。
暁:ん、では。 「なあ、おめえなんかやったか?」とケイにじりじりと迫る2m50cmのロボ(笑)
GM:しかも外見は武者鎧だしなぁ。
ケイ:「え……えっと僕はただ、暁さんが無事に戻ってこれるようにって……」
夢:「暁、ケイに何を迫ってるんだい……?(じろり)」
守人:「端からみると襲ってるようにしか見えんな」
アーシェッタ:「まぁ、ブラウズを見ても怖がらなかった人たちだから……」
暁:「どうも上手くいきすぎたんだよな。 気のせいかもしれんが俺はさっきおめえに助けられた気がする」
ケイ:「そんな……僕なんか」ちょっと顔が赤い。
夢:「(……なるほどね)神様の加護でもあったんじゃないの?
それより急ぐよ、扉が何時破られるかわかんないしね」
暁:「ありがとうよ、借りとくぜ」
守人:「うむ、これが“しゃーど”の力ってのかもしれんな」
暁:というわけで、今後わしはケイの言うことはちょっとだけ聞きます(笑)
夢:なるほど。
ケイ:フラグが立った(笑)
■ミドルフェイズ6:封じられたドラゴン
シーンプレイヤー:朽葉ケイ 登場難度:全員登場
ほとんど窓がなく、マナカウンターの影響で魔法の灯りが消えた魔法塔の中は薄暗かった。
急ぎたい気持ちを抑えつつ、ケイ達はその場にしばし留まる。
暁:(ぐぽーん)
守人:「目が光ると便利だな」
暁:いや、光るけど人間くらいしか見えてないぞ(笑)
夢:ん、それじゃ……ごそごそと腰に差していたイージィロッドを取り出して。
「灯りよ」と、指定していたキーワードと共に<マジックキャンドル>。
GM:ケイ達の眼に飛び込んできたのは、イージィロッドの灯りに照らされた巨大なドラゴンの姿だった。
ケイ:「えっ……!?」
暁:「うおっ!なんだこのデカイトカゲ!」
守人:「ドラゴンだと!?」
夢:「……校長ね」以前アンジェラさんみてるからなぁ。
守人:「……校長?」
夢:「うん、校長さん。 アカデミーの生徒たちも校長はドラゴンだって言ってたし、わりと居るんじゃない? 帝国にも1人居るし」
守人:「あぁ、思い出した。 そういや校長居たな」
ケイ:「そうなんですか……みゃう」
GM:彼女もまた魔法を使おうとして、マナカウンターの影響を受けたらしい。
アーシェッタ:「こちらは、そちらの世界の言葉で言えば『ファンタジー世界』だ」
守人:「なるほどなぁ……」
暁:「こらー、来るなら相手してやるぞ! このトカゲめ!(話を聞いてない)」
守人:「落ち着けロボ君。 どうも校長らしいこの人」
暁:「……ん、良く見たらちっともうごかねえな。 流石に焦ったぜ」
GM:『ドラゴンをも封じる事ができるのか、マナカウンターは……』とコインからの映像を見たキューボールが驚愕している。
夢:「確かにとんでもないカバラ兵器だね。 “煉獄の炎”(※)より質が悪いわ」
(※ブライトナイトEX1で出てきた誘導ミサイル。 夢はこれの発射阻止のため戦っていた)
守人:「よくわからんが、洒落にならんな……名前忘れたが」
暁:つうか、異世界に一番驚いてるのがロボなのはどーなんだ?(笑)
夢:アンジェラさんと煉獄の炎見てしまったので割と驚けないんですよー。
GM:夢の場合はそれ以外にもダブルクロスの方でいろいろ見てるしなぁ(笑)
夢:うぃ、邪神さまに乗っ取られた女の子とか有りましたからのぅ……。
暁:でもまあ、「いきなり目の前にドラゴン」には驚いてもいいと思うぞ?
