■ミドルフェイズ1:帝国の狙い
シーンプレイヤー:カーク・シュタゥク 登場難度:10

人ごみの中を、“ホワイトスネイク”の方へ急いでいたカーク。
その時、遠くの空からきゅるるるる……と言う、何かかん高い音が近づいて来た。

カーク:「あれ、ポール何処行ったんだ……って、何だっ!?」
ウィル:鳥だ!
GM:飛行機だ!
ルシャ:いや、タケちゃんマンだ!
GM&カーレイ:そっちかよ!(爆笑)
カーク:わからないっ!(笑)
GM:くっ、ジェネレーションギャップがッ!? ……まあ、それはともかく。
ウィル:すまん、気を取り直して続行してください(笑)
GM:えーと。 ずがーーんっ!という破裂音と共に、カークは衝撃で後ろへと吹き飛ばされる。 
カーク:「うわぁぁぁぁぁっ!?」金魚すくいの屋台へ激突。
GM:身を起こすと、カークが先刻まで居た辺りに巨大な人影……1体のゲパルト・ギアが地面を抉りつつ着地していた。
GM/住民:「なんだ!? あの巨人は……?」「て、帝国だ! 帝国が攻めてきたぞ!?」
イヴ:登場判定希望。
GM:どうぞ。 【幸運】+2D6で10以上が出れば登場できます。
イヴ:(ころころ)……6・6に+4で16。 さて、無駄に運を使ったわけだが。
カーク:「帝国軍の動力甲冑……何でこんな所に」
イヴ:「おぼっちゃま、ご無事で」す、とカークの後ろに立つ。
カーク:「イヴ。 うん、何とかね」ちょいと汚れてるがまぁ、無事で。
GM:ゲパルト・ギアはゆっくりと動き出すと、威嚇するかのように巨大な機関銃を撃ち、幾つかの建物を破壊し始める。
   周囲にはまだ逃げ遅れた人間が居たが、今のところは威嚇のみのつもりらしくそちらに攻撃を向けていない。
カーク:「けど、アレは……」と眼前の動力甲冑を見る。
イヴ:「1、2、3……なんてこと。 動力甲冑の反応が、ここ以外にも」
カーク:「なんだって!?」
GM:で、ゲパルトギアの後方から新たに帝国兵の部隊が走ってくるのが見える。
   「ゲパルトギアが圧倒的だからってむやみに殺すなよ! マーカス・シュタゥクの居場所を吐かせるんだ!」と言う叫び声が銃撃の合間に聞こえた。
カーク:「親父っ!?」つい、声を上げてしまう。
イヴ:「この様子ですと、いずれ旦那様の居場所は発覚してしまいますね」
GM:銃撃が激しいのと帝国兵から離れてる事、それに屋台の残骸で隠れていたため、幸運にも帝国軍はカーク達にまだ気づいていないようだ。
イヴ:ちなみに、この島でのマーカスの評判ってどんなものだったの?
GM:島の住民には機械いじりが趣味の偏屈オヤジ、程度にしか。
   ただし島の漁船等の修理で生計を立てているので、漁師達には名を知られてます。
イヴ:そーすっと、あっさりとゲロられるよなぁ。
カーク:吐くでしょうねぇ。 「戻ろう、何で帝国軍が親父を探してるかわからないけど……このままじゃ親父が危ない」
イヴ:「ええ」
GM:では、2人で帝国兵から隠れつつ自宅に向かうという事でOKかな。
カーク:うぃ。
ウィル:ふむ……ああっ合流しそこねた(笑)


■ミドルフェイズ2:悪い取引
シーンプレイヤー:カーレイ・グラフヴェルズ 登場難度:ウィルは自動登場。 他PCは10。

ホワイトスネイクの入港からさほど時を置かずして帝国軍が襲撃し、街は戦場と化した。
カーレイは逃げ纏う市民たちにまぎれて炎に包まれた通りを抜け、待ち合わせ場所のホテルを探していた。

