「抱きしめたい~ロマンスが必要~」チュ・ワンとナムグン・ミンの魅力分析

「抱きしめたい~ロマンスが必要~」は、2011年6月に韓国で初放送されて、女性ならだれもが共感することのできるリアルで率直なラブストーリーと繊細な感情描写、感覚的な映像美で大人気を集めたドラマ「ロマンスが必要」の第3弾である。俳優キム・ソヨン、ソンジュン、ナムグン・ミン、ワン・ジウォンなどが出演して、前シーズンを担当したチャン・ヨンウプロデューサーとチョン・ヒョンジョン脚本家がタッグを組んだ。

ひとまず、放送前の製作陣の雰囲気は前向きだった。これは8日午後、ソウル論硯洞(ノンヒョンドン)PATIO 9で開かれた「抱きしめたい~ロマンスが必要~ DVD」の制作発表会ではっきり見て取れた。

抱きしめたい~ロマンスが必要~」で女心をくすぐったのは、ソンジュンが演じた有名作曲家のアレン・チュことチュ・ワンと、ナムグン・ミン扮するショッピングチャンネル会社の敏腕局長、カン・テユンだ。まったく違うタイプの男性キャラクターを演じた2人は、甲乙つけがたい魅力を発揮して視聴者の心をときめかせた。

チュ・ワンは“アレン・チュ”の名で世界を舞台に活躍する有名アーティストだが、謙虚で純粋な青年だ。ただし、ジュヨンには「この顔に、この身長で、キスまでうまい。自分で言いたくないけど金だってある」(5話) と、あえて自己アピールをした。“アレン・チュ”としてキスをしたときは自分を男として見てくれていたジュヨンが、ワンだと正体を明かした途端、子ども扱いしてくるようになったからだ。17年ぶりに再会したジュヨンがトゲトゲしたキツい女性に変わっていることに最初は衝撃を受けたワン。それでも、“初恋のお姉さん”への一途な思いは少しも揺らがない。

一方、ナムグン・ミン扮するカン・テユンは、ジュヨンを一流のアパレルMDに育て上げた上司である。ジュヨンとは9年の付き合いで、「彼氏にフラれた」と夜遅く自宅に押し掛けてきた彼女に高価なワインを差し出してやり、ソファで一緒にくつろぐほど打ち解けた仲だ。仕事のミスには厳しく、ゾクッとするほど冷たい視線を見せることもあるが、いつも的確な助言で部下たちをサポートしている。

そんなテユンも恋愛には大きなトラウマがあり、忘れられない思い出を抱えたまま前に進めずにいる。その原因を作った元彼女のオ・セリョンとヨリを戻すもうまくいかず、ジュヨンを利用しようとするズルい面も見せるが、やがて彼なりに誠実な気持ちでジュヨンを愛し始める。照れくさそうに「壁を見ていて」とジュヨンに後ろを向かせ、「きれいだ」と伝えた胸キュンの“壁告白”や、ジュヨンとのソファでのキスシーンなど、ナムグン・ミンのロマンティックな演技も話題になった。

ナムグン・ミンとパク・ヒョジュ、ユ・ハジュンは2014年に放送されたtvN「抱きしめたい~ロマンスが必要~」(「ロマンスが必要3 DVD」)で息を合わせた。3人は放送終了後にも深い友情を続けていると見られる。
最終更新:2015年04月08日 11:52