■エンディングフェイズ1:失意の凱旋
シーンプレイヤー:カーク・シュタゥク 登場難易度:全員登場

帝国軍を撃退する事はてきた。 しかし、瓦礫の下敷きになったマーカスの傷は深かった。
彼の命の灯火が消えようとしているのは、誰の眼にも明らかだった。

ルシャ:一応<エイルの癒し>をかけますが……ムダでしょうね。
カーク:「親父っ、しっかりしろ親父っ!」
イヴ:「……旦那様」
GM/マーカス:「カーク、あのアームドギアを動かす事ができるのはお前だけだ……。
         (ルシャを指差し)頼む。 彼女を守ってやってくれ……」
カーク:「ルシャちゃんを……?」
ルシャ:「ボクを?」
GM/マーカス:「それと、イヴ。 今までありがとう。 これからはカークを……助けてやってくれ」
イヴ:「……かしこまりました」
GM:そして、「こ、これを……」と懐から鷲獅子の紋章が彫られた指輪を出し、ルシャに差し出します。
ルシャ:「これは?」受け取ります。
GM/マーカス:「あなたが無事で……よかっ……た……」
カーク:「……親父?」
ルシャ:「ボクのこと……しってるの?」
GM/マーカス:「……これで、お前の元に行けるな」と呟くと、マーカスの体から力が抜ける。
ルシャ:「マーカスさん?」
カーク:「親父………? 親父ぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!」天を仰ぎ、吼えるように、叫ぶ……。
ウィル:「(小声で)……何度立ち会っても慣れないな、こういうのは」
カーレイ:黙って目を閉じる。
ルシャ;受け取った指輪をぎゅっと握り締めます。

カークを守って、マーカスは死んだ。
だが、彼の残したアームドギアによって、帝国軍を撃退する事は出来た。
……島に再び平和が戻った。


■エンディングフェイズ2:新たなる旅立ち
シーンプレイヤー:カーク・シュタゥク 登場難易度:なし

GM:あれから数時間後、ホワイトスネイクの一室をあてがわれたカークは船上から街を眺めています。
カーク:「……」
ウィル:ん、登場を希望。 難度なしってのは判定不要?
GM:プリムローズの協力もあり、街の被害は少しずつ回復……そのとおり。
ウィル:では、部屋の戸をノック。 「ボウズ、ちょっといいか?」
カーク:「ウィルさんですか? どうぞ」
ウィル:「親父さんのことは残念だった……すまんな、巻き込んでしまって」
カーク:「……いえ」
ウィル:「で、お前さんはこれからどうする。
     あのアームドギアは俺達で引き取らせてもらうが、お前さんは無理について来るこたぁないんだぞ」
カーク:「いいえ、もう決めましたから」と。
ウィル:「ま、もう少し良く考えた方がいい。
     俺たちと一緒に来るという事は、またこういう事があるかもしれないって事だし……」
    一拍置いて。
    「また、お前さん自身が『怨まれる』側に立つって事でもある」
イヴ:「では、お願いが」と、海の上にゆらゆらと揺れながら浮いている。
カーク:「そうかもしれません、だけど……って、イヴ!?」
ルシャ:やっぱギャクキャラ?
ウィル:「1人じゃないんだから良く相談を、ってうわっいつからそこにっ!?」
イヴ:「(無視して)おぼっちゃま。 貴方は、闘うことを……あの刃とともに闘うことを選ばれるのですね?」
   ぷかぷかと浮いたまま。
カーク:「ああ。 なんで母さんがクエスターだったのか、どうして親父がアレを作ったかはわからない。
     ……ルシャちゃんを護れって言った理由もわからない。
     けれど、このまま動かずに居たら、僕はきっと何もわからないまま終わってしまう。
     だから僕は、例えどんなに傷ついても前に進む。
     アイツと……“ザイン”と、一緒に闘う。 そう、決めたんだ」
ルシャ:「それでこそカークちゃんですぅ~」と背後から首に抱きつきましょう。
カーク:「うひゃぁっ!?」
イヴ:「……心意気はご立派です。 ですがおぼっちゃま」
カーク:「なんだい?」
イヴ:「そのためには、力が必要です」ぷかぷかと近寄っていって、2人の側に着地。
GM:頭にワカメとか付いてるんだろうか(笑)
ルシャ:むしろカニがのってるとか。
イヴ:「……戦士として、そのくらいで驚いていてはいけませんよ」くるりとウィルに向き直る……いやちょっとまて。
GM:?
イヴ:浮かんでる浮かんでる。 海の中に入っていたわけではないですってばー。
GM:……海面に浮かんでたんじゃないの?
イヴ:「海の上」は海の上方の空間に決まっているではないですか(平然と)
ルシャ:……なるほど。
GM:まあいいや、続けてください(笑)
イヴ:んでまぁ。 「そこで、貴方にお願いが」とウィルに向かって。
ウィル:「何かな。 美人に頼まれなくても、ボウズが嫌になったら抜ける手伝いくらいはするつもりだが」
イヴ:「逆です。 貴方はパンツァーリッターとしてそれなりの経験がおありでしょう、それをおぼっちゃまに教え込んでいただきたいと」
ウィル:「俺も、本物のパンツァーリッターと言い難いんだがね。 (小声で)本物の“騎士”は皆、廃都で死んだから、な……。
     ま、できることはさせてもらおうさ」
ルシャ:「カークちゃんならだいじょ~ぶですぅ」首にだきついたまま。
カーク:「ちょっ、首、首がっ、ギブっ、ギブっ! ごほっ、げほっ。 あー、えーと……」深呼吸して。
ウィル:「ま、それではよろしくなボウズ……いや」
カーク:「カークです。 よろしくお願いします、師匠」
ウィル:「ああ、よろしくな、カーク」と言って部屋を出て行く。
カーク:「はいっ!!」
イヴ:私も納得したように部屋を出ていく。
   ルシャの首ねっこひっつかんで「おぼっちゃまをちょっと1人にしてさしあげなさい」と。
ルシャ:「ふぁう~」
GM:と、綺麗にまとまったところでシーンエンドかね?
カーク:では、外の……ジョシュアの方を見て。 「……さよなら」と呟いた所でシーンエンドお願いしますです。