カーレイ:「……どこがバカンスのつもりで行って来い、だ。 いきなり火の海じゃねーか!」
GM:その時、燃え盛る建物の残骸から誰かが飛び出してくる。 と言うことでウィル出てくださいな。
カーレイ:「いかん、落ち着け……とりあえず葉巻を吸おう」スーツの内ポケットから取り出して、スパスパ。
ウィル:「ちっ、帝国に嗅ぎ付けられていたとはな」がしゃがしゃ、と瓦礫の中から出る。
カーレイ:GM、私はウィルの顔は知ってるんですか?
GM:ウォンから渡された写真に同じ顔が。
ウィル:む、こっちは顔は知ってるのかな。 えーと。
GM:ウィルの方もハンスから大体のことは聞いてるという事で、知ってていいです。
カーレイ:「おっと……そこの方。 ウィルさんですね? ホテルで落ち合う予定になってた者です」
ウィル:「そうか、あんたがG=M社の人か。 どうも誰かがドジを踏んだみたいだな」
カーレイ:「それにしても、ここまでやる必要は無いと思いますが。 もっとも私は荷を渡せとしか聞いてませんがね」
ウィル:「ま、今は原因追及してるヒマなんざ無いな……この有様だ。 マーカスさんとやらの居場所はわかるかい?」
カーレイ:マーカスの居場所は聞いてます?
GM:居場所のメモと、新兵器の購入資金を渡されています。
   なんかトランクに札束詰めて持ってるとかそんな感じ(笑)
カーレイ:「ええ、渡されたメモに書いてありますね。 帝国の目的がコレならば我々も急がないとまずいでしょう」
     荷って札束かー(笑) 
ウィル:……あ、パンツァーは瓦礫の下に埋まってます?
GM:ホテル裏に止めてあったから壊れてないですよ。
ウィル:うい、んじゃ<コーリング>も要らないか。 そこまで行って、「OK、後ろに乗りな。 案内は頼むぜ」
カーレイ:「では、急ぎますか」と乗り込む。
ウィル:では、急発進しつつ、瓦礫を一瞥。 「あばよ、相棒」
GM:2人は、まだ燃え盛る街を背に、マーカスの元へ向かった……というところでシーンエンド。


■ミドルフェイズ3:再会、兄と妹
シーンプレイヤー:ルシャ・アンブル 登場難度:不可

ルシャはまだ街中に居た。
あちこちで炎がくすぶる中、帝国軍の兵士が住民を調べて回ってる。

GM:様子を見るに、どうやら帝国兵たちもマーカス・シュタゥクを捜しているらしい。
ルシャ:「ひどいですぅ」
GM:で、帝国兵の中に一際目立つ、仮面の男を見つけます。
カーク:仮面が来たーっ!?(笑)
イヴ:キター!
GM:仮面でその素顔を隠しているが、その面影は記憶の中の兄と一致する。
ルシャ:機体が赤いのか。
イヴ:赤い、赤いよ。
GM:いや、ゲパルト・ギアからは降りてるんで……確かに赤いが(笑)
ルシャ:三倍なのか。
カーレイ:専用機持ってるんか。
ウィル:兄も「ですぅ」喋りだったらどうしよう(笑)
GM:仮面の指揮官は「島民に多少の犠牲が出ても構わん、早くマーカス・シュタゥクを見つけだせ」と部下に指示を出してる。
ルシャ:「あれは……まさか、兄さん?」
GM:仮面の指揮官はルシャの方を向いて……ルシャと目が合い、動揺する。

 「どうなされたのですか、アイン殿」
 「……いや、何でもない。 それよりお前はあちらの方を探せ」
 「ハッ!」

ルシャ:「兄さんですぅ~」と叫びながら突貫(笑)
GM:兵士が離れた後、アインがルシャのほうに近づいて……そっちから来るならいいや(笑)
ルシャ:と直前でずるぺたん。
ウィル:ああっ、わしが我慢してボケなかったのにっ!(笑)
カーレイ:台無しや(笑)
GM/アイン:「私は帝国軍少佐“灼熱の”アインだ。 私に君のような妹は……」シリアスが続かねぇっ!?(笑)
カーク:リアクションに困るだろうなぁ(笑)
ルシャ:「うに~いたいですぅ~」
GM/アイン:「……こほん(咳払い) わ、私には妹など居ない。 余り変な事を言わないで貰おうか」
ルシャ:起き上がりながら。 「そんなことありませんの、よく似てますの」
GM/アイン:「他人の空似、だろう」その時、アインの元に1人の帝国兵がやってくる。 「シュタゥクの居場所がわかりました!」
ルシャ:「みつかりましたの?」
GM:「ハイ!……って誰だ貴様!?」「わかった……念のため、私のゲパルト・ギアを出すよう連絡しろ」
   で、アインはルシャに向かいなおす。
   「お嬢さんも、大人しくしていれば兵も危害は加えん。 下がりたまえ」と、兵士とその場を離れていく。
ルシャ:「……」
GM:マーカス・シュタゥクが彼らに見つかれば、ただで済みそうに無い。 
ルシャ:「何とかしないといけないのですの」
GM:ここで【知覚】判定してもらおう。 難易度6でいいや。
ルシャ:(ころころ)1、3……足して7。 ぎりぎりだ。
GM:兵士とアインの会話がギリギリ聞こえたという事で、マーカスの家の大まかな位置が解った。
ルシャ:では先回りしましょう。 「いそぐですぅ」
GM:ルシャもすたこらとマーカスの家に向かって走り出す……とシーンエンド。