守人:ですな。私も驚いたとりあえず。
アーシェッタ:……私は冷静、かなぁ。ブラウズはこーいうところでは驚かない。
ケイ:驚きまくり。
夢:うぬ……「まぁ、前回も色々と有ったんだよ色々……それこそこれを上回るようなレベルの出来事が……うぅ……」
暁:なんか夢、月光みたいに解説役になっとる気がしたんでな?(笑)
守人:月光だと最後死ぬからやめた方がよい(笑)
暁:というわけで、虎丸役は任せろ!(笑)
マナカウンターの影響を受けている以上、ケイ達に出来る事はない。
アシュレイ校長を後に残し、一同は魔法塔を登り始めた。
この先にマナカウンターがあるはずだ。
■ミドルフェイズ1:混乱する万色学園
シーンプレイヤー:弓月守人 登場難度:アーシェッタ、暁のみ10。 他は不可。
万色学園の中は混乱していたが、まだこちらに帝国兵は来てないようだ。
しょせん異世界の学生で、大した事は出来ないと思っているのかもしれない。
だが、それも時間の問題だ。
ノース校の制圧が終了した後、こちら側にも兵士がやってくるだろう。
GM:守人が自分のクラスに戻る途中でも、あちこちの教室で教師が生徒をなだめているらしい声が聞こえる。
そのおかげかむやみに廊下に出歩いている生徒は少ない。
守人:「流石に、軍隊が相手だと1人ではどうしようもないしな……」
GM/生徒:「この戦争が終わったら、私、結婚するの」
「犯人かも知れない奴と一緒に一晩同じ部屋でいられるかよ! 俺は自分の部屋に戻るからな!」
「ケイ……?女みたいな名前なのに、なんだ男か」
守人:「いま、明らかにおかしい会話があったろ」
夢:カ○ーユ……?
GM:「お前達は回りくどく生存を諦めてるんじゃないっ!
……あ、守人先生。
あたしもこうやってマジメに仕事してるんですから、先生も早く教室に戻ってくださいよー」
と右手に麻雀牌、左手にさきいかを持ちながら梨音先生が話しかけてきます。
守人:「いや、その両手の持ち物をどうにかしてからその発言して下さい。
お前らは早く教室戻れー、わけわからん軍隊が来てるぞー」
GM/生徒:「守人先生もやります? 役を知らないんでカッコいい打ち方をした奴が勝ちですけど」
「その時、オレに電流走る……」「あんた、背中が煤けてるぜ」「獣の匂いがする……ッ!」
守人:「麻雀は役が覚えられないからダメだ。 つーかお前ら物まねだろそれ。
とりあえず、あいつらは何が目的できてるか解りますか。
その……麻雀先生」
GM/梨音:「さあ……? ノース校の方に降りてるから、ウチ(万色学園)絡みじゃないとは思いますけど」
守人:「それもそうでしょうが、あっち側だけで済めば良いんですけどね」
アーシェッタ:# 2D6(5,2) + 4 = 11
アーシェッタ:「こちらは……異世界人の方の校舎か」
守人のシャードって見える位置にある?
守人:あまり見せびらかしてないと思う、と言うかどんな形してるかダイス振ってないな(笑)
GM:今振れっ!(笑)
守人:# 2D 6 (2,6) = 8
守人:# 2D 6 (3,1) = 4
守人:# 2D 6 (3,4) = 7
守人:「白」「6面体」「武器」……武器持ってねぇな(笑)
とりあえず懐中時計にしてしまえ。
GM:データ的には使えない護刀とかそんなんもっててもいいけど。 義妹から預かったとか。
守人:んー、懐中時計のほうが「時間を忘れやすい」から貰った理由になると思う。
と言う事でおもむろに時計取り出して時間を確認してみよう(笑)
「連中が下りてきてから、かなり時間が経ってますが……生徒を避難させるべきですかね」
GM:で、それにアーシェッタが気付いて出てくるのか。
アーシェッタ:OK、じゃあそういうことで。 「……それは、シャードか?」
守人:「ん?どちら様で?」
アーシェッタ:人間大の棺をかかえた割烹着姿の女性。
GM/梨音:「ミッドガルドの人みたいですけど……」って割烹着っ!?