■エンディングフェイズ3:決意
シーンプレイヤー:ルシャ・アンブル  登場難易度:なし

イヴに引っ張られてカークの部屋を出た後。 ホワイトスネイクの甲板で、ルシャは1人、兄の事を考えていた。
あの優しいアイゼン兄さんが軍人になるなんて……と。

ルシャ:帝国軍の艦が去っていった方向を眺めつつ「兄さん……」と。
GM:昔の兄とは、どことなく印象が違ったが、アレは間違いなく兄だ。 特に仮面付けるようなセンスが。
ウィル:面が違うだけなのかっ!?(笑)
ルシャ:「なにがあったの……兄さん」うわ、微妙に頭の中がシリアスじゃねぇ~。
GM:お祭りに行くと必ずお面買っちゃうような、しかもそのまま次の朝におはようの挨拶しちゃうような兄だった。
イヴ:だいなしだっ!?
ウィル:うはは(爆笑)
カーク:きっと火傷の跡を隠してるんですよ、それがルシャを庇ってのモノだとなおグッド……ってフォロー入れようとしたらっ!?(笑)
ルシャ:「あの仮面好きは間違いなく兄さん」
イヴ:仮面好きってなんやねん(ずびし)
カーク:そうですよ、むしろ仮面フェチと(笑)
ルシャ:部屋に帰ると壁一面に仮面が。
GM:怖っ!?
カーク:むしろ仮面を剥がしても剥がしても次の仮面が出てくるとか(笑)
ウィル:せめてこう、「おも○げ幻夢」みたいならかっこいいんだがなあ(笑)
カーレイ:おもか○幻夢……あれはあれで(笑)

兄と出会えたのも、指輪を受け取ったのも、きっと神々の思し召しに違いない。
もしかすると兄なら、この指輪の事を知っているのかもしれない。
このままプリムローズに関わっていれば、いずれ兄と再会できるだろう。

ルシャ:手のひらにマーカスにもらった指輪をのせて。 「古き神々は、ボクをどこに導こうと……」

水平線に陽が沈んでいく。
深紅に輝く夕陽が、赤いゲバルトギアに乗ったルシャの兄であろう人物の事を連想させた――。

GM:と強引にシーンエンド。
ルシャ:では、指輪をぎゅっと握り締める後姿でエンドということで。
カーク:……なんか壮絶なEDだなぁ(笑)
GM:いかんいかん、つい暴走してしまった。
ウィル:わかった! あの戦闘時「仮面がなければ、即死だった」と言いつつ予備のにつけかえていたな、奴(笑)
カーク:な、なんとぉーっ!?(笑)
ルシャ:嬉々としてつけかえてそうだ(笑)