■ミドルフェイズ4:父の元へ
シーンプレイヤー:イヴ=サーヴァ 登場難度:全員登場

PC一同は、それぞれに帝国兵の包囲網をくぐり抜け、市街地から出る事に成功した。
しかし、すでにマーカスの家は帝国兵に囲まれている。

GM:近くの草むらに隠れてると他に人影が……と言う感じで合流してください。
イヴ:「あそこと、あそこと、あそこ……」
カーク:「くそっ、もう囲まれてる」
イヴ:で、ここで「あと……誰です?」と、カークの後ろの草むらに向かって。 カークをかばうように移動しながら。
ルシャ:「ここがマーカスさんのおうちですの?」
カーク:「……君は?」
ウィル:ぶおーんきききーっ! ざざーっ。とパンツァーを止める。 「やれやれ、2人乗りで飛ばすと疲れるな」
カーク:「って、今度は何だっ!?」
カーレイ:「予想通り先客がいますね。 予想外の方もいますが」
ルシャ:「にぎやかですぅ」
ウィル:「そこのボウズ。 シュタゥクさんのウチはこのあたりでいいのかな?」
カーレイ:「あの囲まれてる家が正解っぽいですよ」
カーク:「……その前に。 あんたら一体何者だっ」びしぃっ、と指さして。
ルシャ:「ボクはルシャですぅ」
カーク:「……ルシャね。 えーと、僕はカーク。 カーク・シュタゥクって言うんだ」とりあえずルシャは警戒しない。
ルシャ:それでは勝手にカークの手を取って「よろしくですぅ」と。
ウィル:「ふむ……そうだな、俺たちはちょっとした物の買い付けにきたのさ」
カーク:「買い物? うちにはガラクタぐらいしかないですよ?」
カーレイ:「とりあえず静かにしませんか、帝国の連中に見つかると面倒だ」
イヴ:シュインシュインシュインシュイン、と戦闘準備っぽい音を出しつつ。
   「……何者ですか、あなた方は?」
   カーレイとウィルには「なんかやう゛ぁげな雰囲気が」と思って下さい。
カーレイ:「そこのメイドっぽい人は落ち着いてください。 多分、敵じゃないですから」
イヴ:「……証拠は?」ルシャはもうなんか目に入ってないです。
カーレイ:「証拠なんぞ欠片も無いですね。 そもそも貴方がたこそ何者です? 帝国の人間では無さそうですが」
ウィル:「ふむン。 今日、ウィル、カーレイ、アーダルベルトって3人の客が来ると聞いちゃいねえかい?」
イヴ:えーと、ウィルの訪問について聞いてます?
GM:誰か大事な客が来るからしばらく祭でも見てこい、ということでカークとイヴは家を追い出された。
   だから、心当たりがなくはない、と言うレベル。
カーク:「確か……誰か来るから祭に行ってろとは言ってましたけど」
イヴ:シュイン、と具現化させかけていたレールキャノンはしまいます。
カーレイ:「そこのメイドの方は置いといて、カーク・シュタゥクと言うと息子さんですかな」
カーク:「そうですけど……」
ウィル:「ま、俺も下っ端なんで詳しいことはわかっちゃいねえんだがね。
     俺がウィル、後ろに乗ってるのがカーレイの旦那だ」
カーレイ:「その客人予定だった者です。 以後、宜しく」
カーク:「……よろしく」まだちょっと警戒はしてるが。
イヴ:「そちらのお嬢様は?」
GM:ルシャはアレを話さなくていいんだろか。 早くせんと赤いゲパルト・ギアが間もなく来る事を。
ルシャ:と……素で忘れてた。
カーク:影薄いですね兄。
GM:濃いとPCの人気を奪うからな(笑)
ウィル:流石だな兄者。
カーレイ:たぶん、濃くてもこの面子の濃さは薄まらんと思うが(笑)
ルシャ「ボクもマーカスさんに会いに……ってそんなことより大変です、こっちにもうすぐゲパルト・ギアが来るですぅ」
カーク:しかし、こんだけ騒いでると帝国兵気付きそうだなぁ。
GM:そうだな。
   では、こそこそと会議してるカークを、後ろからだれかが突っつく。 「……おい」
カーク:「そりゃあ、さっきから街で暴れているヤツラも居るし……はい?」
GM:「お前たち、ここで何をしている?」見るとカーク達の周りを帝国兵が取り囲んでいる。
カーレイ:「……少々、井戸端会議を」
イヴ:ごそごそと、近くの草むらから何かを取り出してます。
GM:帝国兵は銃を構えたまま、ぐるりと一同の顔を見回す。
カーク:「……そういう事で」
ウィル:「人を訪ねる途中でしてね。 何か御用ですかな帝国兵の皆さん?」
ルシャ:「自己紹介は大切なんですぅ」
GM/帝国兵:で、カーレイを見て一言。 「こいつ、賞金首のカーレイだっ!? 構わん、まとめて斬り捨てろ!」「おーっ!」
カーレイ:「だぁぁぁ!? ここまで顔知られてるのかーっ!!」銃取り出してパキューンパキューンと乱射してしまえ。
カーク:「やっぱりムリですか……って、カーレイさーん!?」
ルシャ:「カーレイちゃん悪い人ですの?」
イヴ:がっしゃんがっしゃんがっしゃん。
ウィル:「やれるもんならやってみやがれ!」
イヴ:ずしーんずしーんずしーん、ごごごごご。
カーク:「何だこの音……って、イヴ?」
カーレイ:「……本当にメイドですかこの人?」
カーク:「一応……10年前から居る僕の家族です」
カーレイ:「愉快な家族をお持ちですね」
GM:では戦闘開始ー。 相手はソルダート5グループ。
カーク:多いですねっ。