アーシェッタ:変装ですよ。 割烹着は購買部から失敬してきた。
守人:「あー……葬儀屋さん?」
アーシェッタ:「……名乗っていいのかどうかはしらないが、とりあえず正義の味方だ」
ブラウズ:「あやしいものではございません(にょろにょろ)」
守人:「ははぁ……そのスライムが食材な給食のおばさんで葬儀屋な正義の味方?」
暁:# 2D6 (5,6) + 4 = 15
暁:よし、事態をややこしくしてやろう。 げっしょんげっしょんと登場。
「廊下に出てる奴はとりあえず教室に入っとけー! 妙なのがやってきてるからなあ!(がっしゃんがっしゃん)」
ブラウズ:「妙なのはおまえじゃー!?(手の形になってつっこみ)」
「……いや、たいしてかわらないし」
暁:「むむ!あやしい奴め!」
ブラウズ:「失敬な、あやしくなんぞございませぬぞ(にょろにょろ)」
守人:「ロボ君、君も生徒っぽいから教室にでも入ってたらどうですか」
暁:「……いや、俺、授業は受けたことないんだが。
それより先生よ、俺がメンテ受けてたら妙なのが来たんでとりあえず追い散らしといたぞ」
守人:「その妙なのが、どうもノース校の方にも大量に降下していてな。 もうこちらにまで来てたのか。
それからあー……ブ、ブ、ブ……ツインテール君が何やら動きが止まってしまってる」
GM:キューボールも後から登場。
「アーシェッタ、その先生はノース校にも来てるクエスターだ。
そこの……サムライか? 彼もシャードを持ってるようだが」
守人:「む、貴方は……購買の人。
一体どういう状況ですか。 そこの割烹着の人と知り合いのようですが?」
GM/キューボール:「あー、コイツはアーシェッタ。 俺の知り合いだ。
怪しいが悪い奴じゃあない」
アーシェッタ:「……あやしくない」
暁:「あの棺桶と黒いの、どう見ても、俺の次くらいにはあやしいよな?」
そのへんの生徒に言っておく。
守人:「……流石にあやしいのは否定できないなぁ」
GM/キューボール:「ちょっと今、ノース校が帝国軍に襲撃されててな。
できれば力を貸して欲しいんだが」
守人:「この状況をどうにかする為に、なら喜んで手伝いますよ」
暁:「荒事か」
アーシェッタ:「……荒事です」
GM:「廊下で立ち話もなんだ。 まず守人先生の教室まで行こうじゃないか」
というところでシーンエンドかね。
守人:と言うかツインテールはスルーされたか(笑)
GM:ツインテールじゃ誰だか解らんだろうし(笑)
守人:ここで急に名前が出てくるわけ無いじゃないですか(笑)
■ミドルフェイズ2:凍える時間
シーンプレイヤー:朽葉ケイ 登場難度:10。 ただし前シーンに登場したPCは不可
ユリエンス師に助けられるようにして魔術実験室を出たケイ。
彼が次に目にしたのは、固まったように動なくなっている魔法使いたちだった。
それこそ、彼らの時が止まってしまったように。
ケイ:「うわぁ……何が起きてるんだろ」
GM:中には、ノース校の生徒だけじゃなく、魔法の才能があると勉強していた万色学園の級友も居る。
ケイ「魔法使いが止められてる……? でもなんで僕は無事なんだろ」
GM:で、ケイの近くの教室、扉の向こう側から話し声が聞こえてきます。
ケイ:覗いてみます。
GM:帝国兵が無線を使っている。
「ノース校はほぼ制圧を完了しました。 マナカウンターは現在の所、問題なく効果を発揮しています」
ケイ:「えっと……」
GM/帝国兵:「……了解。 これより万色学園の制圧に向かいます」
ケイ:教室から出てくるかな?
GM:無線をしまって、反対側の扉から出て行った。
ケイ:「マナカウンター……なんだろ。 それがみんなを止めているのかなぁ。 どう思うユーイ?」
……って居るよね?
