◆終局ステージ

○シーン17 宮廷の毒蛇 PC:カタリナ
シーンタロット:デクストラ正

GM:対決ステージの直後です。アンセル王子との会話シーンになります
GM:まずは描写
GM:危機は去った。だと言うのに、アンセル王子の顔色は一向に冴えない。
GM:どこか憂いを秘めた表情を浮かべている。
カタリナ:「……アンセル様?」
GM:アンセル「…蜘蛛のことで一つ、思い当たることがあってね」
GM:アンセル「彼はフォーゲルヴァイデ家が抱えるという、暗殺や謀略を生業とする一族の者であったのかもしれない」
GM:アンセル「王家の一部の者しか知らぬ隠し通路を知っていたのも、それならば納得がいく」
カタリナ:「フォーゲルヴァイデ家……」確かヒルダの母親の家か
GM:フォーゲルヴァイデ家は、要するに現王家であり、現在のハイデルラントを支配すると言われる血統ですね
    ※アイルハルトの血統に代わって、本来配下であったフォーゲルヴァイデ家が選帝侯により擁立された
レオン:困った家だな…
カタリナ:「それではアンセル様を狙ったのは……」アンセル様のご家族、と言おうとして止める
カタリナ:「……こんな時代とは言え、余りにもあんまりですの」としゅんとした表情で
GM:アンセルはカタリナを元気づけるように、微笑する
GM:アンセル「権力は人を変えてしまう。…私とて自分が例外と言えるだろうか?」
GM:そう言うと、アンセル王子は懐から一通の手紙を取り出しました。
カタリナ:「アンセル様、それは……?」ヒルダからの手紙?
GM:いえ、手紙にはアンセル自身の封印がされています。アンセルの手紙ですね
カタリナ:なるほど
GM:アンセル「カタリナ。この手紙を預かってくれ。もしも私になにかあった時には、ヒルダに届けてやってくれないか」
カタリナ:「……お預かりしますの」と手紙を受け取り
カタリナ:「ですが、わたくしはそうならない事を信じていますわ」
GM:アンセルは頷く。
カタリナ:「ですので、この手紙も机の中にしまわれっ放しですの、きっとそうですの」けど、嫌な予感はしてるんだ
GM:アンセル「勿論、念のためさ。…さあ行こう、ヒルダが待っている」
カタリナ:「えぇ……。さ、アンセル様。笑って行きましょう。ヒルダ様たちが不安にならないように」
カタリナ:と追いかけていく。
GM:――
GM:アンセルは隠し通路を通り、フェルゲン入城を果たす。以上がのちに語られる、アンセル王子入城の真相である。
GM:…そしてこの時から5年が経ち、北から帰還したアンセルが別人のような姿を見せた時。この密書はヒルデガルドの元に届けられることとなった。
GM:シーンエンド。

GM:興味がある場合はLOGのP120、「アンセルの遺産」を参照してください。
レオン:了解
カタリナ:うぃー……まぁこれでカタリナがアンセルに仕えていたのにユニオンに組したのにも説明が。
GM:うむ。その辺は上手く配置されてる(ぉ
カタリナ:良かった;

○シーン18 兄妹の再会 PC:レオン
シーンタロット:アクア逆

GM:アンセルとヒルダの再会の場面です。描写から
GM:ヒルダはアンセル王子の姿に、大いに戸惑っていた。
GM:まさか、落ちのびることを勧めた兄が、包囲下のフェルゲンにやってくるとは思ってもみなかったのである。
GM:というわけで、アンセル王子と共にレオンは登場です。
レオン:うぃ
GM:ヒルダ「お、お兄様っ?それに、レオン様…一体どうして!?」
レオン:「……必ずや再び戻ってまいりましょう、と申しましたからな。」
GM:アンセル「少しばかり驚かせてやろうと思ってね。でも、よく頑張ったね、ヒルダ」
GM:ヒルダ「お兄様も、ご無事で何よりです…!」
GM:ヒルダ「ああ、レオン様。お兄様をお護りいただいて、本当にありがとうございます!」
レオン:「いえ、臣下として当然の事をしたまでです。」まぁ、正確には臣下とは呼べんのか
レオン:「アンセル様と再会できて、良うございましたな…」
GM:ヒルダは涙を流しそうな表情です。
GM:アンセル「君には本当に感謝している。…それでレオン、君はこれから…?」
レオン:「は、某はこのまま城に残りアンセル様とヒルダ様を御護りしたく思います。」
レオン:まぁ、一騎士だから戦争に参加すんだろうけど
GM:アンセル「そうか。君ほどの騎士が助けてくれるなら、それほど心強いことはない」
GM:アンセル「…長き戦いになるだろう。よろしく頼むよ、レオン」
レオン:「はい、お任せあれ。」
GM:フェルゲンは勿論、アンセルの余命にも全く希望は見出せぬ。
レオン:レオン(だが、それでも出来るだけの事をするのだ……諦めることなく、な。)
GM:しかし、それを護る一人の騎士の姿は、正に万夫不当。不落を感じさせるものであった。
GM:シーンエンド、としましょう。
レオン:うぃ