■第1ラウンド
距離:<ゾルダートA・B>~5m~<PC一同・ゾルダートC>~5m~<ゾルダートD・E>(※<>内は同一エンゲージ)
行動順:カーレイ(12)→カーク(10)→ウィル(9)→ルシャ(8)→イヴ(5)→ゾルダート(モブ)

GM:セットアップはなにもなし。 カーレイからどぞ。
カーレイ:うぃ。 5mって至近ですっけ。
GM:至近はエンゲージ中(0m)のみ。
カーレイ:ふむ、ではゾルダートAを撃ちますか。 Cは撃てない。
カーレイ:# 2D6 (5,4) + 7 = 16
GM/帝国兵A:# 2D 6 (4,2) + 4 = 10
GM:当たり。ダメージを。
カーレイ:# 1D6 (6) + 7 = 13
カーレイ:13の刺。
GM:ずぎゅーんずぎゅーん!と撃たれてA部隊は全滅(苦笑)
カーレイ:「よじ、腕は鈍ってないな」
カーク:うに。 ではマイナーで戦闘移動してソルダートJ……じゃなかった、Dを斬ります。 「やるしかない、やるしかないんだっ……!」
イヴ:「がんばってください、おぼっちゃまっ」
カーク:# 2D 6 (3,4) + 7 = 14
GM/帝国兵D:# 2D6 (3,3) + 4 = 10
GM:バッサリ斬られた。 ダメージを。
カーク:# 1D 6 (4) + 11 = 15
カーク:「うぉぉぉぉぉぉっ!」
GM/帝国兵:「小僧っ! お前の力で勝ったと思うなよ! 装備のおかげで勝てたのだーっ!」と、Dも全滅。
カーク:と言ってもこちらは普通のバスタードソードだっ(汗)
ルシャ:髭な人なのか?
ウィル:「……皆、派手だねえ」こっちはゾルダートCに攻撃。
ウィル:# 2D6(4,4) + 7 = 15
GM(帝国兵C):# 2D6 (6,3) + 4 = 13
GM:これも当たり、ダメージを。
ウィル:# 1D6(4)+8 = 12
GM:なんとか生きてる。 ギリギリだな。
ルシャ:鎧か武器か欲しい人挙手。
カーク:ウィルへじゃないかな……もしくは温存するとか。
ウィル:敵も弱そうなんで、待ちでいいんでは。
ルシャ:では待機して応援モード。 「がんばるですぅ」
イヴ:……OK、では。 きゅぃぃぃぃぃっん、ふわぁっと不可思議な力場がイヴを空中へ。
GM:エンジェルウィングか。
イヴ:「……恨みは無い。 が、おぼっちゃまと旦那様と私の安息のためには……」
ウィル:「……ヴァルキリーか!?」
ルシャ:「そらとんでるですぅ」
カーク:「10年前、流れ着いたイヴを拾ったんです。 なんやかんやあって、修理に数年かかりましたけど……」
カーレイ:「なるほど、道理でメイドっぽくないわけだ」
イヴ:「消すもやむなし」かざした右腕の周りに、シュイイイイン……と砲身が形成されます。
GM/帝国兵:「馬鹿な!? こんなのが居るなんて聞いてないぞっ!」
イヴ:「殲!」ゾルダートBへ砲撃。
イヴ:# 2D6(3,5) + 6 = 14
GM/帝国兵B:# 2D6 (6,2) + 4 = 12
イヴ:# 1D6(4) + 13 = 17
GM:ゾルダートB部隊は砲撃の閃光の中に消えた……どちらにしろ当たれば素の攻撃力だけで死ぬがな!(笑)
イヴ:「ところで」くるり、と私が振り返った途端、砲の衝撃がカーレイをかすめる。 ずばどかーん。
カーレイ:「うぉぉぉっ!?」マトリックス避けで。
イヴ:「私はシュタウク家のメイドでございます。 メイドです、メイド。 わかりましたか?」
カーレイ:「OK、よくわかりました……欠片もメイドっぽくなく火力も凄まじいですがメイドですね?」
GM:こちらはゾルダートCから。 とりあえずバイクに乗ったウィルに飛びかかろう。
GM/帝国兵C:# 2D6 (4,6) + 5 = 15
ウィル:# 2D6(6,6) + 8 = 20
GM:クリティカルしたっ!?(笑)
ウィル:むう、ムダに高い(苦笑)
GM:ゾルダートEは当然エンゲージ中のカークに斬りかかる。
GM/帝国兵E:# 2D6 (3,4) + 5 = 12
GM:くう、平均値だなぁダイス。
カーク:# 2D6(2,5) + 6 = 13
カーレイ:良いことですよ。
カーク:「うわぁぁぁぁっ!?」よし、かわした。