GM:必要な時には居る。
ケイ:ちなみに<ミニファミリア>使用ではありませぬ。
GM:それなら、ケイの周りをふわふわ飛びながら「ボクも聞いたことがないなぁ。 帝国軍の新兵器かな?」と。
ケイ:「う~ん、とにかく動ける人探さないと」
GM/ユーイ:「万色学園のほうに戻ってみようよ、ケイ」
ケイ:「うん。 夢さん、大丈夫だといいけど……」
■ミドルフェイズ3:とりあえずの生還
シーンプレイヤー:楡川夢 登場難度:10
“新開かずのドア”は、今度は万色学園の理科準備室に繋がっていた。
ダンボール(のようなもの)の箱をかぶったまま、廊下を移動する夢と慎一。
すでに学園にも帝国兵が来ていたが、数は決して多くはない。
これなら気付かれずに教室に戻る事は難しくなさそうだ。
夢:「……全く、普通は気付かないだろうかねぇ。 都合は良いんだけどさ」
GM/慎一:「なんか俺たち潜入任務してるみたいでカッコよくない?」
夢:「それはちょっと違う気がするねぇ……」
GM:そんなこんなあって、2人は無事に自分のクラスの前に戻ってこれた。
夢:「と、到着っと(がばり)」ダンボールのような箱から出て中に入る。
GM:「だからケイ君には裸ワイシャツこそ正義だと何度言えばわかるのよ!」
「バカヤロウ!季節を考えろ!下にスク水を着ないと風邪引いちゃうだろうが!!」
「その場合ブルマは下に履くのか?上から履くのか?そこが問題だ!!」
ケイ:# 2D6(5,3) + 4 = 12
夢:「……アンタら、ケイに何しようとしてるのさっ!?」
ケイ:……とんでもないところに出ちゃったかな。
GM:「うわっ!夢さんにケイ君!? 部屋に入る時はノックしてって言ったじゃない!」
「突然ですが2人とも! 今年の文化祭で披露する手品を思いついたんで是非見て感想を聞かせてください!」
「今だ!時間を稼いでる内にアニメ雑誌はともかくエロゲ雑誌だけは隠し通すんだ!(がたんばたん)」
夢:「……とりあえずさ。もう少し落ち着きなさいな」
GM/紀子:「こ、こほん。 夢さんに檜原君、無事だったのね!皆とっても心配してたのよ!」
ケイ:「にゃう……って夢さん。 無事だったんですね」抱きつき。
夢:「……うん、ケイも無事で良かった」ケイの頭を撫でる。
ケイ:この状況だと周りから視線が痛いと思う。
GM:皆、携帯のカメラで写真に収めてる。
夢:気にしない(笑)
ケイ:「みんな固まっちゃてて……夢さん無事か心配で……」
GM:「そうなんだ、ノース校に居た人たちがみんな止まってるんだ!」とユーイが。
夢:「大丈夫大丈夫、あたしだってそんな簡単に……止まっている?」
ケイ:「うん。 皆、動かなくなっちゃてるんだ」
暁:(急に生徒になって)「あ、じゃあ俺ちょっと心配だから覗いてくるわ」手にはカメラ。
GM/生徒:「バカ!そんな危険な所にオマエ1人で行かせられるかよ!」手にはデジカメ。
夢:「そこ、下手に出歩くと撃ち殺されるよ?」
暁:(また生徒になって)「おのれ!おのれ帝国軍め!突入まで間を空けるくらい空気を読むことができないのかっ! だが命は惜しいのでひとまず断念だ!」
GM/生徒:「ちくしょう……正々堂々とパンチラ写真を取れるまたとない好機をみすみす逃すとはッ!(ぐっ)」
夢:ケイに、小声で「……ワーディングじゃないわよね?」と聞いてみる。
ケイ:「(小声で)うん、違うと思う」
夢:「そう。 他にわかってる事はある?」
ケイ:「さっき帝国の兵士が、マナカウンターとか言うのがどうとかって」
夢:「マナカウンター……ねぇ。 知らないわね」
夢:「まぁ、とりあえず」とロッカーへと向かい、そこを開け放ち。
「またコレを使う事になるとはねぇ」と呟きつつ剣と篭手、それにイージィロッドを取り出して身に付けていく。
ケイ:(生徒になって)「やっぱ時代は強気姐さん×はわはわショタよね~」
GM/生徒:「いやいや。 昼間は強気姐さんに引っ張られるショタ、だけどベッドの上では立場が逆転し……やべ、ちょ、ちょっとトイレ」
ケイ:何しに行く気だ(笑)
夢:「(……転校して正解だったのかもしれないわね)」内心でそう思う。
ケイ:「?」周りの反応がわかってない。
GM:というところでシーンエンドにしておこう。 これ以上続けると凄い勢いで万色学園がダメになっていく。
暁:しまった! 生徒で勝手にボケるんが楽しくて、シーンに登場できるのを素で忘れてた!(一同爆笑)
■ミドルフェイズ4:作戦会議
シーンプレイヤー:アーシェッタ=キュノウ 登場難度:全員登場
無事にクラスに戻ってきた夢たち。
運の良い事に、その場にはミッドガルド人のアーシェッタとキューボールが居たため、まず彼らから説明をしてもらうことになった。