■エンディングフェイズ4:任務継続
シーンプレイヤー:カーレイ・グラフヴェルズ 登場難度:12

カーレイは1人、ホワイトスネイクの通信室に居た。
勿論、通信の相手はパトリック=ウォンだ。

GM/ウォン:「いやぁ、どっかから知らないけど漏れていたみだいだね、情報。
        でも、君じゃなきゃ無事に帰って来れなかっただろう?」
カーレイ:「……」
GM/ウォン:「人選は正しかったと思うんだ。
   依頼は果たしたわけだし、君の経歴に全く傷はついていない……それでよしとしようじゃないか」
カーレイ:「そうかもしれませんね。 では、今後の行動はどうしますか?」
GM/ウォン:「それだけど、これから君には長期任務についてもらわなきゃならないんだ」
カーレイ:「なるほど。 なんとなく、そうなると思いました」
GM/ウォン:「まあなんだ、この長期任務も君にとっちゃすぐに片がつくことだよ。
        私だって辛いんだよ?君みたいな優秀な人材を戦地に送り出すのは心が痛むんだけどね?」
カーレイ:「戦争には慣れてますので、お気になさらず」
GM/ウォン:「当面はホワイトスネイクに積んである、例の“品物”の護衛をよろしく。 当然、我が社が絡んでいることは秘密でね」
カーレイ:「……思いっきり帝国軍に見られましたが。 なんとかなりますかね?」
GM/ウォン:「情報隠蔽やら偽装工作くらいはできるけど、実力行使されたらそちらで対処してもらうしかないねぇ」
カーレイ:「わかりました。 つまり何時も通りと言うわけですね」
GM/ウォン:「うん、いい結果を期待してるよ」と言うことで他に無ければ通信が切れてシーンエンドですが。
カーレイ:んー、では。 「マーカス氏へ渡すはずだった資金は、街の復興にあててしまって宜しいですか? 微々たるものですが」
GM/ウォン:「ああ、マーカス氏の家族の了承があれば好きにして構わないよ。 家族が居ればの話だけど」
カーレイ:「息子さんが1人いましてね。 彼次第ですか」
GM:では、後はカーク次第。
カーク:当てて下さい、でしょうね。
カーレイ:「……おそらく、彼も“品物”と同行する事になると思います。 そこらへんは適当にやりますので」と通信終了。


■エンディングフェイズ5:過去からの使者
シーンプレイヤー:ウィル・ケアリー 登場難度:不可

ホワイトスネイクの船室のベッドで、ウィルは昔の夢を見ている。
ハイ・ウェストリが滅んだ日。 大量のバーサーカーが、炎が燃え盛る城に向かって来ている。

ウィル:「……そうだ、またこの夢だ……醒めろ! くそっ、俺にもう見せるな!」

炎の中で、ウィルは1人の男……同僚の騎士ゲイルと城内を駆け回っていた。
幾つかの部屋を回って、最後にたどり着いたのは玉座の間。
「王妃!……王妃様ッ! くそっ!この部屋にも居ない、無事に逃げ延びておられるなら良いんだが……!?」
城内に轟音が響きわたる。
窓から外を見ると、正門が破られ、迎撃に向かった騎士達がバーサーカーの波に飲み込まれていた。

カーク:(いきなり騎士になって)「うわぁぁぁっ、もうだめだぁぁぁっ!?」
GM/ゲイル:「もう限界か……ッ! ウィル、俺は騎士の道に背いて、あえて生き恥を晒す気だ。 お前はどうする?」
ウィル:「今更、逃げても間に合いますまい。 ですが、また会いましょう」
GM/ゲイル:「そうか。 俺は他の騎士にも呼びかけて、1人でも多く脱出させるつもりだ」
ルシャ:(騎士になって)「だめだ、こっちも突破されるぞ!」
カーク:(バーサーカーになって)「障害物ヲ破壊、破壊、破壊……」
GM/ゲイル:「だが、俺は必ずこの国に帰ってくるぞ」と、玉座の後ろの壁にかけてあった旗を降ろす。
ウィル:「私は少しでも時間を稼いでみます。 御武運を!」
GM/ゲイル:「再びウェストリの旗の下に戦える日まで……しばしの別れだ!」