■第2ラウンド
距離:<ルシャ・カーレイ・ウィル・イヴ・ゾルダートC>~5m~<カーク・ゾルダートE>
行動順:カーレイ(12)→カーク(10)→ウィル(9)→ルシャ(8)→イヴ(5)→ゾルダート(モブ)

カーレイ:ではゾルダートEを狙撃。
カーレイ:# 2D6 (5,6) + 7 = 18
GM/帝国兵E:# 2D6 (4,5) + 4 = 13
カーレイ:# 1D6 (6) + 7 = 13
GM:クリティカルでもせんと避けられんわっ。
カーレイ:13の刺……ってまた6か。
GM:先刻からHPぴったりのダメージで殺してるし(*)
(* ゾルダートは全防御力3、HP10なので13ダメージぴったりで死ぬ)
カーク:「うわわわわっ(ちゅいんちゅいんちゅいん)あ、危ないじゃないですかーっ!?」
カーレイ:「大丈夫、そうは外しません」
カーク:マイナーで戻って、ゾルダートCに斬りかかる。
イヴ:「降参しなさい。これ以上の争いは無益です(ちゅぃぃぃぃん)」
カーク:む。 降参するかどうか見て決めよう。
GM:いや、ここで逃げたりはせんよ。 「最後の1人になっても戦う!それが帝国軍人だ!」
カーク:# 2D6(2,2) + 7 = 11
GM/帝国兵C:# 2D6 (1,1) + 4 = 6
GM:ファンブルっ!?
カーク:「前に出るからっ!」おいしいなぁ(笑)
カーク:# 1D 6 (6) + 11 = 17
GM:かわせると思ったのにー!
ウィル:残念ですな…(笑)

GM:「こ……こんな辺境で……」と最後の一兵も倒れた。
ルシャ:「……」
ウィル:「ま、運が無かったな……悪く思うな」
カーレイ:「まぁお互い様ですね。 状況次第で我々もこうなってましたし」
カーク:「……く」初めて人を斬ったので、震える手で納刀しようとして……ちょっと気付いて慌てて血糊をはらう。
イヴ:痛ましい目で見ていよう。
カーク:「急がないと……街に居るアレが来る」と進軍してくる動力甲冑を見やる。
GM:ああ、[戦闘不能]であって、別に死んでないですからね? コイツら。(*)
(* アルシャードではメジャーアクションで「止めをさす」宣言しないかぎり、基本的には相手を殺さない)
ルシャ:「(小声で)この者たちの魂に安らぎを……」 気がついちゃいない。
カーク:まぁ、でも。 本気の殺し合いは初めてだった、と。
カーレイ:私としては息の根止めておきたいな……後腐れないために。 まぁそんな暇も無さそうか。
GM:別に殺した事にしてもいいですが。 少なくとも生死を確認してるような暇はないということで。
イヴ:こう、機械的な……いや、機械なんだが。 その瞳で街の方角を見て。 「おぼっちゃま、いそぎましょう。 旦那様のもとへ」
カーレイ:「さっさと貴方の父親を助けましょう。 これ以上の面倒はごめんだ」
ルシャ:「そうですぅ、早くしないと赤いのがきますの」
カーク:「う、うん。 えーと、ルシャちゃんも……あ」手をさし出そうとして……血に濡れている事に気付いて引っ込める。
ルシャ:ではその引っ込めようとした手を握りかえす。 「……いそぐですぅ」
カーク:「あ……」
ウィル:「さて、と。 どうするボウズ、俺達を連れて行くか? 嫌だと言っても勝手についていくがね」
カーク:「……ついて来て下さい。 親父は多分倉庫の方に居るはずです」ガラクタの加工や修理は倉庫でしてるって事で。
GM:うむ、母屋の横に大きめの倉庫があるんだな。
カーク;かつて、そこに修理中のイヴが置かれていたりしたんですよ。
GM:帝国兵を倒したカークたちは、急いでマーカスの倉庫へと入っていった。 と言うところでシーンエンド。