夢:「……エクスカリバーには前もちょっとお世話になりました(ぺこり)」
アーシェッタ:「貴女が“あの”……報告書は読んでます」「よろしくですな(にょろにょろ)」
夢:「(ど、どんな風に書かれてるんだろ……)」
GM/キューボール:「まず、ノース校に侵攻してきたのは帝国の銀十字軍だ。 いわゆる精鋭部隊だな」
暁:「……精鋭? 保健室に来た連中は臆病なもんだったがな」
夢:「まぁ、精鋭って言ってもピンキリは有ると思うけどねぇ」
守人:「なんで攻めてきたのかね?」
アーシェッタ:「おそらく学園の所有するレリクスの確保のためだろうが……まず第一は、新兵器の効果測定なのではないだろうか?」
夢:「アカデミーの連中が動けなくなったっていう、アレの事?」
守人:「……れりくすってなんだっけか」
夢:「オーバーテクノロジー、あっちでいうオーパーツですよ先生」
GM/キューボール:「まあ、今回はでっかいマナの結晶だと思ってくれ。 カバラ兵器にでも転用する気なんだろう」
守人:「あー、そうだったそうだった……いや、忘れてたわけではないよ?」
ブラウズ:「あやしいものですな(にょろ)」
アーシェッタ:「……キューボール、わかっている事を皆に説明して」
GM/キューボール:「動かない奴がいるのは、おそらく帝国で開発された新兵器『マナカウンター』の影響だろう。
マナを操る……魔法使いに対して作用があるらしい。
まだ試作段階だと聞いていたんだが」
夢:「なるほど。 魔法使い中心のアカデミーにとっては天敵か」
守人:「名前からして、魔法を使うと反応するのかね?」
GM/キューボール:「マナカウンターの中でも、同じようにマナを扱うカバラ兵器を持った帝国兵だけは動いている。
おそらくリアクターの発生させるゾーン内には効果がないんだろう」
夢:「そして、ゾーンを発生出来るのは何もリアクターだけじゃないからね」と時計を見つつ。
アーシェッタ:「……帝国軍の誤算は、異世界からの訪問者の中にもクエスターが居た、という点」
暁:「で、どうすんだ? そのナントカってのを渡して帰ってもらうのか、それともぶちのめすのか」
守人:「当然、ぶちのめすべきだろう。 生徒に被害が出ない範囲で、だが」
GM/キューボール:「マナカウンターさえ破壊すれば、あとは何とかなるはずだ。
この程度の戦力なら、アカデミーの学生だけで追い返せるだろう」
ブラウズ:「つまり、ここにいるシャード所有者で、マナカウンターを破壊する」「……そういうこと」
守人:「しゃーど、ねぇ……そんなに大した物なのか?」
夢:「神様の欠片って言われてるし、実際その力には何度も助けられましたけど……」
暁:「シャード? シャードってなあなんだ?」
夢:「アンタの頭に嵌ってるソレよ(ずびし)」
暁「(無言で側頭部を触って)……うおっ!? いつの間にこんな石が!!」
ケイ:おーい(笑)
守人:「気づいてなかったんかい……」
暁:「まあ、いいか。 調子は前よりいいくれえだしな! がっはっはっは!」
GM/慎一:「そうなると、俺たちは足手まといか。 まー、しゃーない。 がんばれよ」
夢:「うん、慎一たちも大人しくしててよ」
GM/紀子:「わかったわ。 夢さんたちに任せる。 みんなを助けてあげて」
ケイ:「……」
夢:「ケイ、どうしたの? さっきからずっと黙ってるけど」
ケイ:「これから戦いなのに……みんなよく平気だなって……」
守人:「まぁ、慣れてるしな」
夢:「……うん、慣れちゃったからね。 あっちでも、こっちでも」
暁:「逆だあな。 俺ぁむしろそっちしか能がねえ」
アーシェッタ:というか、PC4以外が慣れているのはおかしいから!(一同爆笑)
暁:いや、GMが元悪の秘密結社のロボでもいいって言ったし!(笑)
守人:うむ、守人でNGと言われた事もないし(笑)
GM:面白いから許可したけどな、確かに(笑)
「クエスターが大勢いるわけでもないし、できればお前さんにも手伝ってもらいたいんだが……」
ケイ:「僕は……足手まといになっちゃうかも……」
守人:「それが普通だから気にしなくて良いだろう。 なんならニレ君の後ろに隠れてるのもありだ」
夢:「……大丈夫」とケイの頭を撫でる。 「ケイはアタシが守るから」
守人:「と本人も言ってるしな」
ケイ:「がんばり……ます」
暁:「怖いんなら別に無理に来ることもねえんじゃねえか? 実際、平気な方がオカシイんだ」
ケイ:「……そんなわけにもいきません、ユリエンス先生を助けないと」
守人:「ああ、あの人も止まってるのか……」
アーシェッタ:「闘う能力も重要だけど、闘う意志がなければ来ないで」「お嬢、ことばの選び方というものが」