○シーン19 因縁途切れて PC:グレゴール
シーンタロット:レクス正

GM:トグリルは死んだ。
グレゴール:何故だ!
GM:彼と決着を着け、因縁から解放されたあなたは、これからどうするかを思案していた。
GM:というわけで、アンセルとの会話シーンにしましょう。そこでこれからの行く末を定める感じで
グレゴール:いかん……エンディングで安心して封印していたボケ回路が!
GM:まぁ、キャラ立ってたし、愛されてたのか(ぉ
GM:では場面は城壁の上。そこに、甲冑姿のアンセルがやってくる。
グレゴール:「……おや、これは殿下。 余りご無理をなさると妹君がお嘆きになりますよ?」
GM:アンセルは微笑
GM:アンセル「その妹自身、身を削って兵を励ましている。私がここで寝ているわけにも、行かないからね」
GM:で、表情をあらためて
GM:アンセル「あなたのおかげで、あの弓兵の追撃をかわし…私は無事にフェルゲンにたどり着くことができた。本当に感謝している」
GM:アンセル「それでグレゴール。あなたはこれからどうするのだ?」
グレゴール:「実は、私はエステルランドの辺境の出でしてね。 もう無い小城のそばの小さな村の。」
グレゴール:「証一つありはしませんが、城主様には従士としてお仕えしておりました。 ですから、今こうしているのは私にとっては自然なことなのですよ」
グレゴール:と、思いつきを言うわし(コラ
GM:アンセルはふむ?という感じで聞き入ります
グレゴール:「そうですね。念願は果たしたことですし、この戦の間はお邪魔させて頂きたく思っております。」
グレゴール:「……で、貴女はどうなさるおつもりですか? グラウ。」
グラウ:タイミングよく後ろに出てこよう。
GM:アンセル「ありがとう。あなたほどの人物が助力してくれるというならば…」
GM:心強い、という言葉を切り
GM:アンセル「グラウ。君にも結局こんな所にまで付き合ってもらうことになってしまったね」
グラウ:「私は行かせてもらう。 恩は返せたし……こんな山城に残っても、良い餌は期待できぬ」
GM:アンセル「そうか…隠し通路を使えば、無事にフェルゲンから出られるだろう。」
GM:アンセル「私に運があれば、再び会えるだろうから…その時は、君と『また』ゆっくり話をしたいものだ」
グラウ:「猫の子一匹くらい、通り抜ける隙間などどこにでも」
GM:アンセルは「しかし…?」という感じで、迫っている重囲を見ます
グラウ:でだ。 アンセルに近づいていく。 今は人の姿ね。 「時に……お前は勝ちたいのか? この戦に」
GM:アンセル「…私は勝つ。たとえ相手が、あのガイリングでも」
グラウ:「勝つとはすなわち……負かすこと、蹴落とすこと、ドブに落ちた犬を棒で沈めること、ぱっくり開いた傷口に塩をすり込むこと。 勝つとは屍を越えること……決して美しいことではない、むしろ残酷なことだ」
グレゴール:「相手を滅ぼすことだけが、勝利ではない……私はそう思いますよ、グラウ。 もっとも、トグリルを倒すことしかできなかった私が言うべき言葉ではないかもしれませんが」
グラウ:「……ふむ」とちょっとだけ興味がわく。 「勝ち続け、頂点に立ちたいと願うならば……何事も優雅に、そして美しく勝利せよ。 そうでなければ真の王者とは言えまい」
グラウ:「では、さらば。『二度と会う事もあるまい』」と∵神移∵で姿を消したいんだが。
GM:OKです。では、アンセルとすれ違うようにふわりと身をこなし、アンセルが振り返るとそこには誰もいない。
グラウ:風のように去る。
GM:アンセル「…やがては、ガイリングと対決する日も来る…ということだね」
GM:アンセル「…グレゴール。そろそろ敵の勢いが衰える頃だ。士気を上げるために出てくる将を待ち伏せ、討とう」
グレゴール:「そうですね、明日生きる為には今日を生き延びませんことには!」
GM:『猫』は風と去り、武人は再び地を駆ける。
カタリナ:風のような人……いや、猫でした
グレゴール:「……ま、死んでも彼女一人は私を覚えている方がこの世にいるんですね。 ありがたいことです。」
GM:その言葉はやはり、風に溶けて消え。
GM:その後、一年の長きにわたる包囲戦の中で、剛剣を振るい次々と敵将を屠った一人の兵士が居たと言う。
GM:というわけで、シーンエンドに。

GM:では最後に
GM:――
GM:西方暦1063年。“泥髪王”ガイリング二世率いるブレダ軍はリーゲンバウアーの会戦にてエステルランド軍を破り、王都フェルゲンを包囲した。
GM:だが、このエステルランド王国最大の危機の中、厳重な包囲を破ってフェルゲン入城を果たしたアンセル王子が、その英雄的な活躍によって、
GM:圧倒的なブレダ軍の攻撃を一年の長きに渡って持ちこたえたのは歴史の語る通りである。
GM:だが、この時、アンセル王子の助けとなり、エステルランド王国を救った数名の刻まれし者がいるということを、知る者は多くはない。
GM:――

GM:終局ステージを終了します。

グレゴール:お疲れ様でした~
レオン:お疲れ様でしたー
GM:『王都への道』、これにて終了。お疲れ様でしたー
グラウ:おつかれさまー
カタリナ:お疲れ様でしたー
グレゴール:しかし困ったな。
グレゴール:ヴィンクラー、ベルガーとおんなじくらい気に入ってしまった。今後どーしよ(笑

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最終更新:2014年11月30日 11:54