■シーン5:マーカス・シュタゥク
シーンプレイヤー:カーク・シュタゥク 登場難度:全員登場

ゾルダートを片付けた一同は、カークの案内で倉庫に入った。
倉庫の中は機械の部品らしきものがあちこちに散らかっている。

カーク:「親父、居るかっ!?」
ウィル:とりあえず扉の隙間から外を警戒。
イヴ:私も、油断無くあたりを警戒している。
GM:帝国軍が来ていたにも関わらず、マーカスは何時ものように製図台に向かっていた。 「……ん、カークか。 その人たちは?」
カーク:「……はぁ(溜め息) 親父の客だってさ。 とりあえず逃げないと」
ルシャ:「この方がマーカスさんですの?」ちなみに手はカークと繋いだままです。
カーレイ:「これはどうも。 本日、来客予定だったものです」
ウィル:「同じく来客予定その2、だ」
GM:マーカスは2人を見て、「ああ、G=M社の人か! 例の物を引き取りに来たんだな?」と立ち上がる。
カーレイ:「ええ、そうです。 と言っても詳しいことはこちらの方(とウィルを指す)のほうが知ってそうですが」
ウィル:「俺ぁ、『何かを買って引き取ってこい』としか聞いちゃいねえんだよな……知ってた相棒は街だしな」
カーク:「早く、家から出よう。 その何とかを持って、早く!」握る手にちょっと力が籠りつつ。
カーレイ:「この島は帝国兵が既に襲撃してきています。 どうも事が露呈したようですね」
GM/マーカス:「慌てるな、カーク……さて、品物は渡すが、先に報酬をいただきたい」
カーレイ:「はい、代金はこちらに」とカバンに詰まった現金を見せよう。
GM:カーレイが鞄を開けた時に、中から封筒が落ちる。
   マーカスは金を無視して封筒を拾い、封を開けて中身を確認し始めた。
   いくつかの書類と、写真が1枚入っていたようだ。
カーレイ:「……む?」
GM:その書類と写真を見たマーカスは、次にルシャを見てしばらく呆然としたが、手元の写真をもう一度確認しなおす。
   「な……なんということだ。 これぞ神の導きか……!(わなわな)」
イヴ:「……旦那様? 血圧が高そうですが」
ルシャ:「どうしましたの?」
カーク:「どうしたんだ、親父?」
GM:「う、うむ……話は後だ」とマーカスは写真を胸ポケットにしまいます。
   「帝国軍が迫っているようだし、急ごう」
ウィル:「……今日初めて聞く、理性的な意見だな」
GM:マーカスは部屋の隅にあったガラクタをどけて床板を持ち上げる。 そこには地下に続く梯子が用意してあった。
カーク:「じゃあ行こう。 例の物ってのは何処に置いたんだ……って」
GM/マーカス:「アームドギアは地下の工房にある。 カーク、お前も来るんだ」
カーク:「なんでそこに梯子があるんだよっ!?」
GM/マーカス:「はっはっは。 何を言う、秘密基地は男の浪漫だと前から言っていただろう?」
ルシャ:「秘密基地は地下にあるものですぅ」
イヴ:「おぼっちゃまは知らなかったのですか」
カーク:「そ、そう言ってたけどさ……ん、イヴは知ってた訳?」
イヴ:「……誰が掃除していると思っていたのですか。 旦那様がするとでも?」
カーク:「そういやそうか。 じゃあイヴは下にある物が何か知ってるのか?」
イヴ:ちらりとマーカスを見る。 「それは実際に見た方が早いかと」
GM:で、カーク以外はマーカスと工房に向かうか、倉庫で待ってるか選択してください。 カークは強制的に地下工房行き決定です。
イヴ:旦那様とおぼっちゃまについていくの一択。
ルシャ:ついてくしかない。
ウィル:「曲乗りはもう堪能したしな、俺は待たせてもらう」 梯子じゃパンツァーは降ろせないだろうしなあ。
イヴ:「では、ここで突入してくる帝国兵をくい止める役をお願いします」
カーレイ:「私も待機しましょうか。 本当なら、品物の確認をする必要がありそうですが……それは後でもできるでしょうし」
GM:ではウィルとカーレイが残って、他3名がマーカスと一緒に梯子で地下へ降りてくと。 ここでシーンエンド。