ケイ:「あります!」
アーシェッタ:「……即答ね。 いい反応」
夢:ケイを戦いに引きずり込むような言い方をしていた事に気付き、ちょっと自己嫌悪。
そして、“ちょっと”でしかない事を更に嫌悪する。
暁:「おもしれえ、おもしれえな。 じゃあ頑張って死なんようについてこいや」
守人:「まず自分の命を第一に行動してくれ。 あくまで君らは生徒なんだし」
夢:「まぁ、割と丈夫ですから、大丈夫です(小声で)半分化け物だから……ね」
守人:「丈夫だろうがなんだろうが危ない時は危ないからな。 気をつけろ」
暁:命を大事に、と言われても……わし、生命体なんだろうか(笑)
GM:超ロボット生命体なんだろう。
守人:私はそこらへん全然気にしてないぞ(笑)
GM/キューボール:「まずはノース校へと潜入。 その後に魔法塔に侵入し、マナカウンターを破壊。 それが作戦内容だ」
アーシェッタ:「……了解」
GM:「それとアーシェッタ。 これを持って行け」と、剣の意匠が彫られたコインを渡します。
夢:む、エクスカリバー伝統の通信用コインだ。 ねこゆーアルシャードでは初めて出たレアな一品(※)(笑)
(※ハンターのクラスを持ったPCが今までいなかった)
アーシェッタ:1枚は持ってるけど、それとは別のモノか。
GM/キューボール:「コイツは特製で、音声だけじゃなく映像もこちらに送れるんだ。 短距離でしか使えないのが欠点だが」
アーシェッタ:「……わかった。 もらっておく……援軍は期待できない?」
GM/キューボール:「俺はクエスターじゃないから直接支援はできん。 それ以外でサポートできるようなら何かするかもしれんが」
守人:「正直、生徒を戦闘に参加させるのはあんましたくないしな」
暁:「よーし、腕が鳴るぜ!(ぐお~ん)」
ブラウズ:「文字通りなってますがなっ!(ずびしっ)」
守人:「(……実際鳴ってるよなぁ)」
夢:「……突っ込み早いねぇ」
アーシェッタ:一応確認しておくけど、≪ガイア≫でマナカウンター無効とかシナリオ崩壊するような手段はNGね?
夢:そりゃあNGでしょう(笑)
GM:シャードの神様は気まぐれなので、それには手を貸しません。
全員に「クエスト:学園を帝国から開放する」を渡してシーンエンド。
ケイ:「がんばって夢さんを守るんだ……」
暁:あー、ロボはバカもボケもぼろぼろ出来ておもしれえ(笑)
■ミドルフェイズ5:ノース校~魔法塔入り口
シーンプレイヤー:暁一号 登場難度:全員登場。
一同は帝国兵の眼をかいくぐって万色学園からノース校へと移動した。
途中、何回か見つかりそうになったが、校舎と言うのは色々と隠れる場所があるもので、なんとかやりすごす事ができた。
アーシェッタ:「……(がしゃり)」と棺を担いで廊下を歩く。
暁:「コレも掃除っちゃあ掃除ってもんか。 それで魔法搭ってなあどっちだい、先生よ?」
守人:「……」
ケイ:「……先生?」
アーシェッタ:「……どうした? まさか道を忘れたなんてことはないだろう」
守人:「いや、喉まででかかってるんだがな。 忘れてるわけではないぞ?」
PC一同:「……」
暁:「誰かわかってる奴、いるよな?」
守人:「あー、思い出した。 こっちだこっち………多分な(ぼそ)」
GM/キューボール:『……魔法塔は、ノース校で一番高い建物だ』
夢:「(溜め息を付いて)こっちですよ先生……」多分守人のOPで出たヤツだろう。
GM/キューボール:『そこで見つかってしまえば、帝国軍の最大戦力と正面衝突する事になる。 それだけは避けるんだ』
物陰に隠れながら、魔法塔の入り口をうかがう一同。
警備している兵士が数名。 マナカウンターの性能を過信しているのか数はそれほど多くない。
ケイ:「どうします?」
守人:「こっそり行くしかなかろう……」
アーシェッタ:巨大な棺を背負っているとは思えない隠密性を駆使して私は移動する。
GM:ノース校の校庭に目を移すとズィーガーやパンツァーが並んでいるのが分かる。
発見されれば、すぐにでも彼らはこちらに飛んでくるだろう。
暁:「俺と同じくらい頑丈そうなのがごーろごろいやがるなあ」
夢:「……他に連絡取られると大変ね。 ズィーガーは硬いし、パンツァーはその機動力が厄介過ぎる」
ブラウズ:「Lv4パーティであれを正面突破するのは難しいですなぁ」「……ブラウズ、PL発言PL発言」
守人:「機械相手は面倒そうだなぁ」
夢:「動力甲冑が数騎、か……まともにやったらちょっと厳しいかも」
GM:帝国兵が脇見てる隙に移動する気なら1人ずつ【反射】難度15。
誰か囮にるなら代表1人が【知覚】判定難度16に成功すれば全員で無事に塔に侵入できる。
夢:失敗したら戦闘?