ゲイルの手にある旗。 それにはルシャに託された指輪と同じ、鷲獅子の紋章が――と言うところで夢から覚めた。

ウィル:「……クソッ、またあの夢か。 死に損ねた、あの日の」
GM:少し横になっただけのつもりだったが、既に船室は真っ暗で、身体は大量に汗をかいている。
ウィル:では、ぼそりと一言だけ。 「守りそこねるってのは、一度で沢山だ……今度こそ守ってみせる」――あの仮面男から!(笑)
GM:でシーンエンドなんだが……なんか予定外にシリアス度が高まったな。
カーレイ:良い事じゃないですか。
カーク:じゃないかと。
ウィル:すまん、シリアスは最後まで続かない。 頑張ってアインのコトを言おうとすると面白くなるんで諦めた(笑)


■エンディングフェイズ5:出航の朝
シーンプレイヤー:イヴ=サーヴァ 登場難易度:なし

翌日の朝。
ホワイトスネイクが島を離れる数時間前、イヴは丘の上に作ったマーカスの墓に別れを告げに来ている。

カーク:僕も登場かな……。
GM:出たければ自由にどうぞ。
カーク:では、出ますか……。 しゃがんで父の墓を無言で拝んでいます。
イヴ:手を合わせるなり、十字をきるなり、五体倒地をするなり、見よう見まねのその地の方法で哀悼の意を表していよう。
GM:で、ヴァルキリーなので普段は昔を懐かしむ事も無いイヴだが、ふとマーカスの何げない一言を思い出す。
   それは普段無口で無愛想なマーカスが、お茶を運んできたイヴに……背を向けたままだけど、凄く神妙な声で話しかけてきた時の台詞。

イヴ:『……旦那様?』
GM/マーカス:『なあイヴ。 こんなことはまずないと思うのだが……もし私の身に何かあったら、あいつの事をよろしく頼むよ』
イヴ:『……はぁ。 それならばお酒は回収してしまいますよ? そこの机の下に隠してあるのは確認済ですので』
GM/マーカス:『はっはっは、ソレハタンサンスイデスヨイヴサン』
イヴ:『飲み過ぎは身体を滅ぼす元です』

イヴ:そんな他愛もないやりとりが、私にはどこか……思考にノイズがはしるような感覚で。
GM:その時はなんでそんな当然のことを言うんだろう、と思っていたが、もしかしたら今日の事を予想していたのかもしれない。
カーク:「……イヴ? どうしたの?」何時の間にか拝み終わってイヴを見ている。
イヴ:「いえ、なんでもございません。 行きましょうか」
カーク:「僕はあの船に乗るけど、イヴはイヴのしたいようにして良いんだよ?」
イヴ:「そうですね」ここでもう一回お墓を見る。
   マーカスが『それと、イヴ、今までありがとう。 これからはカークを……助けてやってくれ』と言ってたのをまた思い出し。
   「……おぼっちゃまのお世話を人任せにするというのは、性にあいません」
カーク:「イヴ……」
イヴ:「さて、まいりましょうか」ひょい、と巨大な風呂敷包み……それこそアームドギアが入りそうな風呂敷包みを抱えて。
カーク:「……ごめん」
イヴ:「いえいえ」てくてくと、船へとむかいましょう。
カーク:「イヴ? もしかしてその中身は(汗)」一瞬、呆然とするが慌ててついていく。
イヴ:「引っ越しです(きっぱり)」
カーク:「そ、そう(汗)」
イヴ:最後に、ちらりと墓に振り返ってこう呟きます。 「――GoodBye MyMaster」

丘に風が吹いた。 墓前に供えられた白い花が風にそよぐ。
それはなんとなく、手を振ってカーク達を見送る父の姿を想像させた。



[[ブライトナイト第1回「白き騎士」]]――END













ウィル:○ルフ○ァングを思い出すなあ。 あれは「Goodluck my mastar」だったが。
GM:それだと最後、イヴ死なないか?(*8)(笑)
(*8 上記のセリフを自機AIが表示したあとにパイロットを脱出させ、無人機となって敵基地に特攻するEDがある)
ウィル:いや、行方不明ですよ? 行方不明だけども、カークはどこからともなく懐かしい視線は感じるのだ!おはようからおやすみまで!(笑)
GM:暮らしを見つめてるーッ!?


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最終更新:2013年11月12日 11:31