■シーン6:白い巨人
シーンプレイヤー:カーク・シュタゥク 登場難度:ルシャ、イヴのみ自動登場

梯子を降りた一同は、高さが6メートル以上は有る広い地下空洞に出る。
空洞の中央にひときわ大きい黒い塊のような物が見える。 どうやら幌か何かがかぶせてあるらしい。

イヴ:「ここのお掃除は大変でした」
カーク:「……なんで家の地下にこんなに広い空間が」
ルシャ:「どうやって穴を掘ったのでしょう?」
GM:「元々、ちょうどいい大きさの洞穴を探していてな。 その上に後から家を建てた形だ」とマーカスが歩いていく。
   塊の前まで行ったマーカスは「そして、これが私の開発した新兵器アームドギアだ!」と自信満々に幌を下ろした。
カーク:「……これはっ!?」
GM:姿を現したそれは、輝くような白に彩られた巨大な人型メカ。
カーク:「動力甲冑……いや、違う、これは……」t
GM/マーカス:「このアームドギアは、ゲパルト・ギアなんぞとは段違いの性能を持っている。
         リアクター、武装、装甲、すべて私が……」
        と以下スペック説明が続きます。
カーク:「これが、上の連中へ引き渡すモノなのか?」
GM/マーカス:「……うむ。 だが誰にでも乗りこなせると言う訳ではない。
         リアクターを積んでいる都合で、搭乗者が限定されるのだ」
イヴ:「その搭乗者というのは?」
カーク:「イヴ、待った。 ちょっとおかしくないか親父。 普通のリアクターなら、誰でも制御出来るはずだろう?」
GM:「その件なんだがな……」とマーカスが言いかけた所で、天井が大きく震動した。
カーク:「な、何だっ!?」
イヴ:「あぶないっ」
GM:といい所でシーン終了(笑)
ウィル:「うわー、床がー」(笑)


■シーン7:ゲパルト・ギア強襲
シーンプレイヤー:カーレイ・グラフヴェルズ  登場難度:ウィルのみ自動登場

4人が地下に降りている間に、倉庫の周りにはゲパルト・ギアが集結してきていた。


ウィル:「さて、参ったね。 まさか家族持ちのところに押しかける羽目になるたあ」
カーレイ:「結構危険な状況ですね。 それだけ“品物”を危険視してるって事ですか」
GM:カーレイから見える範囲で、3体ほどのゲパルト・ギアが家の周囲に立ってます。
カーレイ:んー、ゲパルト・ギアって基本的にどんな物ですか?
GM:武骨な人型メカ……ボト○スのアー○ード・トルーパーを想像するとだいたいあってます。
カーレイ:むう。
ウィル:ふむ、すぐにでも突入してきそう?
GM:その他にゾルダートが何グループかいて、突入準備をしてるように見えます。
カーレイ:「……ギアはともかく、あっちは何とかなりそうですが。 どうします?」
ウィル:「しょうがない、ボウズやら嬢ちゃんを巻き込むわけにもいかんか」
GM:次の瞬間、 カーレイの目の前に、屋根を突き破ってゲバルトギアの腕と足が突っ込んで来る。
   「少佐だって戦功を立てて出世したんだ! 俺だって!」
   さらにもう1機、ゲパルトギアが突っ込んでくるのが見える。
カーレイ:「っ!!」 後ろに下がろう……。
GM:……とした。
   が、地下6mの空洞があるところに上空から慣性つけて落ちてきたゲバルトギア2機+パンツァーの重量が一気にかかると。
カーレイ:……床が抜けた?
GM:バキバキと足元が崩れ、2人とゲパルト・ギアは屋根や床の残骸と共に落ちていく。
ウィル:「……やれやれ、焦らんでもこっちからつっかけてやったものを。 くっ!」
カーレイ:「ちっ! 床が……!」
GM:というところでシーンエンド。
イヴ:……民間人を強襲して成果をあげても、進むのは汚れ役の道のような気がするが。
GM:G=M社とプリムローズの人間が関わっていたら、カーク達は民間人と思われないかもですよ。
ウィル:うむ。 正直、マーカスを巻き込むのはしょーがないと思ってるぞ(笑)