GM:そうなる。
夢:(全員のキャラシートを見回して)……誰か一人囮にしてケイの≪バルドル≫を使った方が良さそう。
暁:つうか、夢OPのあの道は関係無いんだよな?
GM:あれはランダムワープなんで、期待通りの場所に出るかは運次第。
アーシェッタ:「……ブラウズを一部実体化させておとりにする」「なるほど、良い手ですな」
GM:……まあ、それでもいいが。
暁:「別に俺がやってもいいぜ」
守人:「まぁロボ君のほうが目立つっちゃ目立つが……」
アーシェッタ:<クリーチャーポッド>は、クリーチャーが死ぬとそのシーンは使用できないけど、逆を言えばシーンが変われば次のシーンでまたクリーチャーが呼び出せるつー事ですよね?
GM:たしかに「そのシーンは使用できません」と書いてあるな。
アーシェッタ:なので、囮としてつっこませて、目標値下げられないかな?
GM:【知覚】目標値は「囮と気付かれるかどうか」の目安なんであんま関係ない。 つっこませても。
アーシェッタ:ああ、なるほど。 それならいずれにせよ、成功には加護使わないとどうしようもない気がする。
ケイ:やっぱ≪バルドル≫撃ってか。
アーシェッタ:たぶん、シナリオ的にはスカウトが囮をやることが想定されていると思われ。
暁:あー、ではまあ、そろそろ止めないとロボは飛び出しちゃうよ?(笑)
アーシェッタ:……闘うとすると戦力はどれくらいになりそうですか?
GM:とりあえず見張りのゾルダート2グループは確定。
あと近くにいるズィーガーやパンツァーリッターが来るかもしれない。
ケイ:うぬう。
夢:長引けばパンツァーとか動力甲冑も来るでしょうね(汗)
アーシェッタ:とりあえず、誰か1人のクリティカルにかけて、駄目なら加護もしくは戦闘。
守人:ですな。
ケイ:うい。
GM:で、誰が囮に?
暁:「ええい、めんどくせえ! 俺が飛び出すからその間に突っ込め!いいな!?」(ぶおーん)
夢:暁ーっ!?(笑)
ケイ:すでに飛び出てますが。
暁:誰も止めないんだもの(笑)
守人:「待て、ロボ君!」
暁:# 2D6 (5,2) + 3 = 10
ケイ:≪バルドル≫!
暁:「おらー、兵隊どもー! かかってこんかー!」(がっしゃんがっしゃん)
「誰だっ!?」「……サムライか!?」「あ、そのまま逃げたぞ!追いかけろ!」
勢い余って明後日の方向に向かった暁を追って、見張り全員が魔法塔を離れていく。
暁:空を飛ぶあやしい武者鎧。
アーシェッタ:「……みんな、はやく」
守人:「仕方ない、さっさと行くぞ」
夢:「……ケイ、行くよ!」手を引いて走り出す
ケイ:「暁さん大丈夫でしょうか……」
夢:「大丈夫よ、きっと」
GM:1分と立たずに、暁だけ戻ってくる。 帝国兵を撒いてきたらしい。
守人:「って戻ってくるの早っ!?」
ケイ:大丈夫だったようで
夢たちは急いで魔法塔に入り、近くにあった道具を利用して扉につっかえ棒をかまし、帝国兵が入れないようにした。
暁:「さあ、さっさと進もうぜ。 これからが本番だろ?」……ところで。
GM:?
暁:加護って「使われた」ってPCは解るもんなんだろか?
