先日、米Yahooと米Microsoftの業務提携が発表されましたが、
その後周りでは色々な反応が起きています。

期待はずれな提携内容に、機関投資家が米Yahoo株をウリ、
株価が低下するなどもありましたが、私たち日本のWEB/SEO
関係者からすると、Yahoo!JAPANの動きの方が気になります。

米Yahooは、今後Yahoo!検索のアルゴリズムを担うYSTの
代わりに、Microsoftの新型検索エンジンBingを採用していく
と発表しています。

その後、Yahoo!JAPANでも米Yahooの方でBingがうまく運用に
乗れば、日本でも採用していきたいと話しているようです。

さて、Yahoo!JAPANのYSTがBingになったらどうなるのか。

私は個人的には、そこまで大きな違いは出ないと思っています。
YahooとGoogleには大きな違いがありますが、YahooとMicrosoft
の間に大きな違いは無いと感じているからです。

もちろんYahooとBingで順位に差があるサイトもありますが、
まだまだ安定していない、もしくはWebMasterCenterを利用
していないからと推測しています。

Bingで順位が安定しているサイトに関しては、その順位が
Yahooの順位と近いところにいます。

あくまで憶測というレベルですので、過度な期待はご遠慮
いただきたいところではありますが、WebMasterToolの
日本語版さえしっかり整備してもらえれば、Yahooでの
知識がBingにも使えると思っています。

しかし、Yahoo!JAPANがBingを採用するとしても、大分先の
話になるでしょう。
大手検索エンジンが、今までのルールを簡単に捨てて
他社エンジンに乗り換えられる程、ロジックは単純ではない
はずです。
ビジネスの側面も絡んできますからね。

今のうちから、もしもに備えてBingでの技術を向上させて
おくと良いかもしれません。
なぜなら、YSTがBingに代わることで、Bingは世界シェア
30%、日本シェア70%程の検索エンジンへと成長するから
です。

それでも世界市場ではGoogleの優位に変わりはありませんが、
この"宣戦布告"に対してGoogleが今後どう動いていくのか、
個人的にはとても楽しみです。

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最終更新:2009年08月04日 11:01