■シーン8:父よ、母よ!
シーンプレイヤー:カーク・シュタゥク 登場難度:全員登場

GM:時間を少し巻き戻して地下空洞。 だんだんと震動が大きくなっていく。
イヴ:「あぶないおふたりともっ!」さっとマーカスとカークをかばいます。
GM:一際大きな轟音の共に、遂に天井が崩れた。 瓦礫がカークとイヴ、マーカスを押しつぶそうとする。
カーク:「うわぁぁぁぁぁぁっ!?」
ルシャ:カークにすがりつきましょう。
GM:「危ない!」と言う声と共に突き飛ばされるカーク達。
イヴ:「だんなさまっ!?」
カーク:「お、親父っ!?」
GM:身を挺してカークを守ったマーカスは、瓦礫の下に……。
カーク:「親父っ、どうしてっ!?」
GM/マーカス:「……なんだ、その意外そうな顔は。 親が子を護るのは当然の事だろう」
カーク:「おや、じ……」
GM/マーカス:「今はそんなことを言っている場合じゃない。 あの……アームドギアに……お前が乗るんだ!」
カーク:「俺……が?」
ウィル:「いつつつつ……素直に最初から降りとくんだったぜ。 すまん、足止めにしくじった! 無事か?」
カーレイ:「このままでは不味い。 その兵器……は使えるんですか!?」
GM:その時、上方からゲパルト・ギアが銃口を地下に向けて、弾を撃ち出した。
カーク:「うわぁっ!?」
イヴ:ぼしゅぅっ、とカークの盾になります。「くっ、不可視装甲装置が……」
GM:機関砲の轟音。 だが、前触れもなくアームドギアが動き出しカーク達を護るように立ち上がる。
カーク:「!?」
GM:「こ、こいつ……動くぞ!?」「馬鹿な! MG64が効かないだと!」と上から帝国兵の慌てる声が響く。
カーク:「何故、誰も乗っていないのに……?」
イヴ:私はアームドギアに語りかけるように呟く。 「……そう。 なってくれるの、彼の刃に……」
GM:アームドギアのリアクターから光があふれ出し、カークの身体を包み込んでいく。
カーク:「うわぁぁぁっ!?」
ルシャ:「これが、お告げにあった……」
カーレイ:マーカスの様子を見よう。
GM:瓦礫に埋もれたまま、マーカスが言う。 「そうだ、アレには母さんの……母さんのシャードが入っている……」
カーク:「コレが……母さんの……シャード? 母さんが、クエスター!?」
GM/マーカス:「私には聞こえなかったが、カーク、お前には……行け! お前しかそれを動かせないんだ!」血を吐きながら叫ぶ。
カーク:「……わかったよ、親父」
GM:カークの目の前で、アームドギアのハッチが自動的に開く。
カーク:乗り込み、操縦系をチェックする。 わからないはずなのに、わかる。
ウィル:「新兵器ってのはコイツか……確かに凄いが」
GM:カークが乗り込むと、リアクターの出力は一気に上っていく。 アームドギアの駆動音は、不思議とカークに懐かしさを覚えさせた。
カーク:「なんだろうな。 この、感じは……」
カーレイ:「……操縦士も専用ですか」
カーク:そして、無言で……ゲパルト・ギアを見る。
ウィル:「(小声で)……怨むぜ、大将。 こんな子供まで巻き込めってのかよ」
イヴ:「……旦那様」何かを確認するように、呟く。 「私のメインシステムを、立ち上げて下さい」
GM:アームドギアが、遂に動き出す。
カーク:「うぉぉぉぉぉぉぉっ!!」
ルシャ:「神々は……なにをさせようというの?」
GM:で、PC全員に「クエスト:ゲパルト・ギアを倒す」を渡してシーンエンド。 3つクエスト持ってたら取捨選択です。
ウィル:ふむ。 ではここで、プリムローズの意義に疑問を感じて『打倒帝国』を捨てよう。
GM:……マトモだ(笑)
ウィル:ああっ!? 頑張ってマトモになろうとしたらオカシイのかー!?(一同爆笑)
カーク:おかしくないですよぅ!(汗)
カーレイ:とりあえず金と謎の封筒は渡したから「届け物」は破棄。
GM:うむ、達成したクエストは消して大丈夫ですよ。
ルシャ:なら私は「マーカスに会う」を消すと。
イヴ:とりあえず「アスガルドに至る」「主人を護る」「ゲパルト・ギアを倒す」……とてもシンプルだ。
カーク:「リベリオン」「アスガルド探索」「ライバルを越える」「動力甲冑打倒」の4つか。
GM:1つ破棄してください。
カーク:アスガルド探索は破棄出来ないから……「ライバルを越える」かな。
イヴ:さて。 今唐突に思いつきましたが、イヴの本体は再調整を受ける際に戦艦というよりは補助艦ぽい形に。 翼の形をしています。
GM:ほほう。
ウィル:ふむ……2クール目からは合体して空を飛ぶのかっ!(笑)
イヴ:そのとおりだっ!?(笑)
カーク:何とっ!?
GM:ジェットス○ランダーっ!?
ルシャ:……。
イヴ:ヒロインの座はそうやすやすと渡しませんよ?(笑)
GM:え、それヒロイン要素なの……?

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最終更新:2013年11月12日 11:23