GM:解っても解らなくてもどっちでもいいと思う。 なにかやりたい演出があるなら好きに。
暁:ん、では。 「なあ、おめえなんかやったか?」とケイにじりじりと迫る2m50cmのロボ(笑)
GM:しかも外見は武者鎧だしなぁ。
ケイ:「え……えっと僕はただ、暁さんが無事に戻ってこれるようにって……」
夢:「暁、ケイに何を迫ってるんだい……?(じろり)」
守人:「端からみると襲ってるようにしか見えんな」
アーシェッタ:「まぁ、ブラウズを見ても怖がらなかった人たちだから……」
暁:「どうも上手くいきすぎたんだよな。 気のせいかもしれんが俺はさっきおめえに助けられた気がする」
ケイ:「そんな……僕なんか」ちょっと顔が赤い。
夢:「(……なるほどね)神様の加護でもあったんじゃないの?
それより急ぐよ、扉が何時破られるかわかんないしね」
暁:「ありがとうよ、借りとくぜ」
守人:「うむ、これが“しゃーど”の力ってのかもしれんな」
暁:というわけで、今後わしはケイの言うことはちょっとだけ聞きます(笑)
夢:なるほど。
ケイ:フラグが立った(笑)
■ミドルフェイズ6:封じられたドラゴン
シーンプレイヤー:朽葉ケイ 登場難度:全員登場
ほとんど窓がなく、マナカウンターの影響で魔法の灯りが消えた魔法塔の中は薄暗かった。
急ぎたい気持ちを抑えつつ、ケイ達はその場にしばし留まる。
暁:(ぐぽーん)
守人:「目が光ると便利だな」
暁:いや、光るけど人間くらいしか見えてないぞ(笑)
夢:ん、それじゃ……ごそごそと腰に差していたイージィロッドを取り出して。
「灯りよ」と、指定していたキーワードと共に<マジックキャンドル>。
GM:ケイ達の眼に飛び込んできたのは、イージィロッドの灯りに照らされた巨大なドラゴンの姿だった。
ケイ:「えっ……!?」
暁:「うおっ!なんだこのデカイトカゲ!」
守人:「ドラゴンだと!?」
夢:「……校長ね」以前アンジェラさんみてるからなぁ。
守人:「……校長?」
夢:「うん、校長さん。 アカデミーの生徒たちも校長はドラゴンだって言ってたし、わりと居るんじゃない? 帝国にも1人居るし」
守人:「あぁ、思い出した。 そういや校長居たな」
ケイ:「そうなんですか……みゃう」
GM:彼女もまた魔法を使おうとして、マナカウンターの影響を受けたらしい。
アーシェッタ:「こちらは、そちらの世界の言葉で言えば『ファンタジー世界』だ」
守人:「なるほどなぁ……」
暁:「こらー、来るなら相手してやるぞ! このトカゲめ!(話を聞いてない)」
守人:「落ち着けロボ君。 どうも校長らしいこの人」
暁:「……ん、良く見たらちっともうごかねえな。 流石に焦ったぜ」
GM:『ドラゴンをも封じる事ができるのか、マナカウンターは……』とコインからの映像を見たキューボールが驚愕している。
夢:「確かにとんでもないカバラ兵器だね。 “煉獄の炎”(※)より質が悪いわ」
(※ブライトナイトEX1で出てきた誘導ミサイル。 夢はこれの発射阻止のため戦っていた)
守人:「よくわからんが、洒落にならんな……名前忘れたが」
暁:つうか、異世界に一番驚いてるのがロボなのはどーなんだ?(笑)
夢:アンジェラさんと煉獄の炎見てしまったので割と驚けないんですよー。
GM:夢の場合はそれ以外にもダブルクロスの方でいろいろ見てるしなぁ(笑)
夢:うぃ、邪神さまに乗っ取られた女の子とか有りましたからのぅ……。
暁:でもまあ、「いきなり目の前にドラゴン」には驚いてもいいと思うぞ?
守人:ですな。私も驚いたとりあえず。
アーシェッタ:……私は冷静、かなぁ。ブラウズはこーいうところでは驚かない。
ケイ:驚きまくり。
夢:うぬ……「まぁ、前回も色々と有ったんだよ色々……それこそこれを上回るようなレベルの出来事が……うぅ……」
暁:なんか夢、月光みたいに解説役になっとる気がしたんでな?(笑)
守人:月光だと最後死ぬからやめた方がよい(笑)
暁:というわけで、虎丸役は任せろ!(笑)
マナカウンターの影響を受けている以上、ケイ達に出来る事はない。
アシュレイ校長を後に残し、一同は魔法塔を登り始めた。
この先にマナカウンターがあるはずだ。
最終更新:2013年09月27日 17:37